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宝島

昨年の夏、『宝島』(真藤順丈著)を読みました。


沖縄の地理や歴史を多少の知っている自分は、沖縄の感覚に浸りながら、じっくり読める小説でした。著者は沖縄の出身ではありませんが、鮮烈なる沖縄について生き生きと語っているように感じます。この小説が沖縄の人たちにどう受け止められているか聞いてみたくなっています。

なぜ、宝島なのか。
人のいのちは宝。その事を讃えている島は、宝島ではないかと自分は勝手に解釈しています。いのちは自分のものではなく、与えられたものでしかない。その与えられたものを大事にする。宝とする。それは、大きくてとても大事なことであるような。これも私が勝手に思っています。

小説には、小学校への米軍機墜落事故やコザの騒動が出てきます。今年、沖縄返還50周年である事を知り、コザ騒動がその直前に起こったことに気が付きました。
沖縄は時に叫んで問いかけます。「これが平和か?」「もっとやるべきことがあるだろ!」
そのことに気づいていてしまっている私たちは、応答するしかないように思います。
自分たちにできることは何か。平和のため、沖縄のため、私たちのため。

沖縄大会は、対面で参加することができなくてもオンラインでも参加できます。教育に携わる者の想いで是非応答してください。お待ちしています。

大会グループ 安藤誠也

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