日: 2024年7月9日

お子さんと一緒に 出会い つながり 学び合いませんか?

こんにちは、大阪大会で保育担当の黒木です。現在2歳半の息子を育てながら、職場では育児時短勤務で働いています。

「小さな子どもを育てているなかでこそ、職場や家から一歩出て、同じ空間でともに学びあいたい」
そう思ったきっかけは、私自身の2年間にわたる育休中の経験にあります。

家にいたとて楽じゃない!
 育休中は24時間、息子と過ごす毎日を過ごしていました。朝起きて、あるいは前日の晩から「さて、どんな一日を過ごそうかな」と、天気や子どもの体調、用事の有無と照らし合わせながら考えます。当時は息子との贅沢な時間を満喫していたつもりでしたが、保育園に通うようになった今、そんな毎日にも実はプレッシャーを感じていたことに気づかされています。
 特に、TVやYoutubeに子守りをしてもらうことへの罪悪感は、子育て中の人なら誰もが抱いたことがあるはずです。「あ~今日はいつもより長く見せてしまったな…」という自責の念を少しでも払拭できるように、天気のよいときや用事を作っては、外に出かけるようにしていました。当然、私の気分が乗らなくて、一日家のなかで過ごす日もあります。でも、そういう日は決まって体力を持て余す息子。結局、外の空気に触れることが私自身のリフレッシュになっていることに気づかされ、「やっぱり一日に一回は外に出よう!」と心に誓うのです。

子育てを通して見える世界が現場と交差する
 学びの場に足を運んでほしいと思うのは、日々の育児のなかで教育の原点的なものに触れる機会が多いからです。当たり前のことなのですが、子どもと触れ合っていると、その成長過程で多くの気づきがあります。例えば、私は英語の教師なので、言葉を発する前の乳児が手振りや視線で必死に意思を伝えようとすることや、言葉を聞いて理解できても、それを自分の口に出せるまでには相当の時間と勇気がいるとわかったことは、生徒に第二言語を習得させる上でとても大切な視点でした。
9年前にはじめて参加した大阪大会の一般分科会で、私が定時制の生徒との関わりについて報告したときも、子育て中の参加者からの助言に、なるほど、と大きくうなずいたことがあります。成育過程において他者との関係性が希薄だった生徒が、うまく自分の思いを伝えられないときに、「○○くんの言いたいことって、こういうこと?」と代弁してみては、とのアドバイスでした。小さい子どもとの日常的に欠かせないやりとりから生まれた、子育て世代ならではの意見として、忘れることなく今も胸に刻んでいます。

大阪大会 保育の魅力
今大会では、「つながりひろがる“循環型の子育て相互支援”の社会」をめざして、京都市内を中心に子育て世代のさまざまなニーズに応えてこられた、『NPO法人京都子育てネットワーク』の保育スタッフの方々にお越しいただきます。

赤ちゃんと一緒に過ごせる、「安心できる居場所」との出会い、そこに集う「子育て仲間」と出会い、子どもの「遊び仲間」ができる。仲間と一緒に支え合い・学び合う時間の中で「誰かの役にたつ」経験は、お母さん・女性としての確かな自信へ 
(法人HPより)

大阪大会がまさしく安心できる居場所となり、出会い、仲間づくりの場として実り多きものになるよう、保育スタッフの力をお借りしながら実現していきたいと思います。
(もちろん、お父さんがお子さんと一緒に参加し、お母さんに自分の時間をプレゼントするのも、素敵だと思います!)
  託児場所では、おもちゃやおむつ替えスペースも用意する予定ですので、おでかけグッズをご持参の上、お越しください。

 保育の申し込みは、7/15(月・祝)までに大会申し込みフォームより受け付けます。お申込みいただいた方には、こちら(2024osakataikai@gmail.com黒木)からお子さんの年齢や人数などの詳細をお聞きします。
 職場やお近くにお住まいの方にも、ぜひご案内ください。お待ちしています!

