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いくつものハプニングを乗り越えて

 沖縄高生研の照屋です。沖縄は梅雨が明けて、連日最高気温が32~33℃という暑さが続いています。うちの学校では(2・3学年6クラス、1学年5クラス)、学校全体を冷やすために、2つの大きな冷房機があります。でも、そのうちの1台が調子悪くて、僕がいる英語科LL教室はその「調子悪い」冷房機の管轄なので、冷房がONになっても(朝7:35~)恐らく気温は30℃前後で、生暖かいです。窓を開けた方が涼しいほどです。生徒たちはLL教室で授業を受ける時は「暑い~!」の連呼です。特に体育の後は、制服で汗だくになり、うちわ片手で授業を受けています。
 今年の夏も、なんとか乗り切れるかな?
 さて、6月19(日)・20(月)、文化際が開催されました。前回のブログでも伝えたように、うちのクラスではオリジナル脚本で劇をやりました。当初は「学校全体を使っての『宝探し』」をやる予定でしたが、最終的には体育館舞台での劇をやる事に決定しました。本番まではあまり時間がなかったんですが、うちの学校では「文化際準備期間」というのがあります。通常の日程では60分の6校時授業ですが(6校時終了が16:35)、6月8日(水)からはそれを50分授業にして7校時が「文化際準備」に割り当てられます。脚本は出来上がっていたようですが、この7校時の時間帯に出来る準備は役者の立ち稽古と大(小)道具作成がほとんどです。衣装はまだ素材が揃ってなくて、照明や音響は体育館でのリハーサルでしか練習が出来ない状態でした。クラス内の役割ですが、台本作成・演出・舞台監督を一人の子(K)が担当していました。過重な役割分担だったと思いますが、クラスの子たちは「Kがそう言うなら、そうしよう」という雰囲気でした。衣装・大道具・音響・照明….各部署で、リーダーが自然に決まっていたようでした。僕が出来る事は、「校外への買い出し」と「練習・作成」風景の写真を撮って、それを学級通信に載せることぐらいでした。土日も役者の練習や大道具作成で学校に来ていた子たちもいました。もちろん僕も学校へ来てサポートしました。が……やはりトラブルはつきものです。それらも含めて、本番はどうだったのか?
 詳しくは次回のブログで報告します。

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大阪と熊本の高校生たちが、熊本応援企画を計画中

大阪・サトウです。

本校の生徒たちが熊本に行き、K高校の生徒さんたちと交流会をした2週間後、大地震が起きました。
阿蘇大橋、草千里、熊本城……案内していただいた場所場所が、目を覆うばかりの姿に。

「熊本応援のために何かしたい」

本校生たちが地元の市民協働課や商店街に呼びかけ、大阪で「熊本応援映画&トークの夕べ(仮称)」企画を行えないかという計画が浮上。今度は大阪にK高校生徒会を招くべく準備をしています。高校生の熱意に応え、全編熊本ロケの映画「うつくしいひと」の上演が決定、高校生たちはさらなるサプライズ企画をもくろんでいます。

上映予定は8月5日(金)に決定しましたが、さてさてどうなることやら。サトウはこの上映会を見届け、翌日の高生研東京大会へと向かいます。
前泊ツアー、よろしかったらご一緒しましょう。(佐藤功・大阪)

