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細腕二年担任奮闘記⑤

沖縄の照屋です。梅雨明けしました。学校の建物の中にいても、窓を通じて「夏の太陽のまぶしさ」
を感じますが、外に出ると肌を貫くような強烈な日差しが待ってます。風があるので、日陰に入ると涼しいですが。先日、文化祭がありました。うちは進学校なので、6月中旬(1学期)に行います。短い準備期間で、ほぼ全クラスがきっちりと(担任がハッパをかけなくても)仕上げて本番を迎えます。これが終われば、三年生は受験に向かって突っ走る学校生活になります。文化祭、僕は駐車場係でした。麦わら帽子・長袖で車両の誘導を行いました。文化祭初日が快晴で、二時間ほど誘導しましたが、麦わら帽子にも関わらず顔と首が赤く焼けて、長袖をしていた腕は無事でしたが、
手の甲は真っ赤になってしまいました。真夏に沖縄に来るときには、日差しに気をつけて下さいね。

前任校での実践の続き。10月6/7(土日)の文化祭本番に向けて、演劇をやる事が決定したのが8月中旬。9月に入って脚本・配役・照明・音響について話し合い、最終的に全ての役割が決まった
のが本番ほぼ1ヶ月前の9月7日(金曜日)のLHRでした。決まった後は放課後・土日に、クラス内の文化祭実行委員と各リーダーが中心になって脚本書き・衣装作り・ダンスの振り付けに取りかかりました。部活や家庭の用事・そして生徒会活動も同時にこなす生徒たちが多かったので、まとまって打ち合わせや練習する時間がなかなか取れず、脚本最終版が出来たのが本番12日前でした。
映画「トイストーリー」を元に作った劇なので、話自体は単純でした。僕自身は、学生の頃に英語劇をやったことはありましたが、その時は役者だったので、教員になってからは演劇を全体に見て、
照明や演出、そして演技指導をやったことはありませんでした。前回のブログで少し触れましたが、クラス内で役者・脚本・衣装・照明・音響は決まっていたのに、演技指導や演出などの全体をまとめる一番大切な役割「監督(プロデューサー)」がいなかったのです。
本番1週間前。ようやくクラスで実際に台詞を交えて立ち稽古の段階になりましたが、どうしても「こんな感じかな?」という感覚に頼った感じでしか演ずることが出来ない状態でした。
僕はある程度、観客まで届く声を出すことができましたが、役者をやる生徒たちは台詞をボソボソと言うのが精一杯で、観客にキチンと声を聴かせるには不十分でした。またオープンニングとフィナーレで、役者全員でダンスを踊る設定でしたが、振り付け担当の生徒がまだ踊りを完成してなく、
演技・ダンス共に本番に間に合うか微妙でした。
一番心配していたのに、割と順調にすすんでいたのが衣装作りでした。その中心になったのが、
普段とても大人しく、コミュニケーションを取るのが苦手なAでした。放課後・土日と、黙々と
「トイストーリー」の世界観を見事に表す衣装を作り出していました。集中したら3~4時間
ひたすらコツコツと衣装を作り、何か必要な材料があれば僕が買い出しに行くという感じでした。

AB

B

 

 


 

 

 

Mr&Ms ポテトヘッド衣装(顔のパーツが着脱可能。Aのアイディア)     スリンキーの衣装

本番まで、あと数日。衣装がほぼ完成し、ダンスも振り付けが決まりました。部活や進路関係の各講座を受ける生徒たちを待ち、僕まで含めてそろうのが大体夕方6時過ぎでしたが、放課後の立ち稽古に入りました。やはり衣装を付けると、みんなテンションが揚がります。劇中のダンスの完成度と役者の台詞&動きはまだまだ満足するレベルにはほど遠いものの、あとは本番に向けてどれだけ完成度を高められるかということをみんなで確認しあいました。
さて、どうなる本番?

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「魂の脱植民地化とは何か」著者、深尾葉子(大阪大学)さんとの交流会のご案内(その2)

 埼玉の内田です。
 交流会「魂の脱植民地化とは何か」のご案内、第2弾です。
 前回、「魂に蓋をする」という、深尾さんが安冨歩さんらとの研究から見いだされしたことが、今の教育現場で子どもたちが抱える困難と関わり、また、学校そものが「魂の蓋」を強固にしている可能性を述べました。もう一つこの交流会を持ちたいと思った理由を説明します。
 それは、「魂の脱植民地化」という概念が、コミュニケーションの原理と深く関わっており、それが私たちが追求してきた生活指導実践と様々な場面で関わっていると感じたからなのです。高生研ではここ10年くらいの間に、対話の重要性を意識してきました。また、これまで議論されてきた、「他者性」、「存在論的接近」、「子ども(生徒)たちから学ぶこと」といった言葉ともつながってきます。「魂の脱植民地化」研究のベースに、安冨歩さんと本條晴一郎さんが書かれた「ハラスメントは連鎖する」(光文社新書)があります。ここに書かれているコミュニケーションの原理と、私たちが追求してきた教育実践とに、いろいろな点でつながりを感じるのです。この「ハラスメントは連鎖する」に書かれている、人格が魂と魂の外界とをつなぐインターフェースからなるという理論および、インターフェースがハラスメントによりゆがめられ呪縛を引き起こすことなどから、「魂に蓋」という言葉も生み出されています。
 さらに、深尾さんは自分が持つゼミで、学生が内面化し呪縛されていたものと格闘・離脱してゆく過程を議論し、さらに論文化してもらう中で、いろいろな発見をされています。学生が書いたものとご自身のことが「魂の脱植民地化とは何か」に書かれています。そこに書かれいることは、これまで様々な実践の中で出会ってきた、困難を抱えもがき、成長して行く生徒達と通じています。
 深尾さんは東洋史(中国)の専門家で大阪大学経済学部大学院の准教授です。教育学とは全く縁遠い分野の方です。しかし、私たちが追求してきた生活指導実践と繋がるものを「魂の脱植民地化」研究の中から見いだしておられます。深尾さんとの交流は、私たちにとって刺激的なものになると確信していますので、皆様ぜひご参加下さい。
 交流会の会場が確定しました。地下鉄烏丸線北大路駅に直結している北文化会館の会議室です。京都の瀧内さんのご尽力で会場を取っていただけました。

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大会アフター企画 緊急開催「学校で憲法を語るつどい」のお誘い

