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東北ブロックゼミのご案内

 先週は、静岡でした。雪が無く、青空に映える富士山を見て、「いいなあ」と思いました。絹村さんに会いましたが、「新高生研」のことで頭がいっぱいのようでした。「アンケートに協力して!」と言われました。皆さんにもお願いします。

 東北では、2月6日7日の「青森高生研冬の集会」が浅虫温泉であります。今回は、秋田大学学生など40名ほどの参加だとか。詳細は青森高生研のブログを見てください。毎年、にぎやかで楽しい集会、もちろん「タメになる」集会を続けています。

 さて、今年の東北ブロックゼミは岩手県盛岡市の「サンセール盛岡」で、2月19日20日に開催されます。担当の桑島先生から詳細が届きましたので紹介します。

 講演「37年間の教師生活の思い出」 藤田 健先生(岩手県青少年自立支援センター)

 レポート①「合い言葉は〈ぐるり〉、そして〈パッチギ!!〉」

        ~学びの意味を問い直す~

          中 順子先生(花巻東高校)

 レポート②「定時制での学び」

        ~卒業までにどんな力をつけさせるか~

          桑島有子先生(水沢工業高校)

 レポート③「持ち上がりのクラスの3年間の取り組み」

        ~「超氷河期」と言われる就職難とのたたかい~

          桑島宗一先生(黒沢尻工業高校)

 ワークショップ「発声レッスン」

        ~身体啓発教育を提起する佐藤学の実践編~

          海老名よしと先生(岩手ぶどう座)

 以上、東北らしい?真面目な報告です。

  申込、詳細問い合わせは、桑島宗一先生へ

        0197-43-2669 ℡&ファクス

   参加費と宿泊費の合計で1万円です。

 最後に、金曜日の伊藤さんの話題について。今、3年生は最後の試験中です。いつも、最後の授業で3年間振り返ってもらっています。そうすると、様々な体験や思いを書きつづってくれます。担任なら、「卒業文集」を作るのでしょうが、最近は作るという話をあまり聞きません。生徒の思いを先生たちに知らせたい、と思うのですが、絶対他人には見せない、という約束なのでそれもできません。

 今日の「深イイ話」で、モデルの冨永愛が「自分は子どもの時、長身でいじめられた。なら、それを生かそうと強くなった。自分の子どもは(いろんな事が起きる)公立へ入れたい。」と言ってました。いじめられる原因が、相手には無い自分の長所と考えてのことです。いろんな人間がいた方がよい、という考え方に共感しますが、教師はなかなかそう考えられないのでは、と思います。

                               とらぬ狸@秋田

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全国大会を哲学<その4>メーリングリストとブログ

アンドウです。

「全国大会を哲学」その4回目になります。

今回は、いまや実務とPRの強力な道具となっているML(メーリングリスト)とブログについてです。

昨日、第4回目の大会事務局会議を行いました。

そこで大会の実務体制について意見を出し合ったのですが、「受付の人手がたらない?!」という話になりました。いままでの全国大会の場合、おおかた現地の人間が受付を担当していたように思いますが、その目処が立たないかもしれないということなのです。全国委員会の折に受付係に立候補してくれた方が3人。それだけでとうてい回せるものではありません。

2つの考え方が出ました。

「地元の特に初参加者を大事にして、『来てくれたから』といって安易に受付業務など負担させるべきでない。」

というのと、

「せっかく遠くから来てもらっているのに、希望してない人まで分科会の時間帯に受付に回ってもらうのはどうか。」

というもの。

当然、業務内容の精選と合理性は追求していくとして、その次にどう担い手をお願いしていくかという問題です。

すでに「名古屋大会実行委員会ML」に名を連ねている人は、このことについてご存じでしょう。早速、本日、オカムラさんから「受付HELP」の声が上がりました。23:30の時点で「わたし、やってもいいよ」の声が4つも上がっています。MLの威力抜群です。MLの使い方はこう使うとよいという、見本のような状況が生まれています。

「どの県でもできるような全国大会のつくり方」を探るのは、こんなMLや「応援ブログ」を、活用することにも意味があるように思います。まだまだ、このすばらしい「応援ブログ」を活用しきっていないと考えている私なのですが、次回からアンドウ以外からも現地情報を発信していきます。どうぞ、御贔屓に!

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自分を語るということ

金曜日担当の伊藤です。

金曜日って忙しいんですよね。

昨日も遅ればせながらの新年会で、

先週は週が明けてから気づいて、

誰かが書いてくれてたのでそのままにしちゃいました(^^;;;

すみません。

で、今、本当に、まったく余裕がなかったりします。

先々週少し触れた案件がものすご~~~く大変で、

保護者とも話さないといけないので

六時半から面談、なんてのもザラだし、

加えて家族が入院中なので病院にもいかなくちゃいけないしで

まぁ、とにかくいろいろ厳しいので、

大目に見てやってください。

今、面談中の子は、

「自分の本当の気持ちを、誰にも話したことがなかった」と

言ってる子です。

大きな問題を起こしてしまい、

クラスにいるのが厳しい状況になっているのですが

なんとか、自分の気持ちをクラスに伝えて

戻れるようにしようと担任と頑張って来たのですが、

先日、ケース会議のなかである生徒指導部の教師に

「いくら問題起こしたからって、クラスの前で

絶対に自分のこと話さないといけないんですか」と言われました。

どうも、「自分のことを話す」というのが罰だと思われてるらしいと

気づいたのは、この飲み込めない発言意図について一晩考えた後でした。

自分の思いをまったく話せない、と訴えてる子に

そのままでいいという方がずっと懲罰的だと思うのだけど、

世間一般ではそうでもないらしいです。

(それともこれもうちの学校特有?)

