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夏休みこそが忙しくなる?!

高生研全国大会応援ブログの担当をしていますと原稿のやりとりを通じて相手の忙しさが想像できたりします。
主にEメールで行っていますが、
数年前に比べてメール環境は大きく変わっています。
関係ない販促のメール、迷惑メールの多さからメーラー(メールを見るソフト)を立ち上げることすら煩わしく感じたりとか、FacebookやTwitterでしかやりとりしないとか、そういう方が増えているように思います。
そもそもこのような応援ブログを
どれほどの方がご覧になられているのかも心許ない状態です。

大会もあと2週間ほどに迫ってきています。
そんな昨今の状況に躓いている暇はありません。

夏休みに入りました。
今年度転勤したのですがクラブ活動が盛んな学校に変わりました。
総合学科で、物理的に部活の時間が長いのです。
必然的に生徒への教育的場面は、部活動が無視できなくなります。いくら教員にとって「部活はボランティア」といわれていても生活指導を意識する教員ならば手が抜けなくなると思います。

何が言いたいかというと
夏休みが部活で忙しいのです。
来週は合宿。8月に入ってからは地域の神社に壁画の制作始まります。
まだ、私は美術教員で美術部の顧問なのでいいものの、専門外の分野の顧問に就いてみえる先生は悲鳴を上げるのだと思います。

学校現場とは不思議なもので
時間を区切って無理して多くの内容を盛り込んいるように思います。
夏休みはその区切れがないので、すべて部活の顧問が区切るしかない。それなりに力もいるでしょうし労力もかかります。

おそらく同感してくれる方が全国に大勢いると思います。

こうなったら
自分自身の生活に区切り目を作って
リフレッシュするしかありません。

忙しいからこそ、
夏の高生研全国大会にぜひお越し下さい。
かくいう私もレポーターです!!

アンドウセイヤ

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大阪と熊本の高校生たちが、熊本応援企画を計画中

大阪・サトウです。

本校の生徒たちが熊本に行き、K高校の生徒さんたちと交流会をした2週間後、大地震が起きました。
阿蘇大橋、草千里、熊本城……案内していただいた場所場所が、目を覆うばかりの姿に。

「熊本応援のために何かしたい」

本校生たちが地元の市民協働課や商店街に呼びかけ、大阪で「熊本応援映画&トークの夕べ(仮称)」企画を行えないかという計画が浮上。今度は大阪にK高校生徒会を招くべく準備をしています。高校生の熱意に応え、全編熊本ロケの映画「うつくしいひと」の上演が決定、高校生たちはさらなるサプライズ企画をもくろんでいます。

上映予定は8月5日(金)に決定しましたが、さてさてどうなることやら。サトウはこの上映会を見届け、翌日の高生研東京大会へと向かいます。
前泊ツアー、よろしかったらご一緒しましょう。(佐藤功・大阪)

