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「細腕旅行紀シーズン2(イギリス編)」その②

 こんにちは。沖縄高生研の照屋です。新年度が始まり、発足職員会議・入学式・授業開き・土曜講座と最初の一週間がやっと終わりました。僕ら教員はパタパタしてましたが、それ以上に生徒たちもしんどかったと思います。特に1年生は情報過多でオーバーフロー気味に見えました。そして僕はこの学校で初めてその1年生を担当する事になりました。かなり久しぶりの40人一斉授業で、2クラス教えます。これまで勤務してきた学校では、ほとんどの英語の授業(僕は英語の教員です)では習熟度で生徒が分かれていて、1クラスで20~30人程度でした。英語科の先生方から色々なアドバイスをもらいながら、目をキラキラさせながら説明を熱心に聞いてくれる彼らに試行錯誤で授業を行っている最中です。

 さて、前回の続き。ロンドンのヒースロー空港から生徒たちと僕ら引率教員2人(合計20名)、そして現地のガイドさん(日本人女性)はバスに乗り、アシュフォード州へ。最初こそ、生徒たちは見慣れぬ車外の風景を見ながらワイワイしてましたが、一時間も経つと殆どの生徒は眠ってしまいました。長いフライトの後だったので、僕もウトウト。ガイドの方の「みなさ〜ん、起きて下さい。そろそろ着きますよ。」の声で目が覚めましたが、それが夜の7時頃だったと思います。事前に送られてきたプロフィールによると、僕がお世話になるホストマザーは仕事を退職されて一人暮らし、ノンスモーカーでペットは飼っていないとの事でした。二週間もの間、外国で、しかも他人の家で生活するのは初めてだったので、生徒たちもそうですが、僕もかなりドキドキしてきました。そうこうしているうちに、バスはホストファミリーが待つ大型スーパー施設内の駐車場へ停車(ファミリーたちはみんな車で迎えに来ていたので)!バスの窓から眺めると、一家総出で迎えに来たらしいファミリーもいました。みんな僕らに手を降ってました。生徒たちは「うわーっ!すご〜い!たくさんいる!誰が(私の)ファミリーかな(もちろん、生徒たちはファミリーの顔をまだ知りません)? 」と興奮気味。僕らがバスの中で待機してる間に、ガイドの方が先に降りて現地のコーディネーターの方と打ち合わせをしていました。間違ったファミリーに引き渡すと大変なので、かなり念入りに名簿をチェックしてました。
 チェック終了後、いよいよ生徒たちがファミリーと対面します。一人一人名前が読み上げられ、バスの外での出迎えです。ファミリーに紹介されると、恥ずかしそうにモジモジしている生徒たちをファミリーたちが次々とハグし、彼女たちの荷物を運びながら車まで連れていってくれます。生徒たちがファミリーに出迎えられる度に、バスの中では歓声があがってました。生徒たちが全員ファミリーに出迎えられた後、いよいよ僕ら教員がファミリーと会います。
 にこやかに僕を出迎えてくれたのは、愛嬌のある笑顔としっかりとした眼差しを持つ素敵なladyでした。挨拶をして(緊張していたので、僕の挨拶はぎこちなかったと思います)荷物を車に運び、お世話になる家へ向かって出発しました。車内での最初の会話は、多分ロンドン近郊の大雨と洪水のことだったと思います(僕らが到着する前、記録的な大雨が降り、洪水が起こった地域もあったので)。

 10分ほどして彼女の家に着きました。

(マザーが用意してくれた最初の朝食)
(マザーが用意してくれた最初の朝食)

さて、彼女に案内されて家の中に入ろうとすると、僕が持っていた「アメリカやヨーロッパでの常識」について予想とは違っていた事が一つありました。
それは………..(その「違い」については次回)

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『18歳を市民に 高校生活指導』200号をお楽しみに!

                                静岡・絹村俊明

 高生研の機関誌、『18歳を市民に 高校生活指導』の編集を担当している絹村です。私が編集長になって2号目、通算200号の『高校生活が、第54回高生研大阪大会直前の7月末に発行予定です。現在、依頼した原稿が続々と集まりつつある段階です。
 200号記念ということで竹内常一さんが特集論文を飾ります。竹内さんは、1962年、高生研結成準備会の事務局長となり、手書きのガリ版印刷で『後期中等教育をすべてのものに』(高生研通信)を発行し、翌年の高生研結成を導きました。この『後期中等教育をすべてのものに』が出発点となり、半世紀以上の時を重ねて現在の『18歳を市民に 高校生活指導』200号に至っているわけです。竹内さんは、高校生活指導運動の生みの親であり、「生き証人」でもありますから、「ここは、あなたしかいない!」と逡巡される竹内さんを説得し、200号記念論文の執筆を引き受けて頂きました。ただ、常に自身の生活指導論を更新している竹内さんのことですから、過去を振り返ってどうのこうのというより、今現在、そしてこれからの生活指導実践と生活指導運動のあり様について語っていただけるのではないか、と期待しています。高校生活指導誌では久々の登場の竹内論文を是非、お楽しみに。
 特集実践も200号記念にふさわしいものです。第1特集のテーマは「生徒の声を聞き取ることから」。生活指導とは、「生徒の声を聞き取ること」から生徒の生活現実をつかみ取り、その生活現実を変えていくことを促すことで生徒の成長を図る営みです。そうした生活指導の原点を実践の中から探ろうという試みです。
 第2特集は、「ジェンダー視点から見た高校教育」。私たちの「18歳を市民に」という課題をジェンダーの視点から見たとき、高校教育実践や授業教材、学校組織やそれをとりまく教師や職員、保護者などにどのような課題がうかびあがるのかを検証します。その課題とは、私たちの、社会変革を見通した新たな学校づくりの地平をひらくものとして登場するのかもしれません。乞うご期待です。
 ついでに、来春201号企画の私案もご披露します。ひとつは「18歳選挙権と高校教育」。18歳選挙権が現実味を帯びてきた昨今、今、高校生の「政治教育」はどうなっているのか、またどうあるべきなのかを問いたいと思います。いまひとつは「『なめられる』教師が新たな教育の地平をひらく」。夏の全国大会問題別で田中幸恵さんが提起する「なめられ教師論」にかかわっての特集です。以上は、まだまだ私案の段階です。「いや、こういうテーマのほうがもっとおもしろいよ」という意見がありましたら是非編集グループに寄せてください。それから、全国各地で報告された実践を是非、ご紹介ください。「優れた」実践である必要はありません。等身大の「ちまちま」と生徒と格闘している実践、大歓迎です。

199号は現在発売中!!
199号は現在発売中!!

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春2015年度スタート

harunoyukoku20150401
このブログの管理人をしています。アンドウです。

2015年4月1日、三重県では雨でした。
(北に位置する北勢地域でも、桜の花が8分咲きであっただけに、何ともおしかった。)
日が変わって、今日は”すこぶる”晴れています。

高生研全国大会もこの季節を迎え
レポーターが確定します。

大会参加者の申込も本格化します。

このブログの更新も拍車をかけていきます。

気軽な感じで、この「高生研2015大阪大会応援ブログ」をチェック下さい。

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