結果としては、昨日、一時間ほど私と話した後、

その子は自分の思いを敢然と書き綴り始め、

なんと原稿用紙13枚にわたって魂の叫びとも言うべき

文章を書きました。

そして、とても晴れやかな気持ちだと語ってくれました。

あの教師が、彼女の作文を読んでどう思うのか、楽しみです。

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京都の宿情報~高生研&全生研KINKI教育ゼミナール2011~

 「高生研&全生研KINKI教育ゼミナール2011」

  今年は、上記のようにコラボで行なわれる「近ブロ」。

 3月5(土)~6(日)に京都・平安女学院大学が会場ですが、

 2月10日までなら、「SATOツーリスト」で若干数、宿泊予約しています。京都は週末(土曜)の宿が高いので、「激安」ではないですが、

素泊まり7000円程度のホテル数件。 学校共済がきく「ルビノ堀川」もおさえているので、各県補助がきくものもあります。

 徐々にキャンセルしていきますので、「京都、泊まるよ」という方は、早めにメールください。SATOツーリスト  taikanokaisin@occn.zaq.ne.jp 

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北の札幌大会でまかれた種が、この春、南の沖縄で芽吹きます!

大阪・サトウです。

北の札幌大会交流会でまかれた種が、この春、南の沖縄で芽吹きます。

春に沖縄に行こうという話しが持ちあがっています。

●昨年夏。夏の高生研札幌大会の問題別分科会、交流会にゲストとして参加してくださった西谷文和さん(ジャーナリスト)にとっても、沖縄の比嘉靖さんとのコラボは刺激的だったようだ。そのうえ、大会後のアフターツアーで大阪高生研メンバーたちとのハチャメチャ行で意気投合、「次は一緒に沖縄に行こう!」で話は盛りあがりました。

●その後、沖縄・某高校のリーダー研修会の講師をつとめた佐藤(大阪高生研)は、マイレージ航空券で来沖したくせに同校から多額の交通費を提示され、ビビる。「そんなタイソウな仕事はしていません。また別に呼んでください」と交通費返上と、「おまかせHR研究会による行商」を申し出ました。

●年末、忘年会で顔を合わせた西谷さんから佐藤宛てに「アレはどうなってんネン」と本気の問い合わせ。沖縄高生研諸氏たちからも「おもしろそうですね。協力しましょう」と好感触。これに意を強くし、ここに上記スタディツアー挙行とあいなりました。

 その後、詳細が決まってきましたが、話はどんどん大きくなり、沖縄・名護在住の輿石正さんのご尽力により、西谷さんと伊波洋一前宜野湾市長のコラボが実現。

(以下、大阪高生研ブログをご覧ください)

 http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-4fb6.html

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フィンランドに学ぶべきは…

 このたび、京都高生研の新メンバーになった大野です。

 高生研との関わりはこれまでもあり、大阪企画の「竹内塾」や全国大会や近ブロなどに参加したこともあるのですが、「近ブロ」(今回は「高生研&全生研KINKI教育ゼミナール2011」)の会場校に勤務校がなったこともあり、その1週間前の同じ会場の教研のご案内をさせてください。

 今年度の京都私学教研は2月27日(日)に平安女学院大学・烏丸キャンパスで開催されます。午前10時から教科別分科会・課題別分科会、午後1時15分からは講演会を行います。

 講演会では、講師に「フィンランドに学ぶべきは『学力』なのか!」(かもがわ出版)の著書もおありの佐藤 隆先生(都留文科大学教授)をお招きします。

 

 2009年実施の「国際学力調査(PISA)」の結果が昨年12月に発表され、日本の15歳生徒の「学力低下」に一定の歯止めがかかったという報道がありました。フィンランドの教育事情はもちろんのこと、カナダやアメリカの動向についても触れていただきながら、教育を取り巻く社会が今どうなっているのか、またその中で教師は何を目指していくべきなのかをお話しいただければと考えております。

 

 私学では入学生確保に関して一層厳しさを増す情勢ですが、今一度ここで立ち止まって、教職員として「教育の原点」について考える機会として、公立・私立関係なくお気軽にご参加ください。分科会の詳細は、また来週に紹介させてください。あの「おまかせ」のみなさんにもご協力いただいています。

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「ふたき旅館」閉館と高生研

 “ふたき旅館が7月で閉館…”

 12月12日(日)、全国委員会が終わったその日のうちに、いつものように大阪の首藤先生から丁寧な全国委員会報告がMLメールで発信されました。(首藤先生のリアルタイムな速報発信にはいつも脱帽です。)

 そのなかに“ふたき旅館が7月で閉館することとなり、会議の席上、ご主人からご挨拶があったと”とのことを知りました。私は椎間板ヘルニアの手術で退院直後だったため、やむなく全国委員会を欠席していたものですから、思わず“あーっ”と天井を仰ぎました。

