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タブレットでオンライン授業

埼玉県の北部にある私立高校に勤務しています。今年のHR担任は2学年。4月8日にHR開きを行って、次の日から臨時休校となりました。

生徒たちは入学当初にタブレットを購入しています。普段は授業中の調べ学習、辞書、ロイロノートにクラッシーのポートフォリオの記載などに利用しているのですが、残念ながら生徒たちは動画やゲームに夢中になってしまっているのが現状です。理事長からの「こんな時こそ差別化をはかれ」と言わんばかりの発表があり、オンライン授業に乗り出しました。

 朝のSHRはzoomで行います。今はクラス替えをしたばかりなので1日5人ずつ自己紹介をしていますが、出席を取るだけではつまらないので、愛犬を登場させてみたり、私が出勤した日には、校内を徘徊していろんな先生に登場してもらったりと工夫して、参加して良かったと思わせるような工夫を凝らしています。

オンライン授業は、ロイロノートに動画と課題を配信します。その課題を担当者は確認して返却するのですが、現在のロイロノートの利用者数は、コロナの影響を受ける前の2.5倍もいるそうで、午前中は繋がりにくくなっています。

私の教科は家庭科で、科目は家庭基礎を2単位履修するのですが、単位数が少ない分、8クラス担当することになります。課題を400字の作文にしたので、300人ほどの生徒の作文を全部読んで返却するのにかなり時間がかかります。問題点は、自分の言葉で記すところをコピペで全て提出してきた生徒がちらほらいることです。読めば分かるので、そこはさらっと、「次は自分で考えよう!」とコメントしています。

 そして、もう一つ気になる点は、WiFi環境の整っていない生徒への対応です。学年330人中wifiがない生徒は10人ほどでした。我がクラスにも一人いて、保護者とお話をしたところ「ゲームを一日中やってしまうのではないかという怖さからwifiを入れるのはやめていたのですが、仕方がありませんね。」とおっしゃっていました。多分、他の生徒もいろんな事情があると思うと、何だか気が引けます。

 こんな状況がいつまで続くか分かりませんが、クラスづくりは人とのつながりが大切なので、何とかいろんな手法を考え、模索していくしかないのではと思います。1日も早い学校再開を願うばかりです。   埼玉 M

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