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東京大会 基調発題を学びました。

青森からこんにちは

青森もここ1週間は35℃の熱い夏になりました。

体育館での部活動もできないくらいの気温が続いています。

青森高生研では7月29日(土)~30日(日)の2日間、サマーセミナーを豪雪で有名な酸ヶ湯温泉近くのキャンプ場で行いました。

準備がおくれたため参加者は少なかったですが、今年の東京大会の基調発題を学ぶことができました。

山の中でZOOMでのオンラインは厳しいかと思われましたがドコモのスマホのデザリングで静岡の塚本先生から講演をしていただきました。

山の上だけに心地良い気温のもと学ぶことができました。

来年もこの時期にキャンプをしながらサマーセミナーを開催しますので、ぜひ避暑しながら、学習そしてキャンプ飯を味わいに来てください。

東京大会も間近になりました。

皆さん、東京でお会いしましょう。そのときは気温が今より低くなっていることを祈るばかりです。

青森 吉田

      

高生研2023 東京大会 基調発題 塚本 徹(静岡)

「対等な関係性を探る生活指導 ~『ケアの倫理』を手がかりに~」

 ゼロトレ的な学校管理体制のなかで、生徒の人権を尊重しようと対等な関係性を探ってきました。学年主任として一生徒の退学を止められなかったこと、発達に課題を抱える生徒との関係で学んだこと、職員会議を通してチケット制を無くしたこと。いま管理とケアのはざまで悩む皆さんと共に読み解きたいと思います。

 

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交流会PR 来てね!!

 

交流会PR編

東京大会の実行委員会では、「ここに来ないと出会えないこと、出来事をつくろう」とできるだけ対面で来てもらう魅力いっぱいの大会にしようと若者が中心に動いています。「東京」をご堪能いただこうと、2日間に渡る交流会を企画。東京大会を“朝から晩まで堪能していただきたい”という思いで準備をしています。どれもこれもすべてに参加したくなるような魅力的なラインナップでお待ちしております。

1 外国にルーツを持つ高校生たちの声を聴く

外国にルーツをもつ高校生たちが増える一方で、その実情はほとんど知られていない。それぞれの生徒が抱える多様な困難について、リアルな声を聴き、一緒に考えたい。どの交流会に出るか迷ったら、この交流会へ。外国ルーツの生徒と一緒にお待ちしています。『高校生活指導216号』特集2の執筆者のヒセリさんも参加予定!(時原千恵子)

2 西郷孝彦世田谷区立桜丘中学校元校長を囲んで ~校則を無くした学校づくり、その問題点と課題~

「校則も定期テストもなくした中学校」として有名な世田谷区立桜丘中学校。森ゼミでは、学生による学校生活支援員などを通して桜丘中学校の取り組みについて学んできた。西郷元校長のお話を伺いながら、学校の取り組みや今後の課題などついて一緒に考えてみませんか。終了後、西郷先生の懇親会も企画。ふるってご参加を。企画:森ゼミ(森俊二ゼミの在学生・卒業生を中心に構成された学習サークル)

3 「基調発題のあとで語り足りないことをぜひ!

教師としての学校の中の役割と自分の思いとの葛藤や戸惑い。塚本さんが差し出してくれたこと、それは誰もが抱えていること、胸を打った、語り足りないこと、不安、疑問、自身の揺れ、今の自分の困りごとも含めてゆったりと語り合いましょう。

4 「こだまカフェ」~今、私が直面していることから~

「あのような実践をしたい」「自分はどうしようか」「なかなか疑問や悩みを話せる機会がない」……。そこで美味しいコーヒーと素敵な音楽を楽しみながら、聴き合い、語り合いましょう。聴き合い、語り合い、それぞれの思いが“こだま”する「こだまカフェ」にどうぞおいでください。(企画:鳥海・とりうみ)

5 成城学園ツアー ~成城学園の「自由教育」を学び、学園内を見て歩く

大正自由教育の祖・沢柳政太郎が創立した成城学園。彼が築いた「自学自習」「自主自立」の風土に触れながら、新教育の足跡をたどる成城学園を探索するツアー。

小学校、中学校の校舎は見ごたえがあり、見所満載です。成城学園を体感できる機会。

企画:森ゼミ

6 ジャズを聴ける店に行って楽しむ(参加費3500円)

気楽に集まって、ジャズを聴いて帰る…気軽で楽しいツアー。

南青山のBody&Soulというお店を考えています。(企画:古川)

7 「発言したいと思えるクラス活動」を通して身についたこと

高校時代の文化祭で取り上げた「働くこと」がきっかけで、首都圏ユニオンに加盟し、自分たちの権利を主張している青年たち。彼らは、「高校生活のクラス活動が、今の自分たちを作っている」と話します。「つまらなかった学校生活が、文化祭を通じて“楽しいもの”に変化していった」。彼らはどのような高校生活を送り、「企業や社会に立ち向かう力」を身につけたのでしょうか。卒業生が、「社会の現実にどう向き合っているのか」を語ります。(企画:西谷)

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集③〔大会構想編〕対面で、新たな人と自分に出会い、エンパワーする東京大会(at成城大学)   

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    若手とベテランでつくる大会、「高生研を次世代につなぐ」ステップへ
    共同事務局長 森 俊二(成城大学)

 

2023年8月16日~18日に東京の成城大学で開催される高生研全国大会。大会がいわば「完全実施」(対面参加がベース)となるのは、名古屋大会以来の実に4年ぶりです。長くオンラインの大会が続いたからこそ、私は東京大会づくりを通して、改めて対面での高生研の全国大会の醍醐味や意義を再構築し確認したいと思うのです。

 

コミュニケーションはノンバーバル(しぐさ、表情等)の方が他者とつながる比重が大きいとも言われます。対面でのコミュニケーションは、身振り、表情、声のトーン、相づち等々を含めたもので、それらが互いに相手を実感し、感情の共有を保ちやすいと思います。

報道によれば、リモートによる活動は、情報の共有以上のものにはならないようです。そしておそらく、言葉や身振り等によって他者に働きかけることで、自他のいわば「複数性」を発見するのだと思います。だから、対面ベースの高生研大会は、いわば新たな人と自分に出会い、感情を共有しエンパワーするのではないでしょうか。全国の仲間と学び、討論し、そしてお酒を交えたりして交流する。そうした高生研に集う人とのつながりを実感する大会こそ、対面でつくる高生研の真骨頂だと思います。いよいよ8月16日から成城大で始まります。

この2023東京大会の目玉は、交流会を2日間実施にしたことです。(そのため、例年2日目の夜に行っていた総会を3日目の午後に移しました)詳細は、渉外・文化交流共同係長の見波さんからの報告をご覧ください。ラインナップが豊かで、どこに参加するか、一つしか参加できないのが惜しいほどの多彩な企画が並んでいます。全国から集まる仲間と、是非2日間、大いに交流して頂きたいと思います。また、初参加の方が分科会にいましたら、交流会参加の声がけをお願いできたら幸いです。

 

そして、東京大会実行委員会づくりを通して、私たちは「高生研(の実践理論と運動)を次世代につなぐ」ステップにしたいと大会づくりに取り組んでいます。私は、長年高生研運動に関わって来ています。いわば高生研が今の私を作ってくれたと思っています。それは、私だけではないと思います。

だから、前の世代から受け継いだ高生研のバトンを、ぜひ次の世代の方々につなぎたいと思っています。また組織や運動は、「新参者」が必要です。数年前に立ち上げたベテランと若手のメンバーでつくる関東高生研は、東京大会を目指したものでもあります。交流会も若手とベテランが協力して作っています。加えて、私の大学での教え子を中心にする自主ゼミ(森ゼミ)の若い教員や学生も実行委員に参加しています。

実行委員会は、その運動面で次世代につなぐ意味で、若手とベテランが共同事務局長、共同係長を担い、ペアを組みながら大会づくりを担っています。そのチーフ役は、実行委員長に古川さん、共同事務局長に中田さんと私、会場共同係長に小波津さんと内田さん、渉外・文化交流共同係長に鳥海さんと見波さん、受付共同係長に但馬さんと礒山さんです。実行委員も少しずつ増えて、現在22名で、ワイワイ楽しくやっています。実行委員一同、皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

 

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集②「問題別分科会編~提起者からの報告概要~」問題別分科会4 「高校生が一般質問で地域を動かした― 模擬議会の取り組み ―」

昨年(2022年)の12月16日に、六戸町議会で、六戸高校の3年生による模擬議会が行われました。この模擬議会は12名の生徒が模擬議員として一般質問を行い、町長執行部側がそれに答弁するというものでした。

この日のために、5月から、町議員の指導を受けながら、「現代社会」の時間やLHRの時間などを使って準備を進めてきました。模擬議員になった生徒たちは、本番では2回のリハーサルのおかげで落ち着いて質問しました。心配していた再質問の場面では、町長の答弁に対して議員役の生徒が鋭い再質問を行ない、それに対し町役場の執行部が答弁できず休憩になる場面なども見られました。いっぽうで、うまく再質問できず、町長が助け舟を出す場面も見られました。また、議長役を担当したSさんは落ち着いて堂々と進行し、とても立派でした。

