高生研 第50回(東京)大会
分科会B(午後)
市民になるための学び・市民のための学び-原発と放射能の授業から考える-
川原茂雄(北海道)
2011年3月11日は多くの人々にとって「人生の転機」になりました。社会科系を教え生活指導であまたの生徒たちを「主権者」に育ててきた高校教師「川原茂雄」にとっては、「懺悔」の1日であったのです。自分は原発や放射能の危険性について知っていたのに、結局は「何もできなかった」、市民として「行動できてなかった」のではないか、と。
即断即決で展開した「原発特別授業」は新聞を通じ多くの市民の反響があり、同じく3.11で立ち上がった市民との出会いあり、そこから「原発出前」教師「かわはらしげお」が誕生します。
「18歳を市民に」を前面に掲げて再スタートを切る全国高生研。これに対し北海道からは「教師の市民性」「主権者としての当事者意識」についてこの分科会を通じて問題提起します。また、父親として深い愛情が感じられるエピソードなど、ここでしか聞けない話満載です!
(文責:運営担当 北海道高生研 井上)