北海道高生研の井上です。 もともとは社会教育・子育て支援論の研究者なのですが、縁あって1月から北海道高生研の事務局長をつとめることになりました。 よろしくお願いいたします。
私が全国高生研の会員になったのが群馬大会の時ですので、はや10年になります。
高生研では、生徒の発達や自立(直近の進路も含めて)の問題に常に深い次元で向き合う先生に数多く出会い、「教師」の仕事の奥深さを私に教えてくれました。
現在、いくつかの大学・専門学校で非常勤講師をしておりますが、いろいろな学生に出会う中で、現在の青年期を生きる「しんどさ」の一方で自立への切なる願いを秘めていることによりそった学びを追求できているのも、私自身ここで学んできたことが活かされています。
高生研の会議では若手・ベテラン関係なく、とにかく個々の価値観のぶつかり合いが激しく、正直なかなかついていけない時期もありました。しかし、それは今の日本社会で忘れ去られようとしている「深い」絆をつくろうとする人間のあたりまえの営みであり、そこには「ぬくもり」があります。写真は、先日の会議の席で私の遅まきの就職祝いに頂いた花束です。
高生研はそんな個性あふれる高校教師や様々な関係者の集まりです。個性的な教師に出会った分だけ、教育への視野、子ども・若者の理解、楽しい懇親会による体の横幅、いずれも「広がる」こと間違いなしです。