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名古屋へレポートの贈り物

 このブロク、やっと1000人を超えました。とりあえず、おめでとうございます。

 さて、2月19日~20日、盛岡市の「サンセール盛岡」で東北ブロックゼミがありました。参加者は16人でした。熊谷真夫先生や藤田健先生の懐かしい顔がありました。東北では、6年に一度の開催によって県の高生研が励まされています。「当番だ。一つ頑張るか。」というところです。岩手の集会も桑島先生ご夫妻のご尽力に寄るところが大きいのです。  

さて、今回のレポートは①藤田健先生のHR実践「どこで息を吹き返したか」②桑島有子先生の「定時制で何を身につけるか」③中 順子先生の「合言葉は『ぐるり』、そして『パッチギ!!』④桑島宗一先生の「持ち上がりクラスの3年間の取り組み」でした。そのほかに、岩手の蝦名先生から身体啓発に絡んだお話、宮城の勝又先生の手作り理科実験装置の紹介がありました。

 ここでは、名古屋大会で報告される予定の中先生の実践を少し紹介します。中先生は、教え子で同じ高校の同僚でもある鎌田先生と一緒に参加しました。同じ国語科で教科通信も共同で出しています。それが「ぐるり」という名前です。中先生の進学クラスを受け持った3年間のクラス通信が「パッチギ!!」です。レポートは、中先生が惚れ込んだ2人の女子生徒が中心です。生徒の成長を期待したいろいろな仕掛けがあります。中先生の相手構わぬ「ズバズバ攻撃」と、その熱い思いに反応する生徒。「この高校に入って良かった」と言って卒業させたい、という先生の思いが、「この3年間は消したしまいたい」と思った生徒に「高校に入って私の世界はグッと広がりました」と卒業文集に書かせ、「先生はいつまでの私の先生です」と手紙に書かせました。

 どんなことがあったのか、大会での報告を期待して欲しいと思います。

 それと、一緒に来てくれた鎌田先生もすばらしかったのです。初めて参加した大阪の大会で、沖縄の先生に励まされた、と言いました。2日目の朝、A4の紙びっしりと6枚、レポートを書いて持ってきました。勤めてから3年間の報告です。生徒から鍛えられている様子が分かり、「昔、自分もこうだったよな」と思わせる初々しいものでした。

 皆さん、東北から3本のレポートが出そうです。東北の「熱」を名古屋に運びます。

とらぬ狸@秋田

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