作者別: yoshida

果たして何を決意すべき時なのか

疲れの原因

最近、やたら疲れてしまう。
理由ははっきししている。緊急事態宣言と称され、休校措置が執られ、
学校現場は県教委の号令のもと、オンライン授業に取り組むことになった。
「オンライン授業」は、インターネットを介して自宅と学校とで教師と生徒が
双方向で授業に取り組むことを意味する。
聞こえはいいが、その為の通信機器は生徒自身が持つスマートホンで通信費は
保護者が対応することになる。
自宅にインターネット回線が引かれていない家庭は、携帯通信網を直に使い
学校のオンライン課題に取り組まなければいけない。前提なき個人負担が強いられている。

「しかたがない」で蹂躙

たちが悪いのは、「しかたがない」でいくつものことが蹂躙されていくことだ。
「生徒らはほとんどがスマートフォンでの対応しかできない。」「しかたがない。やらないよりましだ。」
「教師側から送っている画面に応答してこない!」「しかたがない。そんなに高いレベルは求めていない。」
「生徒たちのスマートフォンにどう映っているか分からない!」「しかたがない。その解説を示している余裕も時間もない。」
「オンライン授業で課題の提出の方法が教師も生徒も分からない!」「申し訳ないが、自分たち教員でその辺りを探りながらやってくれ。」
「あなたは、オンライン授業に導入されたツールを使えるのか?今の現状が分かっているのか?」「しかたがない。やれる範囲でやってくれ。」
「それは、この日本社会のアベノマスクを配ってしまうのと同じじゃないのか?」「しかたがない。やらないよりはましだ。その国の中にある県の方針の一貫だ。」
・・・・・どうしても疲れるのだ。(応答は想像した仮定)

応答関係にない世界からの脱出

明確になってきたことがある。
応答関係をつくろうとしないところに、われわれが振り回されているからだ。
われわれは、ネット環境を多用するあまり、今までの日常にあった「自己複雑性」を喪失していっているという指摘がある。この「自己複雑性」は、人と会話するだけでも、会社に行って仕事の話をしたり、家に帰って家族と会話したり、場所と人を変え多様で複雑な日常があることを意味する。その複雑さが、ネット端末の前に喪失していくというものである。またこの喪失は、ストレス耐性をそぐ要因になるといわれ、疲れの原因の一つということができる。
ネット環境は、うまくいけば遠隔でのコミュニケーションができ、応答関係が結べるツールである。しかし、応答関係をリアルな世界でイメージしたとおりだと考えることはできない。日頃から、コミュニケーションが不得意な人は、仮想空間でも苦手な意識が働くだろう。ネット端末、情報機器、コンピューター、タブレット、スマートフォンというブラックボックス的道具がそれなりの壁として立ちはだかっている。ソフトの設計思想やインターネットの仕組み自体が、様々な目的で発展してきていることから、オンラインの取り組みが全て肯定されると捉えるべきではない。
コミュニケーションは互いに求めなければ成り立たないのだ。その為に「自ら意図し使える所はうまく使う」道具と見るべきだろう。

昔なかったものが照射する温故知新

コロナウィルスは、はっきり地球の空気をきれいにしてくれている。ウィルスは見えないが、都市封鎖などにより目に見えて世界の空気が澄んできている。間違いなく、星空が綺麗だ。
オンライン授業に取り組もうとする中であぶり出される様々な課題。これらは、リアルな世界のコミュニケーションのあり方を問うものである。
多様で複雑であるが故に、この世の中は価値が生まれ、そのこと自体が尊い。
教育のあり方、オンラインを含めたコミュニケーションのあり方を考えるまたとない機会だと捉えるべきではないだろうか。

大会グループ  安藤誠也  2020/5/12

タブレットでオンライン授業

埼玉県の北部にある私立高校に勤務しています。今年のHR担任は2学年。4月8日にHR開きを行って、次の日から臨時休校となりました。

生徒たちは入学当初にタブレットを購入しています。普段は授業中の調べ学習、辞書、ロイロノートにクラッシーのポートフォリオの記載などに利用しているのですが、残念ながら生徒たちは動画やゲームに夢中になってしまっているのが現状です。理事長からの「こんな時こそ差別化をはかれ」と言わんばかりの発表があり、オンライン授業に乗り出しました。

 朝のSHRはzoomで行います。今はクラス替えをしたばかりなので1日5人ずつ自己紹介をしていますが、出席を取るだけではつまらないので、愛犬を登場させてみたり、私が出勤した日には、校内を徘徊していろんな先生に登場してもらったりと工夫して、参加して良かったと思わせるような工夫を凝らしています。

オンライン授業は、ロイロノートに動画と課題を配信します。その課題を担当者は確認して返却するのですが、現在のロイロノートの利用者数は、コロナの影響を受ける前の2.5倍もいるそうで、午前中は繋がりにくくなっています。

