「来年の鳥取大会は都市型ですか? 温泉型ですか?」
「温泉の湧く地方都市型大会」ですよ。
これは、2017年の静岡大会当日、参加者の質問に私が応えたものです。
「そうなんだよ」と調子に乗って総会の終了後に、思わず鳥取の「きなんせ節」を歌ってしまいました。
「ま~ち~にいでぇゆ~う(いで湯)が、シャンシャ~ン湧~い~て~」
当日、参加されていた皆さん、大変失礼いたしました。
大会現地の組織力という点で心配されている鳥取ですが、県庁所在地のど真ん中にあるホテル(又はホテルのそば)で温泉に入れる、求めれば日本海の新鮮な魚介類をしっかり楽しめる、という点は自慢できると思っています。
長い高生研の歴史の中でも、鳥取は初の開催。2003年、沖縄で全国大会が行われた際、「鳥取でもやらんかい!」と比嘉靖さんに叱咤激励されてから、ずい分年数が経ってしまいました。開催したい気持ちはあったのですが、「新高生研」となって以降、全国大会は、比較的多くの参加者を見込みやすい関西・関東そして東海で開かれています。参加者組織が苦しそうな地方での大会は「新高生研」としても初開催、ということになりますね。
5回の全国大会現地を担ってこられた静岡のような組織力はなく、大阪のような勢いもなく、「文化の香りのする開会行事」や「おもてなし」はできそうにありません。しかし、鳥取でも全国大会ができる、という実績を残すこと自体、今後に向けて大きな貢献になりそうだ、と感じています。
細々とした活動ではありますが、鳥取にもそれなりの歴史はあり、鳥取高生研ゼミ(以前の名称は鳥取高生研大会)は今年で第41回になります。そのような地道な活動も土台に、現地の実行委員は高生研の会員外を含めると15人に増えました。(含、小学校や特別支援学校の教員)
一般分科会や問題別分科会での報告者・問題提起者も一人ずつ現地から推薦することにしています。会場は中高一貫の「青翔開智中学校・高等学校」(学級規模30人程度以下)。こじんまりした教室にはキャスター付きの机椅子が整備されており、分科会討議にはぴったり。快適な学習環境はしっかり整えられると考えています。
みなさん、高生研第56回全国大会(鳥取大会)に是非ご参加ください。実行委員一同、皆さんと鳥取でお会いできることを心よりお待ちしています。