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​ 71年目の慰霊の日〜沖縄から未来への連帯を

 本日6月23日は、沖縄戦において組織的戦闘が終わった日です。沖縄県内では慰霊の日として公休日とされ、糸満の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が開かれます。我が国の首相が、この式で昨年度とその前年度にほぼ同じ挨拶文を読み上げたことは記憶に新しいかもしれません。所詮、沖縄への気持ちがその程度の彼が、今年どんな挨拶をするかは対して期待もできないし、もはや(私的には)どうでもいいことです。しかし、日本国の首相として、沖縄の現状を改善する手立ては考えてほしいものです。
 最近では全国ニュースで報道されることが無くなりましたが、元海兵隊員の軍属が起こした強姦殺人事件については、沖縄県内では現在でもいちばんの関心事項です。19日には奥武山公園で追悼集会が開かれ、高生研大会にも参加している名桜大学の玉城愛さん、小波津義嵩さん、眞鍋紫苑さんが登壇し、それぞれに思いの伝わるスピーチを聞かせてくれました。
 愛さんの「第二の加害者は、安倍晋三さん、あなたです」ということばを、我が国の首相はどう受け取るのでしょうか。
 日米地位協定の改定には時間が掛かるから、運用規定変更でいくと、恥ずかしげもなく口にする彼は、戦後71年間、沖縄復帰後44年間、自分の政党が何もしてこなかったへの反省は微塵もなく、そしてさらにまだ沖縄を「利用」し続けようとしています。追悼集会で私達は、「怒りは限界を超えた」というプラカードを掲げました。それは多くの県民の偽らざる思いです。そして、翁長知事の叫んだ「グスーヨー(みなさん)、負ケテナイビランドー(負けてはいけません)。ワッターウチナーンチュヌ(私たちの沖縄人の)クワウマガ(子や孫を)マムティイチャビラ(守っていきましょう)。チバラナヤーサイ(頑張っていきましょう)。」ということばを、抱きしめて、未来の沖縄を築いていこうと誓ったのです。
 私の書いている基調では、このような今の沖縄の空気が伝えられれば、と思っています。様々な葛藤を抱きながら、未来のために立ち上がり、人々が声を上げていく姿。それを目指して生徒たちと取組んできたさまざまなこと。それをかたることで、その先にあるものを、この夏皆さんと一緒に見つけられるといいなと思っています。

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現実感をもって英文法を学ぶ

 比較表現を学んでいる最中の復習小テスト。私が英作文問題を日本語で読み上げて、生徒たちがそれを英語に直して書くのですが、「利根川は日本で一番長い川です。」と問題を読み上げた時に、Hくんが「えっ?」と声をあげました。
私「違った?私、間違えた?!」
Hくん「利根川は二番目。一番長いのは信濃川。」
私「あーそうなの?信濃川!みなさん、英文を直して~!The ToneではなくてThe Shinanoを主語にしてください。」
Hくん「利根川は流域面積が一位。」
私「Hくん、さすがやな~。」(Hくんは釣りの名人)
ゴシゴシという消しゴムの音と共に、「長いのは信濃川なんや~。」「知ってた?」等々のつぶやきが聞こえてきます。
 英作文の教材を創る際に大切にしているのは、例文として使う英文や練習として生徒に創ってもらう英文が本当に現実を語るものになっている、といういうことです。
 ”I”の扱い方にも気を遣っています。問題集には無数の”I”を主語にした英文が載っていますが、実態のない”I”ではなくて、現実のここにいる”I”を主語にして、その”I”の事実を英語にしてこそ、言葉が学習者に獲得されていくのだろうと、私たちは考えているのです。この方針は、比較級を使う練習の場合ですと隣同士で背比べをして、”I am taller than ~ .” あるいは “I am shorter than ~.” という表現をする、仮定法の練習ですと「もしもこの学校の校長だったら、私は~する」という表現をそれぞれが工夫して創って発表し合う、という風に生かされています。授業の中で新たに学んでいく教科内容の文脈に自分が乗っていると感じた時に、生徒たちは予想外の集中力と思考力を発揮してくれるということを、日々実感しています。

(京都 田中容子)

