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ちょっと複雑

今年度、9年間在籍した流山北高校から野田中央高校に異動になりました。野田中央高校というのは6年前に野田高校(伝統ある女子高)と野田北高校(部活学校)が統合してできた学校です。千葉県の場合は廃校という言葉は使いません。が、実際には2つの学校を統合する(新しい学校を作る)形で結局両方とも潰してしまいます。統合される学校は大変です。もともと違う学校ですから、教育課程に始まって、制服や校則、上級学校への推薦基準、生徒指導のやり方、文化祭の実施要領などなど、実に細かなことをすり合わせながら新しい学校の骨格を作って行くわけです。

 おっと。そういうことを書きたかったのではありません。野田中央高校の話です。転勤しても、私に待っていたのはソフトテニス部と生徒会の顧問でした。野田中央のソフトテニス部は、男女合わせると30名ぐらいの部員がいます。昨年までとは大違いです。生徒も真面目に練習します。はっきり言って流山北高校より強いです。先日、部活の地区大会がありました。私は男子の顧問をしているのですが、個人戦で1ペアが県大会出場を決めたのみで、団体では惜しくも県大会を逃してしまいました。(リーグ戦で同率になったため、セット率の差で出場枠の3校に入れませんでした)女子はその逆で、個人では勝てなかったのですが、団体では何と1位通過で県大会出場を決めました。

 欲を言えば切りがないのですが、やはり顧問としては団体で県大会に行けた時のほうが嬉しいものです。実はこの地区大会で、流山北高校の女子がじつに9年ぶりに団体での県大会出場を果たしたのです。昨年まで、臨任で素人の顧問が面倒を見ていた、あの6人ピッタリしかメンバーのいない女子テニス部がです。一方男子は、そこそこうまい新入生が入ったにも関わらず全くダメでした。自分が関わった生徒が県大会に出場するということで悪い気持ちはしないのですが「かなり面倒を見てきた男子は一体どうなってるんだ?」と思うと、ちょっと複雑な気持ちがした大会でした。

                        野田中央高校 片桐哲郎

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