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青森のゴールデンウイークは桜満開(*^-^*)

 

みなさんこんにちは。青森の田村です。

ここ数年、高生研全国大会に出ています。今年も京都大会に参加します。よろしくお願いします。
青森は、今日からゴールデンウイーク。あれ、全国どこでもゴールデンウイークですね・・・・・・・ハッハッハ。

今年の青森のゴールデンウイークは桜前線と一緒にやってきました。学校の中庭の桜は3分咲き。これから、県内のあちこちの桜の名所で次々に花が咲きます。弘前公園、青森の合浦公園、八戸の長者山、金吹沢公園などなど、楽しみです。
私は今年2年生の担任です。1年生の時は、非行の連続でした。退学者も3人でました。1年の後半は、学習態度が悪く、進級が危ぶまれる生徒が続出しました。やっと、2年生になり、現在は授業規律を最大の課題としています。本来であれば、ワクワクするような授業を目指したいと考えているのですが、なかなか現実は厳しいですね。
今回のHR通信の名前は「バルバスバウ」日本語では球状船首です。船の直進性能を保持し、省エネルギー効果を増すものです。みなさんも、走っている船をよく見ると、船首が球状になっている船が多いことに気がつくはずです。クラスがまっすぐに走り、私は省エネでクラス経営が目標です。来年の1月から3月は長期乗船実習でハワイに行きます。生徒と70日間生活し、生徒の人生観を替える絶好のチャンスです。夏にあったときに、お話しします。
みなさんと、京都で逢うのを楽しみにしています。

青森高生研 たむら よしのり

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(弘前公園の桜満開の写真です。今日、開花しました。 by よしだ)

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早蕨いまむかし

大阪の井沼です。

先日、大阪高生研の会員通信「早蕨」4月号を発送しました。
昨年に続き、4月号は派手なカラー表紙です。
制作してくれたのは、こだわりのイケメン王子Sさん。表紙写真(満開の桜の下を風に髪をなびかせて歩く2人の女子高生)は、ネットのどこかからとったものではなく、
、この表紙のために生徒にモデルを頼み、人工的に(?)風を起こして撮影されたもの。チョー忙しい新年度の始まりの時期に、何という遊び心でしょう!
(Sさんは新1年の学年副主任でもあります)

早蕨の歴史をふり返ってみると、ほとんど途切れかけていた会員通信を復活させたのが1997年秋だったかな。わずか6ぺージの手書きでした。それから多いときは年10回、最近は年6回、休むことなく2回の全国大会(98年、09年)を経て16年目を迎えました。現在は全国の200名弱の読者に支えられています。うれしいことです。
当時30代の後半だった大阪高生研のメンバーも50代半ば。かつて2代目早蕨編集長だったIさんが、「早蕨は大阪高生研そのものです」と言いましたが、まさにそのとおりで、早蕨が出し続けていることが、大阪高生研の活動がしぼむことなく相応の規模で続いてきたことを示していると思います。

でも、これって考えたらかなりすごい地域サークル運動ですよね。24~32ページほどの記事集め、編集、毎回200名近くの読者への発送作業、購読料徴収など、大阪高生研事務局+早蕨編集委員会10人くらいでやっていますが、必ずしも順風満帆というわけではありません。特に新年度で忙しい4月号と秋の行事が重なる10月号の発行はなかなか大変です。
大阪メンバーが全国高生研の一部を担うこともあり、20011年総会では「早蕨年4回化」(購読料値下げ)も論議されましたが、一般会員からの「やっぱり年6回」の強い要望が。その代わり編集の大変さを会員でバックアップしようと、Sさんたちが積極的に4月号編集を買って出てくれたという経緯があります。

というわけで、4月号の異色な早蕨は、SさんとSさんの学校の同僚が中心になって作ってくれたもの。大阪高生研の会員でない人も執筆したり、折りを手伝ってくれていて、たくさんの人の手でできあがりました。

さて、早蕨4月号から、大阪高生研の春の活動3連チャン。
4月29日(月) 今年もやります。史上最強の遠足第4弾!歴史と文化と茶菓子のまち堺フィールドワーク 10時南海本線堺駅集合
5月10日(金) かとっちょ先生に聞いてみな!~加藤昌孝先生講演会~ 18:30~エルおおさか南館103号室
5月26日(日) おおさか“教育条例”制定から1年 おおさかの教育どうなるン!?立ち止まってじっくり検証してみよう集会 14:00~ 大阪大学中之島センター7階セミナー室(おおさかの教育の明日を考える会に協賛)

おおさかの人限定ではありません。全国からようおこし!

