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私たちがまず「つながる」

 大会グループのチーフで、この4月から当ブログの1日を担当する久田です。
 2013年度が始まりました。新年度というのは、春の陽気がそうさせるのか、頑張っていこうという気持ちが自然と湧いてきますね。高生研にとっては、とりわけ今年は大切な年です。言うまでもなく、新しい高生研にとって最初の全国大会(通算第51回大会)が8月3~5日、京都の同志社高校を会場に開かれるからです。何がどう新しくなったのか、この大会の魅力はどんなことかなど、私なりに考えたことを、この場を借りて述べていこうと思います。
 その最初として、3月17日に行われた拡大大会グループ会議でのことをちょっと紹介します。ここでは、分科会をどうするかとか、全体会で何をやるかなど、今大会の具体的な中身について話し合いました。その中の一つ、「大会構想」に関わることを書きます。
 この会議の中で、これまで、わらをもすがる思いで高生研大会に参加したけれど、結局、退職された先生が何人もいるということが指摘されました。残念ながら、高生研大会がその人たちにとって願いに応えるものではなかったわけです。進学体制のもと本当に教えたいことが教えられない、行事が次々と削られHRづくりができない、教員自身が管理され身動きできない…。そんな悩みを持つ先生たちが辞めなくてもすむような、見通しが持てるような大会をつくっていきたい。そんなことを話し合いました。
私はかねがね、高生研のおもしろいところは、自らの組織論を実践に結びつけているところにあると考えてきました。たとえば、大会の分科会で行っている「班討論」(今大会では全体会でも取り入れる予定)は、私たちが提唱してきた実践手法の1つです。
 ここ数年、高生研は、自身の組織体制をどうしていったらいいかということを議論してきました。そして、2012年8月に新体制のもと再出発したわけですが、「組織論を実践に結びつける」という原則にたてば、組織のリニューアルが、大会のありよう、教育実践のありように結びつくものでなければ、本当の意味での再出発にはならないでしょう。
 今大会は「生徒とつながる」がテーマです。ならば、私たち教員がまず「つながる」こと。このことを一番意識してこれからの4ヶ月と大会当日、「実践」していきましょう。(愛知・久田晴生)

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