質問は6つの大テーマについてそれぞれ2人が質問しました。ジェンダー平等について質問した生徒は「この場にいる人を見ると分かるとおり、議員さんも課長さんも全員男性です。そして男女共同参画の担当者の方も男性でした。私は少なくとも担当者を女性にするべきだと思います。問題意識を持った女性自身が、男女共同参画の担当者になることによって、今の六戸町の現状や改善しなければいけないところが見えてくると思います。」という再質問には議場内からどよめきと笑いが起こりました。これに対し、町長は「私どもは、あえて女性を省いて男性のほうにしたとか、そういうわけではございません。逆にお願いしたくても断られた」などと逃げの答弁を行いました。結局、ジェンダー平等については、町の男女参画推進計画に目標数値を入れる方向で検討する、環境問題についてはゼロカーボンシティ宣言を実施する、公園のキャンプ場のトイレの洋式化などの公園整備を行うことなど、前向きな回答を引き出すことができました。

 

こうして模擬議会は無事終了しました。議員議会事務局町の執行部は、生徒の質問は簡単なもので、時間が大幅に余ると思っていたようですが、実際には、時間がないので発言をまとめるように議長役が促す場面が何度かあったり、執行部側が答弁に窮する場面があったりするなど、予想以上に内容のあるものでした。また、ジェンダー、農業の六次産業化、外国人との共生などのテーマの質問は町議会で前例がなかったらしく、驚かれました。そのことは、今回の担当である副議長が模擬議会の終わりの挨拶の中で「(六戸高校との模擬議会を)もっと早くやるべきでした」と悔やんだことからも伺えました。

模擬議会はコロナ感染予防のため一般傍聴者は入れませんでしたが、役場のロビーで映像を見ることができました。学校で子育ての話をしてくれたTさんがわざわざ模擬議会の様子を見に来てくれました。自分が学校で生徒に話をしたことを、生徒が政策にまとめ質問してくれたことに感激していました。この模擬議会の様子は、後日地元の新聞3紙が比較的大きな記事を掲載してくれました。さらに、議論内容は、正式な会議録として町の議会のHPに掲載されました。

生徒たちは議会側から絶賛されるような一般質問を考え、実際に質問することができました。生徒たちは、模擬議会を通してリアルな政治の姿を学んだだけでなく、自分たちの質問が実際に政治を動かすことができたという実感を得ることができました。

この実践は、文部科学省の『令和4年度主権者教育(政治的教養の教育)実施状況調査報告書』の中で、政治の働きを身近に感じさせるための「特徴的な取組の工夫等」の事例として紹介されました。

 

※実際の町長・町の執行部・課長・議会・副議長・町議員・議会事務局をゴシック体にしてあります。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集②「問題別分科会編~提起者からの報告概要~」問題別分科会3 「地域高生研の『外』と『内』をつなぐ」

提案趣旨

熊本高生研(サークルおよび会員)は、「高校生を市民に!」を目標に教育実践を行い、例会で報告しあい、意見を交換し、そして感想などを通信に掲載し、学びあっている。しかし高校の教員の取り組みや学びだけで、「高校生を市民に」することは難しい。だから熊本高生研では、“市民”と手を繋ぐことを選択した。会員とつながりのある高校生も大学生も、親たちや議員も毎月の例会に参加し、時にはレポート報告をしてもらい、共に学びあっている。この共同の学び合いが「シチズンシップ育成への近道」だという認識が、私たちの中で深まってきた。

 

熊本高生研の活動スタイル

熊本高生研の例会や大会には、通信制に通う高校生やその保護者が参加し、時にはレポーターとして不登校体験を話してくれる。不登校の「当事者」の本音を聴ける貴重な機会である。このような積み重ねがあったことで、問題別分科会「不登校の子どもたちとその家族」を2021年全国大会で実現できた。またその後、スピンオフ原稿も3本、保護者が全国通信用に寄稿してくれた。互いの意見を聴きあい「違う意見っておもしろい」と高校生・大学生・保護者・教員が実感し、互いにエンパワーメントされている。

「18歳を市民に」と掲げる高生研「会員」としてどのような「市民」的活動の展開が求められているのか。主権者教育は、私たち「高生研会員」から「高校生」へのバトンパスであり、同じ「市民」として地域にある社会的課題と社会的要求の分析を行い、共に課題の解決方法を考え、取り組むことだと考える。

高生研では、1~5の研究指標にもとづき研究活動を進めている。この研究指標は、一年以上にわたる議論をもとに、つくられたが、今後、研究の進展と教育を取り巻く情勢の変化により改変されることもあると但し書きがある。

今回の分科会報告には、最近の例会のレポーター4名が登場。熊本高生研がどのような学びあいをしているのかを追体験してもらう。そして「高生研研究指標」に基づく高生研活動とは何か、分科会参加者と意見交換を行い、求められている高生研活動を明らかにしたい。(レポートは、まるっと「熊本編」に掲載)

