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一般分科会>第4分科会「細腕学年主任奮闘記 season Ⅰ~Ⅱ」PRその1

 例年30%弱が2次募集で入学してくるという学校。照屋淳は、2年で学年主任となり、春の遠足の学年レクや体育祭、修学旅行と生徒たちの自主性を育てていく。学年最後の終了式には自分たちで学年全体レクを企画・運営できるまでになった。 
 3年生に持ち上がり、5月の生徒総会で、生徒たちはカーディガンの条件付き許可を認めさせる。生徒指導部の出した条件は、女子は指定ジャージの下に、男子は学ランの下に着用、色は紺や黒のみ。お試し期間を設けて累計15人以上の違反者がでれば着用は認めないというものであった。
 11月の総合学習の時間には、それまでの大学の出前講座をやめて「卒業生から実際の仕事についてリアルに話を聞く」という企画をおこなう。話を聞いてみたい職種を生徒にアンケートし、公務員、ツアーコンダクター、警察官、保育士など10の職種のグループに分かれ、それぞれの職種別に分かれた生徒グループが司会や教室の配置や装飾、質問役を決めるなど、自主活動の要素を取り入れたユニークな企画である。生徒と卒業生との交流も深まり、好評を得る。
 総合学習が終わり、卒業まで後何日というカウントダウンボードが掲示されるころ、寒くなるにつれ違反のカーディガンを着用するものが出てきた。それもほとんど3年生。12月中旬には累計9人。この後、生徒の動きが生まれる。
 そして感動的な卒業式。
 事実がよく書き込まれた良い実践記録です。記録をもとに、生徒の自主性、自治的な活動をどうつくっていけば良いかを共に考えていきましょう。(藤本)

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