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生徒から学ぶこと

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2年前に卒業した生徒は現在大学2年生。

野外遠足では行き帰りのバスの中、大声で叫び続け。

球技大会は全校21クラスで優勝に尽力したものの足を骨折。

文化祭では前日祭の司会で活躍したK君。

3年生の夏休みも仲間と一緒に近くの海で遊び

気づいたら学年で下位の成績。

 

しかし、彼は現在○○大学の2年生として頑張っています。

 

先日、本校PTA主催の大学を見学する研修旅行がありました。

 

その企画の中で、大学生による保護者への学校紹介という場面で

K君と同じ学年であったSさんの二人が話をしてくれました。

(私が二人に依頼しました)

 

この研修旅行には偶然でしたが、彼らの保護者の方も参加していました。

それぞれの妹が現在本校に在籍。

 

我が校では兄弟で同じ学校に入学してくる生徒たちがかなり多いと感じていました。

 

K君の10分以上にわたる話を聞いて、涙が出てきそうになりました。

K君も涙声で話していました。

「僕は高校1年生のときに、280人中、後ろから数えて10番以内。

好きなサッカーやバンドをやってきました。勉強はほとんどしませんでした。

3年生の7月の文化祭が終わっても勉強しませんでした。夏も遊びました。

でも、自分でそれではいけないと考え、懸命に勉強を頑張りました。

結果がようやく出てきたのは3年生の11月の模試でした。

ここにいるお父さんやお母さんにお願いがあります。

それは、子どもさんたちに、他の生徒はもっと勉強しているよ。とか

他人と比較して話さないで欲しい。そして、美味しいご飯を作って

見守って欲しい・・・・・・」

K君とは3年生のわずか1年の出会いでしたが、こんなにも逞しく成長している姿を見て

とても嬉しく思いました。

 

生徒は日々成長し、明日を見つめている場面に出会うと勇気と元気が湧いてきます。

 

今年のつくば大会の一般分科会、午前と午後の通しの

「学年主任の苦労とやりがい 3年間を振り返って」塚本 徹さん(静岡)

 

担任を離れて2年目。願いが叶うのならば学年主任をしてみたいと思っています。

皆さん、つくば大会でお会いしましょう。

 

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青森高生研 よしだ まさひろ

 

 

 

 

 

 

 

 

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つくばクラフトビアフェスタ

先週末、つくばビアフェスタに行ってきました。
つくば駅前で行われたイベントで、ビールとおいしいおつまみを食べながら、
太鼓のパフォーマンスやさまざまな音楽のライブを見てきました。
ビールは60種類以上ありました。オレンジやチェリー風味のするさわやかなビールから味の濃い王道ビールまで、
いくつ飲んでも飽きない!といっても、いくつか飲んだら酔っ払ってしまいました。
焼き明太子、ハムとベーコン、もつ煮込み、餃子など食べ物も充実。
外国人や大学生、子どもも多くて、これぞつくばというイベントでした。
夏休み前の忙しい時期、おいしいひと時でした。

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つくば大会でめざすもの

参加者が元気になる大会

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つくば大会が行われるつくば市は、関東平野にそびえる筑波山をシンボルとし、日本の最先端の科学技術研究施設が集中する街です。研究学園都市でありながら、周辺地域には昔ながらの里山の風景が残された純農村が併存しています。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開通により、東京・秋葉原と直結して、アクセスもしやすくなりました。筑波山の豊かな自然と、平沢官衙遺跡、小田城跡など史跡をはじめ神社・仏閣も多く見所も豊富です。さらに研究機関に関連したJAXA筑波宇宙センター、地図と測量の科学館、地質標本館、つくばエキスポセンター、つくば植物園などの施設やつくば美術館など文化施設も充実しています。また、大会の開催される8月は夏野菜やくだものがおいしい季節です。つくば大会では、こういった季節の食べ物を召し上がっていただき、つくばでしか出会えない人々と出会うことによって、参加者が元気になる大会を目指したいと思っています。

つくばでしか会えない人々との出会い

全国大会の魅力のひとつは、やはり出会いでしょう。つくば大会には、2011年被災地福島で撮影した写真の展示を行うフリー・フオトグラファー齋藤さだむ氏や筑波山の麓にある八郷地域の食品販売と歌や踊りの披露をする八郷の人たち、つくば市を中心に活動するフォルクローレユニットのみなさん、現地企画として障害を持つ若者の支援活動を長年行ってきたカフェ・ベルガの吉田美恵さんなど、つくばの地でぜひ出会っていただきたい人々が集います。また、基調、分科会、問題別などで日々生徒と向き合って実践を重ねていらっしゃる先生方に出会えることも忘れてはいけません。全国大会に参加すると、なぜかその時に悩んでいる課題の答えとなるような実践に出会うことが多いのです。また、そのような先生方との出会いによって、教師観が変わることもあります。そして、日々の忙しさに忙殺されてチャレンジを恐れる自分に喝を入れる場所にもなっています。AKB48は会いに行けるアイドルが売りですが、高生研には会いに行けて大会後も後も力になってくれる人々にたくさん出会えます。

