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田舎暮らし

 今日、7月11日、東北の梅雨明けが報道されました。例年より14日早いとか。今学校は期末テストです。地元の人も誤解するのですが、エアコンはありません。窓を全開にしているのですが、日差しが入り込んできます。隣の小学校が休み時間になったようで、子ども達がサッカーボールを持ってグランドになだれ込んできました。15分間、フルに遊び回っています。試験監督をしながら眺めていました。チャイムが鳴って子ども達は学校の中に入っていきました。しばらくして、プールに子ども達がやって来ました。2クラスでしょうか。歓声を上げてはしゃぎ回っています。生徒は、時折窓に目をやりますが、すぐテストに集中しています。

 こんなごく日常的なことが出来ない場所が日本にあるなんて・・。

 土曜日、仙台で国公の組合の会議がありました。福島から、子ども達の疎開も考えている、という報告がありました。放射能の影響を考えれば、その方がよいのでしょうが、なかなか踏み切れないそうです。

 午後からは、地元企業へでかけて勉強会です。全教員がどこかの会社へ行くことになっており、今日は12人の教師で市内にある風力発電所へ行きました。自然エネルギーということでこれから注目を集めそうですが、結局、電力10社の影響がものを言うことを理解しました。第1に、電力会社の傘下であること。買電するために、電力会社が必要なこと。風力発電を起動するに、まず電力が必要で、そのための蓄電はなく、電力会社に頼っていること。実際、3月11日は、電気の供給がなく発電できたのはしばらく経って配電を受けてからとのことでした。

 もともとは、地元企業を知る、ということですが、数人しか人はおらず、「求人」という面からは全く関係のない所だ、ということが分かりました。

 勤務時間は5時までです。テスト期間に部活の顧問が多く代休を取るので、職員室は閑散としています。5時30分に学校を出ました。家までは歩いて10分です。夕方になるといくらか涼しく、汗をかかないようゆっくり歩きます。5月6月の太陽は、透明というか白い感じがするのですが、梅雨明けの太陽は原色っぽく感じます。家にもエアコンはなく、この原稿を書いている夜は、窓からひんやりした空気が入ってきます。隣のテレビの音がかすかに聞こえる程度の静かさです。

 こんなですから、年に1度は高生研の刺激が必要です。

 とらぬ狸@秋田

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