高生研は、2020年につづいて今年も、全国大会を熊本の地で開催することを断念しました。
教育研究団体が主催する全国大会は、コロナ禍の中、以前の形とは違った形式が求められていいます。
必然的にオンラインで実施するところが多くなっている状況です。
高生研もその方向で取り組むことを決めました。
さて、オンラインで行う学習会は参加者にとっていったいどういう「全国大会」を形づくるのでしょうか?
「いまからはじまるオンラインでの分科会は高生研の全国大会の一部・・、全国大会の一部・・」と自分に言い聞かせることで、その雰囲気を少しでもイメージするかもしれません。
人間の脳は、その土地、その場所に行って脳の働き方が変わります。「トイレに行ったときの思考」「お店に食事に行って会食しているときの思考」「全国大会開催地に足を運んで仲間の表情や会場の環境を感じながらの思考」。これらは、場所を変える(移動)という行為が、複雑で様々な思考の切り替えを促している生活の仕組みである事に気づきます。
今しばらくは、その全ては叶いません。
はたして、諦めるしかないのでしょうか?
高生研仲間のある人から「オンラインで勉強会をやるのは、自宅ではなく、出来ればほかの場でやりたい」という意見をもらいました。
確かに「仕事、勉強のオンとオフを切り替える」のに場所を変える感覚はよく分かることです。
そこで思いついたのが、「サテライト」という考え方です。(つづく)
(大会グループチーフ 安藤)
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