目からうろこのアドバイスがいっぱい

全国大会では経験豊富な先生方や研究者の方々の知恵や工夫をたくさん聞くことが出来ます。私自身も全国大会で出会った先生方から目からうろこのアドバイスをいただいてきました。経験から紡ぎだされる言葉は、特に若い教師が目の前の生徒と接する上ですぐに役に立つものばかりです。また、これまでの自分の視野を問い直す機会となるでしょう。ぜひ、つくば大会においでください。みなさまに「元気がでた」と喜んでもらえる大会を目指したいと思います。

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問題別1「『ことばを手にする』授業を作る ~ 憲法をテキストとして ~」

高校3年生に、自衛隊から募集案内が届いているそうです。
「赤紙キタ~!」と言ってる子から「自衛隊に入ろーかな?(笑) 」と言う子までTwitterでの反応はさまざま。
http://matome.naver.jp/odai/2140429499827623501

個人情報はどこから漏れてるんだ?
集団的自衛権の行使容認の閣議決定の翌日ってどういう神経?
・・・と突っ込みどころは満載ですが、早急に私たちが取り組まなければならなことは、こういう手紙を受け取らされている高校3年生、18歳が、この手紙を前に、自分なりの意見をしっかりと持てるように育てることでしょう。

18歳を市民に、というスローガンを考えるとき、国語の授業で何が出来るのか?私なりに辿り着いた答えは、「難解なことば」で書かれた文章を、自分で噛み砕いて理解する力をつけることでした。そのテキストとして、日本国憲法を選びました。
とても理解できないと思ってしまう憲法のような「難解なことば」で編まれた文章を、理解する経験が、卒業後も果敢に社会的な問題に取り組む姿勢を培うと信じたからです。

問題別分科会「ことばを手にする」授業を作る~憲法をテキストとして~ではその授業の実践報告を行います。
そして同志社大学の政治学者岡野八代先生が、分析をしてくださいます。

生徒たちが自由民主党の「日本国憲法改正草案」のレトリックに翻弄されながらも、辞書を引いてことばの定義を確かめ、自分たちの生活に引きつけて具体例を考え、ほんとうの意味を理解していく過程は、手前味噌ではありますが、感動的でした。
そして、彼らが自らの「ことば」を用いて社会的に生きる必要性を感じたとき、本当に「国語」を学ぶ意義に気付いてくれました。
この春、転勤してしまったので、彼らと昨今の憲法解釈問題について話をすることは叶いませんでしたが、きっと主体的に思考を巡らせてくれていることと信じています。

当日は、困難校においてこのような取り組みを成功させる工夫などもみなさんと考えられるといいな、と思っています。定時制の現任校では、正直悪戦苦闘中です。ともに考える分科会にできたらいいなと思っています。

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研修権、教員の権利と義務は夏休みにこそ試される

7月に入ってもう4日になります。

つくば大会までいよいよ秒読み段階。

この応援ブログも日替わり更新を目指します。

高生研のICT分野での仕事を担っているので、その方面で書きたいこともあるのですが、

ここは、時期的な話題で

ずばり、研修権です。

教員の権利でもあり義務でもある研修。

各都道府県でその扱いや位置づけはどのようなものなのでしょうか?

「◎◎◎研修」と銘打っていないもの以外、また教委が主催する研修以外には認められないという所もあるのでしょうか。三重県について言えば、基本、県教育委員会が主催、あるいは後援する研修は出張扱い。それ以外は自主研修になります。現実的には後者の研修は週末を利用して催されることが多く、勤務には特に問題なく参加できます。

しかし、夏休みは違います。管制研修はもちろん、民間教育団体の大会もいくらか平日に絡んだ日程になってきます。そうなると「校務優先」となり、「研修権など認められたものではない。」ということになるのでしょうか。

県内の公立高校の中でもそれらには若干の差があるようにも思えます。また、私立などについては、学校の方針として夏の民教連関係団体の全国大会参加は出張扱い(参加を奨励している)になるところもあれば、まったく認められない学校もあるように聞きます。

