先週末 青森では高校総体がありました。
私はバドミントン部の女子の監督。
また県知事選もありました 。
開票作業の影響で金曜日がバドミントンの団体戦。
我が高校は男子がベスト4を守りましたが、
女子は監督の私のオーダーミスでベスト8を守ることができませんでした。
教師生活29年のうち20年間 バドミントンに関わっています。
部活動は本来、教師の業務ではありませんが、
生徒に与える影響は大きなものがあります。
青森は今年、北東北インターハイがあります。
我が高校からは女子の硬式テニスと
女子アーチェリーが県2位の成績でインターハイ出場です 。
バドミントン部の2年生は全国大会の補助で
夏休み5日間
私は大会進行の業務で一週間 このインターハイに関わります。
今日は高校総体の代休ですが、部活動の練習をしました。
先輩たちの悔しい敗戦を見て
女子の部員の眼差しと動きが明らかに変わりました。
毎日わずか2時間足らずの練習ながら
県の総体で素晴らしい成績を残している各部の生徒たち。
大学進学に向かう生徒がほぼ100%の我が校の生徒たち。
青森県は原子力半島と呼ばれる箇所があります。
核燃料サイクル基地。
東北電力の東通原子力発電所。(現在、点検中)
東京電力の東通原子力発電所はまだ工事前?
マグロで有名な大間にも原子力発電所の計画があります。
今回の福島の大きな原発事故があったにも関わらず
青森では大きな反対運動も怒らず
県知事選も原子力推進派の現知事が当選
生徒たちに青森の現実をしっかりと教えることが
今こそ大切だと感じています。
教師の役割は
生徒の心に火をつけること
学ぶこと、部活動に懸命に取り組むこと、そして
今の社会をしっかりと見つめ、考え、自分の考えのもとに行動すること。
これらは、生徒だけでなく、私たち大人にも今、
必要なことではないかと考えているところです。
新高生研のありかたについて
うまく自分の言葉で語ることはできないけれど
対立より、対話。
生徒たちがよりよく変わるために
私たち教師はどんな実践に取り組んでいかなければならないのか?
全国の先生方と膝を突き合わせて語り合いたいと思っています。
青森高生研
吉田
岸田です。
昨日、うちの高2のコースの一つ、スーパーサイエンスコースのクラス授業「国語表現」で「震災と報道」というゲスト授業をしました。取材に来ていた広報から、今日さっそくHP用の記事と写真を確認してほしいと回ってきました。
来週の生徒総会も、生徒会は震災のことを取り上げます。
「今、私たちのできること」という呼びかけ文書が教員会議にでていました。今度のHRは生徒総会を控え、クラスごとに議事について討議します。
中2で、私が卒業論文(ディスカバリープロジェクトと呼んでます)を担当するのは、保護者が阪神淡路で被災されたということで、阪神淡路の時と東日本大震災との復興の速度の違いに、素朴に
疑問を持ったので取り組みたいとの生徒。
被害状況が違うのだからという言葉を飲み込んで、その生徒が
いろいろ調べて辿り着くことを待っています。
京都にも転入生がいます。
私も教育現場にいる一人として、感じているだけでなく、
動こう!と。大会で一人でも多くの方にお会いできることを
期待しています。
吉田です
我が高校は進学校ですが、生徒たちに考えさせるということをあまり多くの先生方がしないような気がしています。勉強はさせるけれど、どう生きる力を身につけさせるのか?どのようにこの社会をより良く変えていくのか?
そのために、多くの生徒が受け身です。
それは生徒ばかりではなく、私たち教師を含め、大人にも多いのではないかと思います。
困難なことが起こったら自分でどのように考え、どう解決していくのか?そのために、仲間とどう協力していくのか?対立ではなく批判ではなく、多くの人が幸せになるために、今こそ私たち高生研に集う仲間が多くの言葉を実践を学校現場で生徒たちにそして同僚教師たちに伝えていかなければならないと考えています。
青森は東日本大震災の大きな被害はないものの、子どもたちの心の中に大きな傷跡を残していると思っています。でも、だれもそのケアに取り組もうとしません。
今、総合学習の時間を利用して、「青森を知る」ことを生徒たちにさせています。
調査、グループでの話し合い、そしてパワーポイントなどで発表。と、高生研で学んだ討論方式を使って学年の先生方をまきこんで、原子力発電所やエネルギー政策、農業・漁業などについて目を向けさせています。
文化祭のときにも、学年のテーマを決めさせてクラス展示をしたらどうかと先生方に提案、クラスで話し合いをさせようと考えています。
「生きる力を身につける」
今年の学級通信の題でもあります。
P.S
学校のHPの中には、学年通信が掲載されています。
最新号にはどの学年も野外炊飯遠足の様子が掲載されています・・・。ちなみに、2年生は私が作成しています。(*^-^*)
http://www.tosei-e.asn.ed.jp/~higashi/page/01_top.html