沖縄の照屋です。梅雨明けしました。学校の建物の中にいても、窓を通じて「夏の太陽のまぶしさ」
を感じますが、外に出ると肌を貫くような強烈な日差しが待ってます。風があるので、日陰に入ると涼しいですが。先日、文化祭がありました。うちは進学校なので、6月中旬(1学期)に行います。短い準備期間で、ほぼ全クラスがきっちりと(担任がハッパをかけなくても)仕上げて本番を迎えます。これが終われば、三年生は受験に向かって突っ走る学校生活になります。文化祭、僕は駐車場係でした。麦わら帽子・長袖で車両の誘導を行いました。文化祭初日が快晴で、二時間ほど誘導しましたが、麦わら帽子にも関わらず顔と首が赤く焼けて、長袖をしていた腕は無事でしたが、
手の甲は真っ赤になってしまいました。真夏に沖縄に来るときには、日差しに気をつけて下さいね。
前任校での実践の続き。10月6/7(土日)の文化祭本番に向けて、演劇をやる事が決定したのが8月中旬。9月に入って脚本・配役・照明・音響について話し合い、最終的に全ての役割が決まった
のが本番ほぼ1ヶ月前の9月7日(金曜日)のLHRでした。決まった後は放課後・土日に、クラス内の文化祭実行委員と各リーダーが中心になって脚本書き・衣装作り・ダンスの振り付けに取りかかりました。部活や家庭の用事・そして生徒会活動も同時にこなす生徒たちが多かったので、まとまって打ち合わせや練習する時間がなかなか取れず、脚本最終版が出来たのが本番12日前でした。
映画「トイストーリー」を元に作った劇なので、話自体は単純でした。僕自身は、学生の頃に英語劇をやったことはありましたが、その時は役者だったので、教員になってからは演劇を全体に見て、
照明や演出、そして演技指導をやったことはありませんでした。前回のブログで少し触れましたが、クラス内で役者・脚本・衣装・照明・音響は決まっていたのに、演技指導や演出などの全体をまとめる一番大切な役割「監督(プロデューサー)」がいなかったのです。
本番1週間前。ようやくクラスで実際に台詞を交えて立ち稽古の段階になりましたが、どうしても「こんな感じかな?」という感覚に頼った感じでしか演ずることが出来ない状態でした。
僕はある程度、観客まで届く声を出すことができましたが、役者をやる生徒たちは台詞をボソボソと言うのが精一杯で、観客にキチンと声を聴かせるには不十分でした。またオープンニングとフィナーレで、役者全員でダンスを踊る設定でしたが、振り付け担当の生徒がまだ踊りを完成してなく、
演技・ダンス共に本番に間に合うか微妙でした。
一番心配していたのに、割と順調にすすんでいたのが衣装作りでした。その中心になったのが、
普段とても大人しく、コミュニケーションを取るのが苦手なAでした。放課後・土日と、黙々と
「トイストーリー」の世界観を見事に表す衣装を作り出していました。集中したら3~4時間
ひたすらコツコツと衣装を作り、何か必要な材料があれば僕が買い出しに行くという感じでした。
Mr&Ms ポテトヘッド衣装(顔のパーツが着脱可能。Aのアイディア) スリンキーの衣装
本番まで、あと数日。衣装がほぼ完成し、ダンスも振り付けが決まりました。部活や進路関係の各講座を受ける生徒たちを待ち、僕まで含めてそろうのが大体夕方6時過ぎでしたが、放課後の立ち稽古に入りました。やはり衣装を付けると、みんなテンションが揚がります。劇中のダンスの完成度と役者の台詞&動きはまだまだ満足するレベルにはほど遠いものの、あとは本番に向けてどれだけ完成度を高められるかということをみんなで確認しあいました。
さて、どうなる本番?