みなさん、こんばんは。大阪の首藤です。梅雨と言いつつお天気が続いています。いかがお過ごしでしょうか。大阪は先週は体育大会をやるところが多かったのですが、うちも暑い中でしたが、生徒たちは元気いっぱいに「走り」「飛び」「跳ね」ていました。

さて、高生研大会も近づいてきました。大阪では、「早蕨」6月号に全国大会の見どころを載せ、また大会リーフレットも同封して近々、お届けします。特に、教育改革病が進行する大阪では、大会リーフレットに示された今回の大会の意義を認識しているところです。テーマ・基調も今の教育課題にぴったし合っているし、全生研とのコラボ企画も楽しみです。

今年は新高生研のスタート大会、しかもお近くの京都開催ということで大阪あげてとりくみたいと思っています。さしあたり、京都高生研には「何でもやります」と伝えておりますが、大会実務の会議にも大阪から参加しますのでよろしくお願いします。なかなか日程調整がつかないのが悩みですが・・・。

大阪では「憲法と学校をめぐる状況」「大阪ですすむ“教育改革病”」「教職員へのさまざまな管理統制」などの課題について、高生研大会のような全国レベルの研究集会で全国からお見えになる方々と積極的に交流したいという要求があります。とりわけ「憲法と学校」は焦眉の課題だと思っています。

今回、「憲法」問題につき、最終日の大会終了後に、大阪高生研がよびかけ団体になる有志実行委員会主催による大会アフター企画「学校で憲法を語るつどい」(仮題)を開催したいと考えます。

本大会成功の成功と今回の企画をリンクさせ、参加者の掘り起し、学びの要求の実現、さらに高生研の会員拡大につなげていければと思っています。企画の実務は大阪高生研が実行委員会結成を呼びかけ、実行委員会で主宰します。この実行委員会には高生研や全生研その他団体の方々が有志の資格で入っていただければありがたいと考えています。全生研など他団体にもよびかけたいと思います。

<以下・要項です>

「学校で憲法を語るつどい」

1,企画名:大会アフター企画 緊急開催「学校で憲法を語るつどい」

2,趣旨:にわかにクローズアップされた改憲論議。教師の中にもさまざまな意見が
あります。「何か声をあげねば」の声とともに、「学校で憲法の話をどのように
していいのかわからない」とのとまどいも聞こえます。これまでも、私たち民間教
育サークルはたえず「憲法」を語ってきました。今回の高生研全国大会におい
ても、憲法をどう学校や地域の各場面に活かすかという実践課題について、旺盛な
議論が行われます。それとともに、私たちが依拠する憲法の性格自体が一気呵
成(いっきかせい)に変えられようとしているいま、どんな憲法、すなわちどんな
国・社会を選択するのかという、明日の主権者たる高校生とともに考えるべき
共通の市民的課題――「高校生を市民に」を掲げる高生研ならではの実践課題――
について、直接論じる場を設定したいと考えました。学校で憲法をどう高校
生たちと語りあうのか。どう教育のテーマとして位置づけるのか。サークルの枠を
超え広く呼びかけ、皆でともに考える場としたいと思います。

3,実行委員会結成のよびかけ
主催者の名称は【「学校で憲法を語るつどい」実行委員会】とし、賛同いただいた
個人・団体で構成するものとします。各サークルが全国大会等の行事を控え、じゅう
ぶんな機関決定・意思決定を行うことも困難な状況下での「緊急」集会です。有志実
行委員個人での企画、運営を軸に、各サークルの大会諸活動の負担にならず、逆に大
会成功に寄与する集会になればと思います。

呼び掛け内容は以下とします。
①ポスターセッション発表者のプロフィールに「○○所属」の明記
②大会等の可能な場面で本集会の情宣(ビラ配布、案内発言等)
③個人的に「実行委員になって活動したい」という方がいた場合の活動応援。

※各団体が組織として、協賛、協力、後援など、各団体の判断で表明されることは
大歓迎。その際、大会参加者参加費割引や活動チラシ配布、「高校生活指導」販売等
で、京都大会成功に寄与したいと考えています。

4,よびかけ団体:大阪高生研 実行委員会初動までの「よびかけ」と初期実務を大
阪高生研が行います。実行委員会結成後は、実行委員会の一構成団体として役
割を担います。

5,開催日時
2013年 8月5日(月) 17:00~19:00(最大延長 19:30)

6,場所
京都テルサ(JR京都駅より歩10分)会議室 机あり72名 仮予約

7,参加費 実行委員会にて近日決定。
会場費が約50000円。資料代を含めて相応の経費がかかります。
各サークル全国大会に寄与できるよう、大会参加者割引ができないか、等、検討し
ます。

8,企画
2010年に「貧困を教える伝える問題化する」をテーマに大阪高生研のほか、全
生研KINKI、全民研、日司連、制度研所属の実践家が集まり、ポスターセッショ
ンを行いました。

※ポスターセッション:会場の隅に各サークルが模造紙に要点を
書き出し、プレゼン。質疑応答。各参加者は2テーマを任意に選び、聴講、質疑を行
う。初めてうかがう他団体の実践はたいへん刺激的であり旺盛な質疑応答がなされ、
参加者、報告者とも満足度の高い集会でした。今回、このときのイメージで、「学校
で憲法を語る」実践をいくつも集め、ポスターセッションの形で共有してはどうかと
考えます。

9,当日プログラム
17:00 開会、趣旨説明
17:15 第1回ポスターセッション
17:45 第2回ポスターセッション(休憩)
18:30 シェア、全体討議
19:00 閉会(最大延長 19:30。その後、交流会あり)

◎ 問い合わせ・申し込み先
AND29170@nifty.com(首藤) taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jp(佐藤)

どうぞ大会とセットで、8月5日(月)夕の企画もご予定ください。
(参加される方、「実行委員になるよ」とおっしゃる方、上記へメールでご連絡ください)

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高生研大会の魅力

 全国大会の魅力は、大会での出あいを通して、自分の仕事の意味や方向が豊かに描けるようになることです。1日目の酒田基調は、米軍基地、六カ所村などを抱える地域の生徒会実践をベースにしています。子どもの貧困、学力格差などを乗り越えて、民主主義の文化を持つ学校改革の方向と生徒の成長の姿が生き生きと見て取れます。議論の時間もたっぷりと取っているので、もやもやした気持ちが晴れ、元気になれることでしょう。