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好きになれないことも学校で学ぶ理由

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「お利口さんだね」と言われて素直に喜べない自分の違和感を信じていいよ、まだほめられた気分のするひとはそこからそろそろ卒業してもいいんじゃない?こんな話を最近授業びらきでしています。
鵜呑みにしないで、言外の意味や行間を読めるような力をつけて卒業してほしい。他の可能性もあるかも?と一呼吸置くことはあなたの身を守ることにきっとつながるはず。社会や世界をどう見るか、調べ方・確かめ方や学び方を一生ものとして身に着けてほしい——そんな願いで、高校生に出会う4月ももうすぐ終わろうとしています。

「青少年に、判断力や批判力を与える必要はない。彼らには、自動車、オートバイ、美しいスター、刺激的な音楽、流行の服、そして仲間に対する競争意識だけを与えてやればよい。青少年から思考力を奪い、指導者の命令に対する服従心のみを植え付けるべきだ。国家や社会、指導者を批判する者に対して、動物的な憎悪を抱かせるようにせよ。少数派や異端者は悪だと思い込ませよ。みんな同じことを考えるようにせよ。みんなと同じように考えない者は、国家の敵だと思い込ませるのだ」

この言葉は、ある指導者が言ったとされているものです。本当にその指導者が言ったのか、今となっては確かめようがないのですが、ある本で見つけました。ここにある判断力・批判力・思考力こそを養ってほしいと、私は授業や課外活動であの手この手で攻めていきます(笑) この3月に卒業した生徒たちは「ほら、ヤスコの『洗脳』はいってきた〜」と、最後の頃にはこちらの手の内を見透かしたようなことを口にするようになりました。「『洗脳』って指摘されるようなのではほんとうの『洗脳』じゃないしぃ(笑)」と応酬していましたが、本当はたじたじで、とうとう私の「取り説(取扱説明書)」なるものが後輩に口コミで伝えられている模様。ネタバレは悔しいけれど、成長はうれしくて、また新たな出会いへのエネルギーとなっています。
写真は私の席から見える正門付近の桜。入学式が暖かくても冷え込んでも、どれかは咲いているようにと数種類の桜が植えられており、今年も桜のある入学式を終えました。正門の階段を半分上がったところに、もうすぐアンネのバラも咲きます。
京都 岸田康子

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細腕二年担任奮闘記③

沖縄高生研の照屋です。今年度、僕は新しい学校へ異動になりましが、なんと伊藤香織さんと同じ職場です。「県内トップの」進学校!! 僕は英語を教えてますが、前任校に比べて授業や講座で扱う教材の数がとても多く、赴任した最初の一週間は教材研究と学校のリズムに慣れるのに苦労しました。新しい環境での仕事の進め方とリズムに慣れるまで、もうしばらく時間がかかりそうです。

 

さて、去年の前任校での二年担任としての実践&エピソードの続き。4月のHR開きの後、クラス役員決めの時に多少の混乱はありましたが、その後クラスは各行事を通して順調に動いていきました。

 

4月の遠足→初めての学校行事。移動バス内でのカラオケ・ビンゴ・目的地でのBBQ・学級レク

(☆ 学級レクは、男女があまり交わらなかったので、僕が半ば強引に盛り上げました。)

 

5月の新入生歓迎球技大会→うちの学校では公立の体育館へ移動して行う。今年の競技はバレー。

クラスで2チームエントリーしましたが、残念ながらどちらも一回戦で敗退。

僕は写真を撮りまくって、学級通信に載せました。

 

6月の陸上競技大会→これも公立の運動公園へ移動して行う。各種競技を行い、合計点で学年及び

全体の順位を決める。うちのクラスは部活組が張り切ったが、全体での順位は真ん中くらい。その代わり、「学級旗デザイン最優秀賞(僕の顔がデザインされてた)」を受賞!

