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新編集長よもやまばなし②―新機関誌名をめぐって―

 こんにちは。新高校生活指導「18歳を市民に」編集長 井沼です。早いもので前回のブログからもう1ヶ月経ってしまいました。前回は新機関誌のデザインの話でしたが、実は出版社とのやり取りでもう少し手直しすることになっています。市販を継続するとなった以上、市場の原理に晒されます。運動団体の論理だけなら「いかに納得できるものを作るか」だけで済みますが、市場の原理に晒されるとなると「いかに売れるか」(ある意味、「見せ方」の勝負)も重要です。青木書店からの発行が193号までとなった時から、市販継続か、部内誌かの議論を何度も行い、大阪のSさんの尽力もあって教育実務センターからの発行継続が決まったわけですが、決まった以上、納得がいくことと売れることの両方追求が至上命題になるわけです。これはなかなか緊張感があります。
 さて。今日は、新機関誌名が決まるまでのお話。表紙デザインの一新と併せて、新機関誌名も洒落た横文字含めて、たくさん案がありました。たとえば…
 pratique(プラティーク) *「実践」を意味するフランス語
 vivo(ビーボ)    *「生活」を意味するラテン語
 citizenship(シティズンシップ)
など。
 僕個人としては、横文字なら明るいイメージの「vivo!!(ビーボ)」でしょう、と密かに思っていたのですが、「何の雑誌かわからない!」という意見が相次ぎ、あえなく却下(笑)。 
 やっぱり、そもそも新機関誌のコンセプトは何なのか?という議論の積み上げが大事ですよね。編集委員会は何度となく、機関誌のコンセプトについて話し合ってきました。
 「子ども・青年と生活をともにするという視点をたいせつに」
 「生活指導実践研究誌としての性格をしっかりとおさえよう」
 「すごい実践からちょっとした実践まで、複数の声を響かせながら魅力ある分析を」
 「若手のかかわりを考えて、意識して」
 「教師と市民がつながる機関誌を」
などなど。
議論の中からいくつかのキーワードが生まれてきました。
 「改正」教育基本法は、生活が文化を創り文化が社会を作りかえていく生活指導実践の法的表現ともいえる旧教育基本法第2条を削除し、統治としての教育を押しつけようとしています。このような時代に、私たちは、生活指導実践を地道に掘り起こし、記録し、多様な声によって読みひらいていくような機関誌がほしい。そして機関誌を通じて、高校生・若者の側から生活づくりを模索している先生や市民が出会い、オルタナティブな教育実践の物語に学びながら、エンパワーしていきたい。新機関誌のコンセプトはそんなところに集約されていったのでした。(つづく)
会員拡大作戦
岸田です。
会員拡大作戦の一つとして、
写真のようなものを210つくりました。
リーフ印刷は田中さん、封入は西村さん、実務は瀧内です。
大会要項もいれました。、申し込み書も。
DSC_0043.jpg
次号の機関誌発送に、
直接購読の方と、
現金会員の方に、
同封していていただくよう
内田さんに
お願いしました。
増えるといいなあ!!

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