  多忙な日々を送り、出かけることがおっくうだと思っているみなさま、声を掛け合って京都に来てください。「やっぱり、高生研はいいなあ」と思える濃い3日間としましょう。

望月

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京都国際マンガミュージアム

 沖縄の伊藤です。 先日の全国フォーラムの後、『スケッチトラベル展』が見たくて、烏丸御池にある京都国際マンガミュージアム(通称えむえむ)に 行って来ました。昭和4年建造の元龍池小学校の校舎を活用した (特に学校関係者には)居心地の良 い空間で、常時2~3の展覧会が行われており、 約30万点の資料が常設展示・・・と いうと固く感じますが要はマンガの読み放題。各所に設置されたソファや椅子に 座って、 あるいは校庭に直に座ったり寝そべったりして自由なスタイルでマンガに浸れます。 近くに住んでいたら、絶対年間パスポート購入するのに!と思ってしまう魅力的な場所でした。 土日にはワークショップ等のイベントも行われていて、有料ですが似顔絵も描いてもらえます。 似てますでしょうか(^^; 京都大会の折には、ぜひぜひ足をお 運びくださいね♪

itosan

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生徒が成長する時(部活動にて)

部活動は、全国的に教員の指導のもとに行われているのでしょうか?それとも、クラブチームのもとで、学校から切り離されている学校が多いのでしょうか?

北国の青森県では、部活動も放課後の講習もすべて教員が行っています。クラブチームも少なく、放課後は塾や予備校に通う生徒は少なく、部活動指導も学習指導もすべて教員が行っています。

高生研では、部活動における実践発表はあまりないように思えますが、ホームルーム活動以上に、濃密な人間関係の中で生徒たちが自立していく姿を見ることができると私は考えています。体罰問題などで、部活動の指導のありかたが問われていますが、学校生活の中での部活動の位置づけを考えてみたいものです。

青森県では6月初めに高校総体がありました。私はバドミントン部の顧問を始めてから20数年が過ぎました。中学・高校時代と帰宅部であり、スポーツの経験がない私が、バドミントンに関わったのは30歳のときでした。今年の春、退職した青森高生研の重鎮の谷崎さんから、K高校の男子バドミントン部顧問をバトンタッチされました。当時、K高校は強豪で、ベスト4の力はあるものの、くじ運に恵まれず、ベスト8どまりでした。バドミントンのバの字もわからない私でしたが、くじ運に恵まれ、K高校の県春季大会第3位の結果に貢献することができました。しかし、高校総体では1回戦で、3時間以上におよぶ長い闘いの末、同じ市内のA高校に敗れてしまいました。生徒たちが油断していたわけでもなく、誰かがミスをしたわけではなく、A高校の生徒と顧問の先生が私たち以上に闘志を燃やし、戦いに臨んだ結果でした。試合の終わったあと、生徒たちの号泣を今でも忘れることはできません。あれから20年以上もたっていますが、そのときの生徒たちとは今でも連絡を取り合い、昨年は谷崎さんの還暦を祝う会を開いてくれました。

今年、私はH高校の女子の監督をしています。実力的にはベスト8の力があるものの、学年間の温度差や人間関係、実力がありながら本番では力を発揮できない生徒たちのことで悩み多い日々を数えていました。

高校総体は、1年から3年の総勢18人で団体戦に臨みました。1回戦は普段の実力から考えて、楽に勝てると思いましたが、最も強い2年生のダブルスが相手校の3年生にまさかの敗戦。高校総体の怖さを感じた試合でした。このまま、3-0で負けると思いましたが、3年生のダブルスが接戦の末、勝利。3年生のキャプテンが、全員の声援を受けて勝ってくれました。1回戦はなんと4時間もかかりました。初めて、バドミントン顧問になった時のあの3時間の死闘を思い出すような長い闘いでした。2回戦も2時間以上のフルセットの末、3-2で勝利。3回戦は準優勝したS高校に3-0で負けましたが、午前10時から午後5時まで7時間近くの戦いの中で、生徒たちがたくさんのことを学んでくれたと思います。

全てが終わったとき、たくさんの悩みを抱えていた3年生部員5人は爽やかな顔をしていました。団体戦メンバーに選ばれず、高校総体1か月前に辞めるといった女子生徒は、仲間の声掛けをあり、この1カ月、マネージャー役として部員を盛りたててくれました。

2年生6人から新部長を選ぶにあたっては、会場の体育館のロビーでひとり一人と話をし、これからの練習のことについてじっくりと話をしました。

新体制になって、初めての練習のとき、これまでにない光景が体育館の中でありました。2年生の部員が、高校に入って初めてラケットを握る1年生部員に、みんなで打ち方を指導していました。教師になって30数年。バドミントン部顧問になって20数年。生徒たち自身で考えて行動し、輝いていると感じた場面でした。

青森高生研 よしだ まさひろ004s

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今年もやります「ザ・安宿」

SATOツーリストです。

「今年は安宿ないんかぁ」の声が聞かれる時期になりました。

全国大会会場最寄り駅から地下鉄で3駅のところに、ビジネスホテルを1軒確保しました。

「宿泊人数増えれば増えるほど安くなるビジネスホテル」です。

○京都イン加茂川 (地下鉄鞍馬口 歩8分)http://www.jalan.net/yad338876/

ツインor和室
・1泊 4750円(じゃらん料金)
・1泊 20人で 4600円
・1泊 23人集まると 4200円
(定員は24名)

※男女別相部屋が原則です。
※原則は2泊宿泊ください。「1泊だけ泊まりたい」は要相談。
※「シングルで使いたい」は8400円です。

今のところ、大阪高生研メンバー中心に8名さまのご予約あり。
やや古いですが、鴨川べりの気持ちのよいロケーション。夜中1時までやってる昔ながらの銭湯も至近です。
和室もあるので、持ち込み2次会も楽しめそう。
もちろん、「全生研大会に参加」という方も歓迎です。

どうぞ連れだってご予約ください。
ご予約・お問い合わせは、「わがままききます言いますお互いに」のSATOツーリストまでお気軽に。 → taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jp

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最近の話題3つ

久田晴生(愛知)

 今、「大学教育学会」に出席するため、仙台に来ています。2日(日)に今自分が大学で取り組んでいる初年次教育の授業実践の報告をします。班での討論とか作業、実験、相互評価などを取り入れた授業ですが、高生研でこれまで学んできたことがずいぶん役に立っています。