“ふたき旅館での最後の全国委員会に出れなかった!!”と。

 ご存じのように、ふたき旅館は本郷三丁目交差点から東大赤門前を過ぎ、東京空襲の戦火を免れた住宅地に入った一角に位置する古い旅館です。近くには樋口一葉の寓居跡など、江戸から明治・大正の時代を彷彿とさせる歴史的建造物やたたずまいが残る実に魅力的な町並みの中にあります。

 高生研が5月と12月の全国委員会や、9月の常任合宿などで本当に長年にわたりお世話になってきた会場です。

 次回5月の全国委員会が、06滋賀大会に続き、開催地名古屋で行うことになっていましたから、12月の全国委員会が文字通り「ふたき」での最後の全国委員会になってしまったのです。

全国各地から「ふたき」に集い、多くの実践や運動が報告され、同時に幾多の討議や激論が交わされてきた場でもありました。現場でヘトヘトになっていても、なぜか「ふたき」にたどり着くと元気が出て、夜を徹しての交流にお酒もはかどりました。翌日は二日酔いで多少具合が悪くても、会議が終わってまた帰るときには、“また頑張るぞ!”という気持で「ふたき」の玄関を出たものでした。

いわばある意味で、「ふたきは高生研の聖地だった」と言っても過言ではないような気がしているのです。

私、木村は退職して2年目になりますが、1986年(昭和61年)、県事務局長になって初めて全国委員会に参加するようになりました。かれこれ25年の「ふたき」とのお付き合いになります。多くの思い出や出来事は次回に回しますが、私にとって特に「ふたき」が忘れられない理由があります。

皆さんはお気づきだったでしょうか。「ふたき」の従業員の方々はほとんど全員、青森からの季節あるいはほぼ通年の出稼ぎの方たちだったのです。

はじめての全国委員会。緊張の連続でしたが、休憩時間にふと廊下に出ると、奥の方から聞こえてくる従業員のおばさんたちの会話から津軽弁のイントネーションが聞こえてきたのです。すぐに帳場(フロント)でいつものご主人にうかがったところ、やはり青森県西津軽郡出身の皆さんでした。ちなみに、ご主人の奥様も青森県ご出身とのこと。そんなこんなで、特に「ふたき」が私にとって身近に感じる存在になったのでした。

「ふたき旅館と私」。そんなテーマで一筆、感謝と思い出を綴り、お世話になった「ふたき」にみんなでプレゼントするというのはどうでしょうね。「ふたきを語ること」は「私と高生研を語ること」。そんな気がしているのです。

名古屋大会、私も一実行委員として頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

青森高生研 木村 一男

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雪は秋田!

 連日の雪で、除雪に関する死亡事故が続いています。屋根から転落した、落ちてきた雪に埋まった、などですが、多くは70~80歳代です。死に方にも「格差」がある時代です。秋田でも私の住んでいる所は今年は雪が少ないのですが、それでも道路の雪をよせなければなりません。中・高生の子どもがいるはずなのに、除雪している姿を見ることはありません(除雪している子どももいると思いますが)。その一方で「○○高校の野球部員が、一人暮らしのお年寄りの家の除雪をした」とテレビに出ます。(なんかなぁ~)

 学校も寒いです。燃料費が少ないとかで、すぐ暖房が止まります。薄着がモットー?の女子生徒は、体調を崩しがちです。今は、進路の保護者面談をしていますが、教室でふるえながらの面談です。いつもお金がないという知事は「甲子園で勝つための戦略を、県や県教委、県高野連などが協力して練り上げていく」と発言。学力や体力が日本一の勢いで、甲子園でも活躍を、と県教委が高校の尻を叩く図です。「目指せ東大、甲子園」がキャッチフレーズの県立高校がありますが、秋田県全体にひろがりそうです。(なんかなぁ~)

 さて、名古屋の応援です。実は給料や手当、ボーナスの減少がかなり効いています。家を建てたり、子どもを大学へやっている人はかなり厳しい。それでも、高生研全国大会に参加したい、と思うのはなぜでしょうか。「行けば分かる」と言えば、それはその通りでそれまでですが、初めての人に「行ってみたい」と思ってもらうことが必要です。そこで、この応援ブログでそんなことを紹介できたらよいのでは、と思います。

 私にとっての魅力は、いろんな人に会えることです。青森・岩手・宮城・山形・福島は東北なのでもちろんですが、北海道や大阪や沖縄、他にもたくさんの人と知り合い、深くつきあえることです。じっとしていたら「アリエナイ」ことです。これが財産だと思います。そして、いろんな実践を知ること。参加者は必ずと言っていいほど、「学校が始まるのが楽しみだ」と言います。8月下旬になって「あ~あ、もう学校か!」ではないのです。これがあるから、今まで続けて来れたのかも知れません。皆さんはどうですか?

