に投稿 コメントを残す

細腕旅行紀シーズン2(イギリス編)その④

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先週、無事に文化祭が終わりました。今年は、体育館での舞台発表(演劇・ミュージカル・音楽コースの演奏会等など)のほぼ全てを鑑賞する事が出来ました。特に音楽コースの演奏会は「音楽と映画」をテーマにしたもので、個人的に好きな映画音楽とダンスで構成されたパフォーマンスには、涙が出るくらい心ゆさぶられました。
しかし、体育館内は暑かった!例年よりも二週間ほど早く沖縄地方は梅雨があけました。最高気温は32℃ほどで、沖縄に来た事がある人はわかるかもしれませんが、夕方7時ころまでは割と明るくて、8時頃になってようやく日が暮れて少しだけ涼しくなります。9月下旬まではこの暑さが続きます。

さて、イギリス訪問の話の続き。イギリスケント州アシュフォードに到着し、生徒たちと一緒に初めて現地の高校へ登校。朝8:30頃に到着すると、ほとんどの生徒たちが来ていました。
「あっ、せんせー!おはようございます」と口々に挨拶してくれる生徒たちはみんな元気そうでした。そこへ現地コーディネーターのピーターさんもやってきて「Good morning, girls! How are you today?」とにこやかに生徒たちに話しかけて来ました。ピーターさんは夫婦でコーディネーターをしていて、彼自身は60歳代(だと思いました。直接は聞かなかったけど)くらいの年齢。とにかく明るくて、いたずら好きなお茶目な人で、うちの生徒たちに大人気でした。
生徒みんなが揃ったところで、ピーターさんの案内で校内へ。お世話になる学校は、イギリスで「6th form」と呼ばれる学制で教育を行っていました。簡単にいうと、小一〜中三までは男子生徒だけで、それ以上の学年になると大学進学を目指した男女共学クラスになります。
低学年の生徒たちは、(初めて見る?)日本人の一行に興味津々そうでした。感心したのは、小学3年生くらい?の子でも、相手がたとえ誰で(年上だろうと、女性であっても)あろうとも、ドアを先に開けて「After you」などと言って通してくれる事でした。Gentlemanの国だなあ、と妙に納得しました。教頭先生(多分、ジェイミーさんだったと思います)の挨拶を受けて、ぼくら一行は図書館わきにある一室をあてがわれました。基本的にここで英会話やイギリスの歴史・文化等を学び、昼食は校内の食堂で食べて、タイミングがあえばその学校の生徒たちと一緒に授業を受けるという内容でした。初日は、うちの生徒たち専任の教師であるマットさんが授業を担当してくれました。マットさんは40歳代半ば(だと思いました。直接は聞かなかったけど)くらいの年齢で、高身長の渋いミドルエイジ、という感じでした。
生徒たちに色々なアクティビティをさせて日本人同士で英語を使うことの抵抗感を段々となくしていく授業展開でした。登校してから2時間ほどたった頃、最初の休み時間。ほとんどの生徒たちは、男子生徒たちと話そうと教室の外へ飛び出していきました。
様子を見てみると、うちの生徒たちはたどたどしくも何とか英語を使い、会話が成り立っているようでした。モジモジして結局誰にも話しかけられなかった生徒もいましたが。
イギリスでの毎日は、生徒たちももちろんですが、僕にとっても刺激的で、あっという間に過ぎていきました。学校では時折スペイン語や音楽、コンピュータ美術や体育の授業に参加したり、ロンドン市内(ビッグベン・タワーブリッジ・バッキンガム宮殿・大英博物館等)やカンタベリー大聖堂・ケンブリッジ等を生徒たちと一緒に楽しく見てまわりました(いろんな失敗談もありますが)。
滞在10日目頃、僕がお世話になっている家に、もう一人スペインから生徒引率でやってきた男性がホームステイする事になりました。
彼の名はセザール。サッカー好きの好青年でした。
彼とマヌエラさんが話しだすと、とても早口になるので、     

(セザールとマヌエラさん)
(セザールとマヌエラさん)

最初のうちはなかなか理解できずに大変でしたが、
二日ほど経つと段々と耳が慣れてきました。
さて、イギリス滞在も残りわずかになってきました。まだまだ
いろんなエピソードがありますが、次回でこのブログも最終回。
「さよならパーティ」と滞在最終日のロンドン巡りを中心に伝える予定です。
それではまた来月。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください