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まちなかに湧く温泉 鳥取温泉

吉方温泉町、末広温泉町、永楽温泉町…鳥取のまちなかには“温泉”に関係ありそうな地名がいくつか存在します。それもそのはず、鳥取には、全国的にもめずらしい市街地にわく温泉“鳥取温泉”があるのです!

 

鳥取温泉は、飲料水用の井戸を掘っている最中に湧き出した約110年の歴史を持つ温泉地と言われ、古くから親しまれています。湯量豊富な温泉はナトリウムを多く含み、透明。繁華街の中にあるオアシスです。

 

鳥取シティホテルに温泉はありませんが、すぐ近くに天然温泉の公衆浴場があります。繁華街のど真ん中にあるので、食事に行ったついでに温泉を楽しむこともできます。

【日乃丸温泉】※鳥取シティホテルから約400m、徒歩5分程度

源泉掛け流しの温泉は、神経痛や疲労回復などの効能あり!泡風呂も楽しめます。朝早くからの常連さんや、通院前の利用、観光客から仕事帰りのサラリーマンまで、一日中にぎわいます。

住  所 鳥取市末広温泉町401

営業時間 平日6:00~10:00,14:00~24:00

土日祝日6:00~24:00

休 館 日  8月は無休

利用料金 大人400円,小学生150円,小学生未満80円

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ホテル モナークについて、満員御礼

大会グループ安藤です。

ホテルモナークにつきまして
昨日、こちらが押さえていた部屋が
全て埋まりました。
引き続き
シティーホテルでの宿泊申込は可能です。

申込フォームからの申込
よろしくお願いします。

問い合わせにつきましては
ここをクリックして
末尾の私のe-mail宛にご連絡下さい。

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ホテルモナーク、空き室わずかになりました

大会グループの安藤です。
現地との大会づくりに励んでおります。

さてさて、
リーフレットについて
6/11更新版で一部字句訂正がありましたので
お知らせしておきます。

それから、
こちらは大切なお知らせ。

鳥取大会の受付がそれなりに進んでいまして、
ホテルモナークの宿泊が残り数室になったという連絡をもらいました。

受付申込は
全て「大会申込フォーム(↑のリンク)」から行ってもらっていますが
満室になり次第、そのフォームから申込が出来なくなります。
シティーホテルについてはまだ余裕があります。
そちらの申込をお願いします。

そろそろ
夏の予定が埋まりはじめる季節
たっぷり、ゆったりと
教職員として勉強できる場所
鳥取大会へぜひお越し下さい。

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2018鳥取大会のリーフレットが完成しました。

みなさんこんにちは

応援ブログを担当している青森の吉田です。

今年から、応援ブログと大会リーフレットを担当することになりました。

大会グループチーフの安藤さんと現地実行委員長の池上さんとのやりとりの中で

なんとか完成することができました。

4月から新しい学校で働くことになりました。

前任校は国公立大学に生徒280名中半分近くが入学する、地方の進学校。

3年間担任、2年間進路部長、3年間学年主任を経験しました。

ほぼ毎日7時間授業、部活動もバドミントン部の顧問で県ベスト4をめざす高校でした。

新しい学校は大学、専門学校、就職希望が混在する高校。部活動中心の高校です。

転任して進路部長になりました。

新しい高校で、生徒たちが笑顔で学び、楽しい学校生活を送れるように

これまでの経験値を生かして、無理せずに頑張っていきたいと考えています。

青森では8月4日(土)5日(日)にサマーセミナーを計画しています。

場所は酸ヶ湯キャンプ場。昨年久しぶりに、夏の学びの場を計画しました。

確かな学び、豪華な食事、たき火を囲みながらの語らい。

全国の皆さん、鳥取の全国大会に集いましょう。

暑さが厳しかったら、涼やかな青森にも来てみませんか?