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基調発題について その2

 今晩は。
 大会実行委員長の埼玉の内田です。
 基調発題の魅力について、その2です。
 基調発題というと、小難しくてわからないと言う印象を持たれる方もいると思いますが、伊藤さんの基調発題は、自分の実践と沖縄が抱える問題から生まれているので、わかりやすいものになっています。
 伊藤さんの基調の魅力は、人が公共的な場で通用することばを獲得して行く過程が、構造的に見えるよう整理された提起となっているところにあると、私は見ています。
 ①教師の権力性を停止させ、そばにいる大人として生徒の前に現れることで生み出されることば。②行事の中でつくり出される生徒たちの新たな関係性の意味とそこから生まれてくる生徒のことば。③国語の授業(『こころ』の授業実践、憲法を読む実践)で生徒のことばを引き出し、鍛えてゆく過程。④担任として服装規定改定要求に生徒と取り組んだときに、生徒達が学校の支配的文脈を相対化し、自分たちに必要な公共性をつくり出していったこと。以上の4点が発題の柱になっています。
 さらにこの4点に共通する特徴として、⑤ことばを獲得して行く生徒達と伊藤さんとの間に相互作用があります。相互作用、すなわち互いに理解を深め相互に学ぶ、まっとうなコミュニケーションが成立しているということです。
 まあ、こんなふうに書くと、やっぱり小難しい、と言われてしまいそうですが、ここで基調の文章を公開するわけには行きませんので、こんなまとめで勘弁して下さい。
 提起されている内容の構造がはっきりしているので、議論も組み立てやすく、参加しやすいのではないでしょうか。大会当日の全体会で、①~⑤の論点にいろいろな視点から意見が出され、議論が進むことを期待したいと思います。

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東と西のはざま

 とざい、とーざーい!
 先日の全国フォーラム、飯田橋ユースホステルの会議場、毎年恒例の全国大会応援ブログ記事執筆の依頼表が回ってきた。今年は8月6日から全国大会なので、ブログは5日まで。迷わず毎月5日の記事執筆を引き受ける。6月、7月、8月の3回まわってくる予定だ。わたしが東京大会を経験するのも、今年でもう4度目。応援ブログが始まったのは2005年の東京芝大会からと記憶しているが、そうすると今年でひと回り12年になる。
 さて、いつものように引き受けてはみたが、いつものように大して応援するわけでもなく、つまらないことしか書けない。今年も、お題が「東と西のはざま」。我々の年代だったら冷戦だとかトインビーだとかが思い浮かぶが、ただ単に“東京”のブログを“西村”が書くということでお題にしただけ。でも、この“東と西”というのは、あらためて考えてみるとなかなかおもしろい。対語である“南北”はかなり胡散臭い。なぜなら、南北は究極の北と南、すなわち、北極点と南極点が存在するからである。しかし、東と西には究極の東や究極の西がない。日本の最東端はあっても世界の一番東はない。常に自分中心というところがいい。また、北と南では気温が違う。北半球では、北は寒く南は温かい。ゆえに、いらない価値観がついてしまう場合もある。その点、東西では気温が違わないので、たいした価値観の違いもない。しいて言えば、太陽は東から昇って西に沈む。だから、東は勢いがあり、西は落ち着いている!? まあ、こんな調子だ。
 さて、話は変わるが、昨年全国大会が開催された“東”大阪市はわたしが小さいときに暮らした街でもある。近鉄奈良線の永和駅前に東大阪市民会館があった。1967年から48年間、東大阪市民の文化・芸術活動の拠点として存在していたが、老朽化に伴い新会館建設が決まり、昨年6月に閉館した。近鉄奈良線は通勤経路で、いつもは市民会館とは反対側に立っていて気付かなかったのだが、先日、休日に電車に乗って気付いた。その市民会館が、いままさに取り壊されているのだ。小学校6年のときに大ホールでの音楽会に出場し、生きているうちで一番緊張したことが、昨日のように思い出される。いまは、大事な人を失ったかのような気持ちでいる。