                               とらぬ狸@秋田

 

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全国大会を哲学<その3>続・大会参加者の思いを推し量る

前回の続きです。

「温泉型」だの「都市型」だのいろいろ考えてきました。その上で、参加者の実態を考えると、「至れり尽くせり」を求める人と、時には「自由な行動」を求める人にタイプが分かれるように思います。

こんな人もいるのではないでしょうか。あまりに「至れり尽くせり」だと、「自由な行動」がしたくなったり、その逆、「自由な行動」ばかりだと、「至れり尽くせり」が欲しくなる人。私などはまさにこのタイプです。雁字搦めだと息が詰まりそうになるし、かといって、すべてが各自で行動となるとちょっと寂しい。勝手なものです。

次に、リピーターと初参加者の違いを考えてみましょう。

全国大会に毎年参加されている人は、ほぼ大会の全体像を把握しています。自分にとって一番勉強になるだろうところを意識的に回れます。その上で、そうでないところは少し肩の力を抜いて参加しているのではないでしょうか。

初参加者はそうはいきません。安くない参加費、それに見合うだけ吸収していこうと考えるなら、すべての日程に全力で関わるのではないでしょうか。

名古屋大会はこの違いを逆に活力にできないかと考えています。

全国実行委員形式で進めていきますから、全国委員をはじめ、初参加者以外は様々な大会運営に関わることができます。少し余力ができたところで大会運営に関わってもらうことが何よりなのです。特に、大会運営の諸実務(受付、書籍販売、交流会)は、担当者がときどき楽はできても、参加者にとって重要なものです。初参加者に向けての窓口でもあります。その気持ちで関わってもらえたら、いい効果を生むのと思います。

自らがリラックスして、初参加者のニーズに目を向ける。そんな大会運営が理想的だと考えています。

ところで、この大会において交流会への参加を積極的にPRしていく必要があると思います。それは、現場で疲れ、いっぱいいっぱいで参加されている人をホントの意味で受け止め、肩の力をほぐしてあげられて、たのしめる空間をづくりだすためにです。簡単ではないかも知れません。1つの交流会人数も多いと行き届かなかったりするかも知れません。また企画を立てる人間が何人ぐらいたってくれるのか未知数です。全国から来る参加者に応えられる、交流会の見通しも簡単ではないかも知れません。

しかし、応えるのは「人」、おもてなしも最終的には「人」になると思います。味噌カツ、手羽先などの名古屋飯をこえる「人相互のおもてなし」。そんなことを考えています。

3月に行う東海ブロックゼミでは、その交流会の打ち合わせを始めます。

アンドウ@三重

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サークルつれづれ≪1≫  京都から…

 岸田です。京都高生研の事務局をお受けするご縁がありまして…と、私の職場とは別の私学に勤めておられる大先輩にお話しました。私事で恐縮ですが、ちょうどその秋、私はすごく大きなお別れを経験し、何かしていなければかなしくてかなしくてたまらないという時でして、その先輩が心配してお手紙を下さったのでした。そして話が教育サークルに及び、これまで「高生研」とは深く関わられてはいなかったのですが、10回ほどの連載になるでしょうか。このたび、原稿を寄せてくださることになりました。その一部を紹介させてください。

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

 教研のサークルというと、「居酒屋教研」がよく言われます。半ば冗談で、あるいは誇大な言い方として触れることがありましたが、本当にそれを実感したのは、十年前の金沢ででした。

 私フェス(私学フェスティバル)の会計をしていた時、HさんやIさんに勧められて、金沢の父母懇主催の会に京都私学フェスティバルのことを話に出かけました。案の定話は不出来で、どうしていつもこんなに下手なんだろうと、いやになります。金沢は私の郷里(富山県)がその文化圏に入っているなじみの町ですし、一泊して皆さんとご一緒しようと思っていましたので、5時過ぎからの20人余の懇親会に参加し、二次会のカラオケにまで行きました。金沢は楽に日帰りできる町だからでしょう、大概講演者はすぐ帰るそうです。懇親会に参加した私は、すごく喜ばれました。夜の10時ごろ、すっかり酔った先生がホテルまで道案内してくれました。

 その懇親会には、私学教員、大学の人、父母などがおられましたが、こうやって集まれる学校は、ほんの二、三校だということです。いつも同じ顔触れともいえるでしょう。その先生方が、私らはこんな居酒屋でしか教研ができないんですよ、と真顔で言いました。毎月とはいかなくても、ほんの数人が寄って、B5一枚でいいから何か話題を持ってきて、呑みながら話すのだそうです。それはとても貧しい状況であると、やや卑下したような口ぶりも混じります。当事者としての思いは分かりますが、私には、それはとてもいい集まりで、豊かなものを感じました。幾つも私学はあるはずですが、どうしても二、三校の人にしか広げられない中で、続けられています。続けられている限り、どんな可能性が次に生れてくるか、私には楽しみに思えました。そして、本物の「居酒屋教研」に出会ったのだと思いました。

 隣の富山県、私の郷里は、どうなのでしょう。寄り集まることができなくて苦しい思いをしている先生が多いのではと、勝手に想像しました。

 何も大仰に言うこともないかもしれませんが、ある方向から光を当てると、やむにやまれぬ集まりに違いありません。以来、サークルのことを考えると、いつもこの時の様子がまず思い浮かびます。(つづく)

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

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京都から…

 みなさん、こんにちは!

 京都の瀧内といいます。高生研には4,5年前からお世話になっています。

 夏の名古屋大会、楽しみにしてます。全国大会はいろいろな地域からいろいろな方の参加があり、7月までの疲れた自分を癒してくれる大切なところでした。高生研自身の存続問題もあるようですが、何とか続けていけるよう、私は何ができるか、考える機会にもしてみたいなぁなどと思っています。

 名古屋はいつも通過するしかなく、多分宿泊も初めてですので、そういった意味からも楽しみにしています。

 さて、私は今まで大阪高生研に参加してましたが、この度、京都高生研で会計を担当することになりました。何ができるかわかりませんが、よろしくお願いします!