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​ 71年目の慰霊の日〜沖縄から未来への連帯を

 本日6月23日は、沖縄戦において組織的戦闘が終わった日です。沖縄県内では慰霊の日として公休日とされ、糸満の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が開かれます。我が国の首相が、この式で昨年度とその前年度にほぼ同じ挨拶文を読み上げたことは記憶に新しいかもしれません。所詮、沖縄への気持ちがその程度の彼が、今年どんな挨拶をするかは対して期待もできないし、もはや(私的には)どうでもいいことです。しかし、日本国の首相として、沖縄の現状を改善する手立ては考えてほしいものです。
 最近では全国ニュースで報道されることが無くなりましたが、元海兵隊員の軍属が起こした強姦殺人事件については、沖縄県内では現在でもいちばんの関心事項です。19日には奥武山公園で追悼集会が開かれ、高生研大会にも参加している名桜大学の玉城愛さん、小波津義嵩さん、眞鍋紫苑さんが登壇し、それぞれに思いの伝わるスピーチを聞かせてくれました。
 愛さんの「第二の加害者は、安倍晋三さん、あなたです」ということばを、我が国の首相はどう受け取るのでしょうか。
 日米地位協定の改定には時間が掛かるから、運用規定変更でいくと、恥ずかしげもなく口にする彼は、戦後71年間、沖縄復帰後44年間、自分の政党が何もしてこなかったへの反省は微塵もなく、そしてさらにまだ沖縄を「利用」し続けようとしています。追悼集会で私達は、「怒りは限界を超えた」というプラカードを掲げました。それは多くの県民の偽らざる思いです。そして、翁長知事の叫んだ「グスーヨー(みなさん)、負ケテナイビランドー(負けてはいけません)。ワッターウチナーンチュヌ(私たちの沖縄人の)クワウマガ(子や孫を)マムティイチャビラ(守っていきましょう)。チバラナヤーサイ(頑張っていきましょう)。」ということばを、抱きしめて、未来の沖縄を築いていこうと誓ったのです。
 私の書いている基調では、このような今の沖縄の空気が伝えられれば、と思っています。様々な葛藤を抱きながら、未来のために立ち上がり、人々が声を上げていく姿。それを目指して生徒たちと取組んできたさまざまなこと。それをかたることで、その先にあるものを、この夏皆さんと一緒に見つけられるといいなと思っています。

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現実感をもって英文法を学ぶ

 比較表現を学んでいる最中の復習小テスト。私が英作文問題を日本語で読み上げて、生徒たちがそれを英語に直して書くのですが、「利根川は日本で一番長い川です。」と問題を読み上げた時に、Hくんが「えっ?」と声をあげました。
私「違った?私、間違えた?!」
Hくん「利根川は二番目。一番長いのは信濃川。」
私「あーそうなの?信濃川!みなさん、英文を直して~!The ToneではなくてThe Shinanoを主語にしてください。」
Hくん「利根川は流域面積が一位。」
私「Hくん、さすがやな~。」(Hくんは釣りの名人)
ゴシゴシという消しゴムの音と共に、「長いのは信濃川なんや~。」「知ってた?」等々のつぶやきが聞こえてきます。
 英作文の教材を創る際に大切にしているのは、例文として使う英文や練習として生徒に創ってもらう英文が本当に現実を語るものになっている、といういうことです。
 ”I”の扱い方にも気を遣っています。問題集には無数の”I”を主語にした英文が載っていますが、実態のない”I”ではなくて、現実のここにいる”I”を主語にして、その”I”の事実を英語にしてこそ、言葉が学習者に獲得されていくのだろうと、私たちは考えているのです。この方針は、比較級を使う練習の場合ですと隣同士で背比べをして、”I am taller than ~ .” あるいは “I am shorter than ~.” という表現をする、仮定法の練習ですと「もしもこの学校の校長だったら、私は~する」という表現をそれぞれが工夫して創って発表し合う、という風に生かされています。授業の中で新たに学んでいく教科内容の文脈に自分が乗っていると感じた時に、生徒たちは予想外の集中力と思考力を発揮してくれるということを、日々実感しています。

(京都 田中容子)

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野外炊飯遠足で仲間作り

今年は2年次主任。理型・文型に別れての新しいクラス。5月は遠足、6月は球技大会、7月は文化祭。行事を通して、生徒たちがたくさんの仲間と関わってくれることを願っています。

我が校では全校での野外炊飯遠足。学年ごとに場所は異なりますが、それぞれ炊事ができるキャンプ場を選んでいます。3年間を通して、料理の腕前もあがっていきます。大学生になったときに、一人暮らしもできるでしょう。大学生になって友人とキャンプに行ってもしっかりと火熾しもできるでしょう。なによりも仲間と一緒に楽しい食事ができる喜びをしっかりと感じることができていきます。

今回の野外炊飯遠足は好きなものどうしではなく、7クラスの委員長が自主的に集まり、すべてのクラスでくじ引きで班を決めることにしたようです。その心遣いにとっても感激。生徒たちは日々、進化しつづけています。 頑張れ生徒たち。(*^-^*)   北国の管理人 YCIMG1206 s074 075 106 113 CIMG1707 s E班④ s IMG_2265 s

 

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出ました、緊急出版!