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基調発題について その1

 今晩は。
 大会実行委員長の埼玉の内田です。
 全国高生研の理論研究グループに所属し、基調発題の制作過程の議論に関わりましたので、基調発題の魅力について書きたいと思います。
 今年の発題は「封じ込められたことばを解き放つ~小さな私が大きな世界と語るために~」で、沖縄の伊藤香織さんが発題者です。伊藤さんは、これまで「高校生活指導」にいくつも優れた実践を報告してきました。今回の基調発題は、その実践の積み重ねと沖縄が抱え込まされている問題の中から生まれてたものです。
 「ことばを解き放つ」と言えば、昨年安保法制に関わる様々な動きの中で、SEALDsの活動が注目を集め、彼らのことばが大きな力ともなったことともつながります。彼らのスピーチは、「私は」という一人称単数で語られています。「われわれは」ではないところに特徴がありました。先日「わたしたちの自由について」というSEALDsの記録映画を見てきましたが、彼らが意識してそのようなスピーチをつくっていることや、人に伝わることばを意識していることが改めてわかりました。
 伊藤さんの基調発題でも、SEALDsの橋本紅子さんのスピーチを引用し、「『私、今日ここに来る前に、夏に着る水着を買ってきて、マツエク(まつげエクステ)いつつけようかなーとか悩んでました。なんか、そんな、水着とかマツエクいつ付けるかとかで悩んでる人間が、政治について口を開くことはスタンダードであるべきだと思うし、スタンダードにしたいから、スタンダードになるまで繰り返し声を上げ続けなくてはいけないんだと思ってここに立っています。』という締めの部分を、私は今、生徒とともに目指す目標にしている。政治は、『意識の高い』『クソ真面目な』『特別な』人間だけが語るものではなく、・・・・・」と、基調のまとめ部分で述べています。
 人に伝わる自分の主張をもったことばは、どのようにしてつくり得るのでしょうか。多様な人の多様な意見が出会い、相互に理解が進み、議論されてはじめて何がこの社会にとって必要なのか、何が正しいのか見えてくる、それが民主主義ってものだと思うのです。しかし、わたしたち教師は、生徒達にそのためのことばを獲得させることができているのでしょうか。
 伊藤さんの基調発題は、そのことばの獲得について提起をしてくれます。
 皆さん、ぜひ大会の全体会での議論に参加し、この問題をともに議論し深めましょう。

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野外炊飯遠足で仲間作り

今年は2年次主任。理型・文型に別れての新しいクラス。5月は遠足、6月は球技大会、7月は文化祭。行事を通して、生徒たちがたくさんの仲間と関わってくれることを願っています。

我が校では全校での野外炊飯遠足。学年ごとに場所は異なりますが、それぞれ炊事ができるキャンプ場を選んでいます。3年間を通して、料理の腕前もあがっていきます。大学生になったときに、一人暮らしもできるでしょう。大学生になって友人とキャンプに行ってもしっかりと火熾しもできるでしょう。なによりも仲間と一緒に楽しい食事ができる喜びをしっかりと感じることができていきます。

今回の野外炊飯遠足は好きなものどうしではなく、7クラスの委員長が自主的に集まり、すべてのクラスでくじ引きで班を決めることにしたようです。その心遣いにとっても感激。生徒たちは日々、進化しつづけています。 頑張れ生徒たち。(*^-^*)   北国の管理人 YCIMG1206 s074 075 106 113 CIMG1707 s E班④ s IMG_2265 s

 

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出ました、緊急出版!

 大阪・サトウです。

 もう読んでいただけましたか。
 大阪・おまかせHR研究会編著「これならできる主権者教育」。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160519/20160519029.html

 本書を取材してくれた某紙の記者さんからの読後感が素敵だったので、ご本人の許可を得て転載します。

◇◇◇

「これならできる主権者教育」結構じっくり読みました。
あの本は、教育のための本だから、記事を書くために読み始めたけど、とても生活に密着した内容だなぁと。

先生と生徒だけじゃなくて、ほんまに誰にでも参考になりそう。ビビってんと、とりあえず勇気出してみ、なんか道が開けるかも、いや、開いていこうやって、実践例を読み進めるうちに、なるほどなアイデアが次々出てきて、すごい納得できるし、物事の進め方がわかりやすく書いてある。自分のことに当てはめて、全員からガンバレガンバレって応援されてるような気持ちになりました。

あの本のように、経験や工夫を生かして、世の中の理不尽に立ち向かっていければなぁ。ケンカじゃなくて、どっちか悪者になるでもなくて、話し合いや調整で物事を進められたら最高です。佐藤さんらはいつもHR研究会の仲間とそんな風にやってはるんですね。仕事と遊びの他に、目的を持って他人と何かをするって大事かもしれませんね」