 

 この雪で大変な厳しいご苦労のところも多いと聞いています。私の勤務先近くも積もりました。先日の日曜の夜中、入試業務を終えてやっと帰途についた時、数人の生徒と出くわしました。「こんな夜中に何してるの?」「雪遊び」とのこと。入試のため休みだったので生徒たちは元気だったのでしょう。

 翌朝、勤務先近くの保育所にいつものように自分の子どもを送りに行ったら、門前に大きな大きな雪だるまが登場していました。園児たちは大喜び、先生たちは誰が作ったの?と出勤した順に尋ね回ったそうですが、結局誰かわからなかったそうで、夕方子どもを迎えに行くと、保育所の所長先生曰く「うちの保育所にも『伊達直人』が来たのよ!!」とのこと。

 ほーっと思いつつ、さらに翌朝、自分のクラスの生徒にその話をしたら、「それ、ぼくたちです」。

 なんと、夜中に雪遊びをしたあとに、雪だるまをどうしようかと思った寮生たちが保育所にプレゼントしたというのが真相と判明。送迎の保護者が次々に写メを撮り、なかには新聞社に投稿した保護者もいたとか。

 この夏あんなに蒸し暑かったのに、こんなに冷える冬が来た京都、その気温差40℃。なかなか京都市内ではめずらしいことです。

  

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八戸からこんにちは・・。 海の男 田村です。

 名古屋には何度か行きました。

 名古屋では味噌カツがおいしいと言っていたので、ある飲み屋で味噌カツを食べたら、複雑な味。しかも、無愛想なおばさん。酒もうまくなく、入った店を間違えたと思った。 今度こそは、おいしい味噌カツを食べたいと思っています。

 また、名古屋には大学生の悪友が居ます。彼は、50歳ぐらいで教師を辞めました。辛かったのと、家庭の事情だと思いますが、何もやめなくても良かったのにと今も思っています。あだ名は犬。時には興奮して棒を振り回したり、拳銃や日本刀が好きだったり、変な犬でした。でも、彼でさえ教師が続かなかった・・・・。その原因は何だろうと考えさせられました。

 私は高生研があるので、教師として生き延びています。高生研に初めて出たときの夜を今でも忘れません。朝まで、あこがれの先生と飲んでいました。

 ところで2月5日と6日青森の浅虫温泉帰帆荘で青森冬の集会が開かれます。秋田から大学生が多数参加するとのことです。望月先生に感謝です。現在青森の青年教師・女性教師に参加を募っています。今から、首藤先生の講演、首藤・三木先生のぴらいち学習会、酒田先生のレポート、そして何よりも暖かい懇親会のある集会が楽しみです。

青森高生研 田村儀則

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 秋田からです。

 今朝のニュースで、名古屋の雪が最初に出てきました。今年は全国雪でイッパイ。秋田みたいです。土日に会議で東京に行ってました。青森の谷崎さん、福島の齋藤さんにも会いました。日曜日は好天でしたが肌寒い日。夜、秋田に着くとどんよりした空です。天候がこうも違うと、性格も変わるだろうな、と以前から考えていました。雪の大変さを少しでも理解して欲しいと思います。

 さて、前回の「アンドウ@みえ」さんは、高生研での「温泉の効用」について触れていました。大阪の某氏ご一統さんは、温泉大好きですから、名古屋方面の温泉にも詳しいと思います。

私は、食べ物です。どこに行くにも調べてから行きますが、名古屋はよく分かりません。ウイロウ、味噌カツ、味噌煮込みうどんなどでしょうか。こちらの情報もあれば、名古屋へ行く楽しみが増大します。(乞・良質情報)

 前回、「全国学力試験」での秋田の状況を書きましたが、良いところもあるようです。体格も全国トップクラスの良さだそうですが、その割にはスポーツで活躍している人はない。恵まれている(と思っている)から、ハングリー精神が足りないのでしょうか。学習状況調査によると、朝ご飯はしっかり食べ、親の教育への関心が高い。学校や教師にたいする信頼も高い。ということだそうです。

 ところで、今日から高校の前期選抜募集です。以前の推薦入試みたいなものですが、自己推薦です(面接と作文等)。このあと、一般入試と3月下旬は後期入試(面接)と3回あります。これでよいのか、疑問があります。

 ここまで書いたところで、ブルドーザーの音がしました。家の前に道路の雪を残していくので、これをよせるの大変です。ということで、今日はここまでにします。再見。

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全国大会を哲学<その2>大会参加者の思いを推し量る

全国的な大雪!

