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細腕学生旅行紀シーズン1(インド編)③

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。GW後半に梅雨入りしました。激しく降る日が多いので、
洗濯物もこの時期は部屋干しになります。雨&曇りの天気が来月中旬まで続いた後、夏に突入です。
気温自体も既に27℃になっているので、梅雨が明けたら今年も30℃の世界がやってきます。

さて、インド最初の夜のホテルの続き。ニューデリー市内のホテルへ到着。ここでの従業員さんも、迫力があるシーク教徒のおじさんでした。荷物を持って部屋まで案内されて、早速その場で「チップ!チップ」と要求されました。「ワンダラー!ワンダラー!」と言うので、チップにしては少し高くないか?と思いながらも迫力に負けてチップを払いました。タカシと荷ほどきをして、お互いに落ち着いた時には真夜中だったと思います。1月中旬だったので、インドでも真冬でした。暑いシャワーを浴びたいと思い浴室に入りましたが、お湯の出し方がわかりません。あの迫力ある従業員のおじさんを呼びたくなかったので、何とかお湯を出そうとしました。長い時間、タカシと挑戦しましたが、
どうしてもお湯が出ません。氷のように冷たい水でシャワーを浴びるのはさすがに無理なので、しょうがなくおじさんを呼びました。そのホテルでは、浴槽内のタンクにあるスイッチを入れて20分ほど待つとお湯が使えるしくみでした。説明を聞くと簡単ですが、初めての旅行者にはわかりずらい場所にスイッチがありました。説明を終えた後、おじさんはうれしそうに「チップ!チップ、ワンダラー!ワンダラー!」と手を伸ばしてきました。値切る元気もなく、チップを払いました。
30分ほど待った後、ようやく温かいお湯でシャワーを浴びた事を覚えています。
翌日はすぐにチェックアウトし(宿泊料がいくらだったか覚えてない)、タカシと市内をうろうろしながら別の宿を探しました。

さて、現地での金銭感覚について。インドの通貨はルピー・パイサ(100パイサ=1ルピー)です。
その当時のレートは1ルピー=4円でした。1ルピーで清涼飲料水(よく飲んだのは「ルミカ;レモネードソーダのような味」)が買えます。1本が1ルピーなので、日本円で大体100円くらいの価値です。食堂や屋台でよく食べたターリー(カリー+ナンあるいはライス+野菜のみじん切り+ダール【スープ】;)が2ルピーでした。
つまり4円でコーラ1本、8円で定食が食べられる、という感覚です。しかし、安いと思わずにあくまで現地の金銭感覚で考えた方がいいです。町中の食堂での給仕や駅、そして公園などでボロボロの服を着て、新聞などの売り子をしてる幼い子どもたち(5~10歳くらい)が沢山いました。彼らは一日16~17時間一生懸命働いて、日収が1ルピーという話を聞きました。彼らにとって、1ルピーはそれほどの価値がありました。一日一生懸命働いても、清涼飲料水を一本飲んでしまうとなくなります。定食を食べるには二日働かなくてはいけません。それを考えたら、1ルピーの重さが痛いほどわかりました。

ホテルでチップとして1ドル払いましたが、それは30ルピー(!)ほどの価値になります。極端に言うと、子どもたちの月収と同じくらいの金額です。初めての旅行で慣れてないというのもありましたが、チップの相場は1ルピー(高級ホテルでも5ルピーほど)だという事を後になって知りました。

さて、インドには5週間滞在しました。宿は基本的にはいきあたりばったりか、ガイドブックに載っていた所を探すようにしました。来月のブログは宿の事を中心に書きます。

(公園にて。子どもたちが「ジャパーニー!」と近寄ってきた)
(公園にて。子どもたちが「ジャパーニー!」と近寄ってきた)
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