青森 吉田

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「新しい環境の中で」

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先日、沖縄地方は梅雨に入りました。ただ、梅雨入りが発表された当日だけ雨が降って、それ以降は少し暑くて、でも気持ちのいい晴れの日が続いています。さて、5年間勤務した学校から、4月に新しい学校へ異動しました。歴史と伝統ある学校で、部活動も盛んで生徒たちの部活動加入率は8割を超えます。全学年10クラスで、前任校の倍近くの生徒がいます。就任の挨拶の時、人の多さにびっくりしました。就任してから一ヶ月あまり経ちましたが、遠足・新入生歓迎球技等の行事も盛況で、生徒たちがほぼ自分たちで企画・運営している姿(遠足のクラスレクや全レクは有志、歓迎球技が生徒会の子たちが中心)が印象的でした。この学校に異動が決まった時は担任希望でしたが、結局は教務に配属になりました。でも、副担任として関わっているクラスの子たちが明るくて温かく、おまかせLHRの時間のレクに誘ってくれたりして、楽しいです。まだ「学校のいいとこ」しか見えてないかもしれませんが、働く環境としてはかなり恵まれてるかな、と感じます。この学校で僕に何が出来るのか、これから見つけていきたいと思います。

☆ 4月、遠足の時のBBQと、担任の先生のお母さんが子どもたちのために作ってくれた

おにぎり。

 

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「無事、卒業。」

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。二年生から持ち上がって、三年担任として初めての卒業式を迎えました。うちの学校では、校長が卒業証書を渡すタイミングを見計らい、舞台下から担任が呼名します。名前を間違ったら大変なので、担任は(少なくとも僕は)ドキドキでした。なので、担任として涙ぐむ事はないと思ってました。が…….僕の前のクラスの先生(けっこう厳しい先生)が、まさかの涙声!で呼名が始まりました。まずい!…..僕も思わずもらい泣きしてしまって、いよいよ僕のクラスの呼名。必死に涙をこらえましたが、彼らを受け持った二年間の様々な出来事や思いが頭に浮かんできて、僕も涙ぐみながらの呼名になってしまいました。ただ、名前の読み間違いは絶対にしないようにしたがらだったので、必死になって涙を時折ぬぐいながら呼名し続けました。全員無事に呼名が終わり、ホっとして担任席へ戻ったのを覚えています。そして今日、指導要録の提出が終わり、三年担任としての業務は一通り終わりました。あとは調査書を完成させれば全て終了です。さて、うちの学校では、卒業式の体育館舞台の壁画は、芸術科美術コースの生徒たちが創ります。毎年、見事な作品が出来上がりますが、入学式でもこの壁画は披露されます。

 

様々な色や大きさの鯉が集まり、一匹の龍になるという構図です。毎年の事ですが、見事です。
さて、来月は、新しい勤務地での話を載せようと考えてます。

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鳥取高生研ゼミ(学習会)のお知らせ

講演会
 演題「いろんな人がいる、があたり前の教室に」
 ―「特別支援」と学級づくりを視野に ―
 講 師  楠 凡之(くすのきひろゆき)さん 
 日 時  3月10日(土)14:00~
(講演会後、特別支援教育に関する県内の実践報告・分析)
 場 所  白兎会館   主 催  鳥取高生研
(高校生活指導研究協議会 連絡先 八頭高校 池上聡一)

41年間続いてきた「鳥取高生研ゼミ」ですが、このたびは「いろんな人がいる、があたり前の教室に」(「特別支援」と学級づくり視野に)をテーマに講演会と実践紹介・分析を行います。講師は学校現場の数多くの実践をとり上げて「特別支援」からはじまる集団づくり等の課題を追求してこられた楠 凡之さんです。

実践(上記テーマ)の課題について、楠さんは、以下のように整理しています。
(「特別なニーズ」をもつ生徒と歩む「集団づくり」実践 高校生活指導181号より)
1.障害の有無にかかわらず、すべての生徒が自分の思いや感じ方を安心して表現し、応答しあえる公共空間の創造
2.「困難」を抱える生徒の“view”(見え方)を他の生徒と一緒に読みひらいていく
3.集団内のトラブルを言葉のみに頼らず読みひらく
4.本人なりのセルフコントロールの方法を尊重、援助する
5.ヘルプのサインに応答し、サポートしてくれる生徒を育てる
6.対等にかかわり、ぶつかれる仲間関係の創造
7.社会参加の中で自己効力感と人生の見通しを築ける援助
8.「違い」の背後にある「同じ」の発見と共感関係の創造

