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徐々に震災の報告が

この土日、東京で会議でした。新幹線が使えず飛行機でしたが、搭乗者がいなくて行政が補助を出してい「大館・能代空港」への便は満席でした。半袖でも汗ばむ東京から秋田に着くと、まだ雪が残り、本当に春は来るのか?と心配になります。被災地の方々はもっと大変だろうと心が痛みます。

 さて、高生研も参加している「東北民教研」の中間集会を中止する、という連絡がありました。今年は福島の岳温泉でしたが、予約していた旅館も大きな被害があったそうです。そして、岩手民教連のニュースも入っていました。県教委の発表として学校の被害が載っていました。児童・生徒の死亡は46人、安否不明が54人、教職員の死亡が3人、安否不明が3人、被害校数は、高校で68校中59校、小中学校が581校中309校ということです。実際の数値を聞くと、言葉も出ません。

 こうした中、現地では教職員も必死に頑張っていて、このニュースに取り上げられている小学校の先生の手記を一部「無断で」転載させていただきます。

 3月11日 未だかつて経験したことのない揺れにかなりうろたえながらも、何とか全校児童を校庭に避難させた我々教職員は、寒さをしのぐために体育館で子ども達を迎えに来る保護者を待ち続けていた。その様子を取材に来たテレビ局のスタッフに話しかける。「世の中、どんな様子ですか?」「大変なことになっています。仙台空港が消えました。先ほど、大槌にも大津波が到達したという情報がありました。」

 絶句する。大槌町出身の同僚に「ここは任せて今すぐ実家へ向かえ!」と送り出す。(結局、途中で警察に止められ、その日のうちに帰ってくるしかなかったが・・)・・中略・・しばらくして子ども達の人数もだいぶ減り、交代で職員も家の確認に戻ることに。母親の無事を確認し、キャンプ道具をもって学校に戻る。最後の一人を迎えに来た保護者は、運悪く盛岡に出かけていて、9時過ぎにやっと学校へたどり着いた。

 とりあえず胸をなで下ろし、全職員家路につく。三陸の惨状がラジオから聞こえてくる。「陸前高田市は壊滅状態・・」って、ふざけるな、何を大げさな!しかし、少しも大げさではなかったことを後日知ることとなる。・・後略・・

 秋田の学校でも職員の派遣をしています。本校の養護教諭が手伝いのため岩手県に3日の予定で派遣されました。これから始業式を行うという被災地の学校の困難さが気にかかります。

    とらぬ狸@秋田

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