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大阪高生研ウイークリーレポート⑤ 法律家とのコラボ授業のようすがEテレで。

5/29(木)の「オトナへのトビラTV」のテーマは、「はたらくルール」。

ここで、大阪高生研メンバーたちが、弁護士さんや司法書士さんら法律の専門家と一緒に授業づくりをしていることがとりあげられています。

サトウと下川和男弁護士による授業風景ほかを、NPO法人「はたらぼ」の中嶌さんがヒャダインさんや吉本実憂さんと解説。

5月29日(木)19:25~、NHK・Eテレです。
(再放送は、6月3日(火)午前 0時25分~0時54分(月曜深夜))

さてさて、どう編集・コメントされているか、心配でもありますが。

とりあえず、予告編はこちらから。 http://www.nhk.or.jp/otona/

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ある日の出来事とオバチャンの一言

先日妻と東京の親戚の家に車で行った。行くときは高速道路が渋滞していたので、高速を途中で下りてナビを使って(妻の車。私の車にナビはついていない)一般道で行った。いつも行くルートとは違うがナビのいうとおりに行った。
用事を終えて帰り道、環状7号線に出れば道はわかるので、ナビは使わずに朝来た道をそのまま戻った。信号を右折したところで警察官に止められた。「なんでー?」と思いつつ言われるままにコンビニの駐車場に車を止めた。
「右折禁止の標識見えませんでした? あそこは六交路で、右折禁止なんですよ。すいません、免許証見せてもらえますか?」
「朝来た道を戻っただけなんですけど…」
「こちらから左折はできるんですけど、あちらから右折はできないんですよ」
しばらくして「交通反則告知書」を渡された。
「一週間以内にこの用紙を郵便局か銀行に持って行って反則金を払ってください。ゴールド免許なので、一年間違反がなければ、今日の点数は消えますから。どうかくれぐれも安全運転を続けてください」と丁寧に言われた。
低姿勢で丁寧な言い方に、「何でよりにもよってこんな所でこんなことで切符を切られなきゃならないんだ」というやり場のない憤慨も幾分か和らぎ、「まあっ、しょうがないか」とあきらめる気持ちになってきた。
コンビニに買い物に来ていて一部始終を見ていたオバチャンが帰り際にひとこと。「よかったねー、やさしいお巡りさんで」
「そうだよねー」と苦笑いしながら、オバチャンとおまわりさんに会釈をして駐車場を出た。さっきの何ともやり場のない憤慨はほぼ平常心に戻っていた。
新しい「感情の法則」を発見した。「感情は人の言葉とその受け止め方によって変化する」

礒山 馨@茨城

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大阪高生研ウイークリーレポート④ 全国フォーラムに参加してき ました。

こんばんは、首藤です。土日は久々に全国フォーラム(旧全国委員会)に参加してきました。前日から芝居見物やらなにやら遊び半分でしたが、土日はしっかり議論に参加してきました。次期事務局長を引き受ける身としては、いろいろ考えさせられるフォーラムでした。

全体の参加者は39名。入れ替わり立ち代わりでしたが、まあこんなもんでしょう
か・・・。土曜日はまず、各グループに分かれてお仕事。次に大会構想。20ページの第4次案を議論。大会グループの担当者、お疲れ様です。グループの熱意とご苦労がうかがえます。担当者曰く、「誰でもできるように形は整えられたらと思っている。あと2年は続けないといけない。」と覚悟の弁でした。

(中略)

2日目、 小玉(重夫・東大)さんの講演はおもしろかった。基調発題はかなり小玉カラーが出ることになるんだろうなあ・・・。「スクールカースト」とよばれるクラスの中あるいは学校の中の生徒の階層性を、生徒自身が自覚して「組みかえる」「はずす」「のりこえる」という「物語」・・・になるのか。

小玉さんは、「桐島、部活やめるってよ」「あまちゃん」のワンシーンをとりあげて、学校にある生徒の階層性をとりあげていたけど、そのシーンにからんでぼくが質問したくてしなかったこと「そこに教師の指導性はどうからんだのか」については関谷さんの実践から導きだされることを期待したい。

もうひとつの論点は「アマチュアリズム」。これだけ社会の問題が複雑化する中で、専門家でないアマチュアがどう政治的な判断を下せる市民として育ちうるのかという課題。小玉さんは「学力の市民化」と言ってたけど、ハンナ・アーレントの議論も引きながら、展開していた。難しい議論を井沼さんがうまくまとめたらしいけど、この時も僕は金勘定していて聞き逃す。でも、終始、ぼくは「スクールカーストってなんや?」「そんなん実践の焦点になるんかいな?」と思って聞いていた。ま、基調発題はおもしろそう。

(後略)

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細腕学生旅行紀シーズン1(インド編)③

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。GW後半に梅雨入りしました。激しく降る日が多いので、
洗濯物もこの時期は部屋干しになります。雨&曇りの天気が来月中旬まで続いた後、夏に突入です。
気温自体も既に27℃になっているので、梅雨が明けたら今年も30℃の世界がやってきます。

さて、インド最初の夜のホテルの続き。ニューデリー市内のホテルへ到着。ここでの従業員さんも、迫力があるシーク教徒のおじさんでした。荷物を持って部屋まで案内されて、早速その場で「チップ!チップ」と要求されました。「ワンダラー!ワンダラー!」と言うので、チップにしては少し高くないか?と思いながらも迫力に負けてチップを払いました。タカシと荷ほどきをして、お互いに落ち着いた時には真夜中だったと思います。1月中旬だったので、インドでも真冬でした。暑いシャワーを浴びたいと思い浴室に入りましたが、お湯の出し方がわかりません。あの迫力ある従業員のおじさんを呼びたくなかったので、何とかお湯を出そうとしました。長い時間、タカシと挑戦しましたが、
どうしてもお湯が出ません。氷のように冷たい水でシャワーを浴びるのはさすがに無理なので、しょうがなくおじさんを呼びました。そのホテルでは、浴槽内のタンクにあるスイッチを入れて20分ほど待つとお湯が使えるしくみでした。説明を聞くと簡単ですが、初めての旅行者にはわかりずらい場所にスイッチがありました。説明を終えた後、おじさんはうれしそうに「チップ!チップ、ワンダラー!ワンダラー!」と手を伸ばしてきました。値切る元気もなく、チップを払いました。
30分ほど待った後、ようやく温かいお湯でシャワーを浴びた事を覚えています。
翌日はすぐにチェックアウトし(宿泊料がいくらだったか覚えてない)、タカシと市内をうろうろしながら別の宿を探しました。

さて、現地での金銭感覚について。インドの通貨はルピー・パイサ(100パイサ=1ルピー)です。
その当時のレートは1ルピー=4円でした。1ルピーで清涼飲料水(よく飲んだのは「ルミカ;レモネードソーダのような味」)が買えます。1本が1ルピーなので、日本円で大体100円くらいの価値です。食堂や屋台でよく食べたターリー(カリー+ナンあるいはライス+野菜のみじん切り+ダール【スープ】;)が2ルピーでした。
つまり4円でコーラ1本、8円で定食が食べられる、という感覚です。しかし、安いと思わずにあくまで現地の金銭感覚で考えた方がいいです。町中の食堂での給仕や駅、そして公園などでボロボロの服を着て、新聞などの売り子をしてる幼い子どもたち(5~10歳くらい)が沢山いました。彼らは一日16~17時間一生懸命働いて、日収が1ルピーという話を聞きました。彼らにとって、1ルピーはそれほどの価値がありました。一日一生懸命働いても、清涼飲料水を一本飲んでしまうとなくなります。定食を食べるには二日働かなくてはいけません。それを考えたら、1ルピーの重さが痛いほどわかりました。

ホテルでチップとして1ドル払いましたが、それは30ルピー(!)ほどの価値になります。極端に言うと、子どもたちの月収と同じくらいの金額です。初めての旅行で慣れてないというのもありましたが、チップの相場は1ルピー(高級ホテルでも5ルピーほど)だという事を後になって知りました。

さて、インドには5週間滞在しました。宿は基本的にはいきあたりばったりか、ガイドブックに載っていた所を探すようにしました。来月のブログは宿の事を中心に書きます。

(公園にて。子どもたちが「ジャパーニー!」と近寄ってきた)
(公園にて。子どもたちが「ジャパーニー!」と近寄ってきた)
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大阪高生研ウイークリーレポート③ 若手からの「軽~いレポート」

「軽~いものでいいいから、ときどきメールで送って」
 そんな依頼に、若手のKさんがときどきメールを送ってくれます。

 今週は「遠足編」。

◎◎◎

若手の軽~いつぶやき――初の遠足――

先日,1年生の春の遠足がありました.担任としての初めての遠足だったので,多くの不安がありましたが,大きな問題もなく,帰ってくることができました.

中でも,材料を生徒たち自身で用意をさせて行う昼食のときには,やはり「焼きそば」が多かったのですが,「餃子」や「焼きめし」や「マシュマロ」などもあり,見ていて飽きないメニューがいくつもありました.
また,買いすぎて食べきれないという班もたくさんありました.

集合に手間取る場面もありましたが,教室では見ることができない生徒たちの一面を垣間見ることができて,私にとっても楽しい遠足でした.
生徒たちにとっても,そうであればいいなと思っています.(K)

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生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その3

3,まとめにかえて
 3ヶ月の生活習慣の改善を通して、私はいろいろなことを学んだ。まず、思ったことは
現代の日本人は食べ過ぎ、飲み過ぎの生活を無計画に続けているのではないかということだった。忙しくて、ご飯もゆっくり食べていられないと言って、かけ込むような食事をしている労働者や組合関係者も少なくない。茶碗にいっぱいに盛ったご飯の上に、油っぽいおかずを載せてご飯を食べる。私自身、カツ丼とラーメンを一緒に食べるような食事を続けてきたが、一定の年齢を過ぎるとあんな食生活では病気にならない方が不思議だ。
 そして、現在の国家予算に占める医療費は30兆円を超えて、3分の1が糖尿病の治療に使われているという報道があった。日本人一人ひとりの生活習慣を改善することは、国家的な問題でもあることがよく分かるようになった。世界的には、糖尿病患者が急増しているのがインドで、その原因はインド人が古来太っていることが金持ち・人格者の証明であると考えられてきたことと油ぽいものと甘いものを好んで食べてきたことにあるというような話を聞いた。現在、インドでは食事の改善が国家プロジェクトとして進められ、日本食が健康食として一つのブームになっているそうだ。
 それにしても、糖尿病などを「生活習慣病」と名付けた先人の知恵には驚くばかりだ。しかし、残念ながら、その知恵を理解している日本人は少ない。「生活習慣病は生活習慣に問題がある人がなるものだ。」と考えても、「生活習慣病は生活習慣を改善すれば治療が進む。」と考える人は少ない。生活習慣病の患者である多くの日本人は、「人から自分の生活の仕方について、何を食べるかどのように食べるかなどについてあれこれ言われる筋合いはない。それらは個人の自由である。」と考えている。
 しかし、これでは生活習慣病患者は増加するだけで、国家予算も破綻の危機に陥るだけである。そもそも、人間の身体は個人的なものだけではなく、社会的な価値を持った存在でもある。睡眠時間を削りながら仕事をしすぎて、精神疾患を患ってしまうのは当該職場の組織にも大きな問題であり、政府や行政機関、職場の管理職はそうした働き方をする労働者に有効な支援や規制をする必要がある。ブラック企業が労働者を使い捨てにするような働かせ方をするのは、社会的な労働力の使い捨てになるから問題になるのであり、政府の規制が入るのは健全な社会の構築のためには必要不可欠なことである。
 もちろん、こんな政治的・社会的観点から生活習慣病を大げさに考えなくても、ダイエットという個人的願望という観点からも生活習慣の改善は非常に効果的であることが私自身の経験から証明できた。3ヶ月で約10キロやせるなどというのはダイエット理論としては非常に優れたものである。また、この3ヶ月間の健康状態が非常によかったことも生活習慣の改善が多方面で効果的であることを明らかにした。そして何よりも私はこの3ヶ月間空腹を感じるような感覚は全く味わっていないばかりか、食事が楽しかった。
 しかし、「生活習慣を変える」ことの意義を、「生活習慣を変える必要がある」人に伝えることは非常に難しいと言わざるを得ない。人は貧しさの中で、科学的に物事を考えることを放棄してしまう。ジャーナリストの堤 未果が「ルポ貧困大国アメリカ」で、貧困層のアメリカの子どもたちがジャンクフードを食べ続けて肥満児になっていることを問題にしていたが、これはアメリカだけの問題ではない。日本の社会も貧困が拡大している。貧困の拡大の中では、労働者・国民の生活改善の道筋を見つけ出していくことは非常に難しい。私は記録マニアでもあるが、記録をしなければ生活の改善は前には進まない。しかし、記録は誰でもできることではない。生活に余裕のない人には考えられないことである。運動もしない、野菜は食べないという生活を続けながら高額のダイエット食品やサプリメントを買い続け、飲み続ける人たちには私の体験は伝わらないのか。
 しかし、民間や政府の取り組みも相まって、この20年間くらいで喫煙に関する日本人の考え方が激変したことを考えると国民一人ひとりの生活習慣の改善も全く不可能でないとも言える。そうしない限り、社会の健全な発展はあり得ないからである。学校教育の中で、「食育」の必要性が強調されてはいるが、国民的に教育内容を具体的に検討するまでには至っていない。高校教育の中でも、社会科学的な観点を重視した「家庭科教育」を通して生活習慣の改善の必要性を高校生に教えていく必要があるだろう。つまり、日本人の生活習慣の改善は、政府の労働者政策と教育政策の具体的な取り組みとして推進されなければならない問題である。
岡野 一男

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生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その2

2,生活習慣を変えることから始めた
 病院から帰って、近くの書店で「ためしてガッテン 脱糖尿病の『超』常識」という雑誌を買ってきた。食事に関しては、カロリーではなく食事の順番を変える必要があるという指示があった。毎食、野菜を欠かさず食べ、その後に肉や魚を食べ、また野菜を食べる。そして、おかずを全て食べ終わった後で、ご飯を食べる。ご飯は沢山食べずに、お茶碗なら半膳にくらいにする。「炭水化物ダイエット」という言葉があるが、栄養指導の担当者からも炭水化物を減らすことが糖尿病にもダイエットにも効果的であると言われた。
 また、食事はゆっくり食べて、食事時間を長くすることが大切だ。別の雑誌「ためしてガッテン 科学の秘策で食べて、やせる」では、一口食べるごとに箸を置いてから、また一口食べることがよいという話が載っていた。さすがにこれは一度やってみたものの、継続することはできなかった。
 カスミなどのスーパーに行くと、きんぴらゴボウ・おから・ひじきの煮物・ほうれん草のごま和え・カボチャの煮物などの総菜類のおかずを売っている。それを、いくつか買ってきて少しづつ分けて食べるようにすると、野菜ものを毎食欠かさずに食べることができる。また、この機会にぬか漬けの樽をジョイフルホンダの食品売り場で買ってきて、野菜のぬか漬を自分で作るようにした。ぬか漬けは1日でおいしい漬け物が出来て、毎食欠かさず食べるようになった。最近では、コンビニでも一人分用のサラダ野菜や総菜ものが売っていて、野菜を食べることは簡単にできるようになっている。
 野菜に関しては、血糖値を下げるために「タマネギ」と「大豆」が最適の食材であることを新しく買った雑誌「いいこといっぱい 玉ねぎレシピ」「スローダイエット 楽々レシピ」「オレンジページ 野菜がたっぷり食べられる」等で読んだ。
 タマネギはタマネギを刻んで鰹節をふりかけて、醤油をかける。非常に簡単にできる野菜のおかずになる。タマネギと鶏肉の酢煮というのも簡単にできる。大豆は一晩水につけたものを、蒸かす。蒸かした大豆は栗のような味があって食べると非常に美味である。大豆を蒸かすときに、ゴボウやレンコンを一緒に蒸かして、それにオリーブ油とこしょうと塩をかけて混ぜると非常に美味な野菜のおかずになる。雑誌に限らず、ネットなどではこうした野菜のレシピが満載で、野菜をおいしく食べる情報は多様に流通している。
 昼食は以前は抜くこともあったが、店屋物を注文して食べるようにした。昼食を抜くと結果的に夕食を沢山食べることになってしまっていた。しかし、ご飯ものはやめて、麺ものは少なめにしてもらった。豆腐と椎茸のスープとシュウマイという組み合わせが栄養的にも非常に優れていて、よく頼んでいる。外食の場合、味付けが濃かったり、ご飯の量が多めになってしまう傾向があるので、昼食をどうするかはなかなか難しい問題である。
 また、食事の内容や量、食べる順番の他に気をつけたのは、酒を飲まないことである。宴会などでも「医者からドクターストップがかかってしまったんですよ。」と言うと誰も酒を飲むことを強制しない。ノンアルコール飲料も多様で、味も非常に工夫されている。教員になった30年数年前の「俺の酒が飲めないのか。」「俺は日頃のおまえの仕事ぶりが許せない。」「酒を飲まなければ、人間は本音で語れない。」というような言葉、怒号が飛び交った酒の席は、現在大きく変化している。
 また、糖尿病患者が自分が糖尿病であることを隠すようになると糖尿病は悪化する。糖尿病を改善するためには、患者自らが糖尿病であることを公言する必要があるというような話を聞いていたので、積極的に「糖尿病なんですよ。」と言うようにしている。実際の所、糖尿病は初期段階では自覚症状がない。この自覚症状がないことについて、Y先生も「血糖値が上がると気分が悪くなったりすればいいんですが、そうならないから悪くなっていることが自覚できないんです。」と言っていた。そして、自覚症状があるのは、かなり重傷化した時である。つまり、生活習慣病患者は初期段階で糖尿病であることを公にして、周りの人の協力を求めながら自らの生活習慣を改善する必要がある。
 飲酒に関しては、私にとっては酒の量が多くなること以上に、酒を飲むことで食事の量が多くなることが一番の問題であった。私の周りでも何も食べずに酒だけを飲み続ける人もいるが、私は飲み続け、食べ続けの状態を継続させていた。私はまんじゅうを食べながら日本酒を飲み続けることができる特異体質で、飲んだ後でラーメンを食べて、ビールを飲むような生活が最高の幸せだった。つまり、私にとって酒をやめることは食事の量を減らすことであった。
 万歩計を使って散歩をしていたこともあったが、最近は万歩計をなくして、目標を決めての散歩をしていなかった。病院から帰って早速万歩計を購入して、早朝に犬の散歩も始めた。1日1万キロを目標に、毎朝5時過ぎに起きて歩くようにした。朝、7000歩以上を歩くと学校での生活で1万歩を超える。
 そして、生活を改善するために食事の記録をきちんとつけることにした。体重だけは5年以上記録をしている。エクセルで表をつくり、食事の内容と万歩計の数字、体重を記録(別表)した。記録をすることで、変化を毎日確認することになり、生活習慣改善のモチベーションが高まった。
10月31日に95キロあった体重は、1ヶ月後の11月23日には91.3キロになり、3ヶ月後には86.2キロになった。約10キロの減量が実現した。そして、血糖値は169から101になり、HbA1Cは8.8から6.1になった。11月28日の栄養指導では、正確な記録と数値の減少に栄養指導の担当者が驚いていた。Y先生が言っていた「食事の記録」は1日分の記録で、1か月間の正確な記録ではなかったようだ。1月23日の第2回目の栄養指導では、「これ以上の指導は必要ないですね。」と担当者が宣言した。
岡野 一男
<続きは明日>

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生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その1

1、はじめに
 私は現在56歳である。約13年前に高血圧の治療を始め、以来2ヶ月に1回通院を続けている。高血圧は母親の持病で、母親は64歳で亡くなり、母親の兄妹たちも高血圧で2人死亡している。
 私自身、40歳を越えた頃に、肩こりで首が回らなくなったことがあった。車の運転で左右の確認をしようとしても、首を回すことができなかった。痛みはやがて激痛に変わった。湿布薬などを貼ったものの、いっこうに痛みは改善しなかった。その頃の体重は100キロを超え、不規則な食事と飲酒がその原因であった。
 実家の近所に住む中学時代の同級生の女性がくも膜下出血で死んだことをきっかけに、医者に行ったところ、「高血圧を治療しなければいつ倒れてもおかしくない。」と言われた。高血圧の薬を処方してもらい、薬を飲んだところ、張りつめていたものが身体からスウッと抜けていくような感覚があった。不思議なことに、高血圧の治療薬を服用するようになって肩の痛みを感じることはなくなった。
引っ越しをした関係もあって10年前に通院する病院を変えた。新しい病院では、最初に血液検査と尿検査があり、7,8年前から高血圧の他に高脂血症であることが判明して、食事と運動不足に注意するように言われるようになった。また、3,4年前に「糖尿病の予備群です。」という診断が下った。
 そして、昨年(2013年)の10月31日のことである。前回夏に検査したときの血糖値が110から169に変化し、HbA1cの値7.1が8.8に跳ね上がっていた。いつもは優しい口調のY先生は、「この前、食事と運動不足を改善してくださいと言ったはずです。あなたも努力しますと言いましたよね。しかし、何もしなかったからこういう結果が出ているのです。HbA1cの値が改善されずにひどくなるようでしたら入院していただくことになります。」と言い、「次回の診察は2ヶ月後ではなく、1ヶ月後の11月28日にします。」と言い切った。そして、「血液検査の後に、栄養指導をしてもらいますから、食事の記録を持ってきてください。」という言葉が加わった。
 10月31日以前の食事は、朝食抜きでダイエットをめざしていたものの、夕方には缶ビールや缶チューハイを飲んで、酒の肴を食べ続けていた。帰宅途中では、いつもコンビニによって、おにぎりとサンドイッチを買って食べていた。野菜類はほとんど口にすることはなかった。犬の散歩は続けていたが、朝10分くらい歩いただけだった。万歩計をなくしたこともあって、記録を取ることを止めていた。体重は95~96キロを維持して、ダイエットをしていたつもりだったのにいっこうに体重は下がらなかった。 

岡野 一男

<続きは明後日>

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大阪高生研ウイークリーレポート② 「近畿ブロックゼミ2014in大阪」の報告を、ここで。

2013年度も終わりが近づいた3月2日、大阪大学にて近畿ブロックゼミナールが開催されました。今年は大阪が主になって開催をし、私も新事務局長として企画・運営に携わりました。

今回の近ブロのテーマは「授業祭り!!~魅せましょう!授業の底ヂカラを!!~」ということで、ズバリ「授業」に力を入れました。その甲斐もあってか、当日は78名の参加があり、なんと初参加の方が33名という盛況ぶりでした。この背景には、「授業」というもの若手に限らず多くの教師にとって向き合わなければならない問題であり、「少しでもよい授業がしたい」という思いがあるのではないかと感じさせられました。また、大阪や京都、滋賀だけでなく、和歌山や福井、岐阜、沖縄からも参加者がおり、遠くからもたくさんの参加があったことは非常にうれしいことでした。

 当日のラインナップは詫磨先生による「文化祭みて歩き」ビデオの上映&解説、「国・社・数・理・英」5教科の分科会。午後からは実践検討会が3分科会あり、そして全体会形式での授業分科会のふりかえりと交流ということで一つひとつの内容が濃いものでした。これまでも「英語」や「国語」といった特定の教科に絞って授業講座はしてきましたが、今回は5教科全部でやるという方針を立て、なおかつ「生徒がおもしろいと感じる授業」と銘打ったことは、参加する側にとっても興味を引くものであっただろうし、運営側とっても本気で人が集まるような企画にしなければと襟を正して臨めたのだと思います。そのような姿勢で臨むことができたからこそ、1週間前までは20名程度しか参加者集約ができていなかった状況から、事
局のメンバーがそれぞれのつながりを生かして声かけをすることで、結果として目標の70名を超えて、大盛況といえる78名の方の参加を呼びこめたのだと思います。

 また、今回の近ブロを通じて他教科の授業講座に出る楽しみを発見したり、一回限りの「授業祭り」ではなく「Part2をぜひ開催したい」という思いを持つことができたということは、意義深かったと言えるではないでしょうか。だからこそ、今回の「大盛況」を一回限りで終わらせてしまうのではなく、次回以降も継続して参加したくなる企画を考えていくことで、若手も増えていけばいいなぁと思いました。

(三木啓司。「早蕨」4月号より。http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/