 一つひとつ考えさせられるものではありますが、そもそも以上の視点は、学校教育全般においてきわめて大切なものだといえるのではないでしょうか。
学校現場では、ともすれば、特別支援教育を「個別支援」に片寄って理解する傾向や、「特別支援教育担当」に任せる空気が生まれがちです。しかし、だからこそ担任や個々の教職員による児童・生徒への適切な言葉かけ・「指導」の重要性や、学級づくり・集団づくりの観点と方法を議論・共有していくことが大切なのではないでしょうか。
様々な示唆が得られる会を一緒に創っていきます。皆さん。 ぜひ、ご参加下さい!

日 程
14:00 開会行事
14:10 講演 「いろんな人がいる、があたり前の教室に」
           ― 「特別支援」と学級づくりを視野に ―
          講師  楠 凡之 さん 
16:00 質疑・意見交換・休憩
    16:30 実践報告・分析(「特別支援」と学級づくり」実践をテーマに)
参加費は300円です

~講師~ 
楠 凡之(くすのきひろゆき)さん   
 現在北九州市立大学文学部教授 専門は「臨床教育学」。
全国生活指導研究協議会(全生研)全国委員。豊富な実践事例を取材・研究し、子どもの人格発達と教育指導、家族援助の課題を明確に提示してきた。
 「特別支援教育からはじめる学級づくり」など色々なテーマで全国各地に呼ばれ、講演活動も行う。
著書:『いじめと児童虐待の臨床教育学』(ミネルヴァ書房)
   『「気になる子ども、気になる保護者」とつながる援助』(かもがわ出版) 
『発達障害といじめ・暴力』(クリエイツかもがわ)
   『自閉症スペクトラム障害の子どもへの発達援助と学級づくり』(高文研)

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今年の夏は鳥取で  鳥取高生研事務局長 池上 聡一

「来年の鳥取大会は都市型ですか? 温泉型ですか?」
「温泉の湧く地方都市型大会」ですよ。
 これは、2017年の静岡大会当日、参加者の質問に私が応えたものです。
 「そうなんだよ」と調子に乗って総会の終了後に、思わず鳥取の「きなんせ節」を歌ってしまいました。
「ま~ち~にいでぇゆ~う(いで湯)が、シャンシャ~ン湧~い~て~」 
当日、参加されていた皆さん、大変失礼いたしました。

 大会現地の組織力という点で心配されている鳥取ですが、県庁所在地のど真ん中にあるホテル(又はホテルのそば)で温泉に入れる、求めれば日本海の新鮮な魚介類をしっかり楽しめる、という点は自慢できると思っています。

長い高生研の歴史の中でも、鳥取は初の開催。2003年、沖縄で全国大会が行われた際、「鳥取でもやらんかい!」と比嘉靖さんに叱咤激励されてから、ずい分年数が経ってしまいました。開催したい気持ちはあったのですが、「新高生研」となって以降、全国大会は、比較的多くの参加者を見込みやすい関西・関東そして東海で開かれています。参加者組織が苦しそうな地方での大会は「新高生研」としても初開催、ということになりますね。

5回の全国大会現地を担ってこられた静岡のような組織力はなく、大阪のような勢いもなく、「文化の香りのする開会行事」や「おもてなし」はできそうにありません。しかし、鳥取でも全国大会ができる、という実績を残すこと自体、今後に向けて大きな貢献になりそうだ、と感じています。

細々とした活動ではありますが、鳥取にもそれなりの歴史はあり、鳥取高生研ゼミ(以前の名称は鳥取高生研大会)は今年で第41回になります。そのような地道な活動も土台に、現地の実行委員は高生研の会員外を含めると15人に増えました。(含、小学校や特別支援学校の教員)