私の教科は家庭科で、科目は家庭基礎を2単位履修するのですが、単位数が少ない分、8クラス担当することになります。課題を400字の作文にしたので、300人ほどの生徒の作文を全部読んで返却するのにかなり時間がかかります。問題点は、自分の言葉で記すところをコピペで全て提出してきた生徒がちらほらいることです。読めば分かるので、そこはさらっと、「次は自分で考えよう!」とコメントしています。

 そして、もう一つ気になる点は、WiFi環境の整っていない生徒への対応です。学年330人中wifiがない生徒は10人ほどでした。我がクラスにも一人いて、保護者とお話をしたところ「ゲームを一日中やってしまうのではないかという怖さからwifiを入れるのはやめていたのですが、仕方がありませんね。」とおっしゃっていました。多分、他の生徒もいろんな事情があると思うと、何だか気が引けます。

 こんな状況がいつまで続くか分かりませんが、クラスづくりは人とのつながりが大切なので、何とかいろんな手法を考え、模索していくしかないのではと思います。1日も早い学校再開を願うばかりです。   埼玉 M

コロジュウ(吉田が作った語、リア充の模倣) コロナによる充実した生活

 部活動、会議、イベントなどが次々と中止されこれまで休日返上で働いてきた私にとって休日の過ごし方が大きく変化した。何する?どうする?急に来たもてあます時間。これまでの時間の使い方では、埋め切れないほどの時間を一気に与えられ消化できないかもしれないと不安になった。

 不安な時には行動あるのみ 2月16日に人生初のフルマラソンに挑戦した。そして、これまた初の挫折を味わった。それなりに、自分なりに練習して臨んだ大会であったが、時間制限をクリアできずに第5ゲートで失格となった。係りのおじさんに「まだ走れます。走ってはいけないんですか?」「だめです、バスに乗ってください」雨に打たれ冷え切った体でバスに乗り込み、リタイアした人たちと車中で3時間過ごした。その時間はとても長く、みじめで時折ラインメッセージが鳴り、応援してくれた友人などへリタイアしたことを返信した。

 「よーし、1か月に200km走るぞ」月に20日走るとしても1日に10km走らなければならい。そんなに走れるのか?いや、この期間にできなければ一生できないかもしれない。絶好のチャンスだ‼ 3月は18日184km走った。4月は23日時点で11日144km走っている。あと7日で56km走れば目標達成である。行けるぞ、続けるぞ、そして2021年2月にフルマラソン完走するぞ‼ もてあますかもしれないと不安だった時間を充実した時間として使っている。通常に戻っても続けるための工夫は、これから考えます(笑) 熊本 吉田

在宅勤務、出勤困難休暇、時休・年休そしてマスクづくり

青森の吉田です。青森では生徒は休校。先生方には在宅勤務ができると通達がありました。しかし、学校間に格差があり、計画的に在宅勤務を取るように指示する管理職もあれば、危機管理の意識がまったくない管理職もあり、在宅勤務を積極的に実施しない学校もあります。

 在宅勤務は1日単位であり、学校を離れることになぜか罪悪感を感じる先生が多く、先生方自身にも危機意識がありません。小学生などがいる先生方は出勤困難休暇を取得し、また年次休暇をとって学校を休む先生方がほとんどです。

 家庭科の先生の呼びかけで、マスクづくりに10人ほどの先生が参加しました。先の見えない毎日が続きます。皆さんの学校の様子はいかがでしょうか。

Microsoftのteamsでオンライン授業

 茨城県にある、私立の中高一貫校に努めています。勤務校では、Wi-Fiが整備されていて、教室でも職員室でも教科準備室でもオンラインで問題なく生徒たちに連絡が取れます。Microsoftのteamsというツールを使って、4月13日(月)からオンライン授業が始まることになり、オンライン環境が整っているか、体調はどうかをクラスの生徒に確認することになりました。勤務校は高3だけはクラス替えがないため高2で一緒だった生徒たちです。電話でもよかったのですが、temasをつかって顔を見ながらひとりひとり話をしました。ある生徒はこの夏の大会がなくなると、引退になってしまうことを悲しんでいましたので、励ましました。受験がどうなるのか、不安な生徒もいました。でも、大方生徒たちは笑顔で元気そうでした。

 4月13日(月)には、学年集会を行いました。240人以上の生徒がむこうで聞いていると思うと緊張しましたが、なかなかできない体験でしたね。そのあと、クラスにわかれて、HRをしました。オンラインでは、生徒のマイクはオフにしないと授業にならないので、基本的に教師の声しか聞こえない状態です。そこで、生徒同士が声を聴いたりできたらいいなと思い、出席番号1番の生徒からしりとりをしました。なかなかみんな楽しそうでお互いに元気な声を聴くことができて安心できたのではないかなと思いました。このあともオンライン授業が続きますが、不安な時に、顔をみて励ましてあげるのが担任の役割かなと思っています。