1カ月を切った、高生研大阪大会! ゲストが「〇〇すぎる!?」交流会

今夏、8月2日~4日まで大阪商業大学で開催される、高生研夏の全国大会。鈴木大裕さんの記念講演会から様々な分科会が開かれます。毎年、自然発生的に開催されている交流会ですが、今回は入念な下準備をしている交流会があります。その交流会では、「ゼータクすぎる!?」「すごすぎる!?」「飲みすぎる!?」などなど5人のゲストをお招きし、「講演会」ではなく「交流会」をコンセプトに準備を進めています。ゲストを囲み、楽しくお話しをきき、語り合い、そして食べ飲みしましょう、という企画です。

交流会のテーマ;「教育」で地域をつくる/学校現場の声が伝わる

<ゲスト紹介(※以下は各ゲストに一番「近い」実行委員メンバーからの紹介)>
・梅北瑞輝さん
多くの学校が「東大(進学)」「甲子園(部活)」「しつけ(厳しい指導)」のどれかを特色としてめざしているなか、梅北さんの勤務校(飯野高校)では、学校玄関に大きく「探究」の実績。その中心として「探究」分野のパイオニアとして全国的に有名、また、「一般社団法人えびのびと代表理事」「地域みらい留学理事」「えびの市企業支援センター起業家応援団」など、地域在住在勤者としてさまざまな顔で学校の内と外とを「つなぐ人」です。

・鈴木大裕さん
アメリカの大学院で学んだ教育研究者が、突如地域おこし協力隊員としてやってきたのは高知県土佐町。銘酒「桂月」醸造の地で、『日本の教育の未来を考え飲んで語り合う合宿』を連続開催、その後、土佐町議に立候補し2期連続トップ当選した。大裕さんの目ざす「教育を軸としたまちづくり」の現状と未来は? 新自由主義への対抗軸=「土佐町モデル」を描く実践をもとに、参加された皆さんと意見を交わします。

・久保敬さん
元大阪市立小学校校長。コロナ禍でオンライン授業をせよという当時の松井大阪市長からの「お達し」に対して、それに振り回される立場の現場校長として送った「提言」が大きな波紋を呼びました。朝日新聞での連載記事とそれをまとめた「僕の好きな先生」でも有名ですが、連休中に映画『阿賀に生きる』関連のイベントで新潟に行った時に、久保さんがいたのは驚きました。伝説の「超腹話術」も必見!

・榎原佳江さん
大阪の府立高校で教諭として勤務。その授業は「ユニーク」かつ「大人になっても忘れない」と評判です(元教え子談)。また、「スクールボイスプロジェクト(SVP)」の理事として、教職員の声を「見える化」したり、教職員の対話やつながりで学校や社会をより良くするため活動中。メディアにもたびたび出演されていますが、face to faceの交流会だからこそわかる、榎原さんのパワフルさ・行動力・人間的な魅力に刺激を受けること間違いなし!!

・佐藤功さん
33年間の大阪府立高校教員時代、高生研大会でも報告された「車イスMAPづくり」や主権者教育など「ひと・もの・こと」をつなげる実践多々。その後、大阪大学教員として5年間、西日本豪雨の復興支援をきっかけに、地域と複数大学の教員・学生で連携し、「消滅予告」されたまちで探究型教育によるまちづくりを行っている。復興支援日本酒『緒方洪庵』プロジェクト等の語りに乞うご期待。本交流会はじめ、隙あらばオモロイこと企画中。

 上記、紹介文からも今回の交流会のゲストが豪華すぎることが伝わってくると思います。今回の交流会の趣旨は、エライ先生方のお話しを有難くいただくということではなく、ゲストと参加者が、お互い顔の見える距離で語り合おうというものです。
現段階では全体会会場(大阪商業大学)近くのイタリアンレストランを貸切って飲食付きでやろうと考えています。今回の交流会は、ゲスト5人と全国から公募中の「実行委員」10人、そして申込者(事前申込枠10名、当日若干名)で行いますが、あくまでも「交流会」であるということをご承知ください。交流会の会費は、時価(飲食、謝金込みで5000円程度を想定)となります。続報は、「高生研HP」の「大阪大会応援ブログ」にてお知らせしますので、ご確認ください。また、高生研全国大会への参加申込(1日でも可)が当交流会参加の必須条件ですので、必ず高生研全国大会への申込を済ませてから、当交流会への参加申込を行ってください。

※当交流会「実行委員」全国公募中~taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jpまで(手間ヒマかかるけど、一番オイシイのが実行委員)
※事前申込Google Formsで受付中!
 8月1日(木)締切。ただし定員に達し次第終了。どうぞお早目に。
https://docs.google.com/forms/d/1mInmbAttag6lm_CON5s7yduUWJQNfwcDZZ6EhYngtRQ/edit

当交流会参加申込QRコード → 

大阪 富永