新年度が始まって10日が過ぎました。生徒会執行部には10名ほどの1年生が「入部」してきました。いつも4月に入って来る1年生はせいぜい2〜3人。それがどうしたことか今年は10人も入ったのだから大騒ぎです。狭い生徒会室は生徒がうようよいるというありさまです。私は今年も生徒指導部長兼生徒会副顧問というポジション。夕方、チラリと生徒会室をのぞきに行くだけなので、1年生の顔と名前はまだわかりませんが、いつも生徒会室で目をキラキラさせています。こんなに早く入ってもらえると仕事を覚えるのも早いので、今後が楽しみです。今は今月24日の生徒総会の準備でバタバタしていますが、終わったらゆっくり歓迎会をやるつもりです。
忙しさにかまけて昨年2月の三者協議会(モスサミット)の結果を踏まえた提案を職員会議にかけていません。とりあえず私を含めた職員側は三者協議会(モスサミット)で話し合われたことについて2月以来何もしていません。しかし、生徒側は今回の生徒総会で、教員側に向けて携帯電話のルール改正を求めるアピールを採択する予定のようです。動かない教員側に対してしびれを切らしているといった様子です。それにしても、昨年から顧問になった若い先生も、生徒達の要求を真正面から受けとめている様子がたのもしです。一方でPTA。この春の総会でPTA会長が交代しました。前の会長は総会の解任の挨拶で、三者協議会(モスサミット)について言及し、親や生徒が学校運営に参加することの重要性について長々と語ってくれました。さらにその日の夕方の懇親会では、新PTA会長も挨拶の中で三者協議会(モスサミット)についてやはりかなりの時間を割いて話しをしてくれました。
本校の職員は必ずしも全員が三者協議会(モスサミット)に対して理解を示してくれているわけではありません。明確に反対の立場と思われる人もいます。もし今、私が今年は三者協議会(モスサミット)をやらないと言っても教員側からの反対は特にないと思います。しかし、生徒側と保護者側がそれを許さない状況になりつつあります。とりあえず、次号のPTA新聞は「モスサミット特集」だとPTAの広報委員長がおっしゃっていました。これが学校を開くことの力だと実感するこの頃です。
青森高生研 酒田 孝