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全国大会を哲学<その2>大会参加者の思いを推し量る

全国的な大雪!

たいていこんな週末に限って、行事が重なります。言わずと知れたセンター入試。試験会場はもとより、公共交通機関も最悪の天候を想定してのぞんているのでしょう。三重も大雪でしたが、近辺の鉄道は止まることがありませんでした。しかし、北勢地域(三重県北部)美術部の展覧会搬入日になっていて、運搬車や顧問の車が遅れるなどの事態となりました。中には「家から出られません!」と連絡してくる生徒もありましたが、なんとか作業が完了できました。

明日は、普段の月曜日。大雪警報が出ている今、冷え込みを考えると、平常通りに進むとは考えにくい状況です。やれやれどうなることやら。

ところで、全国大会を哲学するの2回目。

高生研参加者が望んでいる全国大会の会場を推し量ってみます。

前回の「温泉型」か「都市型」かという観点から考えて、大会参加者はどちらを望むのでしょうか? 夏休み中の教師のリフレッシュ研修期間、「非日常」空間として割り切った場合、参加者は全国大会に「ゆったりとした」とか「リラックスできる」といった場所を期待するのではないでしょうか。場合によっては「少々お金を出してもいいから、リラックスできるところがいい。」という人もいるでしょう。また、「若い頃は相部屋でも苦にならなかったが、歳をとると・・。」と考える年配の会員もいるのではないでしょうか。

「都市型」は、それらの個別化したニーズに、対応できる方法ではあります。場合によっちゃあ、「高生研の大会は温泉に入って、風呂でも語り合えるところ」という伝統的なニーズにも応えられるかもしれません。「都市型」には温泉こそ少ないかも知れませんが、気のあった仲間で連れ添って行動をともにしたり、語り合ったりすることはいくらでも可能です。

ここまで考えて、ふと気がつくことがあります。指摘している「温泉型」とは、その場所のことではなく、「パック旅行型」とでもいえる、すべてもてなしもらうこと前提の全国大会ではないかということです。それを裏返せば、現地実行委員や常任委員会に、強烈な負荷をかけて実施されていた大会を意味するのではないでしょうか。つまり、ニーズはさておき、今や高生研にとって「温泉型=パック旅行型」の全国大会はあり得ない。

ところで、会員以外、つまり「非常連参加者」はどうでしょう? 「温泉地型」開催がお金の面、精神的な面で負担になるケースもあるかも知れません。入り口的には「都市型」は理想的でしょう。しかし、そんな人が、望む望まないにかかわらず、全国大会参加のリピーターになったり、高生研会員に加盟したりするためには、「温泉地型」的な交流場面が多い方がいいのかも知れません。

こうしてみてくると、「都市型」はどこまでも個人主義的発想で、大会実務軽減の方向にあり、「温泉地型」はつながり発想、実務負担は大ということになるのでしょうか。どちらも一長一短。しかし、参加者の「多様性」を受け入れるために、「都市型大会」を指向していくことは今日的に必須事項なのかも知れません。

名古屋の地に、温泉があちこちに湧いていたら、かなり理想的な大会になるかも知れません。

<ちなみに、開催場所予定地から25キロ圏内に長島温泉があります。> 

アンドウ@みえ

                                   

全国大会を哲学<その2>大会参加者の思いを推し量る」への2件のフィードバック

  1. アンドウさん、ありがとうございます!昨日、今日と大変な天気の京都より・岸田です。週末は勤務校の入試で、特に(日)の出勤にたくじ&たくしーが欠かせない私は、軒並み「前日予約は受けません」というタクシー会社の中から雪に強い(市内に営業所があり四輪ともスタッドレスをはいている)を探して乗りました。勤務校はちょっとした高台に食堂があるので昼休憩の見晴らしは抜群でしたが。
     私は「温泉地型」は「常連さん向き」あるいは「どっぷりが気にならない」人(時・事情)で、「都市型」は研究会に参加するのにせっかくそこまでいくならこの機会に見たいもの・したいことがある人(場合)かな?と思っています。私も夜の交流会が昔は楽しかったですが最近は眠かったり、青森では青森ゆかりの文学者展示室のある図書館へ行きました。全行程出ると(高生研というわけではないですが)逆にどっと疲れが出る研修会もあり…つまみ食い参加は、私の場合「誤解」したまま帰る場合もありますが、自分が初参加なら気楽かな?とも思います。
     私を高生研に誘ってくれて今は応援団に徹してくれてはる先輩は「宿舎自治」の話をしてくれました。私が初参加したのは箱根ですが「宿舎自治」なんてあったっけ?と…
     いろんなニーズについて、請け負う側からも考察されていて、今回の記事興味深かったです。もっと温泉♨掘ってみます(笑)??

  2. 岸田さん、応答ありがとうございます。
    岸田さんの書き込みこそ興味深い。
    このように、「全国大会参加の形態」についてクランクな語り合いが、私の望みです。恐らく、多様で分散のほうこうであるのでしょうが、そこにこそ仲間を誘うきっかけが生まれるような気がします。

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