 

「高生研研究指標」(1997 8.1 改正)

1 私たちは、憲法と教育基本法の平和と民主主義の理念を今日的に発展させる

立場から、人権の発展を目指すグローバルな動向に学び、すべての子ども・青年

の個人的権利と集団的権利の実現につとめ、民主的な高校教育を追求する。

2 高校生が学校をはじめとした生活の中で、多様で豊かな社会関係をとり結び、

主体的・創造的な学びを獲得し、他者と共存・共生するわざや見通しを身につけ

よう指導する。

3 高校生が自治的な諸活動をつくり出し、青年・父母・市民と協同・連帯して

社会の発展に参加する中で、社会の民主的形成者としての品性と自治的能力を身

につけるよう指導することを原則とする。

4 個の成長と集団の発展の関係に着目した「集団づくり」の実践的伝統を引き

継ぎ、国家および市場による教育支配に対抗しうる文化・社会・学校を創造する

新たな実践の筋道を探る。

5 広く子ども・青年、父母、地域住民、近接領域の専門家と交流・提携しつつ、

教育慣行と教育政策・制度の民主的転換に取り組み、十代のこども・青年の自立

に関わるすべての教育機関の総合的発展に寄与する。

<高生研会員通信No.189より>

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青森高生研第105回研究集会 SUMMER CAMP in 八甲田

青森からこんにちは

応援ブログ担当の吉田です。

現在、東京大会の一般分科会、問題別分科会を毎日アップしています。

久しぶりの対面での大会です。(沖縄大会も対面でしたが・・・)

皆さん、東京でお会いしましょう。

 

さて、北国青森でも毎日30度越の暑い日が続いています。

教室にクーラーがついたので、夏季講習は快適ですが、体育館では練習ができないほどです。

今週末、青森高生研では酸ヶ湯キャンプ場で研究集会を開催します。

東京大会の基調発題の塚本さんにオンラインで参加していただきます。

キャンプ飯も充実。みなさん、暑い夏を楽しい時間で楽しみましょう。

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大会特集②「問題別分科会編~提起者からの報告概要~」問題別分科会2 「対話と共同によるナラティヴ(語り・物語)の生成とエンパワーメント」

2020年及び21年の渡部基調をもとに、「ケアと対話」「ナラティヴ(語り・物語)」「共同(行動)」「エンパワーメント」とは何か、それらがどのように関連し合っているのか、実践においてなぜ重要なのかを共に考えていきたい。当時か関わっていた渡部以外の教師にも参加してもらい、学校で何が起こっていたのかをふまえながら、下の二つのさしあたりの〈問い〉と〈読み〉を参考にして、参加者で多角的に検討したい。

〈問い〉中学時代にカミングアウトがうまくいかず、高校入学直前まで自分の性自認を親にもだまっていたMだが、なぜ、高校生活の中で友だちに次々とカミングアウトし、最後は卒業式でスカートをはくという自己表現の決断ができたのだろうか?

〈読み〉頭髪規定や制服に不安感をおぼえたMは入学前の個別相談で渡部に自分の性自認を打ち明ける。渡部は、Mの苦しい思いを汲み、励まし、学年通信や「性の多様性」の講演会を設定するなどで応答していく。Mは担任のZ先生の注視に助けられて同じ性的マイノリティであるRと出会いカミングアウトする。担任、渡部、Rと話す中で、思いを聴き取られ、Mは修学旅行にいける。前後してMは信頼できる友だちに次々とカミングアウトし友だちもそれを受け止める。渡部は生徒を主人公とした行事をつくりだしていき、Mはその共同の行動のなかで活躍する。Mはこのような対話と共同行動によって、他者と言語的・非言語的コミュニケーションを重ねる中で自分らしく生きる物語を紡ぎ出し、その物語にエンパワーされることによってスカートで卒業式に出る決断をしたのではないか。

 

〈問い〉一方で、渡部の学校は「思うとおりに言うこときかす」指導が幅を利かせていた。そのような学校でなぜMのスカートが受け入れられたのか?