たいていこんな週末に限って、行事が重なります。言わずと知れたセンター入試。試験会場はもとより、公共交通機関も最悪の天候を想定してのぞんているのでしょう。三重も大雪でしたが、近辺の鉄道は止まることがありませんでした。しかし、北勢地域(三重県北部)美術部の展覧会搬入日になっていて、運搬車や顧問の車が遅れるなどの事態となりました。中には「家から出られません!」と連絡してくる生徒もありましたが、なんとか作業が完了できました。

明日は、普段の月曜日。大雪警報が出ている今、冷え込みを考えると、平常通りに進むとは考えにくい状況です。やれやれどうなることやら。

ところで、全国大会を哲学するの2回目。

高生研参加者が望んでいる全国大会の会場を推し量ってみます。

前回の「温泉型」か「都市型」かという観点から考えて、大会参加者はどちらを望むのでしょうか? 夏休み中の教師のリフレッシュ研修期間、「非日常」空間として割り切った場合、参加者は全国大会に「ゆったりとした」とか「リラックスできる」といった場所を期待するのではないでしょうか。場合によっては「少々お金を出してもいいから、リラックスできるところがいい。」という人もいるでしょう。また、「若い頃は相部屋でも苦にならなかったが、歳をとると・・。」と考える年配の会員もいるのではないでしょうか。

「都市型」は、それらの個別化したニーズに、対応できる方法ではあります。場合によっちゃあ、「高生研の大会は温泉に入って、風呂でも語り合えるところ」という伝統的なニーズにも応えられるかもしれません。「都市型」には温泉こそ少ないかも知れませんが、気のあった仲間で連れ添って行動をともにしたり、語り合ったりすることはいくらでも可能です。

ここまで考えて、ふと気がつくことがあります。指摘している「温泉型」とは、その場所のことではなく、「パック旅行型」とでもいえる、すべてもてなしもらうこと前提の全国大会ではないかということです。それを裏返せば、現地実行委員や常任委員会に、強烈な負荷をかけて実施されていた大会を意味するのではないでしょうか。つまり、ニーズはさておき、今や高生研にとって「温泉型=パック旅行型」の全国大会はあり得ない。

ところで、会員以外、つまり「非常連参加者」はどうでしょう? 「温泉地型」開催がお金の面、精神的な面で負担になるケースもあるかも知れません。入り口的には「都市型」は理想的でしょう。しかし、そんな人が、望む望まないにかかわらず、全国大会参加のリピーターになったり、高生研会員に加盟したりするためには、「温泉地型」的な交流場面が多い方がいいのかも知れません。

こうしてみてくると、「都市型」はどこまでも個人主義的発想で、大会実務軽減の方向にあり、「温泉地型」はつながり発想、実務負担は大ということになるのでしょうか。どちらも一長一短。しかし、参加者の「多様性」を受け入れるために、「都市型大会」を指向していくことは今日的に必須事項なのかも知れません。

名古屋の地に、温泉があちこちに湧いていたら、かなり理想的な大会になるかも知れません。

<ちなみに、開催場所予定地から25キロ圏内に長島温泉があります。> 

アンドウ@みえ

                                   

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ろくでもない話

 こんばんは。沖縄の伊藤です。

 いきなりですが、東京に来てます。

 先ほど、生誕50周年 三谷幸喜感謝祭の第一弾

 『ろくでなし啄木』を観てきました。

 

 国語の教師なら(あるいはそうでなくても)

 周知のことですが、石川啄木という人は

 なかなかろくでもありません。

 女癖が悪く、お金にルーズで、

 それでも、屁理屈だけは一人前で(まぁ文学者ですから)

 借金を申し出るために2mに及ぶ手紙を書いていて、

 今となっては、それが展示されちゃったりもする

 なかなかに見事なろくでなしぶりです。

 そんな彼と、

 彼を妻子持ちとも知らずに養っていた女と

 その女に惚れながら、啄木に返してもらえるあてもない金を貸し続ける男。

 三人が織りなすこの芝居は、

 さしずめ、現代の『藪の中』といった風情。

 三人には、三人三様の「真実」があり、

 ひとつの事実を、それぞれの「真実」という名の「想い」が

 語ることで、物語は重層化し、ある「世界」を描き出していくのです。

 劇中では、さまざまな手法で個々の「真実」が描き分けられるのですが、

 そのことによって浮かび上がるのは、

 「何を自分の中心に据えて生きるのか」という違いです。

 今年度は教育相談を不本意ながら引き受け、

 現在は、年末に起こった大問題に取り組んでいます。

 関係する生徒たちから(うちの学校では珍しく)

 かなりじっくりと話を聞いているのですが、

 その中でつくづく感じるのは

 彼らは押し付けられた価値観の中で生きるのに苦しみながらも

 その世界しか自分の生きる世界はないと思い込んでしまっていて

 そこから抜け出るという意識さえ持っていない、ということです。

 「啄木ほど自由に」とは(なにしろろくでなしなので(^^;;)言えないまでも

 うちの学校の価値観なんかくそくらえだ、と思える意識を

 育てる、というか、せめて思いつくくらいにはしていかないと

 教育相談の仕事が大変で仕方が無い、とつくづく思うのでした。

 実際、授業が4時半にしか終わらないわが校では

 本気で、このカウンセリングがものすごい負担…

 私も、価値観を捨てて一ヶ月くらい休んじゃおうかと思うほど

 結構消耗してるのでした(^-^;;;

 明日は志の輔さんのPARCO劇場。

 あとは東京の最終セールをひやかして

 十分リフレッシュして帰って、

 なんとかやり過ごそうとは思ってますけど…

 いつもながら、大会に全く関係ない話で申し訳ありませんが

 多分、毎週こんな感じで行くと思いますので

 金曜日は期待しないでくださいね(^^;;;

 

 

 

 

 

 

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常任委員会と私

                    

 私が高生研の常任委員会の一員になったのは1998年、大阪大会が終わってすぐの頃でした。望月さんに騙され~じゃなかったスカウトされて書記局に入りました。書記局長は内田さんでした。

