テーマ 「ハラスメントとコミュニケーションの視点で教育をとらえ直す」
講 師 安冨 歩
東京大学東洋文化研究所
「原発危機と東大話法」明石書店、「経済学の船出」NTT出版、「合理的神秘主義」青土社、「学歴エリートは暴走する」講談社α新書、「ドラッカーと論語」東洋経済など著書多数
参考図書 「誰が星の王子様を殺したのか~モラルハラスメントの罠~」明石書店
安冨歩さんはコミュニケーションの原理と、ハラスメントの本質に関わる本を何冊も書かれています。コミュニケーションの原理は、高生研がこれまで議論検討してきた対話の重視や、竹内常一さんが提起された「生徒・子供に学ぶ」ことなどと、繋がりがあります。さらに、ハラスメントとその連鎖が、教育にも社会にも暗い影をつくり出していることや、日本の教育現場にもハラスメントな行為がたくさんあることも、これらの本を手がかりに見えてきます。また、安冨さんは近著「誰が星の王子様を殺したのか」で、サン=テグジュペリの「星の王子様」他の分析によりハラスメントとハラスメントへの対処について改めて書いています。
私たちの教育実践とその研究において、コミュニケーションは重要な要素であり、教育現場にハラスメントは広がっています。ただ、「ハラスメント」も「コミュニケーション」も、多くの人にとっては依然としてわかりにくい概念であると思います。
そこで、今回の講座では、このハラスメントとコミュニケーションの概念と、ハラスメント状況をどう変えていけば良いかについて、安富さんのお話を聞いた上で、教育の現状(生徒が抱える問題、教師と生徒・教師と教師・教師と行政間の関係)と重ね合わせながら、参加者と議論したいと構想しています。
日 時 201年12月13日(土)14時~16時30分
会 場 大阪市立青少年センター KOKOプラザ講義室405/406(新大阪駅前徒歩7分)
参加費 高生研会員は無料 会員外の方:500円
なお、この公開講座は高生研の会議である全国フォーラムの中で行われます。また、参考図書 「誰が星の王子様を殺したのか~モラルハラスメントの罠~」明石書店は当日会場でも販売します。
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