基調発題者の船橋聖一です。
「なぜ」と問いあえるような関係性をつくろう」という題名で最初の原稿を書き、1月22日の常任委員会で検討会を行いました。望月、絹村、新井、岡村(以上が基調委員)、上條、池野、片桐、内田、礒山、森が参加して約2時間半の討論を行いました。その後、静岡の三好からも絹村経由で感想を得ました。考え直すところや書き直すところがみえたけれど、まだその作業には入っていません。次回は3月6日に基調委員4名と私の5名で検討会を行うので、そのときまでに書き直します。
自転車(自動車じゃない)で畑の中の道を通勤するときなど、検討会で指摘された課題を反芻したりしています。書かないであれこれと考えを巡らすことは楽しいけれど、いざ書くとなると覚悟しなければなりません。
最初の原稿には書籍からの引用はないけれど、「生き方の不平等」(白波瀬佐和子)、「存在論的ひきこもり論」(芹沢俊介)、「つながりの作法」(綾屋紗月、熊谷晋一郎)などから少しだけヒントを得ています。でも大切にしたいのは大会やゼミでの報告とその分析です。
5月7、8日に愛知県東海市で109回全国委員会が開催されます。8日の午前に基調発題草稿の検討が行われます。その日がすぐに来ても困るし、なかなか来ないのも辛いなあという気分です。
6月18、19日には三重高生研の研究会で基調の討論をしたいので来てくださいと頼まれました。2月1日に安藤さんから頼まれて、ただちに「参加します」と返事しました。安藤さん、お誘いありがとうございます。
1月30日(日)は高崎健康福祉大学の40歳の女性の先生と看護学科学生4名、栄養学科の学生1名(すべて女性)といっしょに台東区の山谷にでかけ、共同炊事のボランテイアに参加しました。山谷争議団兼反失実が毎週日曜日に行っている活動です。城北労働福祉センター前の道路に大きな釜を11個並べ、ベニア3枚を腰の高さに並べてまな板にし、約30人で炊事しました。約40升の米にタマネギ、にんじん、ウインナー、ジャガイモ、カレー粉、だしの素、塩などを入れた炊き込みカレーです。燃料は建築現場の廃材。初めて参加した私たちでもできる作業があって、慣れている人は黙々と自分の仕事をしていて、火を入れたらあっという間に炊きあがりました。
11個の鍋を車で隅田公園に運びます。私たちはFさんという生活保護を受けてドヤに暮らし、この活動に参加している人といっしょに歩いて隅田公園に向かいました。女子学生のみなさんは隅田川の反対側に立ち上がりつつあるスカイツリーも楽しんでいました。
15時から約400個のパックに炊き込みカレーを分け、ベニア10枚で作ったテーブルに並べました。そしてリーダーが「寄り合い」を始めて生活保護行政の問題や不利益扱いされた仲間の支援活動の提起や今後の支援活動を確認して「いただきま~す」。