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秋田の高校入試も

 いよいよ3月ですね。また冬に戻った感じです。

 愛知の入学試験の報告を見て、秋田の状況もお伝えします。

秋田県の私学は少ないのですが、1月から推薦(前期)入試があり、2月が一般(一次)入試、3月後半に2次(2期)入試、3次(3期)があります。公立は、前期入試が2月初め、一般入試が3月初旬、後期入試が3月下旬にあります。

 中学校の先生は、3年生は12月から受験体制で書類づくりなどに追われ、通常の授業が出来ない、「消えた3学期」と言っていました。高校も同じです。工業高校も3学期は2週間しか授業が無く、それでも学年末試験はやります。ならば2期制がよいか、というと日本社会がその体制にないため、現状では実施する学校は少ないです。

 ここで問題にしたいのは、3回の入試です。「受検機会を増やす」という理由でしたが、秋田市集中の状態では、ある程度意味もありそうですが、秋田市以外では定員割れの原因と考えられています。前期試験は定員20%くらいの募集で、面接や作文などで判定します。中学校では合格した生徒の指導に気を遣うようです。一般は、傾斜配点などの学校もありますが、まず普通の入試です。最大の問題は後期入試で、定員の10%くらいを配分しています。ですから、後期の少ない募集には集まらず、結局、定員割れとなってしまいます。一般入試でとれていたら、と残念です。一方、秋田市内はほとんどが定員オーバーで、中学浪人も出ます。県内「上位校」は、後期試験をやりません。3回受検できると言うことは3回落ちるかも知れません。

 秋田の小中の子は優秀だ、しかし高校では疑問だ、と言われますが、以前触れたように、小中における日常的なプレッシャーと高校入試のあり方がいくらか影響があるのではないか、と思います。

                                    とらぬ狸@秋田

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