 

〈読み〉渡部は、毎年の学年方針で「思いを汲むような対話が必要」だと提起する。毎週の学年会議ではレジメにいれて生徒の成長を語ってもらう。Mが安心してトイレに行けるよう共用トイレの設置を職員会議で訴える。修学旅行後、今まで一度も学校では生理現象さえ起きなかったMが、授業中ではあるが、トイレに行けるようになる。そのことを学年外の授業担当者が職員室で報告してくれ、その場にいた教員で喜び合った。総括の職員会議でもそのことを取り上げた。他の担任も職員会議の場でそれぞれのクラスの生徒の成長を語る。他の学年団ではほとんど見られないことだ。

変容する担任団であったが、それでもMからスカートで卒業式に出たいと申し出があったときには揺れる。その揺れに渡部はエンパワーされ、担任団の不安や懸念に寄り添うように応答していく。ここまで我慢してきたなら最後まで男性のフリをしてほしいというある担任に対してZ先生はMは「自分を偽らずに卒業したい」と言っていると応答する。

このようにして担任団を中心としてMの物語が対話と共同によって共有され、そのMの物語が教師たちを動かした(エンパワーした)と言えないだろうか。そしてこの物語は渡部の異動後の今も学校に記憶され生きているのではないか。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集②「問題別分科会編~提起者からの報告概要~」 ◆問題別分科会1 「愛着障害とセクシュアリティ~児童養護施設、大友実践をもとに~」

新自由主義のもと、家庭での暴力による虐待や「教育虐待」ともいわれる過度な学歴主義、孤立的な子育て、そして押しつけ・干渉・支配などにより、今や子どもたちの3人に1人が愛着障害を抱えていると言われる。さらに、家族やパートナーに愛着不安を抱える人は2人に1人とも言われる。

不安定な愛着におかれた子どもは、養育者や教師の顔色を窺ったり、良い子を振舞ったり、攻撃的になったりする。摂食障害、リストカット、依存(ゲーム等)、クレプトマニア(窃盗)等もその現われとも言われる。また養育者の意思が優先するため、気分の揺れが激しくなったり、自分の感情がわからなくなったりする子どもも多くみられる。しかし、こうした子どもたちは、教師等信頼できる大人の呼びかけと共感的な応答によって、安心・安全基地を獲得し、その苦しみと困難が修復されていく例は少なくない。そして、愛着の修復は何歳からでも可能であるといわれる。愛着障害や不安定な愛着などの背景とともに、具体的な対応策も提起したい。

またLGBTという言葉が認知されてきたが、セクシュアルマイノリティであると自覚した子どもたちは「フツー」でありたいという呪縛にとらわれたり、自らの性自認や性的指向に苦しんだりして、私個人の問題だとして孤立している。そうした子どもたちの個々の苦悩に寄り添いながら、彼らと一緒に「フツー」という概念を問い直し、彼らを生きづらくさせている差別的な構造をなくし、誰もがありのままに受け入れられる社会づくりに努めたい。

 

ここでは、愛着とセクシュアリティについて、誰もが生きやすい社会と関係をつくる社会の問題、関係性の問題ととらえ、そうした実践事例として、児童養護施設に勤務する大友実践をもとに考えたい。当日は、児童養護施設職員大友明(仮名)さんが対面で参加し、新卒の新任職員としてRと関わった実践記録を報告する(大友さんは、森ゼミ(自主ゼミ)の運営メンバーであり、昨年9月ゼミの報告である)。児童養護施設の実践報告は、高生研では近年にはなく、その詳細な実情もわかり、報告は必見である。

 

自閉的傾向があり発達障害を抱える、高校1年のRは他の子どもへの性加害があったとして、養護施設のなかで他の子と遊ぶことを一切禁止されている半監禁状態にある。就寝前の30分間だけ個別時間が設けられている。その時間だけがRにとって安らげる時間である。あるとき、小学 2 年児が 39℃の熱を出して体調を崩した。新米職員の大友は、引き継ぎ事項が重なりRの個別時間がなくなってしまうと、Rは「俺の相手をしろ」と、怒りを爆発させる。大友は、Rへ手紙を書いたり、食事を大盛にしたり、声がけを欠かさないように寄り添いを続けた。徐々にRとの関係が良くなってきたとき、Rは学校に疲れ、「死にたい」と大友に語り、「自分はLGBTだと思う」と、カムアウトする。(この後の実践は、紙幅もあるため、当日の大会紀要を見られたい)

大友さんの現在の取り組みの報告も聞きながら、皆さんと共に考えたい。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集①「分科会のオススメポイント」 ◆一般分科会8〔HR〕 「文化祭~カップは踊る、されど回らず~」(報告者:西尾健佑・大阪)

本校は大阪の北部にある私立高校である。生徒数は定員630名に対し550名前後、偏差値は40といわゆる「教育困難校」と呼ばれるところである。男女比率は男9:女1であり、ほとんどが男子生徒である。実際に硬式野球部などの部活動に力を注ぐ教員が多く、抑圧的な教育が行われている部活も少なくない。一方、他の教員の教育実践に関しては不干渉であることが多く、管理職からの抑圧もないが、学校全体の雰囲気として「文化祭を縮小したい」という教員も多くいる中で行った実践である。

