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交流の始まり

大会事務局長の船橋聖一です。
 3日が私の担当日であることを安藤さんからメールで伝えてくれました。「おっと書かなくては」。でも5月2日は厩橋チンドン倶楽部の稽古日です。かつ終わってから群馬大学の学生で「地域の活性化」をテーマに研究を進めている若者からのインタビューを受けることになっている。その後ふたりで懇親することになっている。 
 3日の昼間は群馬フラワーパークでのアトラクションに倶楽部の9人で出演しました。あいにくの雨で1回目は人もまばら。昼食休憩とわずかのお昼寝の後、2回目をやりました。150人座れるテントの会場に50人ぐらいでしょうか。古い歌、童謡、春の歌など10曲あまりを演奏してお客さんといっしょに歌いました。
 で、帰ってから3日のこの原稿を書こうと思ったら3日の原稿がアップされているではありませんか。きっとこれは安藤さんの計らいなのでしょう。ありがとうございます。
 ではこれから5月3日のその②をアップします。
 
 ちょっとした授業の工夫です。
 今年は世界史A2クラス(2年生各約40人でHR単位)、地理A2クラス(3年生各約23人で2HRを3分割した集団)、現代社会2クラス(3年生各約23人で2HRを3分割した集団)、世界史B(3年5人、うち女4人)を担当しています。全部で16時間。
 地歴公民の教員は4人です。地理Aは3人が交代で共通プリント共通テストを作ってやることになっています。教科の会議で「評価の平等性を確保する」ことからこのようになりました。私はその観点も大切であることを認めつつ、3人が担当する生徒たちに合うと思われる方法を模索する必要性を話したうえで、とりあえず共通プリント共通テストに合意しました。
 最初のプリントは別の先生が作った日本の都道府県名と位置の確認と世界の大地形の確認でした。私は模造紙大に拡大した白地図を黒板に貼って、まず原子力発電所のある位置に赤丸をつけて、その県名を言わせていきます。次にその場所の共通の特徴を確認します。「じゃあ私が県名を言うので後に続いて声を出して」と言って復唱させます。半分くらいの生徒たちが復唱します。これで1時間終わり。次の時間に復習を復唱でやって、「じゃあ今日は人口が増えた県ベスト5と減少した県ベスト5はどこでしょう」と聞きます。私は手にその数字が記された昨日の新聞記事の切り抜きを持っています。いくつもの質問や発言があって10都県が出され、また復唱。
 「じゃあ、他の府県も覚えてほしいので47都道府県を言うから復唱しよう」と言うと、もうその指示を復唱しはじめる生徒たちが現れて、和やかな雰囲気になりました。「じゃあ、東北地方から」「じゃあ東北地方から」・・・
 世界史Bの5人はそれぞれがちょっと変わっている。私も変わっている。「変人集団」。その変わりようはここに書けないのが残念です。世界史Aを除いて私の授業は学校の一番奧まったところにある人文科学研究室で行っています。私が赴任した8年前は物置のようで埃だらけというか、春の嵐でサッシの隙間から入り込んだ畑の土が積もっていました。それを私が数年かけて教室に戻しました。私はそこで授業の始まりを待つ。生徒たちがやってくる。たいていドアの前に立って「いらしゃいませ」と声をかける。大きな6人掛けの机が6個、そこに生徒たちは4人づつ私の指示で座ります。背もたれのない小さい椅子。世界史Bの5人には「どこに座ってもいいよ」と言うと一人の女子と一人の男子は私の前の机に就きました。あとの3人はちょっと困惑気味で、それぞれが別々の机に就きました。この5人の分散状態は予想通りのことでした。
 最初の時間のガイダンスで「わかってもわからなくても教科書をみんなで音読していく。読んだら私が用意したプリントの問題をやる(20問)。教科書は前期で全部終わらせる。定期試験はしない。週4回(2時間続きが2回)の授業の4回目で毎週試験を行うが、その試験問題は5人が順番で作る」と言いました。
 こうして4月の授業が終わって、変人集団の変人ぶりが露わになり、交流が始まりました。
 

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