 大阪・サトウです。

 もう読んでいただけましたか。
 大阪・おまかせHR研究会編著「これならできる主権者教育」。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160519/20160519029.html

 本書を取材してくれた某紙の記者さんからの読後感が素敵だったので、ご本人の許可を得て転載します。

◇◇◇

「これならできる主権者教育」結構じっくり読みました。
あの本は、教育のための本だから、記事を書くために読み始めたけど、とても生活に密着した内容だなぁと。

先生と生徒だけじゃなくて、ほんまに誰にでも参考になりそう。ビビってんと、とりあえず勇気出してみ、なんか道が開けるかも、いや、開いていこうやって、実践例を読み進めるうちに、なるほどなアイデアが次々出てきて、すごい納得できるし、物事の進め方がわかりやすく書いてある。自分のことに当てはめて、全員からガンバレガンバレって応援されてるような気持ちになりました。

あの本のように、経験や工夫を生かして、世の中の理不尽に立ち向かっていければなぁ。ケンカじゃなくて、どっちか悪者になるでもなくて、話し合いや調整で物事を進められたら最高です。佐藤さんらはいつもHR研究会の仲間とそんな風にやってはるんですね。仕事と遊びの他に、目的を持って他人と何かをするって大事かもしれませんね」

◇◇◇

 大会では本書所収の実践例も使って、問題別分科会を担当します。

「ホンマにできるの? 今までもやってる!? 主権者教育
~生徒が主権者に育つ授業・生活指導の道筋を探る~
首藤広道・佐藤功・杉浦真理(総務省文科省「副教材」執筆者)
ゲスト:原田謙介(NPO 法人 YouthCreate 代表理事)

(8月8日(月)和光高等学校 9:00~12:00 でお会いしましょう)

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分科会レポート絞り込み作業<拡大大会グループ会議>行われる

3月13日(日) 大同大学久田研究室で拡大大会グループ会議が行われました。

この夏、和光高校で行われる高生研全国大会の分科会レポートを絞り込む会議です。

高生研にはいくつかのグループが組織されていますが、

大会グループとは高生研の大会を形作るために位置づけられる担当者の集まりです。

拡大がつく場合、高生研事務局とそれぞれのグループチーフも加わった会議となります。

この日は、分科会を担うレポート執筆者や大会の目玉など具体的に形づくられました。

詳細はまだ報告できませんが、レポートは7本程度の分科会として設定される方向です。

 

今年の大会の特徴として「入門講座」がⅠ・Ⅱと初日に行われます。

これは参加者のニーズに応えようとする大会Gからの発案で進められています。

「入門」とありますが、教師として経験を積んだ者にとっても

学び直しという機会になるかも知れない内容です。

 

そんな、こんなの大会の詳細は5月の中頃正式に発表します。

まずは、8月6~8日のスケジュールだけ確保くださいね。

 

大会グループ 広報担当 安藤

 

 

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大阪大会、お疲れさま!<大阪大会実行委員ML>発

きのうは(きのうまで)お疲れさまでした。

皆さまのご協力のおかげで、当初、2台予定していた書籍の返送車は村上号1台でおさまり(※30万近くお買いあげいただきました)、サトウ号は、書籍を手伝ってくれた熊本の方々を送ることができました(極楽湯経由)。

その後、いくつか大会感想メールをいただいてますので、皆さんで共有を。

「今年の3月に福井で開催された北陸ブロック高生研に参加した縁で、全国大会に参加しました。
仕事柄、考え方の振り幅がどんどん狭まってきているのを実感していたときに、出会ったみなさま。
目からうろこの衝撃でした。「夏はぜひ、串カツを食べに来てください!」の言葉にわくわく・・・楽しみにしていました。