 ところが今改めて自分が書いたレポートを読み返してみると、アラがいっぱい見つかります。たとえば班討論について、これではまるで人材育成路線に丸ごと取り込まれると批判されても仕方のないような押さえ方しかしていない。勉強のし直しが必要です。2つ目の話題。29日(水)、東海地区私立大学国庫助成運動推進協議会(略称、東海推進協)主催で、文科省、財務省、および国会議員へ私立大学助成の請願に行ってきました。この運動については先月書いたので、それを見ていただくとして、今回はそのとき応対した財務省の回答に、うまく言い返せなかったという情けない話。1つは、大学進学率が日本は51%で、これはOECD加盟の諸外国に比べ低いというこちら側の言い分に対して、「外国では高年齢になってから大学入学する例が多く、また留学生も多い。18~25歳に限ってみれば、ほとんどかわらない。OECDのHPを見れば出ている。日本はさらに、短大、専門学校を含めれば80%が進学している。」との回答。2つは「教育予算の半分が赤字国債」だから、助成金を増やせば借金が増えるだけ、というわけ。他にも「教育費が無償の国は消費税が50%、60%」、「少子化というトレンドの中で教育予算を考えなければならない」など。みなさんならどう反論しますか。

 最後に悩みを聞いてください。今、家の周りに、ノラネコがウンコをして困っています。猫よけの薬剤を大量にまくのですが、少しでも薬の少ないところをかぎ分けてウンコをしていきます。たくさん薬をまくと、その臭いが逆に鼻につきます。猫よけマット(プラスチックのトゲが出ている)を敷いても、庭全部を覆うことはとうてい無理なので、敷いてないところにウンコをしていきます。ともかく猫のウンコは臭い。何か良い対策ありませんか。今、こうして家を離れている最中にもぼこぼこにされていると思うと、ぞっとします。
 しょうもない話ですみませんでした。

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3年目の法則

 藤本です。現在、通信制の高校に勤務しています。毎週日曜日と水曜日と木曜日にスクーリングがあります。日曜日は6時間、水曜日と木曜日は、午後に3時間ずつわけて日曜日と同じ時間割があります。
 私は世界史Aと政治経済を担当していて。それぞれ1年間で6本のレポートがあり、1時間の授業で教科書30㌻分の授業をします。といっても不可能なのですが、それでも今日はギリシアローマからフランク王国のカール大帝の戴冠、さらには東ローマ帝国(東ヨーロッパ)までを一気に授業です。
 HR担任もあって一クラス30人から40人を受け持ちます。SHRもあります。今日の出席者は多いクラスので7人、少ないクラスはゼロでした。18才までの生徒が約半数。残りは18才以上です。高齢者の方もおられます。全体の4割が中学校時代の不登校生徒、中学校卒業後すぐ本校に入学した生徒でいうと6割が不登校の生徒です。
 今年で4年目になりますが、1年目に担任をしたある女性の生徒がいます。中学校時代はほとんど学校に行っていないようです。その生徒は1年目は、SHRにも出ないし、授業にも出ていなかったのですが、ときどき学校の廊下で見かけるのです。どうもおかしいと思って学校内を探すと、グランドのベンチに座ってすごしていました。そんな彼女ですが、3年目から授業にも出だし、今はかなり順調に学校生活を送っています。2年間学校の様子をうかがいながら徐々に学校というものに慣れていったのだと思います。
 このように3年目に学校に来だす生徒は他にも何人かいて、私は密かに「3年目の法則」と呼んでいます。
 卒業記念号の新聞には卒業生が学校生活を振り返った文章を書くのですが、多くの生徒が自分のペースで学校生活を送ることができるところだったと書いてきます。この学校で社会生活のリハビリができたと書く生徒もいます。
 通信制の学校は、こんな学校です。かなり長いスパンで、自分のペースでゆっくりと学び、成長していけるところなのだと思います。(藤本幹人)

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京都の名刹―私のおすすめ

 高生研京都大会に参加した後は京都観光を楽しんでいってください。京都には寺社仏閣に数々の名刹がありますが、大会会場の同志社高校が位置する左京区に、私がぜひご紹介したい庭を持つ寺があります。

 一つは、大会会場の同志社高校から西へ約2KMのところにある円通寺の枯山水式庭園です。世界遺産の龍安寺石庭は砂利、石、しっくいの壁で構成された枯山水で有名ですが、こちら円通寺の枯山水は、比叡山を借景に苔を主体にして灌木の刈込みと石を配しています。書院の縁側に腰を下ろして静かに庭に目を遣ると、木立を透かして比叡山が聳え立つ、その空間の広がりが観る人の心をとらえ、時の経つのを忘れさせます。

もう一つのおすすめは、同志社高校から東へ約1.5KMのところにある蓮華寺の庭です。こちらは池泉式庭園で、庭園の奥から湧きだす水をたたえた池に石を配しています。池泉式庭園の中では規模の小さい方ですが、池も石もすべて意味を持ち、池に向かって開いた書院からじっくり眺めると、そこに一つの世界が表現されているのがわかります。静かな時間の中でじっくりと説明を聴かせていただくのもよいものです。

                                  (京都 田中)

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山下清と「学力」

先日、近所にある郷土博物館で行われていた、放浪の画家・山下清展に行ってき
ました。
彼の晩年の作・「東海道五十三次」には私の住む藤枝市も描かれていてとても身
近に感じました。
ただ、私は、どちらかというと絵より、その隣に掲示してある絵にまつわる彼の
「コメント」のほうに引きつけられました。
 ご承知のように山下清は、知的障がいを持っていました。しかし、彼のあらわ
すたどたどしいコメントは絵と遜色ないくらい実に生き生きとしていま す。恩
師につれられヨーロッパ旅行をした折、ゴッホの墓をスケッチしたときのコメン
ト。「せんせいに、ゴッホのおはかをかけといわれたけど、ぼく はとなりのお
はかのほうがずっとよかったんだな。ほんとうはそっちをかきかたった」。たし
か兵隊かなんかを描いた絵のコメント。「えらいひととい うのはいばっている
ひとなんだな。くろうするのはいちばんしたのへいたいさんなんだな。」
 山下清が戦時中、放浪の旅に出たのは一重に徴兵から逃れるためであったとい
います。そしてそのことをこれっぽちも後ろめたく思っていなかったそ うで
す。「殺されるのも殺すのもこわいこと」。そういうごく自然なおもいからとっ
た行動であったと。「お国のために命を捧げることが尊いこと」で あり、それ
を拒否すると人として否定されるような時代にあってです。
 山下清の人間として生きる「学力」は、放浪するなかで、美しい自然を楽しみ
ながら、さまざまな人と出会い、心をかよわせあうことによってさらに 育まれ
ていったのかもしれません。(絹村俊明)

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大会リーフレットが完成しました

みなさま

この度、京都大会のリーフレットが完成しました。

高生研の新たな出発を切る大会として、カラーで制作したものです。

ここ

↑をクリック

 

大会テーマ「生徒をつなぎ 生徒とつながる ~18歳を市民に~」

 

会場となる同志社中学校・高等学校は、建築されて間がないぴかぴかの校舎が建ち並んでいます。
 
初日、全体会の会場となる グレイス・チャペルはステンドグラスの窓から光が入る明るい講堂です。ここで開会行事として行われる「京炎 そでふれ!」の演舞。映えること請け合いです。
また、同じ会場で基調発題が「学校に<話し合い>の文化を」というテーマで提起・討論されます。
提起するのは酒田さんと中さん。本人が実践を進める中で紡ぎ出してきたものが提起されます。議論の時間もたっぷり用意され、今までにない基調の議論になるでしょう。
 
そして、メインの一般分科会は2日目。全日2本、半日4本の計6本のレポートが協議されます。
 
最終日3日目は問題別分科会として6本。気になるタイトルの分科会が並んでいます。
 
この他、交流会、全生研とのコラボなど、たっぷり学習できる3日間になっています。
 
今年の夏も暑くなりそうです。
どうせ暑くなるのなら、京都で過ごす夏<高生研全国大会>で熱くなりましょう。

 

広報担当 安藤

 

 

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「教材教具展」は実践交流と情報発信の場です

青森高生研  木村 一男

開花から満開までの所要日数9日。1947年の観測開始以来の最長日数。弘前公園の桜は5月7日にようやく満開宣言となりました。そしてその桜も散り終わった今日この頃、津軽にはりんごの花だよりが聞こえてきます。

さて今日は、「青森の教材教具展」をご紹介します。青森高生研では、かなり以前より年2回(8月、2月)の1泊研究集会において、この教材教具展にかなり意識的に取り組んできました。1996年の初めての青森での全国大会(三沢古牧温泉)、2008年の2回目の青森全国大会でも、現地提案企画としてこの教材教具展に取り組みました。

HR・授業・学校行事・分掌などの教材や教具、通信、出版物、資料などを自由に持ち寄ってもらい、会場の一隅に展示することで実践の紹介と交流を図るというものです。

最近は県の学習会や全国大会、東北ブロックゼミなどの紹介にも力を入れ、全体として高生研の活動についての情報発信ができるよう心がけています。それは、特に初参加者や若い参加者の皆さんに高生研をよく知ってもらいたいという思いがあるからです。

優れた実践報告から学ぶと同時に、この教材教具展からは様々な実践上のねらいや創意工夫、そして各種研究集会の様子を感じ取ってもらいたいと思っているのです。

写真は今年2月、新代表の森俊二先生を講演講師としておいでいただいた第90回青森高生研研究集会の教材教具展の様子です。まずは森先生の紹介コーナーは学校の所在地地図、学校のHPからの資料、教育課程表の掲示。昨年夏の東京大会の紹介は①写真(模造紙に貼ってコメント入り)、②大会速報、③大会レポートや議案書など各種資料の展示、④会員登録の呼びかけコーナーなど。県やブロック集会の紹介も同様です。そのほかにも、機関誌・全国会員通信・他県の会員通信(大阪、熊本など)のバックナンバーや各県サークルの研究紀要・実践記録集なども。もちろん参加者持参の教材や教具が並びます。

教材教具展コーナーの前にはおやつコーナーも設けているので、参加者の皆さんは休憩時間にはおやつをつまみながら展示に見入っています。

会員登録コーナーの効果があったか、2月の集会では新たに私学の青年教師が全国会員になってくれました。東京大会で岸田先生からいただいてきた勧誘パンフと「優待券」、大変役に立ちました。実はかつて私が教職を勧めた教え子です。全日制・定時制掛け持ちでの時間講師やアルバイト、臨時講師などの苦労を経て、私学に採用となった青年です。今度は一緒に全国大会に参加するのが願いです。

夏の京都大会は青森の酒田孝先生が岩手の中純子先生とともに基調発題を担当。青森からも酒田・中応援ツアーを編成しなければと思っています。

新事務局、グループスタッフ、そして京都大会現地スタッフ皆さん、頑張ってください!!

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「魂の脱植民地化とは何か」著者、深尾葉子(大阪大学)さんとの交流会のご案内(その1)

埼玉の内田理です。
大会の交流会を一つつくります。そのご案内です。
「魂の脱植民地化とは何か」(青灯社)という本をご存知でしょうか。この本の著者である深尾葉子さんをお呼びして、お話をいただき交流する会をつくります。「魂の脱植民地化とは何か」の中に、「魂に蓋をする」という言葉が出てきます。この言葉が意味することと、私たちが日々の仕事の中で出会う様々な困難とがつながっていると思われるので、この交流会をつくることにしました。
親との関係から困難を抱え込んでいる子ども、摂食障害や自傷行為などの病理的な状態にある子、イジメなどハラスメント的な関係など、これらは子どもたちがその生育過程で「魂に蓋を」させられてきた結果なのではないかと思われるのです。
それだけではなく、「ゼロトレランス」や体罰、計画遂行型成果主義など、教育現場に蔓延しはじめている病理的な状態も絡む可能性があり、また、学校教育が「魂に蓋をする」ことを強化しているのではないかとも思えるのです。
「魂に蓋」をしてしまった極端な例が、2008年6月に秋葉原で連続無差別殺傷事件を起こした加藤智大でしょう。母親から虐待とも思える極端なしつけをされ続け、魂に蓋をして母親の期待する子どもを演じて育っています。こういった極端な例だけではなく、親や学校から教え込まれた価値観により、魂に蓋をして、それに合わせた自分を演じるような生き方をしている人は多いのではないでしょうか。
先日行われた全国フォーラムの参加者の一人に「魂に蓋」の話をしていたら、その方は自身の経験から、進学校の生徒達は自分たちに期待される将来像の圧力が強いためか、本当に自分がやりたいことを容易には語らないといっていました。かなり対話を重ねて、はじめて聞き出せるというのです。今の学校がつくりだしている支配的な文脈が、「魂に蓋をする」ことを強固にしていると思われます。(京都大会全体会で発題される酒田基調は、その支配的文脈を相対化することを含んだ提起になります)
深尾さんは、安富歩さん(http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/interview/16.html)らとの共同研究から「魂の植民地化」「脱魂の植民地化」という概念を見いだしていますが、その中で生まれた「魂に蓋」という概念は、安冨歩さんが本條晴一郎さんと書かれた「ハラスメントは連鎖する~『しつけ』『教育』という呪縛~」(光文社新書)にある、魂-インターフェイス理論やコミュニケーション論と絡んでいます。
これらの著作を読み進むうちに、深尾さんや安冨さんがいわれていることが、私たち高生研が研究してきたことに直接絡むと感じ、京都に近い大阪に住んでおられる深尾さんに交流会をお願いしました。深尾さんは教育と全く異なる分野の研究者ですが、だからこそ、今までの高生研で話されてきたこととはまったく別の視点からお話をいただけるもとと期待しています。
多くの方がこの交流会に参加して下さるよう、ご案内いたします。