それでも、

教師の研修権は認められていることです。使えるところには行使すべきでしょう。

幸い三重県の公立高校では、それなりの手続きさえすれば夏休み中の研修権は行使できます。

民間教育研究団体がどんどんやせ細っていく中、「ここにこそ本来の研修がある!」と誰かが伝えていかないと、いつしか研修が義務でしかなくなる様な気がしてなりません。

さあ、高生研全国大会2014つくば大会を、となりの机の同僚に案内して下さい。

「こんなのあるんだけど。」とリーフレットをさりげなく手渡し(リーフレットはこのHPからすぐダウンロードできます。)。

そこで一言、「研修は権利でもあるんだよね~!」。

これも実践ではないでしょうか。

アンドウ@みえ

 

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大阪高生研ウイークリーレポート⑩ 授業工房第2回は「集団的自衛権」を考える(7月13日)

みなさん、こんにちは。首藤です。前回ご好評をいただいた『授業工房』第2回のご案内です。周囲の方に広げていただけると幸いです。よろしくお願いします。

★大阪高生研・後援企画
☆ シリーズ『授業工房』(公民編)第2回「平和を守る!?集団的自衛権」

★日時:2014年7月13日(日)10:00~12:30pm(9:30受付) 

☆場所:大阪大学中之島センター 講義室405 〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53

TEL 06-6444-2100

京阪中之島線中之島駅 徒歩約5分 阪神本線福島駅 徒歩約9分 JR東西線新福島駅 徒歩約9分 JR環状線福島駅 徒歩約12分
地下鉄四つ橋線肥後橋駅 徒歩約10分 地下鉄御堂筋線淀屋橋駅 徒歩約16分

★参加費:500円

★模擬授業&発題:杉浦真理さん(立命館宇治高等学校)

★「授業工房」第1回「市民が国家をつくる方法」は充実の内容でした。社会科の先生ばかりではなく、国語科や大学の研究者、そして司法書士さんなど多彩な顔ぶれ。杉浦さんの模擬授業「立憲主義の国をつくろう」は市民革命をささえたロックやルソーの復習からはじまり、「理想の国家を作ってみよう!」ワークで参加者が話し合いながら思い思いの国家像を描き、それぞれユニークな国家像がでてきました。参加者の白熱した議論の中で、国家・権力と憲法の関係をより深く学びあえたと思います。

さて、第2回は、今まさにホットな話題の「集団的自衛権」をとりあげます。どこか
しら、曖昧な響きをもつこの言葉。いったい、何がどう問題なのでしょうか。この問
題を考えることは、どうすれば「平和的な国家と社会」そして「平和な世界」をつく
ることができるのか、その道筋を考えることだと言えるのではないでしょうか。生徒と一緒に考えてみたいとても大切なテーマです。

社会科以外の先生ももちろん大歓迎。みなさん、ぜひご参加ください。
★同日・同所午後2時より「みんなで“ 職員会議 ”を議論する!?」が開催されま
す。こちらもぜひ。
★第3回授業工房は9月開催を予定しています。
★主催:「授業工房」実行委員会 後援:大阪高生研
申し込み先:shutti21@yahoo.co.jp (資料準備の都合がありますので事前にお申込みください)

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まもなく文化祭です。

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7月になりました。

青森県の高校の多くは7月に文化祭があります。

3年生は模擬店を行います。クラス全員で準備・買い出し・調理・販売を行います。

たかが模擬店・されど模擬店です。

10年ほど前に、前任校でクラスの生徒の中にひとりの男子生徒がいました。

彼は数学は得意。でも、国立大学への進学ではなく短期大学を選びました。

将来の夢は料理人。

文化祭では2カ月も前から自宅でクラスの仲間とともに

模擬店で販売する冷たいパスタを試作していました。

クラスには不登校の男子生徒が二人。

でも、模擬店は全員でやりきることができました。

パスタを作った生徒は食物栄養科で2年学びながら

夜は居酒屋でバイト。料理の道に一生懸命でした。

今、彼は青森市内の西欧料理店で店長として活躍しています。

クラスの生徒たちが高校を卒業したあとに

元気でいきいきと頑張っている姿を見ると

先生って本当に素敵な仕事だなあ。と思います。

多忙の中に自分を見失いがちですが、生徒たちから元気をもらっています。

今は、進路部主任ということで学校行事で生徒と関わることが少なくなりました。

担任はもう無理なので、学年主任がやりたいなあ。と思う今日この頃です。

つくば大会で1日とおしの分科会で学年主任のレポートがあります。

みなさん、つくば大会でともに学び合いましょう。

青森高生研

よしだ まさひろ