もちろん食い道楽の大阪だけでなく、みどころ・感じどころは多々あります。
二日間参加した分科会では、たくさん話すことができました。学生時代でもこんなに発言したことはありません。
驚いたことは、一つの発表原稿にたくさんののりしろが見出されたこと。厳しい批判ではなく、よりよくなるために色とりどりの付箋が貼られる感じ。
しかも、きちんと時間配分をして効率的に討論する。
もっともっと飛び込んでみたい・・充実感に溢れた大会でした。
暑い大阪で熱い想いを話せた高生研。
興奮冷めやらない内に、福井で吹聴していきます。
来年はぜひ、団体で東京に参加したいと思います。
ありがとうございました」(福井・Tさん)

ゲストとしてお話しいただいた方々からも、

「高生研に集っていらっしゃる先生方とは、かなり問題意識や取り組んでいることが近いと改めて感じ、楽しく過ごさせていただきました」
「生徒たちや知り合いの先生たちとお話ができて嬉しかったです。これからもよろしくお願いします!」

といったメールをすぐにいただきました。

☆☆☆佐藤 功

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【大阪大会書籍コーナー②】若手店長オススメ本です。

「書籍、手伝いますよ」と名乗りをあげてくれたOさんは、新採4年目の社会科教師。大阪大会の書籍係は、「ニューフェイス」+「大阪以外の書籍会員」の方々中心に運営されます。
(オススメ本は全冊そろえるつもりで注文出してます)

■一番オススメの書籍
遅塚 忠躬『フランス革命―歴史における劇薬』岩波ジュニア新書、1999年
社会の教員なら絶対に読んでほしい本。
ジュニア新書ということで、学生に向けて書かれているが、内容は極めて高度。

授業で説明のし辛いアンシャン・レジームの行き詰まりがわかりやすく説明されており、また現在の我々への遺産である生存権についても触れられている。
冒頭に登場するレ・ミゼラブルのミリエル司教の話も印象深い。
著者は2010年に亡くなったフランス近世史研究者。

■その他書籍
本多勝一『日本語の作文技術』朝日文庫、1982年
同    『実戦・日本語の作文技術』朝日文庫、1994年

両方とも「わかりやすい」日本語を書くための技術書。文章を書くことの多い方々、必読です。
著者は朝日新聞社の記者としてのルポタージュの方で有名。

相沢 裕寿・ 杉山 雅『授業がなりたたないと嘆く人へ』高文研、1993年

いわゆる「困難校」に勤めているあなた。授業がなりたたたずに辛い重いをしている先生たちに強く薦めたい本。私も1年目のときにこれを読んで救われました。
著者は双方とも高校教員。杉山先生の方はシナリオ授業で有名です。

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SENSEI PORTALランクイン現在7位

教育関係イベントの告知掲示板である「SENSEI PORTAL」。
情宣担当のI氏、それから「SNSにめっぽう強い」学生U君と3人で、

「これのランキング1位をめざしてみよう」

と知恵を出し合い、ポータルにアップしたのが、7月21日。
すると、いきなり翌週には、プレ企画の部分が7位にランクインしました。

●7位  8月7日(金) 18歳選挙権と学校、戦場ジャーナリストと高校生のコラボイベントetc…~高生研全国大会プレ企画~

http://senseiportal.com/events/32849?mid=weeklywed&mlid=794128

高生研以外の方の関心も高いようす。
「大阪 全国大会」の部では、人気順1位! です。
どうぞクリックしてみてください。

大会本体各分科会の告知も見てね。

https://senseiportal.com/events/32718

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朝日新聞にプレ企画の告知が載りました。

「高校野球の関係で小さなスペースになってしまって……」と恐縮される朝日新聞の記者さん。
いえいえ、「多大な努力」に感謝します。

「翌8日から第53回全国大会」「ホワイトボードミーティングや文化祭のつくりかた講座も必見」など、「ぜひ書いて」とお願いしていた部分は残念ながらスペース足らなかったけど、「新聞見ました」という参加申し込みや、他紙、NHKほかのテレビ局からの取材申し込みなどが続々。

さあ、注目イベントになってきました!