◇◇◇

 大会では本書所収の実践例も使って、問題別分科会を担当します。

「ホンマにできるの? 今までもやってる!? 主権者教育
~生徒が主権者に育つ授業・生活指導の道筋を探る~
首藤広道・佐藤功・杉浦真理(総務省文科省「副教材」執筆者)
ゲスト:原田謙介(NPO 法人 YouthCreate 代表理事)

(8月8日(月)和光高等学校 9:00~12:00 でお会いしましょう)

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年に一度の汚れ落とし

 こんにちは。沖縄高生研の照屋です。沖縄は梅雨入りしました。程よく(?)雨が降っているので少なくとも水不足に悩まされることはなさそうです。うちの学校では来月中旬に文化祭があります。僕のクラスでは、オリジナル脚本での劇をやる事になりました。今のところ生徒たちが自主的に動いているので、僕は出来る事だけをサポートしているといったところです。

 さて、沖縄県の高校では、いわゆる「ワックス清掃作業」という清掃活動を年1回行います。

 午後の授業をカットして行います。まず教室内や廊下を清掃後、机や椅子、教卓等全ての物を外へ出します。その後、「ポリッシャー(円形のブラシが回転して床を磨き上げる機械。操作がなかなか難しい)」や「スカッチブライト」を使って床をゴシゴシ磨きあげ、水を流して洗い、ぞうきんやワイパーで水分を拭き取ります。床が完全に乾いた後、「ワックス」を薄~く均等に塗布し、それが完全に乾いたら、外に出した物を教室に入れて完了です。2月に行う学校が多いんですが、うちの学校は7月中旬に行います。まるまる3時間ほどかかります。ほぼ全ての生徒が、真剣かつ楽しそうにやります。最初の床磨き作業は、洗剤を使うので生徒たちや先生たちは裸足です。気をつけないと滑って転びます。実際、「すってんころりん」して頭を強打し、出血した生徒もいたそうです。

 でも、僕ら先生たちも含めてみんな楽しそうです。普段の授業では見ることの出来ない生徒たちの一面や(学校生活ではとても静かな生徒が、テキパキ仕切ったりする)、先生方の案外おっちょこちょいな姿(僕も含めて)があちこちで見られます。気合いを入れて床を磨くと、びっくりするほど汚れが落ちますが、わざと「模様」が浮かび上がるような磨き方をするクラスもありました。

 去年までは全体を取りまとめる立場でしたが、今年は担任として生徒たちとワイワイガヤガヤしながらピカピカにしようと思います。次回のブログは、文化祭について書くつもりです。

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高生研の意義と課題2

 久田晴生

 高生研の意義について、2回目です。
 4月初旬、愛知県内の不登校父母の会に参加する機会がありました。参加者の多くは、ご自身のお子さんが不登校を経験している、あるいは今不登校中という方です。その話し合いの中で、主催されている方がこの会を指して「自助グループ」という言葉を使われたのです。ハッとしました。
 「自助グループ」という言葉は(ご存じの方も多いと思いますが)ダルクの実践を読むとしばしば出てきます。自分の中でも意識していたつもりだったのですが、この不登
校父母の会で聞いて、久しぶりに出会ったように感じたのです。
 4月24日、愛知と岐阜で合同の例会を初めて行いました。これを始めようと思ったのは、前回お伝えした全生研の例会(これ自身も自助の意味をもった例会でした)に刺激されたのがきっかけですが、「自助グループ」という言葉を聞いて、高生研の例会にも自助の意味があることに気づかされた次第です。つまり、互いに経験を交流することで、すぐには解決できないかも知れないが、生きる勇気を分かち合うことができるのではないかと。
 「何を今更と」とおしかりを受けるかもしれませんが、あらためて、各地域で地道に例会を開きましょう、と呼びかけるものです。

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大会リーフレットが完成しました

みなさま
お元気でしょうか?

