大阪・サトウです。
大阪の多くの高校では、期末試験の時期になりました。
連日の猛暑、早や「夏真っ盛り」ですが、「さあもうすぐ夏休み!」というところで、ちょっとばかり開放感も。
さて、名古屋大会まであと一ヶ月余。
皆さん、参加者呼びかけも佳境かな。
サトウが最近、知己の方に送っている「メール案内」の例を下記に貼りつけました。
若手のOさん宛てに送ったものです。
どうぞアレンジしてお使いください&他の方の「見どころつきお誘い文」も教えて。
公開しあってパクリあいましょう。
よろしく。
<以下>
緑風冠高校・サトウです。
さて、1学期もゴールがみえてきました。
元気にやってますか。
以下、高生研関係のご案内をいくつか。
新任・Kさんが、卒論で引用したナマ本田由紀に会えるのと世界遺産・白川郷に行けるのとで、名古屋大会参加に前向きです。
ぜひ、一緒に行こうぜィ。
<以下、ご案内>
●行きましょ、高生研名古屋大会
2011年夏高生研第49回全国大会名古屋大会
テーマ「なぜと問い合える関係性をつくろう」
日程8月6日(土)~8月8日(月)
会場大同大学〒457-0819 愛知県名古屋市南区滝春町10-3
後援名古屋市教育委員会
見どころ抜粋
<1日目(8月6日)>
(講演)格差社会に対抗する若者政策と教育改革
講師宮本みち子(放送大学教授)
近年、高校現場では、中退者の高止まり、就職内定率の低下、無業で卒業していく生徒、過酷な労働現場に疲れ果てて離職する生徒が顕著になっている。しかもこれらの生徒は、ある高校に偏在する傾向にある。二極化が進む社会のなかを、たくましく生き抜いていくためには、高校教育の改革が必要である。若者の実態を紹介し、シティズンシップ教育やキャリア教育への期待を述べる。
(基調発題と討論)実践記録を書くことの意味
発題者船橋聖一(全国高生研/群馬)
発題者が、自分自身、また、地元群馬のサークル仲間が実践報告を書くことで、教師として成長してきた過程を分析します。さらに、最近の大会で報告された実践報告とその分析から、実践報告を書くことと分析討論することの意味を丁寧にとらえ直します。それらを通して、高生研がこれまで大会やサークル活動などで行ってきた実践分析が、どのような意味を持つのか、あらためて提起します。
<2日目(7日)・一般分科会>
大阪の「初担任1年記」をご紹介。
(2)三木啓司(大阪/HR/生徒に言葉が届かない!!からの出発)
初めての担任ということで、「いいクラスを創ろう」なんて意気込んで臨んだはずが、クラスで起きるのは問題ばかり。挙げ句の果てに、生徒からは「担任と思っていない」などと言われ、どうしようもなく落ち込む日々。そんなサンドバックのような状態から、いかにして終業式に色紙を渡されるまでになったのか、実践者としての1年間の軌跡を追う。
ほかに・・・。
(1)日比野歩(公立高校/HR/LAST KHS!個性の固まり!)
(3)池上聡一(鳥取/学年/学年集団が動く~正副室長の活躍~)
(4)北川智彦(秋田/全校/学校は変わるか?学校フォーラムと四者協議会)
(5)酒田孝(青森/生徒会/一ヶ月だけの演劇部)
(6)中順子(岩手/授業&HR/合言葉は「ぐるり」、そして「パッチギ」~「学び」の意味を問い直す~)
(7)浅田正登(公立高校/授業/オズの国の生徒たち)
<3日目(8日)・問題別分科会>
(5)高校普通科の職業的意義を問う―ポスト近代における<能力>と<学力>の変容をふまえて―
「1990年代に、若者の仕事は大きく変貌した。非正規社員の増加、不安定な雇用、劣悪な賃金…。なぜ若年労働者ばかりが、過酷な就労環境に甘んじなければならないのか。」(ちくま新書「教育の職業的意義」より)
若者の労働と生活世界の現実に向き合ってきた本田さんはストレートに問いかける。その義憤にも似た問いに、教え子たちの卒業後の過酷さを垣間知る私たち高校教師はとても共感してしまうのだ。それが本田さんを再び高生研大会に呼びたい一番の理由といってもいい。
本田さんは、その問いに次のような仮説を立てる。
「それは、戦後日本において「教育の職業的意義」が軽視され、括弧上職業能力を形成する機会が失われてきたことと密接な関係がある」と。(同上)
そして、とりわけ現在の普通科高校を厳しく批判のまな板にのせる。
「教育制度内での通過点としての性格を強める現在の普通科高校は、生徒の学力水準に即して失敗のリスクを最小化する進路決定プロセスのシステム化が進む一方で、生徒自身による自らの将来の選択にとってしっかりした基盤となる経験の提供と、それを実現するために求められる実社会において有用性を発揮しうる能力の形成の側面が非常に弱いという問題を抱えている。」(『進路指導』84(1))
これまた、「高校の勉強って、社会に出て何の役にたつん?」と生徒から問いかけられるような苦しい毎日を送る私たちには思わず頷いてしまいそうな…。
いや、待てよ?私たちがホームルーム活動や行事に多大なエネルギーを注いできたことは、将来の選択の基盤になる経験や実社会で有用な能力を育てることにつながっていなかったのかな?
そもそも、普通科高校の「普通」教育って何だったのか?
本田さんの言う「教育の職業的意義」は「普通」教育をどう批判し乗りこえるものなのか?
ここは、しっかり議論したいところ。分科会題名は、そんな議論を期待して、あえて論争的につけてみました。
(分科会設定者の見どころ案内より引用)
ほかに・・・。
問題別分科会
(1)教育における公共性を問いなおす~学校で政治主体を育てるとは~松下良平(金沢大学)
(2)シティズンシップ教育における教師のポジショナリティと実践構図望月一枝(秋田大学)
(3)探究学習を通した高校生のアイデンティティ形成高橋亜希子(北海道教育大学)
(4)日本語を母語としない子どもの現状と課題時原千恵子(柏中央高校)伊東浄江(NPO 法人トルシーダ代表)
☆夜の交流会も原発・震災関係の最先端の話、現地からの報告など、盛りだくさんです。
☆このあと、大阪名物「アフターツアー」、今年は世界遺産白川郷の合掌民宿を1軒貸し切りツアー(8日~9日)
詳しくは、
http://kouseiken.jp/thk3701/Ngoya_osasoi.html(名古屋大会応援ブログ)
(大会リーフレットをダウンロードください)
http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/(大阪高生研ブログ)
サトウは「勤務地を離れた研修」として参加する予定です。
ホテルの情報などもお伝えできますので、また問い合わせください。
「名古屋市教委の後援」もあるので、ぜひ、ご一緒に。
暑い夏、しっかり充電して乗り切りましょうね。
☆☆☆佐藤 功
taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jp☆☆☆