一般分科会や問題別分科会での報告者・問題提起者も一人ずつ現地から推薦することにしています。会場は中高一貫の「青翔開智中学校・高等学校」(学級規模30人程度以下)。こじんまりした教室にはキャスター付きの机椅子が整備されており、分科会討議にはぴったり。快適な学習環境はしっかり整えられると考えています。

 みなさん、高生研第56回全国大会(鳥取大会)に是非ご参加ください。実行委員一同、皆さんと鳥取でお会いできることを心よりお待ちしています。

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静岡大会 基調発題『なめられる』教師が教育のあらたな地平をひらく

  • 高生研全国大会が始まりました。今日8月5日は全体会。基調発題をもとに話し合いを深めます。①新自由主義に対抗する『なめられる』教師②ケアの相互応答からケアの伝播へ③ケアから自治へ④協働をつくり、ケアが必要な者が放置されない社会へ これらをキーワードに話し合われます。 あなたはなめられる教師をどう考えますか?
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静岡でお会いしましょう。

いよいよ明日から高生研静岡大会が始まります。

今年から応援ブログを担当しましたが、なかなかブログ原稿を集めることができなく難儀しました。

でも、ここ数日は一般分科会の担当の方から何本も応援ブログの原稿をいただくことができました。

明日から8月8日まではパソコンを使用することができませんが、8月9日以降、大会に参加した感想をいただけるとありがたいです。

メールマガジン、FACEBOOK、メール等で大会情報を流していますが、双方向の伝達手段にはなっていないように感じています。これからの応援ブログについて、大会期間中に多くのご意見をいただければと思っています。

また、写真やイラストなども多くいれる必要があるのかなと感じています。

全国から静岡に集まるのですから、学びとともに静岡の素晴らしい景色・食・伝統などにも触れてみたいものです。

昨年の夏休みも静岡を訪れました。

静岡県庁別館21階富士山展望ロビーは無料で、静岡市内が見渡せます。運が良ければ富士山も見ることができます。:【平日】4月~12月8:30~20:00、【土日祝休日】4月~12月10:00~20:00、

静岡おでんも再び味わいたいものです。

静岡に来たら会いましょう

静岡に来たら飲みましょう(冷たいお茶も美味しかったです)

皆さん、三日間の静岡での大会を盛り上げていきましょう。

ブログ担当

青森高生研 吉田 雅浩

追伸 昨日のブログで紹介した機関誌の中の特集記事「部活動」に執筆しました。部活動についてはいろいろな意見があると思います。大会期間中にこのことで交流できればと思っています。また、スマホからも応援ブログに記事を書くことができるようです。大会期間中の様子をアップできるかやってみたいと思います。

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「初の3年担任③」

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。うちの学校では7月20日に終業式がありましたが、その日から三者面談がスタートしました。1日平均6~7名です(+保護者)。翌日からは夏季講座partⅠが始まり、7月31日にようやく三者面談と夏季講座の前半戦が終わりました。少しホッとしてますが、生徒たちも大変だったと思います。夏季講座中は、連日の最高気温が33~34℃で、最低気温でも29℃という暑さが続き、なおかつうちの学校はエアコンの効きが悪いので、生徒たちから「なんで進学校なのにクーラー効かないんだ!」とか「学校がこんなに暑いなら、夏季講座来たくない…..」との愚痴も聞かされました。それでも、ほぼ全ての生徒たちが毎日講座に出席してました。えらいなぁ….

さて、時間を少し遡って7月14日のバレーボール大会報告。会場には朝早くから生徒たちが

集合して(うちのクラスの生徒も)、パスやレシーブの練習をしていました。三年生なので、「高校生活最後の球技大会・後輩たちには負けられない」ということもあり、男女共に気合い十分でした。

男子はスポーツ万能な子が割といたので、「ひょっとしたら優勝するかも?」と内心思ってましたが、惜しくも予選リーグで敗退しました。女子は、体育系の部活(バレー・バスケット・バドミントン等)をやっていた子が揃っていて、順調に予選を勝ち進み、決勝リーグへと進出!でも、準決勝で負けてしまいました。ただ、男子で優勝したのが同じ英語科クラスだったので、そのクラスが