 当時はまだ常任委員会と書記局が別々にあって、会議の日には書記局が午前中から集まって書記局会議を行ない、午後からは常任委員が集まってきて合同で常任委員会を行なうというスタイルでした。

 書記局に入ってから数年後に、全国大会(福岡)の大会担当になり、その数年後には滋賀大会と熊本大会の担当を連続でやりました。そうこうしているうちに常任委員会への参加者は年々減少し、ついに書記局と常任委員会が一本化されました。今思えば、この頃から高生研の雲行きは怪しくなり始めていたのでしょう。(なにしろ私が3回も大会担当をやるわけですから・・・)組合と同じで、新規開拓というか人材発掘ができなかったんですね。

 そんなわけで私たちの負担(仕事量)は年々増加し、それまでは外注に出していた機関誌の編集や発送作業まで自分たちの手で行なうようになりました。そんな中でもやって来れたのは、船橋さんや礒山さんや内田さん達と一緒に話をしながら仕事(作業)をするのが刺激的で楽しかったからです。(他の人はどう思っているかわかりませんが・・・)しかし実際のところ、退職しても高生研を担われている池野さんや上條さんがいるから持っているようなもので、われわれだってあと5年もすればほとんどが退職してしまいます。だから、船橋さんが常任委員会の解散を提起した時には、正直言ってホッとしました。今は「新しい高生研に、ゆっくりとついて行こう」という心境です。

 ひとつも“応援ブログ”的ではありませんが、時にはこういうのアリかなと。(千葉・片桐)

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テストって何のため?

 京都の岸田です。秋田の教研の報告の一端を聞き、入学試験や卒業試験を

控え、複雑な気持ちです。「選抜」や「採用」にはまた別の難しい側面が出てくるでしょうが、いわゆる「全国学力テスト」という方式は、何のためなんでしょうか?誰のためなんでしょうか?

 フィンランドがよく比較に出されますが、いわゆるフィンランドの特徴ある教育を受けた子どものその後は、幸せな人生なんだろうか?関連はあると分析されているんだろうか?とふと思います。

 それにしても「検証」「評価」というものは本当に難しいと思います。

 ところで、学校って何するところ?教員って何するひと?というのがここ数年の私の謎です。正確にいえば「何をすることを求められているひとか」ということになるかもしれません。一昨年だったか、大阪高生研の企画で中塚久美子朝日新聞記者のお話、そして昨年山野則子大阪府立大教授のお話を伺う機会に恵まれました。そして、今回青砥恭埼玉大学教授のお話を聞き、謎は深まるばかりです。とはいえ、毎日朝はやってくるので、目の前の生徒に誠実に向き合うだけですが。

 今、中1と高2と高3の授業に行っています。特に中1のあと10分後に高3という時間割が、しゃべりが元に戻らなくて恥ずかしいセリフを注意するときに使ってしまったりしています。でも、「大好きだよ~」「愛してる~」

というのは学年に関わらず最高に効く注意ですね。

 「学力検証」というものについて、「教育活動評価」と「教員評価」と合わせて考えてみたい、それが私の今年の抱負です。名古屋大会の夜か休憩に「エデュケーション・カフェ」でもできたら楽しみだなあ。

 6ー0℃の京都より 

 

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北国はちょっと大雪

 今年は九州や山陰地方でたくさん雪が降っていますが、

 青森も負けずに雪が降り続いています。

 青森市の積雪は現在、65センチ。

 混浴・千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉は3メートルの積雪です。

 私の勤務する学校は今日から始まりました。他の学校より1週間も早いです。

 今日・明日は実力テストですが、毎日50分の7時間授業。

 自らが学ぶというよりは、学ばされていると思うのは私だけでしょうか。

 今日は1時間ほど、時休をとって、車庫の屋根の雪下ろしをしました。

 1メートルほど積もっていたでしょうか。

 南国では信じられない雪の生活ですが、私は雪国が大好きです。

 子どもたちは秋田の高校生と同じようにおとなしく、

 茶髪もほとんどありません。

 でも、学校にこれなくなる生徒がこのごろ多いように思います。

 

 雪をも溶かす情熱をもった生徒たちになって欲しいと願っている

 今日この頃です。

 来週は、八戸の海の男。田村儀則先生が、

 この応援ブログに登場する予定です。(*^-^*)

 

 

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秋田から

皆さん、あけましておめでとうございます。

 秋田からです。月曜日の担当になっていますので、出来るだけ責任を果たしたいと思いますが、週末は出かけることが多く、アップが遅くなる場合が多いと思います。ご容赦下さい。

 さて、全国的に今年は寒さが厳しいようですが、秋田も寒さが身にしみます。でも、以前はこれが普通だったんで、暖冬が異常でした。今は、「異常」が普通になってしまったようです。今日は「成人の日」です。秋田県のほとんどは8月のお盆の頃に開催します。月曜日に移動したりして「成人の日」の意味がますます薄れている気がします。

 この土日は、八郎潟を望む「八郎潟ハイツ」で、秋田県の民教研「冬の合宿研」が開催されました。小中高の教員やOB,一般の参加者が65名ほどでした。話題の中心は、「学力日本一」の実態とそれに振り回される高校教育でした。