 

さて、メインの行事は9月下旬に開催されますが、前任校でのその年の行事は文化祭でした。

(沖縄の多くの高校では、3年で1サイクル行事ローテーションである。例:体育祭→文化祭→

舞台祭という風に。)4月から密かに、文化祭では生徒たちに「劇」をやって欲しいと考えてました。

 

ただ、僕が先頭になって「劇をやるぞ!」と意気込んでもしょうがないので、生徒たち自身に考えさて決めてもらおうと思いました(なるべく「劇」になるように仕掛けながら…….)。

 

5月頃に出した学級通信に、以下を載せて生徒たちの判断材料にしてもらいました。

① 模擬店(+歓迎アーチ作成)

メリット:達成感がある。お客さんがほぼ確実に来る。

デメリット:忙しすぎると、見学の時間がない。保健所の講習を受けなければならない。

人気が高いので、企画が通らない事もある。

 

② 舞台発表(劇・ダンス・エイサー等も含む)

メリット:心に残り、クラス全体が成長する事が多い。見学に行く時間は比較的取りやすい。

デメリット:全体的なチームワークが必要。クラス内で「やる気」の温度差が発生するかも。

 

③ 教室展示

メリット:アイデアと工夫次第で、様々な取り組みが可能。

デメリット:題材によっては、一週間前に準備しても間に合うので、あまり心に残らずに

達成感もない可能性あり。

 

 

その年の6月に、伊藤さんが担任をやっているクラスの演劇を見に行きました(僕がまだ伊藤さんと同じこの高校に赴任する前。進学校なので6月に文化祭がある)。開演するまではざわざわとしていた体育館内でしたが、劇が始まって5分もたたない内に僕を含めた観客は、その劇に引きこまれてしまいました(劇の詳しい内容は、夏の全国大会で!)。シーンと静まりかえった館内に、役者の声、効果音、劇に付随する「音」だけが響きわたりました。上演が終わると、大きな拍手が起きました。素晴らしい劇でした。「うちのクラスでも、絶対に劇をやらせるぞ!」と気合いが入りました。

でも、最終的に何をやるのか決めるのは彼らです。さて、どうなることやら………(続きは次回)

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生徒会執行部に10名「入部」(*^-^*)

新年度が始まって10日が過ぎました。生徒会執行部には10名ほどの1年生が「入部」してきました。いつも4月に入って来る1年生はせいぜい2〜3人。それがどうしたことか今年は10人も入ったのだから大騒ぎです。狭い生徒会室は生徒がうようよいるというありさまです。私は今年も生徒指導部長兼生徒会副顧問というポジション。夕方、チラリと生徒会室をのぞきに行くだけなので、1年生の顔と名前はまだわかりませんが、いつも生徒会室で目をキラキラさせています。こんなに早く入ってもらえると仕事を覚えるのも早いので、今後が楽しみです。今は今月24日の生徒総会の準備でバタバタしていますが、終わったらゆっくり歓迎会をやるつもりです。


 忙しさにかまけて昨年2月の三者協議会(モスサミット)の結果を踏まえた提案を職員会議にかけていません。とりあえず私を含めた職員側は三者協議会(モスサミット)で話し合われたことについて2月以来何もしていません。しかし、生徒側は今回の生徒総会で、教員側に向けて携帯電話のルール改正を求めるアピールを採択する予定のようです。動かない教員側に対してしびれを切らしているといった様子です。それにしても、昨年から顧問になった若い先生も、生徒達の要求を真正面から受けとめている様子がたのもしです。一方でPTA。この春の総会でPTA会長が交代しました。前の会長は総会の解任の挨拶で、三者協議会(モスサミット)について言及し、親や生徒が学校運営に参加することの重要性について長々と語ってくれました。さらにその日の夕方の懇親会では、新PTA会長も挨拶の中で三者協議会(モスサミット)についてやはりかなりの時間を割いて話しをしてくれました。