<朝日告知記事(7月28日)>

「選挙権と学校」一緒に話そう

http://www.asahi.com/articles/ASH7S73J7H7SUSPT00H.html

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一般分科会7「定時制のHR担任・生徒会顧問としての3年間」運営担当の中村さんがPR

細川さん自身のが出たので、僕も。

はっきり言って、突っ込みどころ満載です。(誤解を恐れず言うと)ムチャクチャな実践です。でも面白いです。若い教師なら、少し経験済み者には、ベテランだったら…各々がそれぞれ問題関心を持てる実践だと思います。
3年間の大河ドラマ!?を、生徒会、Dという生徒とのかかわり、修学旅行(これを修学旅行と呼んでいいのか!?という議論もでるかも知れません)の三テーマに何とかまとめました。 ・実践者は生徒会という名のファミリーの一員になっている。
・生徒会は居場所という名の親密圏でしかない。
・ファミリーへの闖入者出現というピンチをどうチャンスに…
・母子密着型のDとのかかわりをどうみるか。
・修学旅行づくりを含めてのイベント主義から一皮剥けるには。
ちょっと指折るだけでもいろいろ論点が生まれてきます。
アト、意味不明な情緒的記述がいくつかあります。実は冗長な情緒的文学的形容語が多い実践記録で、かなり削ぎ落としたのです、そこはあえて残しました。 そこを参加者で分析できたら…という助平根性が運営側にはあります。
とにかく突っ込みどころてんこ盛り、です。

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Uコミュニティホテル残室最新

三木です。
Uコミュニティホテルに残室の確認をしたところ、以下のようになっています。

現在(7月25日)の確保数。

(3連泊の場合)
・シングル13室
・ツイン3室
・トリプル1室

(単泊の場合)
● 8月7日(金)プレ企画のみの宿泊可能な部屋
・シングル→25室

● 8月8日(土)のみの宿泊可能な部屋
・シングル→20室
・ツイン→1室

● 8月9日(日)のみの宿泊可能な部屋
・ツイン2室
・トリプル1室

近く残室をキャンセルするので、申し込みはお早めに。

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一般分科会6「『原発神話』を考える国語の授業」 久野里信夫さん のPR

 原発問題を国語の授業で取り上げた実践である。「原発神話」とは、原発に対して無反省に持ってしまっている印象・情報のことだと思うが、久野里さんは生徒たちの受け止め方にも「神話」的なものを感じたのだろう。久野里さんが取り上げる教材は、1957年の菊村到「原子の火ともる」、1975年の前川力「原子炉が爆発しないのはなぜか」、『メルトダウン』(NHK)、堀江邦夫の『フィアンセ』、溝口健二の『1977年6月』など。「原子の火ともる」は、東海村での実験用原子炉の点火がスタートしたことを、未来への希望と期待を込めて書かれたもの。「原子炉が爆発しないのはなぜか」は、原爆と原発との違いや原発の安全設計について解説したものである。
生徒たちの原発に対する意見は賛否両論ある。しかし、福島第一原発事故を知っている今の生徒たちからすれば、1957年の原子力に対する期待が「楽観」であり、1975年での安全設計への信頼が「神話」だったことは共通して感じていたようだ。「原子の火ともる」に対しては、「筆者はこの時点で原発に危険性を考えていなかったのか」という疑問がおこり、「原子炉が爆発しないのはなぜか」に対しては「前川さんの言うていることは、ちょっとおかしい」「事実と違う」という声が出ている。久野里実践が育てているものは、原発の情報・知識に対する可謬主義的な向き合い方なのかもしれない。
それ以外にも『フィアンセ』の読み込みや、そもそも原発問題などの政治テーマを国語で取り扱う意味・意義など、議論したいことはたくさんある。分科会参加者がどのように分析するのか楽しみである。                      (岡村昭弘)