昨年度受け持ったクラス(29名)の文化祭の実践報告。ヤングケアラーや気持ちが不安定な生徒など、「問題」を抱える生徒も少なくない。しかし、前向きな生徒が多く、文化祭の出し物はコーヒーカップに決定した。ノウハウも無い中、試行錯誤し文化祭前日に完成したコーヒーカップ。ところが試運転で回らない。リーダーは心が折れて泣きだす。やり方を変えて、何とか本番を迎えるまでの過程を中心に報告する。

ただ、文化祭終了後、多くの生徒がバイトをするようになり、急速に教室の内から外へ彼らの心は動いていった。また、三学期には行事がないため、静かにクラスは終わっていった。文化祭後の「第二の盛り上がり」をどうにかして作ることができたら、もっと変わったのかもしれない。

この文化祭は、私自身かなり「見切り発車」をし、そして生徒たちには「多くのもの」を背負わせたと思う。担任としてもっとなにかできたのではないか、これでよかったのかなどを、参加者のみなさんと話し合いたい。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集①「分科会のオススメポイント」 ◆一般分科会7〔HR〕 「学校は楽しく!生徒が学校生活をつくるとき(佐藤理河・北海道)」の紹介 ~これは、楽しさを起点に、みんなが大人になっていく爽快な物語です~

佐藤理河さんが勤務する高校は大都市近郊の町にある。この高校では、町外からの入学生が多く、市内の(地元の)高校には入学できない「逆流」現象が生じており、「本当は来たくなかった、この高校しか入れなかった」という生徒がわざわざバスに乗ってやってくる。ということは、「期待に胸をふくらませて」入学するというニュースの「常套句」は、ここでは通用しない。

このきびしい現実にどうたち向かうのか。「みなさんを歓迎しています」という教師から熱いメッセージを送ること、「この学校に来てよかった」という実感を新入生にできるだけ早く味わってもらうこと以外に対策はないだろう。だからこそ、佐藤さんは入学早々から「楽しくなければ学校じゃない」とばかりに、登校第1日目に「ジャージが配られた」ことを利用してバレーボール大会をしかけていった。いきなり大会を企画してうまくいくのか?これは壮挙というべきか、それとも暴挙なのか。この議論は、当日のお楽しみに。

 

学校を「逆流」の生徒たちの居場所にするために、ダンス、焼きそば、遠足(公園でカレーコンテストをする)など、楽しい企画は不可欠である。だが、この過程には生徒の「プロジェクト」の力を育てるという方針をしたたかにくみ込んである。また、優勝チームには「チュッパ・チャプス」40本をプレゼントして盛り上がるというのは、遊びに熟練した人でなければ思いつかない。このあと、ハロウィンの飾りつけをする、スマホルールを変える、冬季体育大会を復活させる、こんな試みは、佐藤さんの実践のねらいからすれば、必然に向かうべき方向であった。いろいろとトラブルはあったにせよ、40人の入学者があり、1人も退学者を出さなかったという事実も忘れずに書いておきたい。

以上すなわち、「逆流」という特殊な困難の中で培われた成果は、日本の多くの学校にある「息苦しさ」を突破する普遍的なヒントを宿している、ということになる。

だが、学校のルールを変えたり学校行事を変更したりするには、時間がかかる。意見を聞いたり、原案をつくったり、合意をとりつけたり、まことに手間のかかる営みである。改革にとりくんだ生徒たちは自分たちが卒業するまでに改正の「恩恵」を味わうことができないこともある。しかし、生徒たちは生徒総会で、こう発言している。「僕たちは卒業するけど、なんとか永嶺(・・これは高校名)五輪を復活できないか。」

 

これこそが立派な「大人」の発言ではないか。生徒会も政治も「もの取り」ではない。自分の利益のためだけに動くのではない。みんなのために、公の心をもって、将来を見すえて行動できる生徒がいた。この記録は、楽しさを起爆剤にして大人と政治を問いただそうとした人たちの爽快で痛快な物語である。これこそが、高校生活指導の誇りであり、私たちが広く宣伝したい偉業なのである。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集①「分科会のオススメポイント」 ◆一般分科会3〔HR〕「行事づくりの中で生徒の課題に向き合い、支える」 報告者:田島直樹(大阪) 

1年生の担任として教員生活をスタートさせてから3年。様々な生きづらさを抱える生徒と向き合い、支えてきました。体育大会の目玉でもある応援団発表。希望者が集って、3年生が1、2年生にダンスを教え、練習を重ねて発表します。

(以下、一部抜粋、改変)