本校の職員は必ずしも全員が三者協議会(モスサミット)に対して理解を示してくれているわけではありません。明確に反対の立場と思われる人もいます。もし今、私が今年は三者協議会(モスサミット)をやらないと言っても教員側からの反対は特にないと思います。しかし、生徒側と保護者側がそれを許さない状況になりつつあります。とりあえず、次号のPTA新聞は「モスサミット特集」だとPTAの広報委員長がおっしゃっていました。これが学校を開くことの力だと実感するこの頃です。


青森高生研 酒田 孝

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4月、いよいよ本格的に

アンドウです。

2013年度4月も中盤
気象・気候、世の中の情勢は落ち着きません。

かなり寒かったかと思いきやここにきて昼間はそれなりの気温です。
淡路の地震も気になります。
国内の世情もほかではありませんが、海外のあら方もおちつきません。

一方、現場は少しずつ本格的な学校の姿が現れてくる頃でしょうか。
私の勤務校でも保健の行事であったり、新1年に対する事務的対応や
オリエンテーションが、授業と平行して進んでいます。
そろそろ、「さて、今年度はどんな授業の進め方をしようか。」とか、
「うちのクラスをどうもっていこうか。」と、気持ちや気合いが入ってきます。

最近読んだコラムに「記事の読み方」について書かれているものを見ました。
「・・・違和感や理解できないものに向かい合う姿勢が問われている・・」
というようなことを指摘していました。

「確かにそれは言えるかも。しかも、授業にも同じことが当てはまるような気がする!」

早速、3年生の授業の組み立てを考え直してみました。
食わず嫌いをそのままにしておかず、料理法を変えてみたり、
器や彩りを工夫することでホントの味を確かめさせます。
中には「やっぱりまずかった」と吐き出すものもいるかもしれません。
それでも中には「意外な味」とか
「へ〜こんな味がするんだ〜」としっかり受け止めてくれる生徒も出てきます。

もちろん私の担当は美術科です。
さしずめ、「素材」は教科書に取り上げられるような作品たち、
「器や彩り」「調理法」はプレゼン方法であったり語り口でしょう。
それまで「古典美術」に関して受け付けないそぶりを見せていた生徒にたいして、
多少の触手は引き出せたように思いました。

違和感と違和感がない世界と、つなぐのは授業かもしれない。
そんなことを考えながら仕事に追われています。

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大阪高生研、春からいろいろにぎやかに

今年もやります、大阪大学学生向け1日講座

大阪・おまかせHR研究会です。

関西で、いくつかの大学から講座を依頼され、教師をめざす若い人たち向けの講座をいつもの「多くの教師が寄ってたかって」で担当してます。

若い視線にわれわれ自身が呼び覚まされ、また、若い先生の実習講座(別名「ムチャ振り講座?」)としても、定着してきました。

先日は和歌山大学からもオファーいただき、同大学出身の若手・Mさん中心にわいわいやってきました。

さて、「教師とは何ぞやを1日でつかむ講座」と称して、大阪大学教職取得学生を対象に行われる「教育実習事前指導」を「おまかせ」が今年も担当します。
今年から大学のカリキュラムが変わり、春の「事前指導」に加え、2月には「実践演習」講座も担当することに。
以下、ご案内です。

◆◆◆
「教師とは何ぞやを1日でつかむ講座」
      by おまかせHR研究会

【4月】4月20日(土) 
【5月】5月19日(日) 
※8:00AM集合〜PM5:30までみっちり。その後交歓会。
※2日間とも同じ内容です。
 
「現役教師たちが大勢でやってくる」が旗印の恒例講座。
 教師をめざす大学生たちをゲームで一気にクラス・班に分けてのワークショップ。
 若手教員の参加歓迎。なかなか見せてもらえない、HR派先生たちの「クラス開き実演」。
 さらに今年のテーマは「授業」。各先生手持ちの“ワザ”を駆使した授業「導入」講座もある。

 教師をめざす学生さんたち向け「1日まるまる講座」のあとは、大阪大学の名物教授たちとの交歓会もあります。

「行くよ!」は、おまかせHR研究会 taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jpまでメールを。

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北の国から学校づくり

明日は、我が校の入学式

新しい1年がまた始まる。

ホームルーム担任のときは、クラスの生徒の名前を懸命に覚え、

学級通信を書き、どんな学級開きをしようかと考えていた。

学年の先生方と一緒に280名の生徒たちの未来をみんなで語り合っていた。

教師31年目の今年は進路指導部主任という仕事になった。

長野の小澤先生の「教務」という仕事と同じように

私も学校づくりにかなり近いポジションとして最大限に利用しようと考えている。

9割以上の生徒が大学進学を目指す学校であるが、

大学への合格をただ考えるだけでなく、その先のことも考えて進路指導をしてほしい。

それが、校長から言われたことである。

高生研で学んでいることを、たくさんこの学校で実践していきたい。

 

昨年の3年生の職員室は楽しかった。

8人全員が、笑顔で、生徒280名のことを真剣に考え、話し合っていた。

今年の進路指導室も8人。

8人全員で、280人×3=840人 すべての生徒のことを真剣に考え、

豊かな生徒たちの未来のために頑張っていきたい。

まずは、先生方が仲良くなること。

学校以外の楽しさを共有することで、先生も生徒もこの学校に来て良かったと思える

職場づくりをしていきたい。

私は静かに燃えています。(*^-^*)

あおもり よしだ

 

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若い世代に引き継ぎたいもの

長野県 小澤彰一

 今日五日、先ほど私の勤務校の入学式が終わった。
 学校最大の行事は、文化祭だと言う人もあるかもしれないが、入学式と卒業式といって大きな異論はないだろう。学校に籍が生じ、課程の修了が認められて新しいステップに進む節目になる行事だ。だから、子ども・保護者、そして教師にとってもないがしろにはできない。これらが、入試、新年度準備の業務と合わせて、一ヶ月の間に集中するのである。しかも、この間は学校関係者が一様に忙しいのではない。富と同じように仕事も偏在するのである。
 学校の裏方、舞台芸術で言えばスタッフ、私はこの「教務」という仕事に関わる事になって四年目になる。退職間際で、他にやりたいことがあると拒否するもままならず、この学校では通算7年目となる。
 教員に成り立ての頃は、生徒会活動や授業づくりに燃え、「教務」などという仕事は「教育」の周辺業務くらいに考えていた。だが、年齢や経験を重ねるうちに、生徒の実務能力を鍛えることもだが、教師の実務に対する思想性の重要さも実感するようになった。だからこんな仕事、自分から希望することは絶対に無いにしても与えられれば、学校づくりにかなり近いポジションとして最大限に利用してしまおうという下心は持っている。
 教師の実務を支える思想性とは何か。抽象的なたとえだが、幾本か絡まった紐の先端がどこにつながっているかを見極める判断力のようなものだろうと思う。教師が官僚主義に陥らないためには、高い思想性を持ち続け、常に自問し続けなければならないだろう。年寄りにはかなりしんどい仕事だ。
 あと一年、自分の考える実務を支える思想性を実務に即して文字にしてみようと考え始めている。

 生意気だった若い頃の自分を支えてくれたのは高生研、そうした生意気な自分を変えてくれたのも高生研、老いて次世代に引き継ぐ使命感を持たせてくれているのも高生研。
 次世代の生年教師たちに、この夏の新生高生研の全国大会京都に是非参加して欲しい!老教師の切なる願いである。
 もうしばらくすると、竹内常一先生のように「祈る」ことを覚えるかもしれない。
                

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大阪高生研、春からいろいろにぎやかに①

 大阪・サトウです。

教師にとっては4月1日が「元旦」。
また新しい年度が始まりました。

サトウも転勤希望を出していなかったのに、転勤となってしまいました。
いま、せっせと荷物、運んでます。

さて、大阪高生研、春からいろいろにぎやかに考えています。
会員以外の参加もOK。
大阪お立ち寄りの際には、ぜひお越し。

ここでは、「史上最強の遠足」と称して3年前から行っている「遠足」ワークショップのお知らせ。

今年は「雨天OKの遠足」がテーマです。

以下、首藤さんからのご案内転載。

【春企画いろいろ】ものの始まりは堺と申しまして

みなさん、こんばんは。大阪高生研の首藤です。イベントのご案内です。「ものの始まりは堺と申しまして・・・」ということで、今年もやります!史上最強の遠足 第4弾! ぜひご参加ください。「行くよ!」という方は、お近くの大阪高生研会員または左記「メール送信」までお知らせください。

史上最強の遠足 第4弾! 堺One Day Walk 4月29日(月) 10時 南海堺駅東口駅前広場(プラットプラット側) 集合

 ※ビフォー・ツアー参加者は、8時30分集合 天ぷら 大吉でがっつり朝食!

