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モラルとルール

この春から生徒指導部長になりました。
 高校総体の前に『生徒指導部だより』第2号を出しました。この4年間私がこだわって作り続けて来た生徒指導部のニュースレターです。その中で、携帯音楽プレーヤーの使用禁止を打ち出しました。昨年春から教師間・生徒間でいろいろ話し合ってきた懸案事項です。そのため生徒会の生徒を中心にかなり反発をかっています。話し合っている最中に一方的に禁止を打ち出したという訳です。
 もともと私はこのようなルールは不要という立場です。学校にルールが増えれば増えるほ…ど、生徒たちが自己決定する場が減り、子どもたちの自己肯定感を育む機会が減ると思うからです。
それでもあえて今回禁止を打ち出した理由は、担任団からはルールづくりを求める声が強く、作らざるを得なかったという面があります。若い担任達は「モラル」の問題じゃすまなくて、どうしても「ルール」でしか指導できないようです。必要なようです。
 先日の職員会議で三者協議会を設置することが決定しました。実はこの携帯音楽プレーヤー問題、この三者協議会の伏線になっています。最初の協議会(試行)は7月下旬を考えていますが、ここで携帯音楽プレーヤーについて生徒と話し合う予定です。教師側が一方的に作ったルールを生徒が三者協議会の議論の中で覆すというダイナミックな取組みが出来るのではないかと考えています。
けっこう生徒とは腹をわって話をすることもあるのですが、先日バドミントン部の生徒から「(生徒指導部長が)酒田先生になってむしろ厳しくなった」と詰め寄られてしまいました。
生徒指導部長はつらいな~。(青森高生研 酒田)

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