 小中学校では、順位を落とさないため、担任教師が強迫観念にとらわれており、子ども達は「過去問」練習付けにされていると言います。秋田県では、4月の全国版と12月の秋田県版、そして秋田市独自のもの、というように試験があり、そのたびに練習をしています。そのほかにも「単元テスト」があり、単元が終わる毎に教育委員会から配信される問題をやらせ、分析し、対策を報告をしなければならないと言います。

 授業も「授業マニュアル」なるものがあって、それにそって授業を進めなければならない。校長が巡視し、そうしていないと指導を受けるようです。結果、それが「評価」に繋がるからと心配しています。秋田県全体が「学テ」にとらわれ、本当の教育を無くしたみたいです。しかも、この「秋田方式」が全国に広まりそうだとか・・。

 また、高校も大変です。「小中が全国一なのに、大学進学率やセンター試験が低迷しているのは高校に問題がある。」ということです。秋田の多くの高校はは14日が始業式ですが、「進学校」では4日から学年毎に授業を始めていると言います。県教委は「難関校合格数」アップのため、様々な事業を興し予算を組んでいます。その一方で、普段使用する予算は毎年削られ、防寒着で職員室で仕事、という学校もあります。

 おかしいのは、「秋田の高校が甲子園で初戦突破できない。」と言うことが県議会でも問題になり、そのための予算を組んだりします。

 そんなこんなで学校は振り回されていますが、県民性かおとなしいせいか高校での「荒れ」は少なく、教師はありがたいです。うちの工業高校でも茶髪はおりませんし、教師の言うことは聞いてくれます。その分、秋田は子どもも含めて自殺が多いのですが・・。

 最初なので、「応援」にはなりませんが、「聞いてきた」話を独断的にまとめました。良い話もたくさん出たことは強調しておきます。

 ではまた。

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全国大会を哲学<その1>開催地を自由に発想する

アンドウです。

このブログで週一、日曜日の担当になっています。毎週となると、私が記事を書き続けるかは分かりませんが、「現地より」としてお付き合いよろしくお願いします。

前回、名古屋弁のタイトルにについて説明しましたが、少し間違い(付け加え)があることに気づきました。名古屋弁の「ちゃっと」には、「急いで」という意味もあるのです。「チャチャチャと物事を済ます」の、「チャッと」の意味です。

「何?そんなに急がないといけないの?」と言われそうですが、ブログともども、ぼちぼち行きたいと思います。ご心配なく。

今回から、大会事務局長として高生研の全国大会を「哲学」していることを連載していきたいと思います。哲学といっても、確信に至ることは伝えられないかも知れません。それでも、曲がり角に来ている高生研として全国大会を今後考えていく上で、多少言葉に残しておく価値があるのではないかという考えがあってのことです。

まず、全国大会の開催形式について。

高生研は、その昔(約50年前?!)、全生研の大会から分かれて開催する経緯をたどってきたわけですが、その頃の大会の形式は基本的に大きな人数を受け入れ可能な温泉地などの観光宿泊施設で行われることがほとんどでした。高生研も全国各地で大会が行われ、その多くが温泉地などのホテルで行われていました。しかし、この場合、参加申し込みと同時に宿泊施設の申し込みも行うことになり、大会申し込み受付の負担は尋常なモノではありません。旅行会社を通す方法もとられていたとは思いますが、大会予算の切り盛りを考えると、業者任せというわけにはいかなかっただろうと想像します。

そこで打ち出されたのが、宿泊施設を大会参加者自らで予約する「都市型大会」です。都市で大会を行うと宿泊施設はいくらでも確保できます。安い宿を押さえてもいいし、この時ばかりはと、奮発してもかまいません。そんな「都市型大会」が、高生研で正式に実施されたのは2005年の東京大会でした。

その後、熊本、青森、大阪、札幌と5年間でほとんどが、都市方大会として行われてきました。

ここで見ておきたいのは、東京大会の翌年、滋賀の大会です。「おごと温泉」で行われた大会ではありましたが、京都や大津にかなり近いのでその意味では日帰りで参加した人も多かったのではないでしょうか。現に、隣に位置する三重県から日帰りで参加する人が複数いました。温泉地で行われましたが、都市型の性質を併せ持つ開催地であったように思います。

参加者が求める全国大会の開催場所は、2種類に分かれるのではないでしょうか。1つは、行きやすくて、気楽に宿が取れる都市型。そしてもう1つは、移動なしの会場と宿泊一体型(ホテル旅館型)。後者の魅力は、朝から晩までゆっくりたっぷり学習ができるというもので、一昔前の主流だったもの。全国大会を「特別」と割り切って考えるのであれば、今も魅力はあります。しかし、参加者の多様なニーズがあるのは事実。昔のように「大会はあの旅館でやるしかない」という勢いにはなりません。また、時代を生き残っていくために旅館ホテルの経営も一筋縄でいかないと思います。大きな旅館やホテルといった施設は減っているのではないでしょうか。

やむなく、都市型大会を指向せざるを得ない状況となるのです。

それでも、こんなことを考えてしまいます。

「都市近郊温泉地開催、宿泊は各自で!」

その意味で、2006年の滋賀大会は、都市型大会の狭間で行われた、ちょっとヒントになる大会だったのかも知れませんね。

次回、開催地にからむ大会運営の自立と依存を書きたいと思います。