お待たせしました。
高生研2016夏東京大会の案内ができあがりました。

こちらからダウンロード

追って、大会参加申込ができるよう
このブログも整備していきます。

和光大学・和光高校で行われる高生研の大会。
どしどし参加下さい。

なお、大会中に行われる「交流会」(8/6(土))については
確定したものが増えましたらその都度このブログに
情報を発信します。
今後ともこの「高生研2016東京大会応援ブログ」に
注目下さい。

管理人A

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ちょっと困った

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。今年、4年振りの担任です。現任校では初めての担任なので毎日パタパタしています。あれこれHRとして取り組みたい事があるのに、手が回らない日々が続いてます。落ち着いたらクラスの事も報告します。
さて、前回の続きで、2年前の事。6月中旬の文化祭終了後、大量のダンボールや資源ゴミ、燃えるゴミ等が出ましたが、美化委員の生徒たちと僕ら環境美化の教員たちの連携で概ねスムーズにゴミ処理を終える事ができました。しかし、それらゴミの中には「どうやって捨てようかな?…」と迷ったものもありました。例えば、「お化け屋敷」で、入場者達を怖がらせようとして使った「マネキン(女性・しかもスキンヘッド!)」でした。使用したクラスが処分し忘れたのか、学校4階の机と椅子を保管してある倉庫に、8ヶ月ほど保管(?)されてました。一度、夕方暗くなってからたまたまその倉庫へ机を取ろうと入ったら、そこにマネキンがあるとわかってても、少し怖かったです。結局、年度末に産業廃棄物として捨てる事になりました。学年度末の全体清掃時、生徒たちが掃除をしている中で、僕はそのマネキンを両手で抱えて廃棄物専用のコンテナまで運びましたが、会う生徒たちはみんなギョッとしてました。遠くから見ると、まるで僕が女性を誘拐でもしているような感じだったかもしれません。
廃棄用コンテナの中に入れるときも、そのままではスペースを取り過ぎるので、頭・胴体・腕・脚をそれぞれ取り外しましたが、なんだかバラバラ殺人みたいで、スプラッター映画の一場面のようでした。
次回は、沖縄県のほぼ全ての学校で一年に1回はやると思われる「(大がかりな?)ある作業」について報告します。

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布衣の交わりをふたたび

お元気ですか?
4月、明日はいよいよ新学期が始まります。

人事異動があった折には新しい職場で仕事内容を見極めることすらままなりません。小規模の職場ならまだしも、大人数の職場だと会議出た内容の確認に手間取ります。どんどん訊いて回ればいいものの、その手間や尋ねることに二の足を踏んでると仕事自体が滞ってきます。
「ここはひとつ訊いてみなければ・・」と、思い切って尋ね始めてみると新たなる同僚がどんどん答えてくれます。仕事のイメージが一気に開けます。
そこには老いも若きもベテランも新人もありません。分からない事の前には「見通せていない者」として同じです。
少しずつやりとりが進むと少しずつ親交も深まります。空気がほぐれ、自分の体もほぐれ、さらにはやりやすさにつながっていきます。
この時期、学校は孤軍奮闘する教師の姿を求めるのではなく、同僚性にこそもっと目を向けるべきなのでしょう。かくいう私も、明日から新天地での新学期です。
図らずも2012年の東京大会応援ブログのタイトル(「ふいのまじわり(身分や地位などにこだわらない心からの交わりという意味)」)を思い出しました。

