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感染症とハイブリッドと現場(その2)~BYOD~

(その1)から1ヶ月がたってしまいました。

6月の上旬、私の勤務する学校では、体育祭が予定されていましたが、雨(台風刺激の前線による)のため中止。

さらに、予備日まで中止となり、秋に実施することを検討することになりました。

 

予備開催日の直前のLHRで、生徒に「中学での体育祭は、どんな体育祭をやったのか?」と、私がインタビュアー的に尋ねて回りました。

コロナ禍の影響を受け、中学の3年間で開催されなかった年があったのではないかという私の予想ははずれ、どの中学校でもかなり工夫がされてほぼ全ての学校、学年でも実施されているとのことでした。(中止になった中学校は、聞く中で私立の学校1校のみで、2020・2021年とも中止だった)

また、聴き出すなかでは、「穴あき玉入れ」と称して、大きな穴の開いたかごにまずバスケットボールで穴を塞いでから玉入れを競い合う種目が有ったと、報告してくれました。

 

生徒らからは、「コロナ禍の影響」を体育祭に限って強く感じている印象は受けませんでした。「ひょっとして意識しているのは大人の側だけ?」と感じてしまうくらいです。

 

一方、この渦中において、「GIGAスクール構想」が本校でも進み、BYOD端末が1・2学年に導入されています。GoogleClassroomが使えるクロームブックが入学時に保護者が購入することになっています。

 

1年生は、最初ということもあって、ログインや操作方法などで良く躓き、「先生、できません!」という声がよく上がります。その都度、チューターが個別に回ります。声が複数上がると、当然いっぺんには回れません。放ったらかしになります。しばらくすると、その声が上がった生徒から、「先生、できました。」と声が上がります。同様のことは、ちょくちょくあります。「できない」と言ってから、その後、何らかの試行錯誤や近くの仲間に尋ねたりして進めている様子です。

ちょっとした「突破力」なのかもしれません。

 

これらの様子を、「コロナ禍」を1つのファクターとして分析するのかどうか、意見は分かれるでしょう。しかし、生徒たちは、突破する力を普通に持っています。行きあたりばったり、充てずっぽ操作をして結果を得ている様にも見えます。それでも、コンピューター操作には、そのような「あてずっぽ」操作で、前に進むことができてしまうのは事実。ゲーム操作に近いのかもしれません。

 

決して悪いことだと言いきれるものではないのです。