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この春、2度も沖縄へ

 京都の瀧内です。

 この春、一度目は修学旅行の引率で、二度目はおまかせHR研究会の「究極の修学旅行」に参加させていただき、沖縄へ行ってきました。今回の沖縄訪問で感じたことをお伝えできればと思います。

 まず、初日。シンポジウム『沖縄とアフガン・イラク』~沖縄から問い、オキナワを問うドキュメント21~(主催:沖縄から問い、オキナワを問うドキュメント21)に参加しました。司会は輿石正氏(ドキュメント「辺野古不合意」などの制作者)、パネラーには伊波洋一氏(前宜野湾市長)、西谷文和氏(「イラクの子供を救う会」代表)で、沖縄に米軍基地を押し付けているだけではなく、その基地から飛び立つ爆撃機がアフガニスタンやイラクで人々を殺している現実を知りました。また、殺されている人々の中には関係のない人も少なくなく、それをレポート形式でまとめられた「GOBAKU」(西谷氏の作品)を見せてもらいました。

 2日目は名護市にある「エコネット・美(ちゅら)」行ってきました。名護市東海岸沿いの旧久志村13区の小集落群は現在住民の半数以上が高齢者の過疎地にある基地に頼らない自立の地域おこしのためのエコツアーグループが「エコネット・美」です。ここは海にも山にも豊かな自然が残り、リゾート化が激しい沖縄本島の中でも希有な所でした。地元のおじぃやおばぁも巻き込んだスタッフたちと一緒になって、じんぶん企画という(じんぶん:「生きるための知恵」という沖縄のことば)運営団体がこの自然を守りながら、自然の中で人間が生き物の一つとして共生していくことを実践している場所です。

 山道を20分ほど歩かなければ到着しないこの場所は、何もないから幸せな場所でした。シュノーケリングやカヌーといったアクティビティもありながら、電気やガスがない場所で、トイレも自然との調和を考え、水洗でしたが水は川から引いたもので、汚水は地中で3層に分けられて木々の肥料に変わるようになっていました。ジューシーと手作りゆし豆腐のスープをいただき、またおやつ(?)には豆腐コロッケ、とれたての生だこの刺身などをスタッフの方からいただきました。

 夕方には辺野古へ。約15年にわたる座り込みを続け、辺野古の海を守ろうとしている「海上ヘリ基地反対・平和と名護市政民主化を求める協議会」の方のところへ行きました。到着が遅く、残念ながら長い時間のお話を伺うことはできませんでしたが、すでにアメリカ軍キャンプ・シュワブとの境目である場所にV字滑走路を建設するときの目隠しのための土台工事が行われており、以前の状態(フェンス)と違う風景に西谷氏は驚いていました。私は初めての訪問でしたが、真っ白な砂浜にセメントの塊は非常に違和感を覚えました。

 

 情報は国やマスコミによってかなりコントロールされている。コントロールされていない情報を得るためには自分の目で見ること、または信頼できる情報源を持つこと。自分たちの活動を広げていくためにはマスコミを信用しすぎず、地道な情宣活動が必要であること。の2点を痛感しました。(つづく、かも?)

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