優勝した時には歓喜の輪に入って一緒に喜んでいました。

この子たちが卒業するまで、これから色んな事が起こると思います。いつか、その報告が出来たらいいなと思います。

いよいよ全国大会が始まります。みなさん、静岡で会いましょう。それでは。

(7月9日。教室前廊下にて。)

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機関誌、新刊も到着! 大会会場で手にとって

高生研機関誌新刊、204号が完成しました。夏色よろしくエメラルドグリーンの装いです。

中身は「ここが楽しい!教師の仕事(特集1)」「今、部活動をどうする?(特集2)」という2ほんの特集、静岡大会基調発題最終稿。
教師が現場と向かい合いその自前の教育をどう切り拓くのか、考える材料が満載です。
私などは部活動の問題に関心があったため特集2は興味深く読んでます。名古屋大学の内田良さんの寄稿も得ていて、あらためて広い視野で考えられるように思います。
間もなく始まる静岡大会では、この204号をはじめバックナンバーも多数、書籍販売で取り扱われます。
大会準備に大忙しの静岡高生研ですが、毎年出し続けている実践記録集も新しく全国大会記念号が出来ているようです。
これらの書籍が一同に揃う静岡大会は間もなく開催です。
高生研大会グループ 安藤
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一般分科会8 HR「文化祭づくりの中で起きた女子どうしのトラブル」分析に向けて

(1)実践記録の特徴

前半は、文化祭での「アジアン風お菓子屋さん」の取り組みを通してのHR集団づくりの指導。 2人のリーダー理沙と友那の活動を軸に、彼女らを取り巻く活動的な優香、美優、ドアンらが絡む(問題の種も蒔かれる)。販売活動の中心だった友那の文化祭2日目は「開店しない」という決定をめぐって、再討議が行われる。

後半は、文化祭の取り組みと修学旅行の部屋割りをめぐる優香と理沙、沙紀、夏美のトラブルを解きほぐし、一定の和解に至るまでの親密グループの指導。優香は、自分が考えた装飾のアイデアを理沙に横取りされたと感じ、また彼女を裏で攻撃したことをクラスに知られたと思い、学校に来れなくなる。また修学旅行の部屋割りで、人間関係の好き嫌いを不用意に出してしまったことから孤立する。

(2)分析のねらい

文化祭指導に頭を悩ませる担任は少なくない。そもそも、文化祭を通じて何を指導するのか、何を持って「文化祭の成功」とするのか、その観点が曖昧なことも多い。そこで高生研らしく議論を進めるために、文化祭を通じて、石田実践記録の中から「リーダー」「活動グループ」「話しあい」をどう指導したかに着目したい。…中略…

後半、石田さんは、4人の女生徒のトラブルを丹念に解きほぐし、一定の和解と謝罪にまで至っている。「いつも大切に思っていたことは、生徒に寄り添いながら生徒のホンネを引き出そうとすること。該当生徒との対話や話しあいを行う中で解決策を見いだしていくことであった。このやり方であると、苦にならず逆に楽しみながら対応できた」という。その柔軟さ、生徒とともに困難をも楽しんでしまう姿勢は、生活指導教師の面目躍如である。

だが、なぜ、4人の亀裂をここまで修復できたのだろうか。石田さんのねばり強い指導はもちろんだが、文化祭を通じての4人それぞれの成長が、修復に踏み出す勇気や見通しを獲得させたのではないだろうか。4人それぞれの側からこの修復の持つ意味を考えてみたい。

(3)分析の柱

A.議論前半

①理沙と友那がリーダーに成長していく場面をさがしてみる。2人のリーダー性にはどんな違いがあるか、分析してみる。

②優香、美優、ドアンが頑張っている場面をさがしてみる。それらを通じて、どのような関係が生まれたかを想像してみる。

③友那の「明日はやらない」を受けた翌朝の「話しあい」のよい点と問題点を明らかにしてみる。

B.議論後半

①優香と理沙は、修復を通じて、それぞれどのように成長したのか(しなかったのか)

