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東と西のはざま

 とざい、とーざーい!
 先日の全国フォーラム、飯田橋ユースホステルの会議場、毎年恒例の全国大会応援ブログ記事執筆の依頼表が回ってきた。今年は8月6日から全国大会なので、ブログは5日まで。迷わず毎月5日の記事執筆を引き受ける。6月、7月、8月の3回まわってくる予定だ。わたしが東京大会を経験するのも、今年でもう4度目。応援ブログが始まったのは2005年の東京芝大会からと記憶しているが、そうすると今年でひと回り12年になる。
 さて、いつものように引き受けてはみたが、いつものように大して応援するわけでもなく、つまらないことしか書けない。今年も、お題が「東と西のはざま」。我々の年代だったら冷戦だとかトインビーだとかが思い浮かぶが、ただ単に“東京”のブログを“西村”が書くということでお題にしただけ。でも、この“東と西”というのは、あらためて考えてみるとなかなかおもしろい。対語である“南北”はかなり胡散臭い。なぜなら、南北は究極の北と南、すなわち、北極点と南極点が存在するからである。しかし、東と西には究極の東や究極の西がない。日本の最東端はあっても世界の一番東はない。常に自分中心というところがいい。また、北と南では気温が違う。北半球では、北は寒く南は温かい。ゆえに、いらない価値観がついてしまう場合もある。その点、東西では気温が違わないので、たいした価値観の違いもない。しいて言えば、太陽は東から昇って西に沈む。だから、東は勢いがあり、西は落ち着いている!? まあ、こんな調子だ。
 さて、話は変わるが、昨年全国大会が開催された“東”大阪市はわたしが小さいときに暮らした街でもある。近鉄奈良線の永和駅前に東大阪市民会館があった。1967年から48年間、東大阪市民の文化・芸術活動の拠点として存在していたが、老朽化に伴い新会館建設が決まり、昨年6月に閉館した。近鉄奈良線は通勤経路で、いつもは市民会館とは反対側に立っていて気付かなかったのだが、先日、休日に電車に乗って気付いた。その市民会館が、いままさに取り壊されているのだ。小学校6年のときに大ホールでの音楽会に出場し、生きているうちで一番緊張したことが、昨日のように思い出される。いまは、大事な人を失ったかのような気持ちでいる。

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