大阪のKです。不慣れな女子バレーボール部顧問も2年目。前回の投稿の続きを記します。
2012年5月23日(水)体育館での練習後、職員室にいる私に男子バレーボール部のN先生がこう話しかけてきました。「K先生、女バレまた揉めたんですか?体育館前でA子が大泣きしてましたけど…」-私が体育館前に駆けつけた時には部員の姿はなく、もう更衣を始めていました。A子を訪ねて部室に行きましたが彼女はいませんでした。部室にいたCさんと私との会話-私「今日、何かあったの?」-C「いや、別に…」-私「A子、最近またしんどくなってるんじゃない?」-C「それはあると思う。Dも脚を故障したし。頼れる人がおらんくなったから。」-DはA子と同級生であり、A子の暴走を止められる唯一のメンバーだったが練習中に脚を痛めて手術をし、ギプス生活となっていました。D子は引退試合にも出られない。C子から聞き取りをした後、私は、この日の付き添いだった先生のもとへ。毎日の練習前と練習後は付き添い教員の所へ部活開始と終了の報告をすることになっています。終了報告の時、A子が目に涙をいっぱい貯めてやって来たので、それをご覧になった付き添いの先生が訳を聞こうとしたところ、大泣きし始めたそうです。A子「私たち3年生のやりたいように後輩も気を遣ってくれているのに、自分は上手くチームをまとめられていない。3年生と1、2年生とのプレイに対する考え方の違いもあって辛い。」これまで私の知るA子とは違う一面を聞いたような気がしました。すぐにN先生へ報告。N先生は私に”これから”のヒントをくださいました。「A子達3年生は、おそらく引退試合になる次の公式戦をどんな試合にしたいと思っているんでしょうか。3年生の厳しいやり方に耐え忍んできた2年生にも、4月から入部してきた1年生にも、3年生の引退=やったぁ~!って思われるのは、3年生にしてみたら可哀想ですよね。あの子達も無茶苦茶なやり方してきたけど、バレーボール生活で出来たこと・やり残したこといっぱいあると思う。次の試合をどう締めくくりたいと思ってるんでしょうか。」-この日の帰り道、N先生の言葉を思い出しながら歩いて、反省しました。私も、3年生の現役終了のカウントダウンをしていたなぁ。あと少しであの子達の代も終わる…そう思ってしまっていたことを深く反省しました。
翌日、女バレの主顧問の先生に相談し、練習後3年生だけ残してミーティングをすることになりました。そのミーティングでA子・Bさん・Cさんの思いを聞いて、主顧問の先生も私も泣いてしまいました。「勝ちたい」という思いから空回りしていた3年生の手当をせずに、辞めていった部員に寄り添ってクラブ活動を見守ってきた顧問だったことを悔やみました。そのことに関して3年生は顧問を責めませんでした。辞めていった部員たち同様3年生も辛かったんだと思います。「とにかく1勝したい。」彼女達の思いでした。
2012年6月3日(日)引退試合は1勝できました。Dさんも松葉杖で会場に駆けつけ、退職された元顧問の先生もお見えになり、顧問団4人のうち3名が付き添い、選手たちのご家族も見えました。素晴らしい環境の中で1勝できたことは、後輩から先輩への最高のプレゼントになったと思います。2012年6月4日(月)新チームが発足しました。
50人突破!
東京大会の受付・千葉高生研より
東京大会参加申込者数が50名の大台を突破し、53名となりました。(6月17日現在)
東京大会の参加目標は200名ですので、これでもやっと4分の1です。都道府県別の申込者数は下記の通りです。この4倍くらいお願いします。
群馬8
秋田6 千葉6
東京4 熊本4
大阪3
北海道2 青森2 埼玉2 静岡2 三重2 滋賀2 京都2 沖縄2
福島1 茨城1 山梨1 長野1 愛知1 鳥取1