深尾葉子さんプロフィールhttp://www2.econ.osaka-u.ac.jp/~fukao/default.htm

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「カンボジアに行ってきました」

 みんなさんこんにちは。秋田大学教育文化学部3年の遠藤大輝です。昨年の東京大会ではお世話になりました。今年の京都大会にも参加したいと思いますのでよろしくお願いします。
今まで高生研では、東日本大震災に関連しての故郷との関わりについて何回か活動報告をしてきましたが、今回は少し違ったテーマでお話しようと思います。
 少し前の話になりますが、今年の三月にインターンとしてカンボジアへ行ってきました。活動内容は主に子どもたちへの生活支援でした。そこでの体験を簡単にお話します。
 発展途上国であるカンボジアでは、日本と比べて生活水準がとても低く、小さな子どもたちでも当たり前のように働いています。日本では考えられないようなことがカンボジアでは当たり前のこと。というのも珍しくはありません。活動はアンコールワットで有名なシェムリアップを拠点とし、シェムリアップ郊外の小学校や孤児院を訪問してきました。カンボジアの小学校は午前午後の二部制で、勉強以外のどちらかは働きに出かけます。もちろん教育のシステムは日本と全く違い、これでいいのか?と、疑問に思う部分が多々ありました。そんなカンボジアの学校風景を見ていると日本の教育がどれだけ発展しているか実感しました。カンボジアは今、観光大国としての発展を目指しているそうで、ツアーガイドなどの観光サービスに従事できるよう、日本語を勉強している若者がたくさんいました。小学校では日本語を教えたり、一緒に子ども達と遊んだり、その他勉強道具の寄付などを行ってきました。とても元気な子どもたちにたくさんのパワーをもらってきました(笑)

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 一方、カンボジアでは家庭での収入が少なく、子どもを養えないという理由でたくさんの子どもたちが孤児院に入ります。日本人が訪れると、子どもたちは大歓迎!拍手が湧き起ります。家族と共に暮らすことのできない子どもたちはどのような心境なのでしょうか。現地で生活をしているといろいろな思いがこみ上げてきました。来ている洋服はボロボロに破れ、紐の通っていない靴を履き、とりあえず雨風はしのげるだろうかというような建物で生活していました。きっと多くの日本人はそれを可哀想、貧しいなどと思うでしょう。もちろん僕もそう思いました。しかし、子どもたちの目はすごく輝いている。子どもたちは大人になったらお金をたくさん稼いで家族と暮らしたいと話していました。僕たちが思う貧しさなどに子どもたちは負けまいと奮闘しているようにも思えました。子どもたちは自分の生活のために何をすべきなのか、子どもたちながらに一生懸命考えて生きています。日本ではどうでしょうか。豊かさで溢れている故に、そのようなことを考える必要もないし、考えなくても何とかなってしまう。先進国ではありますが、一度発展してからさらに発展はしていないんだろうなと考えさせられました。

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 カンボジアではいろいろなことを自分の肌で感じ考えてきました。カンボジアでの体験は、この記事ではほんの少ししかお話できていません。まだまだたくさんのことがあります!!!機会があればまたお話したいです。
 カンボジアでの体験を振り返ってみると、子どもたちと関わることすべてが教育なのではないかなと感じています。大学1年生の時に高生研と出会い、気づけば3年生。これからもさらに頑張っていきたいと思います!

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定時制高校からこんにちは 

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青森のかたぎりです。4月から夜間定時制の高校1年の学級担任になりました。

転勤はなかったのですが、家庭の事情で汽車通勤となったため、
定時で終わっても、自宅に着くのが23時すぎ・・・。

9年ぶりの1学年担任です。
無理して身体を壊さないように楽しくやっていきたいと思います。

4月24日、総合学習の時間に「高校生活での目標」を書いてもらいました。
紹介します。

● 高校生活での目標はアルバイトと学校の両立。休みの日はちゃんと休んでアルバイトする時間も考えながらアルバイトをして、学校を休むことがないようにしていきたい。

● 中学の時、人前に出ることができなくて学校を休んでいた。高校ではもっと積極的になって、勉強も行事も全力で取り組もうと思う。苦手なもの全て克服できるようにしたい。

● 早寝早起きなど家での生活態度を改善していく。また、行動で信用される人間になれるよう、授業に積極的に参加するなど日々努力をして自分の将来のために頑張っていく。

● 今までの私は、人見知りで人前に出るのが苦手で、嫌なことからすぐに逃げていた。高校生からは勉強もバイトも、嫌なことから逃げずに頑張っていきたい。

● 僕が高校生活でかんばりたいことは、一つ目は毎日学校へ来ること。二つ目はアルバイト。三つ目は自分で道を決めること。四つ目は勉強。最後は努力です。

● まずは、人の役に立つことをすることです。色々な人に喜んでもらうために・・・。そして自ら積極的に行動したり、授業の時でも手を上げられるようにがんばりたい。

● 高校は時間を守る事は当たり前なので、次の教科の時間に遅れないようにし、当たり前のことを当たり前にやっていきたい。勉学にはげんでいきたいというのが基本的な目標。

● 高校に入ってテニスをがんばろうと思いました。クラスの副会長として会長を支えていきたい。色々なことにも挑戦したい。(ぼくたちの)高校をバカにする人はゆるしません。