②優香と沙紀は、修復を通じて、それぞれどのように成長したのか(しなかったのか)

③ ①と②の修復に関わって、あなたが担任ならどんな指導言を考えるだろうか。

 

多くの方の参加をお待ちしています。           (大阪 井沼淳一郎)

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一般分科会2 HR「ある学級における、学級づくりのあゆみ」

重い障害を持ったS君のいるクラス。他にも数人発達障害を持った生徒がいる。

山本先生は生徒たちをつなごうと、楽しくみんなが参加できるHRづくりを行う。

と同時に生徒の不満や声を丁寧に聞き取りつなげようとする。

しかしS君の世話をしていたH君がS君へ暴力事件を起こす。

山本先生は学年団の支援を元にH君の不満を聞き取り、S君への対応に当たる。

一方文化祭は企画案を丁寧に議論し、クラスとしても楽しめる企画と

なった。S君はごみ捨てでクラスに貢献できたと喜んでいた。

発達障害の生徒へのケアと成長をHR集団の成長とつなげ、

どうように指導していくか、醍醐味のある報告です。

是非ご参加下さい。

 

     運営委員 森 俊二

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一般分科会6 生徒会「スノーフェス~新設”冬の遠足”の取り組み~」

「昼間の定時制にいます」と自己紹介すると、大概怪訝な顔をされます。 「定時制?昼間?どっち?」という質問に「定時というのは決まった時間内に必修授業が組まれる形態のことで、就学時間は関係ない」と説明するのですが、一般に定時制は夜間にやっている、というイメージが強く、私や、報告者の長谷川さんの勤務する昼間定時制の意義や役割はあまり理解されていないように感じます。 単位制で自分のペースで学習ができ、全日制のような厳しい校則がなく、教室にいる人数も少なく、多くの高校生が通う昼間の時間帯に通える「昼間定時制」。集まってくるのは、中学まで不登校気味で学校での経験が薄い子や、発達に問題を抱えていたり、知的に遅れがあったりする学習に困難を伴う子、家庭環境に不安を抱える子など、なにかしら心に影を落としている生徒たちががほとんどです。そんな彼らだからこそ、高校という場でしか得られない学びを存分に身に着け、たくましく社会を生き抜くよすがにして欲しいと、教師は強く思っているのですが、実際には「学ぶからだ」ができていなくて、なかなか染み込んでくれない、というのが現状です。生活に不安があったり、人間関係に疲れていたり、使われていることばの意味さえわからなかったりすると、高校の学習どころではないのも仕方がないという気にもなります。学びの前に立ちはだかる、一般的には見えにくいさまざまな障害。それを超える「からだ」を作るために、長谷川さんが取り組んだのは、生徒の思いから始まる行事づくりでした。 「行事を通して生徒は成長する」という実感が、生活指導教師にはあります。しかし、「行事精選、学習時間確保」を謳う多くの同僚に、その感覚をどう伝えれば理解されるのか。「行事」の何が「生徒の成長」につながるのか。感覚だけではなく、ロジックとして提言できれば、もしかしたら、9月からの学校が少し変わるかもしれない。(個人的な思いですが)そんなロジカルな「行事論」「生徒会論」に迫る実践分析を目指したいと思っています。

一般分科会6 運営担当 伊藤香織

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一般分科会3 「したがわせる教育から自他の声に耳をかたむける教育へ」

「去年のクラスは割とうまくいったのに、今年はなかなか・・・」

「的確な指導(指示?)のできる先生を生徒は求めているのでは?」

「私は、生徒になめられているような気がする」

「学校の管理的な雰囲気に飲み込まれそう」

「生徒との距離が取りづらい」

そんなことを1つでも考えたことのある方は、ぜひこの分科会へ。

 

報告者の東山さんは、転勤後すぐに1年生を担任します。そのクラスは、東山さんの指導方針をおおむね受け入れ、東山さん自身もなかなかいいクラスになったかなと思っていました。

