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大会 一般分科会の紹介

大会担当の片桐です。
今回はリーフレット用の原稿に沿って、一般分科会をいくつか紹介します。
1.授業「市民になるための学び・市民のための学び-原発と放射能の授業から考える-」
(北海道立札幌琴似工業高校  川原茂雄)
昨年の3・11を契機に、生徒たちにしっかりと原発と放射能について教えなければならないと思い、4月から科目「現代社会」での「原発と放射能の授業」に取り組みました。生徒たちの強いレスポンスに押し上げられるようにして、5月からは市民に向けての「原発出前授業」も始めました。このふたつの「原発と放射能の授業」を通して、「市民になるための学び・市民のための学び」とは何かを皆さんといっしょに考えていきたいと思います。
2.HR①  「核を意識した学級」          (群馬  松本源太郎 ペンネーム)
 大西忠治氏の「核のいる学級」を意識し、初めて集団主義的教育に取り組んだ学級の報告である。教育技術的な側面について焦点をあてた内容とするため、「核のいる学級」と同じく教師(・・)を、この記録の主人公に据えた。「生徒集団がもつ教育力」をどうすれば導けるのか、その方法を探ってみたい。
3.生徒会 「A男の成長に係わって」  (青森県立青森工業高校 定時制 谷埼嘉治)
中学1年で万引き補導。反省を示す丸坊主を強制されて不登校、昼夜が逆転し典型的な遊び型へ。私立高校も不合格で、定時制へたどりつく。しかし、生活は変わらず6月に留年決定、山形の叔父に預けられて働くことで何かをつかみ、再び定時制高校へ。2年時にボランティア授業で刺激された彼は、震災ボランティアを志願し私と一緒に陸前高田市へ。様々な出会い、生徒会活動の経験から、学ぶことの楽しさを知る。入学時からの彼の成長を報告する。
4.総合学習 「主権者は主催者から -総合的な学習の可能性- 」  
                    (静岡県立藤枝北高校  橋本 純)
「高校生を地域に引きずり出す」ことが教師としての使命。授業は「地域・世界に開かれた窓」。「めんどうくささを楽しんで引き受ける」「作って食べてつながって」が日常生活での合言葉。生徒会・HRなどの自治活動はもちろん、「福祉学習」や「総合的な学習の時間」を通じて生徒を「主催者」にしたい。人任せにせず手作りの楽しさを味わうことこそが、真の豊かさであることを実感させたい。それが民主主義を支える底力になるはずである。
5.学年・学校づくり 「セーフティネットの学校づくり」序章
                     (公立高校 長野仁志 ペンネーム)
A高校は偏差値学力で最底辺。中退生徒が多く、卒業できる生徒は半分以下。社会的貧困の直撃を受けている。ここ数年の定員割れで統廃合も取りざたされる。ゼロ・トレランス傾向の強い生徒指導は生徒の生活現実と乖離している。生徒たちの社会への移行をみすえ、どのような実践を構築していくのか。「教育と労働・福祉をつなぐセーフティネット」としての学校づくり、その序章を生徒・保護者との“格闘”をまじえて報告します。
6.HR②  機関誌191号に掲載された、京都の小山さんのレポートです。
 現時点で私の所に届いていませんが、若い教師の実践です。お楽しみに!

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