● 僕は高校に入れたからバイト、部活、ボランティアなど様々な事にチャレンジできないかと検討中で、卒業するまでには高校の力になれる存在になりたい。

● 高校生活の目標は、しっかりしていて頼られる人になりたい。そのためには、ふだんの生活態度や信頼関係などを増やしていきたい。次に、友達とさらに仲良くしたい。

今日は連休明けの5月7日、
17時30分からの「朝」のSHRにクラスの生徒全員がそろっているのか、
どきどきです。

 
(青森高生研 かたぎり たく)

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大阪高生研 春からいろいろにぎやかに 5/26編

●3人のお子さんを持つおかあさんのブログから。

保護者から大阪の先生たちへ。

大阪の多く保護者は、橋下さんの教育改革に期待しています。
でも、期待とは裏腹に、その中味をじっくり見ていくと、
私たち保護者の願いとは、かなりズレがあることに気づきます。
しかし、よほどじっくり見ないと、そのことに気づけません。

先生たちは、きっと、教育基本条例の問題点や、現場の変化をよくわかっている。
だから、気づかない保護者を「バカじゃないか」と思っているのではないですか?
先生たちが、橋下さんたちの施策に反対する運動をするとき、
「その教育改革は間違っている」ということが前提になりすぎてて、
保護者の思いを置きざりにしていませんか?

保護者は、わが子を待ち受けている社会の現状が、非常に厳しいものだとわかっている。

だから、わが子だけでも何とか助かってほしい、
生き残り競争に勝ち残ってほしい、と思っています。
その切実さに寄りそってほしい。
勝つか負けるかだけでなく、わが子とまわりの子の利益はつながっているということ。

 

(以下略。「軒づけ日記 http://yurihinana.blog.fc2.com/blog-entry-279.html」を参照ください。 許可得てご紹介)

大阪・サトウです。

この文章を書かれた「ゆりひなな」さん(ペンネーム)も参加される大阪高生研応援企画

「大阪 “教育条例” 制定から1年 大阪の教育どうなるん !? 立ち止まってじっくり検証してみよう集会」(←長い!)

が5月26日(日)に開催されます。
(大阪の教育の明日を考える会主催)

定員50名。
「そのうち30名はまずクチコミで集めようよ」と広げた結果、大阪大、大阪市大、大阪教育大、帝塚山学院大、武庫川女子大、和歌山大、近畿大、追手門学院大……関西各大学の研究者の方々から申し込みずらりいただきありがたい限り。

シンポジストも先の大阪市教育委員長(教育学者)ほかの方々が条例制定時・後の「攻防」などを語ってくれるんだけど、何よりも多彩な参加者たちが語ることばが楽しみです。

他にも高生研、全生研関係者や保護者の方々、マスコミ関係者も今のところ6名。隣県を受けて教師になった若い先生やちょっと前まで高校生で実際に「授業アンケートに答えた」という大学生たちも来てくれて「ぶっちゃけどうだった?」を語ってくれます。

「最近の大阪の教育動向に嫌気がさして教師をやめた」という方や「君が代不起立」でたたかっておられる方もエントリーされていて、グループ討論の中でがんがん語っていただきますが、企画のスタンスとしては、 冷静に、条例1年で「よくなったこと」「悪くなったこと」の両面を検証し、今後をさぐりたい。

上記、3人のお子さんを持つおかあさんのご期待にも応えられるものになれば、と思います。

現在、申し込みは40名を突破しました。
いよいよ各所ブログやMLほかでも宣伝をはじめますが、本気で定員増も検討中です。

 

高生研関係で参加いただく方には、下記「第2部」の「班長」をお願いするかもしれません。
10班(もしくはそれ以上)、必要。
「突然のムチャぶり」に、可能なら笑顔でこたえていただければたいへんうれしい。

趣旨ご理解いただける方どなたでも参加可です。

「よし、行ったろかぁ」は、サトウほか大阪高生研メンバーもしくは大阪の教育の明日を考える会事務局 jimukyoku@kyoikunoashita.sakura.ne.jp まで、お早めのメールをお願いします。

<以下>

大阪 “教育条例” 制定から1年 大阪の教育どうなるん !?
立ち止まってじっくり検証してみよう集会

日時:2013年5月26日(日)午後2時~6時(たっぷり4時間)
場所:大阪大学中之島センター 7階 セミナー室
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

14:00 開会

現場ミニ報告
小野田さん(大阪大・教員養成の観点から) ほか教員、高校生、ほか

第1部 シンポ「条例制定 そのプロセスとその後を振り返る」
シンポジスト(予定)
・矢野裕俊さん(前大阪市教育委員長・条例制定のプロセスの検証(意図や攻防))
・藤田城光さん(前大阪府立高等学校PTA協議会会長・府立高校の将来像)
・大前ちなみさん(発言する保護者ネットワーク・学校選択制)

コーディネーター 滝沢潤さん(大阪市立大)

3:30 質疑応答

4:00 第二部
グループ討論 「大阪の教育のいま、そしてこれから」

・自己紹介
・自分の問題意識を全員に述べてもらう。
・必修テーマ 二つ
授業評価のあり方・・・本当に実のある評価のあり方とは?
学校選択制・学区撤廃・・・・本当に行きたい学校とは
・その他、各班ごとに問題関心に合わせて、自由テーマ

※評価基準
いい先生が「当たる」のか? いい先生が育つのか?
子どもにとって最善の学校とは何だろう?

※検証~教員にとっての意味だけではなく、生徒の学校参加としての側面から考える。

5:30  各班からの報告と全体討論

6:00 閉会(懇親会あり)

・チラシ http://kyoikunoashita.sakura.ne.jp/20130526_chirashi.pdf

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高等教育の漸進的無償化

久田晴生(愛知)