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民間教育団体ハシゴしましょう企画➀ 新英研大会は新潟・赤倉で

新英研第52回全国大会(新潟大会)プレ集会 関西ブロック第1回例会の案内
気軽に学び、交流しましょう
さて今回の大英研の例会は、新英研関西ブロックの第1回例会、そして新潟大会の
プレ集会として行います。参加者のみなさんもプリントなどをお持ちください。
気軽に授業の交流をしましょう。ぜひ誘い合ってご参加ください。
日 時:7月18日(土)午後1:30受付 2:00開会
場 所:大阪国際交流センター 3F会議室(TEL 06-6772-6729)
    近鉄 大阪上本町駅より徒歩約7分 地下鉄 谷町九丁目駅より徒歩約10分
参加費:500円(学生300円)
問い合わせ:
鎌田(かまだ)栄一 大阪新英研:新英語教育研究会大阪支部(大英研)事務局
kamada2007@sky.plala.or.jp
レポート
(1)つながり広がる平和人権教材
              西田 陽子(京都・乙訓高校)
始まりはアレンネルソンさん、そしてフリーダムライターズ。つながって広がって、
そしてアンネフランクハウスで学んできたことを報告します。
(2)誰でもできる授業の型紙 〜主婦が英語の先生になった一年間
中嶋 せき子(元高槻市中学校)
素人の私が何とか一年間授業でやってきたことは、自分がやりやすい授業のパターンを作って
生徒をそれに乗せたこと。それはどの先生のどの授業でもされていることだと思います。
そんなささやかな取り組みを聞いてください。
なお、新英語教育研究会第52回全国大会(新潟大会)は、
7月31日(金)~8月2日(日)
新潟県赤倉温泉 ホテル太閤
新潟県教育委員会・妙高市教育委員会後援              です。
「新英研全国大会」で検索してください。
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書くことで気づかされる世界ー一般分科会3「パートナーとの対等な関係を考える」小柴架奈子

大会分科会のレポートを書くことになりまして、やっとできあがりました。
「パートナーとの対等な関係を考える」という家庭基礎の授業です。
レポートを直していく上で、アドバイスをいただいた方といろいろ話して、
ジェンダーについて考えさせられました。
この授業、最初は「異性」という言葉が出てきていたのですが、彼氏彼女が異性ではない人もいるわけです。
考えが浅かったです。
それからというもの、勤務校の様々なところが気になり始めました。
例えば、部長以上の人に女性がひとりもいないこと、生徒の出席番号は男女別が当たり前になっていること、
大半の女子はスカートよりズボンがいいと思っていること・・・。
高生研に参加していると、自分に足りなかった視点を発見できるので、
鈍感で疑問を持たないダメ教師の私にとっては大切な場となっています。

今年、大阪ではどんな出会いがあるのか今から楽しみでなりません。
若い人たち(私も高生研では若い人)がたくさん来てくださるといいなあ。
よろしかったら、分科会で一緒に議論しましょう。

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 私が見る、大阪大会の魅力その2 全体会から分科会へ

 その1で「権力関係の蔓延とコミュニケーション不足・不全」が生きづらさのもとではないかと書きましたが、それは前回大会での基調論議で議論になった“スクールカースト”の問題とつながります。そして、それをHR実践の中で取り上げたのが、一般分科会2「HR『スクールカースト』を乗り越えるHR指導」(佐藤育美)です。
 この分科会の運営担当者が、すでにこのブログで「生徒同士の小グループ、と、それらの明らかなすみ分け。またその間には、担任からすると、明らかなカーストとも言える序列関係が存在し、そんな引力関係は、それぞれの小グループ内でも働いている」に焦点を当て、「HRの集団力学」を分析をしたいと述べています。
 私も運営の一人なのですが、この「序列関係」と生徒同士がつくりだすコミュニケーションの内実をできれば分析することで、何か糸口が見えると考えています。全体会での議論ともつながるところがありますので、この分科会での分析・議論も大会の魅力です。