B(女子)が「副団長やりた~い」と教室内で言っていました。Bは、いつも授業中に寝倒しています。クラスメイトの顔や名前も覚える気がないらしく、誰がクラスメイトかも覚えていません。担任としては、人柄は温かいところもあるBに副団長を任せて学校生活全般を頑張らせたいという思いもあるけれど、最後までやり切らせることができるのかという不安も抱いていました。とはいえ、Bを副団長にするからには、他の生徒からの信頼を得るためにも、学校生活全般を頑張るように変化を迫りました。「副団長を任せたいとは思ってるんやけど、今の状態やとちょっと不安やわ。遅刻・欠席をなくして、授業も集中するってこの場で決意できるなら任せようと思ってる」と言うと、Bは「自信ないから応援団やめとこうかな」「勉強とかも頑張れって言われたら嫌になってきた」と言い出しました。私としては「よっしゃ、やったるわ」という返事を期待していたので、かなり動揺してしまいました。「そんなこと言わんと体育大会の取り組みを通して、まずは2週間がんばってみいや」と、なぜかこちらから説得する形になりましたが、Bも最後には「頑張る」と決意をしました。

 

他方で、A(女子)が応援団をやるということなので、彼女にも任せたいと思っていました。Aは生徒会役員でもありますが、あまり人前に出たがらないので、応援団のなかで前に出ていくことで自信をつけさせたいという思惑もありました。Aが素直に引き受けるとも思えなかったですが、ダメもとでAに副団長をしないかと打診しました。私から話を持ち掛けた時は断られましたが、別の教員から話をしてもらうと、引き受けてくれました。

 

他クラスの団長Cは、様々な課題を抱えている生徒ですが、真面目に授業を受けており、部活では女子のキャプテンを任され、学校生活に前向きな生徒でした。そのため、学年主任は応援団長を任せてみようと思ったそうです。しかし、団練習でCがトラブルを招いてしまいます。そこで、練習後、Cを呼び出して、団長を続けるかどうかも含めて指導をすることにしました。話し合いの場でも、Cは自分の非を認められず、他の子たちに謝罪することはできないとの一点張り。応援団長も、「先生にやれって言われたからやってるだけで、私はやりたくなかった」と言い出します。率直に言えば、その日の一部始終を見ていて、私は応援団長を誰か別の生徒に替えるべきではないかと思っていました。ただ、他の教員2人は、このままCを支えていこうという方針でした。生徒2人も「自分たちも頼りないかもしれんけど、協力していきたいと思ってるから一緒に頑張ろう」とCを説得してくれ、数時間に及ぶ話し合いの結果、Cから「団長をやりきる」という言葉を引き出しました。

 

前途多難な体育祭含め、担任として取り組んだことを振り返り、生徒たちの成長、変化を読み解きます。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集①「分科会のオススメポイント」 ◆一般分科会2〔生徒会・総合学習〕「協働の力で、学校をそして社会を変えていこう! (報告者:清水直哉・神奈川)」 文責:内田 理(運営担当)

「協働の力で、学校をそして社会を変えていこう!」と題した「生徒会・総合学習」の分科会ですが、神奈川湘南学園での中1から高2までの5年間の学年実践でもあります。

湘南学園では、「社会の『ナマ』に出会い成長する生徒会」(有薗和子『高校生活指導』213号)で報告されているように総合学習と生徒会の活動が連動した、いろいろなプロジェクト活動がおこなわれ、「外部の本物の大人と出会い、生徒が成長して行く教育実践」がなされているところです。その学園で、中学1年生が5年間でどう成長してきたのかが報告されています。

 

報告されている学年(現高3)は、中1のときに「学力的に厳しく、トラブルが絶えない学年で」「『オレたちはどうせできない学年だから』と自分たちのことを諦めたり卑下したりする言動が多」く、「教室では『死ね』という言葉が飛び交い、対人関係のトラブルは男女問わず毎日のように起こってい」た学年だったと書かれています。

 

その生徒たちが高2のレポートで「『考える』とか、『知ってもらう』ことだけでとどまるのではなく、社会のさまざまな問題や矛盾、困っている人たちがいることを、自分達が解決していく。そういう取り組みに、これからはステップアップしていきたい!」と述べることができるまでになっています。

 

「特に中学生の間は、落ち着かない・話をきけない彼らにどのように対応するかは、学年教員にとって本当に悩ましい問題で、毎日学年の教員で話し合っていました。

・・・・理想と現実の間で1人1人の教員が悩みながら、子どもたちと向き合う日々を過ごし」て、学年づくりをしています。このような中で、生徒たちが中心の学年クラス委員会とプロジェクト活動をつくり、「子どもたち自身が考え、悩み、チャレンジするというプロセスを通して、彼らの中で『学年をつくっていくのは自分たちである』という認識が育まれ、また学年のリーダー集団の間に『仲間意識』」が生まれたといいます。この中学時の実践が生徒たちの変化を生み出す土台になっているようです。分科会では、この中学時の成長を何が生み出したのかを分析できれば良いなと考えています。

 

また、この学年は高2のリーダー学年になったときに、様々な活躍をしています。それはどのようにつくられてきたのかも分析したいところです。様々な行事の活動、いろいろな学び、それらがどう結びつき、生徒たちの変化を生み出しているのだろうか。

 

いろいろ興味が尽きない報告で、大会の分科会で参加者の皆さんと分析するのが楽しみです。

最後に、報告者の清水さんの言葉を紹介しておきます。「彼らとともに歩んだ5年間の中で、わたし自身教員として多くのことを学ばされました」という素敵な記述があります。清水さんが何を学んだのか、分科会での分析・議論を通して参加者の皆さんと共有できると良いなと思っています。

<高生研会員通信No.189より>

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大会特集①「分科会のオススメポイント」 ◆一般分科会1〔特別支援〕 「過酷な現実(いま)に揺れる生徒に応えるということは」(報告者:河上 馨)

機関誌『高校生活指導216号』特集2に掲載されている特別支援学校での、高校1年次HR実践です。(が、どの教育機関にも共有される内容です)。この実践記録が生まれた経緯を紹介します。

執筆依頼を受けた河上先生の当初の理由は「それなりにうまくいった実践」であったからだと思います。外国にルーツを持つ主人公のタクミくんが巻き込まれていく問題状況に応えようとあきらめずに関わりつづけた理由は、タクミくん本人が自分の新たな在りようを模索していった姿として河上先生の印象に残っていたからです。

しかし、執筆のさなかにその認識が誤りであったことを突き付けられます。配属転換していた河上先生は、元同僚から、タクミくんが「違法薬物の運び屋をやらされ」、「本人も、断ることができずに薬物を摂取し、中毒になってしま」い、「ダルク(薬物依存症患者の社会復帰をサポートする施設)の職員と卒業式に参加」したことを伝えられるからです。

タイトルが、「過酷な現実(いま)に揺れる生徒に応えるということは」という「問い」になっているのは、誰よりも河上先生自身が、この実践記録を執筆していく過程で「どう関わっていたらよかったのか」と問われているからです。本気で関わっていたからこそ突き付けられる、生活指導を模索していく原点ともいえるこの問いを、みなさんと深めていけたらという思いがあります。よろしくお願いいたします。

<高生研会員通信No.189より>

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多彩で豊かな分科会・交流会 対面で、共にエンパワーしましょう

東京大会実行委員会共同事務局長     森 俊二(成城大学)

 

2023年8月16日~18日に東京の成城大学で高生研第61回全国大会が開催されます。大会がいわば「完全実施」(対面参加がベース)となるのは4年ぶりです。

対面でのコミュニケーションは、互いに相手を実感し、感情の共有をしやすいと思います。対面ベースの高生研大会は、全国の仲間と学び、討論し、またお酒を交えたりして交流します。だから、共にエンパワーするのではないでしょうか。そうした高生研に集う全国の人とのつながりを実感する大会こそ、高生研の真骨頂だと思います。

2023東京大会は、まず基調討論や一般分科会が、それぞれ生徒と学校のあり様を実践を通して、共に学ぶものとなっています。2日間で8本の一般分科会は多彩で、生徒の過酷な現実に応える教師の姿や、生徒会と総合学習等を通して成長する生徒たちなど、どの実践も生徒たちと向き合い、共に生きる関係性と学級・学校に向けて取り組む実践がそろっています。3日目の4本の問題別分科会もそれぞれ充実したものです。

そして、特にこの東京大会は交流会を2日間実施にしました。そのラインナップは豊かで、16日は、「外国人にルーツを持つ高校生たちの声を聴く」「西郷孝彦世田谷区立桜丘中学校元校長を囲んで」など3つ、17日は、「成城学園ツアー」「発言したいと思えるクラス活動を通して身についたこと」など4つあり、どこに参加するか悩むほどの多彩な企画が並んでいると思います。是非、ご参加ください。

この、東京大会実行委員会づくりを通して、私たちは「高生研を次世代につなぐ」ステップにしたいと大会づくりに取り組んでいます。前の世代から受け継いだ高生研を次の世代の方々に是非、そのバトンをつなぐ取り組みにしたいと思っています。ですから、実行委員会は、実行委員長の古川さんを始め、ベテランと若手が共同事務局長、共同係長等を担い、ペアを組みながら大会づくりを担っています。実行委員も少しずつ増えて、現在22名で、ベテランと若手がワイワイ楽しくやっています。

実行委員一同、8月16日から成城大学で皆さんのお越しを心よりお待ちしています。