 皆さんはきっと、国際人権規約の「中等教育・高等教育の漸進的無償化」条項というのを聞いたことがあると思います。高校や大学の学費をだんだん無償に近づけていくという条項です。日本政府は長い間、この条項を留保(組合運動なんかでもしばしば「日本とマダガスカルだけ」と引き合いに出されていたやつです)していたのですが、昨年9月、この留保の撤回を国連に通告し、国連はこれを受理しました。高校では既に公立の無償化は実現されていますが、大学でも無償に近づけていく方向に、日本政府もいよいよ踏み出したわけです。
 なんでこんなことをいきなり言うのかというと、昨年秋から私は、東海地区の私立大学助成運動推進協議会というところで議長をやることになり、この問題に対して(今までも関心はあったのですが)力を入れていかなければ、と思っているからです。ではそのことが高生研とどんな関係があるかというと、大学進学率に直結すると考えているからです。
 現在日本では4年生大学への進学率が、同年代の人口比で51%に達しています。これは一見高いように感じると思いますが、実は諸外国では70%を越えているところがざらで、途上国でも急速に進学率を上げているのが実情です。国づくりに教育は欠かせないと考えているのです。この冬、田中真紀子前文科大臣が3つの大学新設を認めないということで一時物議を醸しましたが、彼女の考えはその点、時代遅れとも言えます。事実、下村現文科大臣は、70%を目安にすると公言しています。
 しかし国庫助成が貧困なため、学費が高く、奨学金を借りようにも有利子制(外国ではこれは「奨学金」とは呼ばず「教育ローン」と呼ぶ)で卒業後の返済に多くの人が不安を抱えています。高等教育無償化の方向に踏み出さない限り、70%という目標はおろか、現学生にとっても卒業後の家計破綻が増大する(ひいては税収減にもつながり社会の不安定要素になる)ことが懸念されます。
 では、何らかの経済的保障もされ、進学率も上昇したとします。その場合、大学入試が易化し、高校教育にゆとりが生まれるでしょうか。おそらくそうはならないと思います。今の中学教育を見れば明らかです。高校がほぼ全入であるがゆえに高校の階層化が進み、さらに進学できなかった数%の子たちのその後の進路は困難を極めます。同じようなことが高校でも起こってくるのではないか。たとえば、求人の条件がほとんど「大卒」になり、無理して大学へ行かそうとするとか。そして、「国が援助しているんだから、それに見合った人材を育成せよ」という圧力(既に大学では非常に強い)が一層強まるでしょう。教育基本法に書かれた「人格の完成」という教育の目的なんて、もう吹っ飛んでしまっています。
高校の授業料無償化にしても、高等教育の漸進的無償化にしても、一昨年国会で揉めた子ども手当にしても、その根底には、子どもは社会で育てるという理念があるはずです。その理念を忘れないことが、これからの教育実践に問われてくるように思います。

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青森のゴールデンウイークは桜満開(*^-^*)

 

みなさんこんにちは。青森の田村です。

ここ数年、高生研全国大会に出ています。今年も京都大会に参加します。よろしくお願いします。
青森は、今日からゴールデンウイーク。あれ、全国どこでもゴールデンウイークですね・・・・・・・ハッハッハ。

今年の青森のゴールデンウイークは桜前線と一緒にやってきました。学校の中庭の桜は3分咲き。これから、県内のあちこちの桜の名所で次々に花が咲きます。弘前公園、青森の合浦公園、八戸の長者山、金吹沢公園などなど、楽しみです。
私は今年2年生の担任です。1年生の時は、非行の連続でした。退学者も3人でました。1年の後半は、学習態度が悪く、進級が危ぶまれる生徒が続出しました。やっと、2年生になり、現在は授業規律を最大の課題としています。本来であれば、ワクワクするような授業を目指したいと考えているのですが、なかなか現実は厳しいですね。
今回のHR通信の名前は「バルバスバウ」日本語では球状船首です。船の直進性能を保持し、省エネルギー効果を増すものです。みなさんも、走っている船をよく見ると、船首が球状になっている船が多いことに気がつくはずです。クラスがまっすぐに走り、私は省エネでクラス経営が目標です。来年の1月から3月は長期乗船実習でハワイに行きます。生徒と70日間生活し、生徒の人生観を替える絶好のチャンスです。夏にあったときに、お話しします。
みなさんと、京都で逢うのを楽しみにしています。

青森高生研 たむら よしのり

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(弘前公園の桜満開の写真です。今日、開花しました。 by よしだ)

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早蕨いまむかし

大阪の井沼です。

先日、大阪高生研の会員通信「早蕨」4月号を発送しました。
昨年に続き、4月号は派手なカラー表紙です。
制作してくれたのは、こだわりのイケメン王子Sさん。表紙写真(満開の桜の下を風に髪をなびかせて歩く2人の女子高生)は、ネットのどこかからとったものではなく、
、この表紙のために生徒にモデルを頼み、人工的に(?)風を起こして撮影されたもの。チョー忙しい新年度の始まりの時期に、何という遊び心でしょう!
(Sさんは新1年の学年副主任でもあります)

早蕨の歴史をふり返ってみると、ほとんど途切れかけていた会員通信を復活させたのが1997年秋だったかな。わずか6ぺージの手書きでした。それから多いときは年10回、最近は年6回、休むことなく2回の全国大会(98年、09年)を経て16年目を迎えました。現在は全国の200名弱の読者に支えられています。うれしいことです。
当時30代の後半だった大阪高生研のメンバーも50代半ば。かつて2代目早蕨編集長だったIさんが、「早蕨は大阪高生研そのものです」と言いましたが、まさにそのとおりで、早蕨が出し続けていることが、大阪高生研の活動がしぼむことなく相応の規模で続いてきたことを示していると思います。

でも、これって考えたらかなりすごい地域サークル運動ですよね。24~32ページほどの記事集め、編集、毎回200名近くの読者への発送作業、購読料徴収など、大阪高生研事務局+早蕨編集委員会10人くらいでやっていますが、必ずしも順風満帆というわけではありません。特に新年度で忙しい4月号と秋の行事が重なる10月号の発行はなかなか大変です。
大阪メンバーが全国高生研の一部を担うこともあり、20011年総会では「早蕨年4回化」(購読料値下げ)も論議されましたが、一般会員からの「やっぱり年6回」の強い要望が。その代わり編集の大変さを会員でバックアップしようと、Sさんたちが積極的に4月号編集を買って出てくれたという経緯があります。

というわけで、4月号の異色な早蕨は、SさんとSさんの学校の同僚が中心になって作ってくれたもの。大阪高生研の会員でない人も執筆したり、折りを手伝ってくれていて、たくさんの人の手でできあがりました。

さて、早蕨4月号から、大阪高生研の春の活動3連チャン。
4月29日(月) 今年もやります。史上最強の遠足第4弾!歴史と文化と茶菓子のまち堺フィールドワーク 10時南海本線堺駅集合
5月10日(金) かとっちょ先生に聞いてみな!~加藤昌孝先生講演会~ 18:30~エルおおさか南館103号室
5月26日(日) おおさか“教育条例”制定から1年 おおさかの教育どうなるン!?立ち止まってじっくり検証してみよう集会 14:00~ 大阪大学中之島センター7階セミナー室(おおさかの教育の明日を考える会に協賛)

おおさかの人限定ではありません。全国からようおこし!