そして2年目、誰も引き受けたがらないある生徒をクラスに迎え、なかなか彼女との関係が取れません。また、1年生の時に「強い指導」「引っ張てくれる担任」を経験した生徒たちが、東山さんを「なめている」様子。学校は、管理主義的雰囲気が強く、生徒たちも表面法はおとなしくしたがっているように見えます。でも、そんな雰囲気になじめない生徒も出てきます。

東山さんもいろいろ悩み、考え、生徒への接し方を工夫します。そして、生徒たちは・・・。

管理主義的な雰囲気の強い学校で、どうすれば「アメとムチ」ではない指導が生徒に届くのか、参加者で考えます。で、報告者・参加者とともに打開の方向を探りましょう。

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静岡でお会いしましょう。大会開催まであと10日。

高生研大会応援ブログをご覧の皆さま

1学期も終わり、少しほっとされていることと思います。

さて、全国大会も、開催まで、あと2週間を切りました。

今年の全国大会のテーマは「『なめられる』教師が教育の新たな地平をひらく」です。

いま学校は、生徒をしたがわせなければならない、なめられてはいけないという強迫観念にとらわれてはいないでしょ うか?

1日目の全体会では全国大会のテーマと同名の基調討論発題をもとに討論が行われます。この基調討論発題のサブタイトルは「『ケアの倫理』に導かれる自治実践を構想する」です。

ケアの倫理とは、生徒のひそやかな声に、そして自分自身のひそやかな声に耳を傾けることだと私は思っています。声にならない声を聞くこと、そこからしか自治は始まらない

ような気がしています。そしてそのようにして教育の新たな地平をひらいていけるのではないかと思っています。全体討論で深めていきましょう。

2日目の一般分科会は、若い先生からベテランまで、生徒をどう育てようとしたか、困難な学校で何をしてきたか、生徒会の指導をどのようにおこなってきたか、グループの授業をどう取り組んできたかなどが語られます。

3日目の問題別はアクティブラーニング、学校づくり、ケアの倫理について深めます。困っていることを相対化するワークショップもあります。

こんな教育でいいわけがないと感じておられる先生!職場でしんどいなと思っておられる先生!とにかく、みんなで 集まって、語り合いましょう!そしてじっくり考えましょう。18歳を市民に。生徒たちを市民に育てたい。そんな教師が、全国から集まる全国大会です。このような場に集うことが、いまほんとうに大切なことだと思うのです。

是非ご参加ください。

申し込みは、申し込みフォームから、詳しい内容は、公式案内をクリックしてください!

2017.7.27 高生研代表 藤本幹人

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「トラブルメーカーY子に担任の私が伴走して」(一般分科会HR)

運営担当 池上 聡一(鳥取高生研)

「『安心して言いたいことが言えるクラスにしよう』と伝えた学級開き。そこで出会った嘘つきで攻撃的なY子。関わりの中で父親に自尊心を傷つけられている背景を知る。嘘つきは傷つきの裏返しだという発見、何もできない私への焦りを経て、何もしないが伴走することで見えてきたこと。」

これは、大会リーフレットに掲載された、浦和さん自身の文章(実践紹介)ですが、報告の中に、「顔はにっこりしていたと思うと、般若のような顔つきになる。とにかく(Y子は)顔がコロコロと変わる、」といった記述も見られます。

「父親に自尊心を傷つけられている」Y子の現実が、嘘や攻撃性という形の自己表現につながっているのではないか、というのが浦和さんの直感です。そして現実に、クラスメートへのいびつな自己表現、いびつな関わりは、さまざまな問題を引き起こすのですが、この事例・実践は、参加者にも様々な問題を突き付けてきそうです。例えば・・・

①Y子との関係の中で「傷つけられた」と訴える個人を守り、安心していられる居場所をつくる(安心して居られる関係性ができるよう励ます)にはどのように実践していくべきか。

②Y子が直面していると考えられる現実(虐待され自尊心を傷つけられている現実)を踏まえて、「いびつな関係づくり」を乗り越えていけるよう励ますにはどうすればいいか。

③このような虐待を疑われる事例において、保護者をどのように把握・理解し、どのように関わっていくべきか。

④学級の公的な活動の場で問題があふれ出した時、どのように対処していくべきか。傷つけられた子どもにとって学校は解放と癒しの場になりうるが、生徒同士が対等平等の関係を築いていくために何ができるか、等々。

報告を一緒に分析・検討することで、生徒の様々な現実だけでなく、実践の道筋・ヒントが必ず見出せると思います。ぜひ、ご参加ください。

 

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わたしは ダニエル・ブレイク か? その④(最終回)認知の壁、自分の壁

堂々庵

この連載の各タイトルに「○○の壁」という言葉を付けてきました。養老孟司さんの影響なのかもしれません。(『自分の壁』という新書も出ています)
私が書きたいと思ったことは、人それぞれに物事に対しての感覚のズレや認知する違いがあることです。そして、そのズレをいかに埋めるかについて考察したいというものです。

難しい話になることを恐れず語ります。
脳科学のおいて「人は<自由意思>を持つか」という研究が進んでいるそうです。<自由意思>とは、自分の考えで行動しているといいきれる状態を意味します。この研究の脳科学の分野での一定の結論として、外的要因によって行動が決定づけられているといわざるを得ない状況、つまり自身の意思で行動を決めているとはいえないとしているそうです。いってしまえば<自由意思>はないようなのです。
「自分の意思で自分の行動を決めているつもりだったのに、そうではなかったら自分の存在とはいったい何だろう?」などと考えてしまいそうですが、そこはちょっと置いておきます。
ここで、違う側面について考えてみました。
「なぜ人間は社会をつくっているのか?」ということです。社会をつくらなければ生きられない動物なのではないかと考えてみました。たとえ(仮に)<自由意思>がなくとも社会を形成している人間であることは間違いないと思ったからです。

高生研では、<生活指導>を「生活に指導される」という意味に位置づけ、個人や集団の関係性に注意深く考察する中から研究、協議を行っています。ここにある「生活」という言葉を社会の関係性の中でどう生きるかという意味でとらえてみると、人々が形成する世界においてその諸相を分析し新たな関係性を再構築するために、あらゆる局面で生活指導の観点が有効であるように思うのです。この連載でも取り上げた、ダニエル・ブレイクの「福祉国家」についても、また、学校現場、さらには行政サービス窓口やIT・ネット社会との軋轢に対して見過ごせない観点を示しているように思うのです。
改めて自分の周りを見渡すと、「最近、Eメールを開けるのが億劫になった。」と感じている人が多くいるのではないでしょうか。今から10年ほど前はメールのやりとりを大切にして頻繁に行っていたのに、今はPCが重くなって困っているとか・・。PCが調子が悪くなって、その後メールを見る環境が変わってトラブル続きとか・・。
ブログの担当だったので分かるのですが、以前はふつうにできていたメールでのやりとりがまったくスムーズではありません。まるで刺激に対して飽きが来たようなあるいは抗体ができているような感じですらあります。簡単なメールでの意思疎通でも返ってこなかったりしっます。私は一種の「(物理的・人的な)システムの老化」みたいなものだと思っていますが、そう考えると、それらのアクセスをよりスムーズに行うためにはより多くのエネルギーが必要になるのです。(こう考えるのは私が生活指導に依拠する人間だからではないかと思います。)

ダニエルは最後に心臓病が悪化して、社会のセイフティーネットに抱かれることなく死んでしまいます。映画を見るとやりきれない気持ちになる反面、それで終わりではないという闘志のようなものが沸いてきました。「わたしはダニエル・ブレイクか?」と、映画のタイトルを疑問形にしたのは、2つの意味を持たせようとしたからです。「何があっても社会と関わりを持っていこうとするダニエルのようにあるべきだ!」というものと、「死んでしまうような立ち振る舞いでダニエルのように自分を追い込んでいっては元も子もない!」というものです。
はっきりと言えることは、止まっているのではなく前に進もうとする自分を常に問い続けたいという思いを込めてつけたタイトルのでした。

この世界で起こっていることは、目の前の社会とつながっていることです。
静岡大会まであと20日を切りました。是非大会にお越し下さい。