★歴史にひたるか?食いだおれるか?あなたはどっち派?

■歴史文化コース 鉄砲鍛治屋敷―薫主堂―山口家住宅―妙国寺―阪堺電車=(住吉大社)=阿倍野(16時頃予定) ※昼食 げこ亭orなにわ亭を予定

■堺うまいもんコース 堺コンペイトウミュージアム―八百源来弘堂―かん袋―阪堺電車=(住吉大社)=阿倍野(16時頃) ※昼食 深清鮓を予定

□堺の歴史 戦国時代以降、「東洋のベニス」といわれ、明や南蛮など海外との貿易拠点として“黄金の日日”を迎える。町中と周囲三方に堀をめぐらせた環濠都市を形成し、商人自らが都市を運営する自治都市となった。侘び茶の大成者、千利休が生まれ育った地であり、茶室も多く、茶の湯文化が根付いている。江戸後期には、醸造業などで再び栄え、建物に贅を尽くした立派な屋敷が並ぶようになる。「京の着だおれ、大阪の食いだおれ」と並び「堺の建てだおれ」と呼ばれるほどであった。「もののはじまり、何でも堺」という言葉の通り、刃物、線香、自転車など匠の伝統産業が息づき、鉄砲製造、傘、かるた、金魚、学生相撲なども堺で起こったとされる。情熱の歌人・与謝野晶子のゆかりの地であり、20の歌碑が市内に立つ。

◆阿倍野解散後のお楽しみもあり!?

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私たちがまず「つながる」

 大会グループのチーフで、この4月から当ブログの1日を担当する久田です。
 2013年度が始まりました。新年度というのは、春の陽気がそうさせるのか、頑張っていこうという気持ちが自然と湧いてきますね。高生研にとっては、とりわけ今年は大切な年です。言うまでもなく、新しい高生研にとって最初の全国大会(通算第51回大会)が8月3~5日、京都の同志社高校を会場に開かれるからです。何がどう新しくなったのか、この大会の魅力はどんなことかなど、私なりに考えたことを、この場を借りて述べていこうと思います。
 その最初として、3月17日に行われた拡大大会グループ会議でのことをちょっと紹介します。ここでは、分科会をどうするかとか、全体会で何をやるかなど、今大会の具体的な中身について話し合いました。その中の一つ、「大会構想」に関わることを書きます。
 この会議の中で、これまで、わらをもすがる思いで高生研大会に参加したけれど、結局、退職された先生が何人もいるということが指摘されました。残念ながら、高生研大会がその人たちにとって願いに応えるものではなかったわけです。進学体制のもと本当に教えたいことが教えられない、行事が次々と削られHRづくりができない、教員自身が管理され身動きできない…。そんな悩みを持つ先生たちが辞めなくてもすむような、見通しが持てるような大会をつくっていきたい。そんなことを話し合いました。
私はかねがね、高生研のおもしろいところは、自らの組織論を実践に結びつけているところにあると考えてきました。たとえば、大会の分科会で行っている「班討論」(今大会では全体会でも取り入れる予定)は、私たちが提唱してきた実践手法の1つです。
 ここ数年、高生研は、自身の組織体制をどうしていったらいいかということを議論してきました。そして、2012年8月に新体制のもと再出発したわけですが、「組織論を実践に結びつける」という原則にたてば、組織のリニューアルが、大会のありよう、教育実践のありように結びつくものでなければ、本当の意味での再出発にはならないでしょう。
 今大会は「生徒とつながる」がテーマです。ならば、私たち教員がまず「つながる」こと。このことを一番意識してこれからの4ヶ月と大会当日、「実践」していきましょう。(愛知・久田晴生)