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こんなことやってていいのかな?

長野:小澤彰一

(紀要担当)

 今日7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日、だが、私の生活にはあまり関係がない。3月1日はビキニデーだといって核廃絶を願って焼津へ行くが、朝鮮半島の人々が日本からの独立を訴えた記念すべき「三一独立運動」だと日本の歴史に言及する人はあまりいない。ある人にとっては重要な意味を持つ事柄も、別の人にとってはなんの意義も認識されないことがある。今日は参議院選挙の公示の日である。21日には投開票が行われる。公務員といえどじっとしているわけにはいかない。

 昨日は芝居を観てきた。俳優座の「樫の木坂の四姉妹」、松本市民劇場の会員になっているからである。しかも今月は運営のお当番サークルになっている。そのための会議に行くと、会員を増やせと目標をいわされ、目標達成のためにどんな努力をしたかを毎回報告させられ点検される。市民劇場運営委員にとっては会員を増やすことが至上命題なのだ。いつしか自分も成果主義に陥っている。

 勤務校では教務の仕事をしている。さまざまな部署の調整役なのだが、学校統合して構成員のアイデンティティーが揺らいでいる。進学実績をあげたいのか、クラブ活動で名をあげたいのか、各学科の実績をあげたいのか、よくわからない。自分の関心事に熱心な分だけ他の事柄に無関心になっていくのである。一つの組織(共同体)としてまとめていくには相当の努力が必要である。方法はいくつもある。だが、どれも手が出ない。

 私は、九月の公演に向けてひとり芝居に取り組んでいる。三つの団体が4、50分の短い作品を制作し、発表するという企画である。演劇というのは総合芸術だからこり出すとあれもこれもとやりたくなる。人もまた勝手なことを言いたがる。そうなると稽古の直後などはすべてをかなぐり捨てて芝居に専念したいという衝動に駆られる。

 高生研の全国大会の紀要の編集が捗っていない。編集は直線的に進む仕事ではない。いくつもの壁を乗り越えなければならないのである。仕事の片手間でやっていると、余計にいらだちを感じてしまう。締め切りだけは刻々と迫ってくる。これもすべてキャンセルしてこの作業に没頭したい、と強く思う。一日か二日は徹夜も覚悟している。

 

 「スローターハウス5」という映画の主人公になったような気分だ。どの場面でも、「こんなことやっていていいのかな」という不安を感じる。いったいどの場面の自分が本物なのかと思えてくる。

 ご心配なく、まだ私の精神は正常の範囲にあります。愚痴をいってストレスを発散しました! これから、雨の中平和行進です。

 8日には「紀要」のアウトラインができあがる予定です。一週間で最終チェックして15日16日には印刷、丁合の予定です。        京都で「紀要」をお楽しみに!

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