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【大阪大会書籍コーナー②】若手店長オススメ本です。

「書籍、手伝いますよ」と名乗りをあげてくれたOさんは、新採4年目の社会科教師。大阪大会の書籍係は、「ニューフェイス」+「大阪以外の書籍会員」の方々中心に運営されます。
(オススメ本は全冊そろえるつもりで注文出してます)

■一番オススメの書籍
遅塚 忠躬『フランス革命―歴史における劇薬』岩波ジュニア新書、1999年
社会の教員なら絶対に読んでほしい本。
ジュニア新書ということで、学生に向けて書かれているが、内容は極めて高度。

授業で説明のし辛いアンシャン・レジームの行き詰まりがわかりやすく説明されており、また現在の我々への遺産である生存権についても触れられている。
冒頭に登場するレ・ミゼラブルのミリエル司教の話も印象深い。
著者は2010年に亡くなったフランス近世史研究者。

■その他書籍
本多勝一『日本語の作文技術』朝日文庫、1982年
同    『実戦・日本語の作文技術』朝日文庫、1994年

両方とも「わかりやすい」日本語を書くための技術書。文章を書くことの多い方々、必読です。
著者は朝日新聞社の記者としてのルポタージュの方で有名。

相沢 裕寿・ 杉山 雅『授業がなりたたないと嘆く人へ』高文研、1993年

いわゆる「困難校」に勤めているあなた。授業がなりたたたずに辛い重いをしている先生たちに強く薦めたい本。私も1年目のときにこれを読んで救われました。
著者は双方とも高校教員。杉山先生の方はシナリオ授業で有名です。

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