名古屋名物といえば味噌カツや手羽先いろいろあります。
ですが,老若男女地元民が昔から食べてきたのはスガキヤのラーメンではないでしょうか。
「スガキヤはラーメンではない。スガキヤはスガキヤという食べ物である」
名古屋ではこのように言われているスガキヤ。皆さんご存知でしょうか。
東海を中心に店舗を構えるラーメンチェーン店です。繁華街はもちろん,ショッピングモールやホームセンターなどに併設されていることも多く,主観ですが名古屋ではマクドナルドよりも店舗数が多いです。
和風だしの効いたとんこつスープに細麺がからんだスガキヤラーメン。
名古屋人のソウルフードとも言われています。味はもちろんですが、お財布に優しいお値段も人気の秘密なんです。
安いものでラーメン320円,玉子入りラーメン360円ととてもリーズナブル。
私も学生時代に名鉄神宮前駅前のスガキヤによく通いました。
名古屋の学生にとってスガキヤのラーメンは3時のおやつ的な感覚です。
スガキヤに行ったら注文はもちろんラーメンとソフトクリーム。
不思議な組み合わせと思われるかもしれませんが,客の9割9分がこの頼み方です。
そして注文すると5秒で出されるソフトクリーム。そうです,もちろんソフトクリーム先出です。
周りの高校生大学生達もソフトクリーム片手にラーメンを待つわけです。
ソフトクリームを食べ終わった頃にやっと呼び出しのリモコンが鳴り,熱々のラーメンにありつけると。
ラーメンを食べるのにもスガキヤ流があります。「ラーメンフォーク」を使います。不思議な「ラーメンフォーク」もスガキヤの隠れた魅力の一つです。
このフォーク,芸術的な形が評価されニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップでも商品に採用されたほど!
どんなスプーンかはぜひ行って確かめてみてください。
そんな犬も歩けば棒に当たる状態のスガキヤのお店ですが,もし見つけられなかった方に朗報です。
名古屋のコンビニでは,スガキヤのカップラーメンを扱っていないところはありません。そして,恐ろしいことにスガキヤカップ麺の再現率半端ないです。カップ麺化してることで,地元民からは店舗の売り上げ下がって潰れるんじゃないかと囁かれるほどです。(笑)
交流会後のシメに,家族へのお土産に,ぜひスガキヤを試してみてください。
マツスエ