アンドウ

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現任校:これまでとこれから

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先日、イギリス研修生徒引率から帰ってきました。
去年の大阪大会応援ブログでも報告しましたが、現地の一般家庭で生徒たちは2週間のホームステイプログラムで、僕もホームステイしました。今回もとても有意義で、地元の高校でそこの生徒たちと一緒に授業を受けたり、大英博物館やカンタベリー大聖堂、ビッグ・ベンやバッキンガム宮殿など、世界史の資料集でしか見たことがない荘厳な建物も見学することができました。僕のホストマザーは85歳の元気なおばあちゃんでした。料理はもちろん、車も運転(マニュアル車)し、孫たちやひ孫たち、旧来の友達たちとも活発に交流していました。旦那さんを4年前に亡くし、今では一人暮らしですが、それでホームステイを引き受けることが出来るんだと笑っていました。
僕の名前は発音するのが難しいらしく、「あつし」と言えずに、どうしても「a tissue?」になってました。生徒たちも滞在中に体調を崩すこともなく元気&積極的で、多くの事を学んだようです。
さて、現任校で勤務してから三年がすぎました。4月からは、担任です。
今回のブログは「担任奮闘記」を中心に書いていこうかと思ってますが、担任としての取り組みは5月頃にならないと書けないと思うので、今回と次回は、僕が関わった「環境美化係」としての業務について書いてみたいと思います。 
僕が二年間所属した環境美化(環境保健)部は、ざっくり説明すると① 学校美化(清掃や校内外美化等)② 保健(保健管理や健康診断等)③ 健康指導(学校保健・学校安全計画・性やエイズ薬物乱用に関する講演会企画等)④ 教育相談(教育相談・HR担任や教科担任との連絡調整等)等の業務を受け持つ分掌です。僕が受け持ったのは①で、校内外の清掃指導に加えて、入学・卒業式での清掃計画・各行事ごとに大量に出るゴミの分別指導、7月に行われるワックス作業等が主な業務でした。
ここで、うちの学校の日課を説明します。60分授業の時は最後の授業が終わるのが16:35で、その後SHR(16:40~16:45)、清掃(16:45~17:00)というスケジュールです。
55分授業の時は最後の授業終了は16:05、SHR(16:10~16:15)、清掃(16:15~16:30)。
さらに50分授業の時は最後の授業終了が15:35、SHR(15:40~15:55)、清掃(15:45~16:00)。学校によっては清掃を先にやってSHRという順番もあるようですが、うちはSHRの後に清掃です。校内は全ての教室でスリッパで(生徒用玄関で履き替える)、ガムを捨てる生徒や空きカン・ペットボトルを放置する生徒もあまりいないので、校内はキレイな方だと思います。
生徒たちも真面目な子たちが多いので、一生懸命掃除します。
さて、1学期には僕が運営する大きな仕事が二つあります。「文化祭後に出る(大量の)資源ゴミ等の分別指導」と、「校内ワックス作業の企画運営」です。例年、うちの学校では6月中旬に文化祭を行います。体育館での劇やミュージカル、模擬店、お化け屋敷に迷路やクラス掲示等、様々な出し物がありますが、同時に大量のゴミがでます。特に多いのが、ダンボールとベニヤ板です。お化け屋敷や迷路、そしてクラス掲示、それに劇でもダンボールやベニヤ板は必要なので、各クラスでかなりの量のダンボールがでます。それらダンボールも含めて、生ゴミ(模擬店やPTAが食品を販売)や燃えるゴミ・空きカン・ペットボトル等の分別や搬入場所を、まず棒ら教員が決めます。それ以降は、各クラスの美化委員(各クラス2名)を集めて美化委員会を開き、分別方法や時間帯、搬入場所等を説明・クラス掲示してもらいます。あとはこぼ美化委員の生徒たちがクラスでリーダーシップを取ってくれるので、文化祭後のゴミ収集は、少なくとも僕が関わった二年間では特に大きな混乱はなかったです。ただし、「お化け屋敷」や「迷路」を行うクラスは、文化祭終了後の後片付けで(おおげさに言うと)そのクラスの「まとまり具合」と「担任の段取り力」が問われます。文化祭終了後、片付け時間が二時間近くあり、その後に後夜祭があります。
片付け時間内にうまくダンボールを片付け出来ないと後夜祭に間に合わないだけでなく、後夜祭の後も片付けが待っているからです。文化祭終了後の代休明けに、その教室で通常通りの授業が出来ないと困るからです。後夜祭までにキッチリ片付けが終わっていると、「さすが○○先生!」
と言われ、間に合わないと「○○先生!しっかり!」と言わる事があります(もちろん僕ら環境美化の教員たちも、ダンボール片付けを手伝いますが)。
さて、昨年の文化祭終了後、処分にちょっと困った「ゴミ」がありました。
それは(続きは次回)

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高生研の意義と課題1 

久田晴生

 高生研の意義について、今私が思っていることを何回かに分けて書きたいと思う。最近、全生研のあるサークル例会に参加したときのことである。若い女性教師Aさんから近況が報告された。今彼女は休職中という。自身の家庭内でのトラブルと学校内の強権的な指導に直面したことで、精神的にダウンした。例会では参加者から様々な意見が出され、彼女は随分スッキリしたようで、次回の例会にも出席することを約束してくれた。これは全生研でのことだが、高生研も同様である。
 今学校現場で一般化している強権的な指導に疑問を持ちながら、やっとの思いで教師生活を続けている人たちが大勢いる。昨年の大阪大会・問題別分科会「なめられる教師…」に多くの参加者があった。一昨年のつくば大会・交流会でもそうだった。今度の全国フォーラム(5月7~8日、東京)ではこの第3弾とも言うべきシンポジウムが開かれる。「やっとの思いで教師生活を続けている人」に寄り添い、声を拾い、つなげ、教育のあるべき姿を構想し、実践の可能性を切りひらいていく。そこに、今の高生研の意義と課題の1つ(それも大きな)があると思う。

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分科会レポート絞り込み作業<拡大大会グループ会議>行われる

3月13日(日) 大同大学久田研究室で拡大大会グループ会議が行われました。

この夏、和光高校で行われる高生研全国大会の分科会レポートを絞り込む会議です。

高生研にはいくつかのグループが組織されていますが、

大会グループとは高生研の大会を形作るために位置づけられる担当者の集まりです。

拡大がつく場合、高生研事務局とそれぞれのグループチーフも加わった会議となります。

この日は、分科会を担うレポート執筆者や大会の目玉など具体的に形づくられました。

詳細はまだ報告できませんが、レポートは7本程度の分科会として設定される方向です。

 

今年の大会の特徴として「入門講座」がⅠ・Ⅱと初日に行われます。

これは参加者のニーズに応えようとする大会Gからの発案で進められています。

「入門」とありますが、教師として経験を積んだ者にとっても

学び直しという機会になるかも知れない内容です。

 

そんな、こんなの大会の詳細は5月の中頃正式に発表します。

まずは、8月6~8日のスケジュールだけ確保くださいね。

 

大会グループ 広報担当 安藤

 

 

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青森からこんにちは

モスサミット 12705231_1015250671855084_6763124071875445733_n 12650923_1008791342501017_4088332761531758155_n 10399689_1008791485834336_3996291875189103789_n

北国青森はまだ雪がたくさんですが、2月6日(土)7日(日)に冬の集会を開催しました。

今年の夏、全国大会を開催する和光中高の相良さんに来ていただき、講演をしてもらいました。

詳しい内容は次回の全国通信に掲載予定です。

また、2月19日(金)には、三沢高校でモスサミット(3者協議会)、

その日の夕方に八戸で「18歳選挙権と政治教育を考える」講演会を開催しました。

講師は宮下与兵衛首都大学東京特任教授で、参加者は20人でした。

主催は青森高生研で、大学教授2名、弘前大学教育学部の学生など遠路はるばる多くの方々が参加してくれました。

 終了後は八戸の郷土料理「蔵」で講師を囲んで懇談会を開きました。参加者は7名で、八戸の海の幸に舌鼓を打ち、青森の銘酒「田酒」を堪能しました。

春3月、別れと出会いの季節ですが、8月の全国大会に向けて頑張っていきたいものです。

管理人Y

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高生研全国大会2016東京大会応援ブログスタート

2016東京大会応援ブログをスタートさせます。

東京町田市の和光高校

(8月6日~8月8日)にて行います。

そして、

18歳選挙権行使の最初の年。今年こそ“暑い夏”になりそうです。

(写真は昨日届いた高生研(新)全国通信174号)