に投稿 コメントを残す

細腕二年担任奮闘記③

沖縄高生研の照屋です。今年度、僕は新しい学校へ異動になりましが、なんと伊藤香織さんと同じ職場です。「県内トップの」進学校!! 僕は英語を教えてますが、前任校に比べて授業や講座で扱う教材の数がとても多く、赴任した最初の一週間は教材研究と学校のリズムに慣れるのに苦労しました。新しい環境での仕事の進め方とリズムに慣れるまで、もうしばらく時間がかかりそうです。

 

さて、去年の前任校での二年担任としての実践&エピソードの続き。4月のHR開きの後、クラス役員決めの時に多少の混乱はありましたが、その後クラスは各行事を通して順調に動いていきました。

 

4月の遠足→初めての学校行事。移動バス内でのカラオケ・ビンゴ・目的地でのBBQ・学級レク

(☆ 学級レクは、男女があまり交わらなかったので、僕が半ば強引に盛り上げました。)

 

5月の新入生歓迎球技大会→うちの学校では公立の体育館へ移動して行う。今年の競技はバレー。

クラスで2チームエントリーしましたが、残念ながらどちらも一回戦で敗退。

僕は写真を撮りまくって、学級通信に載せました。

 

6月の陸上競技大会→これも公立の運動公園へ移動して行う。各種競技を行い、合計点で学年及び

全体の順位を決める。うちのクラスは部活組が張り切ったが、全体での順位は真ん中くらい。その代わり、「学級旗デザイン最優秀賞(僕の顔がデザインされてた)」を受賞!

 

さて、メインの行事は9月下旬に開催されますが、前任校でのその年の行事は文化祭でした。

(沖縄の多くの高校では、3年で1サイクル行事ローテーションである。例:体育祭→文化祭→

舞台祭という風に。)4月から密かに、文化祭では生徒たちに「劇」をやって欲しいと考えてました。

 

ただ、僕が先頭になって「劇をやるぞ!」と意気込んでもしょうがないので、生徒たち自身に考えさて決めてもらおうと思いました(なるべく「劇」になるように仕掛けながら…….)。

 

5月頃に出した学級通信に、以下を載せて生徒たちの判断材料にしてもらいました。

① 模擬店(+歓迎アーチ作成)

メリット:達成感がある。お客さんがほぼ確実に来る。

デメリット:忙しすぎると、見学の時間がない。保健所の講習を受けなければならない。

人気が高いので、企画が通らない事もある。

 

② 舞台発表(劇・ダンス・エイサー等も含む)

メリット:心に残り、クラス全体が成長する事が多い。見学に行く時間は比較的取りやすい。

デメリット:全体的なチームワークが必要。クラス内で「やる気」の温度差が発生するかも。

 

③ 教室展示

メリット:アイデアと工夫次第で、様々な取り組みが可能。

デメリット:題材によっては、一週間前に準備しても間に合うので、あまり心に残らずに

達成感もない可能性あり。

 

 

その年の6月に、伊藤さんが担任をやっているクラスの演劇を見に行きました(僕がまだ伊藤さんと同じこの高校に赴任する前。進学校なので6月に文化祭がある)。開演するまではざわざわとしていた体育館内でしたが、劇が始まって5分もたたない内に僕を含めた観客は、その劇に引きこまれてしまいました(劇の詳しい内容は、夏の全国大会で!)。シーンと静まりかえった館内に、役者の声、効果音、劇に付随する「音」だけが響きわたりました。上演が終わると、大きな拍手が起きました。素晴らしい劇でした。「うちのクラスでも、絶対に劇をやらせるぞ!」と気合いが入りました。

でも、最終的に何をやるのか決めるのは彼らです。さて、どうなることやら………(続きは次回)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください