本分科会では、教育学者・里見実さん、早川さん、酒田さん、
3人の報告を受けて、今の学校の当たり前を問い直します。
いまの学校に、生徒・教師・保護者や地域の人々の参加を促すことで、
学校のもう一つの在り方がひらかれると思います。
それは、教師がちょっと視点を変えて目の前の生徒や出来事に対することだと考えました。
参加者それぞれの「もう一つ」が紡ぎだされる分科会にしたいと思います。
ぜひ、ご参加ください。
望月一枝
本分科会では、教育学者・里見実さん、早川さん、酒田さん、
3人の報告を受けて、今の学校の当たり前を問い直します。
いまの学校に、生徒・教師・保護者や地域の人々の参加を促すことで、
学校のもう一つの在り方がひらかれると思います。
それは、教師がちょっと視点を変えて目の前の生徒や出来事に対することだと考えました。
参加者それぞれの「もう一つ」が紡ぎだされる分科会にしたいと思います。
ぜひ、ご参加ください。
望月一枝
こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先月末から今月末にかけて、期末テストの作成・採点、そして成績処理がようやく終わり、少しだけホッとしてます。これからは一気に学期末モードに入りますが、夏休みになると今度は夏季講座と三者面談が始まります。用意する教材や生徒の志望校の資料等、情報が多くてオーバーフロー気味ですが、踏ん張ります。
さて、前回の続き。始業式での2・3年生担任の発表。僕は5組担任です。1組担任から順に発表されていって、その度に大きな拍手がわき起こりました。4組の時も大きな拍手。「3年5組、照屋淳先生!」……歓声と大拍手!.よかった!…..クラス開きのLHRは30分程度(だったと思う)しかなかったので、今後一週間の予定説明・配付物、そして午後からの卒業式に向けた清掃分担を決めるのが精一杯でした。しばらくは男女共に近しい仲間としか関わってませんでした。その後、4月末に遠足がありました。ビーチでの学級レクと学年レク、そしてBBQを通して、男女の距離が少し近くなりました。そして6月中旬の文化祭。4組とうちの5組、最後の英語科として、2クラス合同でお化け屋敷に挑戦しました。合計80名近くの大所帯なので、人員割り振りに少し手間がかかりましたが、文化祭3回目ということで、「(お化け)役者」・「受付」・「宣伝」・「上映前のPV撮影」・「メイク」・「衣装」・「大小道具作成(他係も兼ねる)」等の係を自分たちで決めて、一部の人だけに負担がかからないようにやりくりしてました(実際には、文化祭実行委員には相当負担がありましたが…..)。最後の片付けも手際よくこなし(お化け屋敷の壁ダンボールは、片付けに一番時間がかるにも関わらず)、余裕を持って後夜祭を楽しむ事が出来ました。
さて、7月。彼らは受験モードまっしぐら!!!……と思いきや、最後のスポーツ行事であるバレーボール大会に向けて、早朝講座開始前から(早いグループは朝7時前から!)思いっきり練習してます。高校生活最後の球技大会なので、気合いが違います。早朝講座前の、全学年あげての練習風景は、うちの学校の風物詩ですが、ああ、またこの季節がやってきたなあという感じです。
さて、結果はどうなる? 追って報告したいと思います。乞うご期待。
九州では大雨で大きな被害が出ています。
また、全国各地で今日は30度を超える熱波。
涼しいと思われている北国でも30度越えの日々がこれから続く予定です。
人生50年以上を経験している人にとっては、こんな異常気象が頻繁に起こるのは
おかしい感じている人も多いのではないでしょうか。
目先の利益を追求するのではなく、
もっと地道にもっとゆっくりと時間を過ごすことが大切なのではないでしょうか。
さて、静岡大会の問題別分科会は以下の4本です。
1 「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニングの視点)をどう捉え、向き合うか。
2 いまの学校にもう一つの在り方をひらく
3 「ケアの倫理」と「コミュニケーション」から実践の課題を探る
4 学校の”困っていること”を読み解く~若い先生の実践を手がかりに~
現場ではなかなか、これらの課題に向き合って職場の仲間と話し合うことは難しいのではないでしょうか。
自分の考えをしっかりと受け止めてくれる高生研の仲間とともに学びあいましょう。
ブログ担当
青森 吉田
七月になり、北国も真夏の天気です。昨日は、北海道が35度を超えました。
青森も30度近くになり、熱中症が心配です。
札幌大会も暑かったですね。今年の静岡はどうでしょうか?
さて、一般分科会の午後の部です。今年は午前、午後通しの分科会はないようですね。
5つの分科会は以下のとおりです。
・生徒会「スノーフェス~新設”冬の遠足”の取り組み~」
・HR「クラスは小さな社会である」
・HR「文化祭づくりの中で起きた女子どううしのトラブル」
・HR「トラブルメーカーY子にHR担任の私が伴走して」
・授業「豊太郎って誰?!~「舞姫」から学んだこと~」
青森では次の土日に文化祭が行われる高校が多いです。
本日、お休みの土曜日ですが、すでに部活動引退した3年生の生徒たちは出校して、クラスビデオづくりや模擬店の準備をしています。
明日から、授業を短縮して準備期間に入ります。
担任や文化部の先生は勤務時間の16時40分をこえ、午後7時半まで生徒たちと一緒に活動。
でも、いつもと違うのは、残業した時間分を夏休み期間に振り替えることができるようになりました。
さあ、皆さん、静岡でともに学び会いましょう。
ブログ担当
青森 吉田
高生研の皆様、暑い夏がやってきました。
もうすぐ夏休み、夏期講習や部活動の練習でいつも以上に忙しいかもしれませんが、職場を離れて、自分のからだを別な空間、時間に移動させてみませんか。ともに語り合う仲間、ともに学ぶ合う仲間と出会うことで、夏休み明けに新鮮な気持ちで生徒に出会うことができるのではないでしょうか。
今年の夏の大会は静岡。日本一の富士山を眺め、美味しいお茶を飲み、学びあいましょう。
今年の一般分科会午前の部は5本のレポートです。生徒会、ホームルームが3本、そして部活動です。
タイトルは以下のとおり
「気がつけば、いつの間にか生徒会顧問に」
「ある学級における、学級づくりのあゆみ」
「したがわせる教育から自他の声に耳をかたむける教育へ」
「担任奮闘記~文化祭の出来事を中心に~」
「初顧問の1年間を振り返る」
以上です。
皆様、静岡でお会いしましょう。
ブログ担当 吉田
知る人ぞ知る空耳子ども会(HP参照)のある藤枝市より、交流会のご案内です。
エバーグリーン藤枝の平和活動の取り組み
アメリカ同時多発テロ後の、2003年「平和をつくるために地元で何かできないか」とたちあげた「エバーグリーン」の13年目の活動報告。教員、市民、高校生、若者が実行委員会を結成し、年に1度の講演会企画(沖縄うりずんの雨)や平和の旅(丸木美術館での埼玉秩父ユネスコ協会との交流)、第五福竜丸乗組員へのインタビューなど様々な取り組みを紹介します。
合い言葉は、「主権者は主催者から」「作って食べてつながって」「めんどうくささをひきうける」。いつも会議のあとは、おいしいものを作ります。
当日(5日)は、藤枝市平和展の会場から、高校生、若者、かつての若者が駆けつけてくれます。全国の皆さんとの出会いを楽しみにしています。大いに語りあいましょう。
藤枝市の隣、焼津市には焼津歴史民俗資料館(第五福竜丸コーナー)や焼津小泉八雲記念館があります。おいしい魚も食べられます。是非この機会に。
6月も残すところ、わずか。
7月の扉を開けるともう夏休みが間近です。
青森では、ほとんどの学校行事が夏休み前にあります。
我が校では5月に炊事遠足。
6月に球技大会
そして7月は文化祭です。
文化祭は秋に行うところが多いのでしょうか?
私が高校1年生の時には文化祭は秋でした。
ところが、3年生のときにはなぜか7月になっていました。(2年生はちょっと忘れました)
理由は、共通一次テストの元年の生徒だったからです。
授業の時より、行事で輝く生徒たち。3年間の成長を見ることができます。
静岡大会までこの応援ブログに各県の状況や、分科会・交流会・現地からのニュースを
掲載していただくようにお願いします。
ブログ担当 青森高生研 吉田
5年前の生徒たち。球技大会で優勝しました。
担任が良かったなあ。(*^-^*)
先日6/17(土)18(日)の2日間、静岡高生研は「全国大会プレイベント」を開催しました。現地実行委員会を兼ねたもので、全国大会の会場である「アイセル21には、20人弱が集まりました。
初日は、基調について学習をしました。静岡の前田さんが発題する、「なめられる教師」については、きっと多くの意見が出て面白い議論になることでしょう。その後、開会行事の中で行うオープニング劇「サルになったSくん」の練習をしました。この実践は前田基調に引用されているものです。代表の絹村さんが“熱く”演技指導をしました。演じるのは静岡の若手メンバーで、この日は沖縄から大学生(静岡出身)も駆け付けてくれました。当日の劇の仕上がりにご期待ください。
2日目の実行委員会では、細かな実務について確認し合いました。十分な人数が集まることはできませんでしたが、実行委員の核となるメンバーは気合いが入りました。全国から参加されるみなさんを心より「おもてなし」したいと思います。
いよいよ本番が近づいてきました。参加申し込みをお早めに! 静岡でお待ちしています。
高生研で40室を予約していますホテル「くれたけイン」ですが、
皆様から多くの申し込みをいただき、残り20室をきりました。
(特に8月5日(土)は残数が少ないです。)
ホテル「くれたけイン」への宿泊の申し込みは
6月30日までとなっておりますが、先着順となりますので、
まだ手続きがお済でない方は、お急ぎ下さい。
静岡市内はあまりビジネスホテルが少なく、この時期は予約が
なかなかとれない状況です。
隣の清水で「みなと祭り」が開かれていることの影響もあるかもしれません。
高生研HPより、全国大会の申し込みが出来ます。
そこで、宿泊の申し込みもできますので、よろしくお願い致します。
宿泊担当 小川
『「ケアの倫理」と「コミュニケーション」から実践の課題を探る』分科会担当、埼玉の内田です。分科会に関する紹介を何回かに分けて投稿します。
この分科会は、理論研究グループで「学校の息苦しさ」について何か取り上げられないか、ということから始まっています。
「息苦しさ」の元は何にか?
「生活指導の課題は何?」という問題関心がそれに絡みます。
高生研は高校の生活指導の実践研究をしているところですが、生活指導が何を意味することなのか、現状の問題に対してどのような実践の方向性を示せているのか、あまりはっきりしていないのでは、という問題意識が担当者にありました。2015年に、高生研の生みの親のひとりでもある、竹内常一氏が「新・生活指導の理論」を書かれ、その中に「ケアの倫理」という言葉が出てくるわけです。また、そこには「他者の我有化」の問題が指摘されています。
「ケアの倫理」って何?「我有化」って何?
「ケアの倫理」については、全国大会に何度か来ていただいている政治哲学者岡野八代さんが、「フェミニズムの政治学」のなかで詳しく書いています。その中に、リベラリズムへのフェミニズムからの批判の論点が詳しく書かれ、ハンナ・アーレントの自由とコミュニケーションに関する主張が解説されていました。
担当者は、もともと生活指導とコミュニケーションの問題に関心があり、つくば大会(2014年)で問題別分科会「福島の現状からコミュニケーションの問題を考える」をつくっていました。そして息苦しさの背後には、ハラスメントなコミュニケーションがあると推測しています。
そこで、フェミニズムからのリベラリズム批判の論点、ケアの倫理、コミュニケーションの原理とハラスメントをつなげて、現状における生活指導の課題を参加者とともに考えたいと、企んだわけです。
この3つをつなげるなどという、無謀なというか身の程知らずな試みが成功するかは分かりませんが、担当者の提起を材料に、参加者の皆さんと議論したいと思っています。その材料として、ここ数年の基調発題から、関わる部分を取り出して検討します。(つづく) 埼玉県・内田理
青森高生研では毎年、厳冬期の2月に研究集会を行っていますが、以前は夏にもアウトドア型の研究集会を開催していました。八甲田の山の中に廃校を利用した無料の少年の家(体育館が大広間、校庭がキャンプ場、校長室が温泉になってた!)があって、そこで子どもたちと一緒に学習会を行っていました。しかし、子どもたちも大きくなり、学校の夏休みも忙しくなり、いつしか開催できなくなりました。少年の家がなくなってしまったことも大きな理由でした。ところが今年、水産高校に勤務するメンバーの一人が、冬に遠洋実習に行くため、冬の集会に参加できないから夏にやろうということになり、久々に夏の研究集会開催の運びとなりました。
日時は8月10〜11日(全国大会の翌週です)、場所は酸ヶ湯(すかゆ)温泉キャンプ場です。酸ヶ湯は八甲田山の北側の標高900mほどの所にあります。豪雪で有名な場所で、毎年4mほどの積雪がありますが、2013年2月26日に現存する観測地点としては日本史上最大の積雪566センチを記録しています。ここはまた、巨大な混浴の…秘湯「千人風呂」でも有名です(女湯もちゃんとあるので女性の方も安心してください)。この酸ヶ湯温泉から歩いて5分ほどのところにある森の中のキャンプ場です。目立たない静かなキャンプ場ですが、環境省が管理しているのでとても綺麗に整備されています。管理棟の会議室を予約したので、ここで学習会を行い、懇親会と宿泊はテントサイトで行う予定です。
以前はキャンプ中心になってしまい、学習がなおざりになりがちだった夏の集会ですが、今年は学習の時間をしっかり確保し、キャンプはキャンプ、学習は学習として全員がキャンプと学習にかかわるようにします。
学習会の目玉となる講演は、望月一枝先生(元秋田大教授・現日本女子大客員教授)のジェンダーとシチズンシップに関する講演、2日目はレポート発表と分析を準備しています。
真夏の青森の高原の温泉付きサマーキャンプに是非、家族と一緒においでください。
直虎ブームで盛り上がっている浜松市より、交流会のご案内をいたします。
「性の多様性」をテーマにした大学生による模擬授業の取り組み
2015年から教員志望の学生を対象に、教職の授業の一部をいただいて、学校における性的マイノリティについての講義を行っています。当事者の児童・生徒の理解だけでなく、受講生が自分自身をふり返り、自らの差別心に気づくことを目標としています。セクシュアリティに関わる知識の伝達や具体的な場面設定をもとにした話し合い活動などを取り入れ、能動的な学習を目 指しています。受講生のアンケートから、新しい知識を得られたという感想がみられた一方で、新たな知識によって生じた戸惑い、性的マイノリティに対する肯定的な態度もみられました。
上記のような、静岡の大学で行われている取り組みを紹介していく交流会です。
新しい知識を得たいと思われる方は是非、ご参加ください。
浜松市は、大会が行われる静岡市からは遠く、車がないと不便な場所ですが、(静岡駅からJR在来線で1320円、1時間20分程度、新幹線自由席で2300円、20分から30分程度)、もしも機会があればお立ち寄りください。
高生研で40室を予約していますホテル「くれたけイン」ですが、
皆様から多くの申し込みをいただき、残り20室をきりました。
ホテル「くれたけイン」への宿泊の申し込みは
6月30日までとなっておりますが、先着順となりますので、
まだ手続きがお済でない方は、お急ぎ下さい。
高生研HPより、全国大会の申し込みが出来ます。
そこで、宿泊の申し込みもできますので、よろしくお願い致します。
宿泊担当 小川
堂々庵
映画『わたしはダニエル・ブレイク』を見る切っ掛けを作ったのは前の同僚の
話です。
図書館での話です。
図書館を管理している同僚は出張のため一緒に詰めている先生に後のことを託しました。17時が閉館時間なのですが、その先生は時間キッカリに生徒を追い出そうとしていたそうです。しかし、閉館間際に本を借りようとする生徒がいたそうです。
次の日、その後を任せられた先生は同僚に、
「先生聞いて下さい。昨日なんか生徒が閉館間際になって本を借りようとするんですよ!どう思います? 私は腹が立って『今何時やと思ってるの!』といって貸してやりませんでした!!」
そのことがあった少し前にこの同僚は件の映画を見ていたそうで、映画の話と重なったそうです。そして思うところがあってその先生に「けどな先生・・・。」といくつか話をしたそうです。ただでさえ普段あまり本を借りに来ない、ましてや学校の端にある図書館に足を運こともままならない状況。時間を守らせるのは大事だが、借りて本を読もうとか勉強しようとする意志までも締め出してはいけないのではないかというものでした。
変な話、私は映画の紹介のために聞いたこのエピソードの方が印象深く、映画の内容に関わっては今ひとつ頭に残っていませんでした。
その後、私も映画を見て、この時の同僚の気持ちがよく分かった次第です。
もうみなさんはご覧になりましたか?
思わず感情移入する場面が多い映画だと思うのですが・・。
その4につづく
こんにちは。沖縄高生研の照屋です。今年、教員になって初めての3年担任です。去年も、ほぼ同じ事をブログに書いたと思いますが、今年もあれこれHRとして取り組みたい事があるのに、手が回らない日々が続いてます。2年生からの持ち上がりで、英語科の担任です。英語科は2クラスなので、生徒たちはほぼ全員が、「○○と○○が付き合っている/分かれた」という事まで含めて、お互いの事を良く知ってます。僕自身、彼らを1年生の頃から教えているので、「5組担任」という寄りも、「英語科2クラスのうちの1クラスの担任」という感じです。さて、うちの学校では、始業式の場(体育館)で、誰が担任か発表します。生徒にしてみれば「誰が担任になるか?」、教員からすると、担任が発表された時の生徒のリアクションがとても気になります(人気がる先生が担任になると、拍手喝采!他のクラスの生徒たちが(『え~!○○先生、○組の担任なの~!○組うらやましいなぁ~』的な雰囲気になる)。僕も、始業式の時はドキドキしてました。もちろん、持ち上がって担任をすることは希望していました。はたして僕が担任をやることで、「え~!!淳先生がまた担任なの!やだなあ….」と思う生徒がひょっとしたらいるのではないか、とちょっとネガティブな気持ちも多少ありました。
さて、始業式。2年生のクラスから、担任が一人一人発表されていきました。みんな「大歓迎!」の拍手で迎えられました。いよいよ3年担任の発表。ドキドキ…….さて、生徒たちの反応は……..
(続きは次回)
静岡大会公式案内リーフレットができました。
応援ブログにアップしましたのご覧ください。
また、申し込みフォームも掲載しましたので参加申し込みもお願いします。
申し込みについては現地で用意したホテルや8月6日の昼食(キーマカレーとプリン)
また、保育の申し込みもあります。
夏休み8月5日(土)~7日(月)の日程で静岡市のアイセル21でお会いしましょう。
ブログ管理人
青森 吉田
堂々庵
イギリスの社会保障制度について詳しくは知りませんが、日本と同等かそれ以上の制度があるのではないでしょうか。しかし、映画ではその制度がよく分かりません。というか制度が有効に運用されているようには見えません。前回も書きましたが医者から仕事を止められたことで国の援助を受けようとしたダニエル。役所での会話はこれぞ「お役所仕事」と見るものに憤懣を買う冷たい機械的な対応です。マニュアル化された対応を委託された機関が落ち度のないように進めていきます。役所から自宅に帰ったダニエルは、家の軒先に分別されず放置された生ゴミのことで隣の若い住人に小言を言います。渋々ゴミを片付ける隣人の対応に映画の観衆は人としての応答を見るのではないでしょうか。
私は、教師の仕事をしているとき前段の役所の係員みたいなことはないだろうかと考えてしまいました。すぐに「あんなことはない!」と自答するのですが、少し後ろ髪を引かれました。
ダニエルにせめてもの応対をしようとする係員に、役所の上司は「特別扱いしてはダメ。」と例外なき対応を求めます。ダニエルは「君にまで迷惑をかけた。」と人の身を案じていました。
さて、誰がここにある社会的な壁を作っているのでしょうか。
パソコンでしょうか、国でしょうか、役所でしょうか、係員?上司?それとも、理解する側?あるいはその数?
どれも絡み合って最後には応答不能状態に陥っているように思います。決して1人の人間がやっていることではなく社会がそんな様相になっている状態。なんか我々の周りにも似たようなことが見え隠れしているように思えてなりません。
そんな映画の中で、ダニエルはその絡みを「なんとかせないかんやろ!」と声を上げるわけです。「もう我慢できない!」と。
その3につづく
4月23日(日)、静岡高生研常任委員会兼静岡大会現地実行委員会事務局会議を開催しました。議題は、サークル例会報告、春ゼミ総括、静岡大会に向けて、などでした。沼津サークルでは4月15日(土)、「全国大会基調発題」について、執筆者の前田さんを交えての学習会を行いました。「なめられる教師」「ケアの倫理」「エンパワー」など言葉の定義が議論されたとのこと。基調発題に出てくる教師は「なめられる教師」なのか?との指摘あったそうです。常任委員会での議論では、「管理を指導と勘違いしている教師は多い。どんな教師も「なめられる教師」の視点を持つべきというのが、この基調の趣旨」との意見が示されました。静清志榛サークルでは4月16日(日)、T先生から「教師の楽しさとやりがい」をテーマに1年間のHR運営の報告がありました。不登校、発達障がい、複雑な家庭環境、指導に手がかかる生徒も多い。しかし、困難さからも学べるという前向きの報告でした。この実践は機関誌『高校生活指導204号』にも掲載されます。
静岡高生研は、月例で常任委員会を開くことができていて、サークル例会も毎月行われています。しかし、静岡も会員は頭打ち、例会に新しい先生や若い先生が来ることはまれな状況です。実践や理論的な部分は誇れるものがあります。全国大会開催をきっかけにして、まだ高生研を知らない先生方にその良さを積極的にアピールしていき、静岡高生研の活動に参加してもらい、高生研運動の拡大につなげていきたいと考えています。堅実な大会づくり、静岡ならではの工夫、しっかり学べて楽しい大会になると思います。全国の皆さん、ぜひ静岡においでください。
静岡高生研事務局 長房 利夫