カテゴリー: 東北から

宮城からこんにちは

昨日、大会グループでは現地熊本のスタッフとともにZOOM会議を行いました。青森、静岡、滋賀、茨城、熊本と全国の方と顔を合わせ、話し合いをすることができました。まだ、不慣れなネット環境で戸惑いを覚える方もいましたが、今後の高生研の取り組みに明るい希望を感じました。今回はレポーターのひとりだった、宮城のAさんも参加。新卒4年目なのに、機関紙208号の実践記録を読んだ方も多いかと思いますが、素晴らしい若者です。彼女から現在の近況が届きました。

初めまして。仙台市の中学校で働いています。大学時代の友人の恩師が高生研に所属しているということで、友人に青森大会に誘ってもらって以来、高生研の先生方にお世話になってきました。 青森の吉田先生から、ぜひ学校の近況を教えてほしいということでお話をいただき、投稿させていただくことになりました。 私は初任3年を終え、この春から新しい学校で働いています。 仙台市は4/8に始業式、4/9に入学式を予定していましたが、4/6に学校再開の一週間延期が決定。延期している間の4/13に、授業再開はGW明けにし、始業式・入学式のみ実施することが決定。予定していた配布物に加えて休校中の課題を用意することも指示され、大量のプリントを用意して一人一人封筒に詰める作業も終わり、あとは翌日の始業式を迎えるだけ…という段階でしたが、4/14(つまり始業式前日)の夜21時半ごろ、始業式と入学式もGW明けまで延期されることが市長により発表されました。 この決定の遅さは市議会でも批判が殺到したそうです。 二転三転する指示、加えて生徒の顔を見ることができないという現状で、現場の先生方は疲れ切っている印象です。 ちなみに春からの勤務校では、始業式の前日にクラス発表のみ行っています。昼過ぎ頃に昇降口に掲示し、30分ほどで全員帰すという方法です。4月になってから初めて生徒が学校に来た日でしたが、始業式の前日だったために着任者である私は生徒の前に顔を出せず、少し切ない気分になりました。 初任校は着任時は全校生徒1200人、途中で新設校との分離を経て、現在では700人程度の大規模校だった一方、 春からの学校は全校生徒120人強の小規模校です。 1クラス19〜25人程度、2つの小学校から集まっていますが、その規模の小ささから、生徒はお互いのことをよく知っているようです。 山の近くの団地にある学校で、全生徒の4分の1程度が就学支援を受けており、家庭環境が複雑な生徒も多いそうですが いわゆる問題行動や大きなトラブルは少なく、「話を聞いてほしい」という類いの生徒指導が多いと聞いています。 人数が少ないからこそ、 お互いのことをよく知っていて、トラブルに発展する前にうまく対処できているのか それとも、人数が少ないがために人間関係が壊れるのを恐れ、生徒同士で本音が言えず、我慢して過ごしているのか 果たしてどちらなのか、早く生徒の様子を見たいと思って過ごしていますが… 職員室の雰囲気が後者に近いので、おそらく生徒同士の人間関係も同じようになっているのではないかと考えています。 この春からは予想外の副担任となり、担任ができない物足りなさを感じる一方、念願の生徒会担当になることができたので 小規模校であることを生かし、様々なチャレンジをしていきたいと思っています。 熊本大会は例年と同じ形では開催できませんが、形は変わっても、多くの学びを得られる場になればと思っています。

桜祭りもねぶたも中止

青森の吉田です。

青森はしばらくコロナウイルスの感染者がいない県ということでありましたが、あっという間に10名を超えました。八戸、青森、十和田と広がりを見せています。

青森市では4月から小中学校が授業再開となっていましたが、その直前に青森市で感染者が見つかり、現在、小中学校は休校です。しかし、高校は授業を行っています。また、特別支援学校も授業を行っています。保護者の中には、登校させるのが不安であることから、生徒を登校させない高校もあるようです。また、特別支援学校では、不安の声が教職員から出ています。

中学校でネットを使っての授業の取り組みがニュースで流れていました。

皆さんの学校、地域ではどのようになっていますか。青森は弘前桜祭りが中止になりました。弘前公園そのものが封鎖です。また、ねぶた祭りも中止。

今、私たちがするべきことは何か。学びとは何か。大きく問われているのではないでしょうか。 皆さんの声をこの応援ブログに是非、載せてください。 

さつき沼ビオトープ プラスアルファ 酒田さんより

今、学校で取り組んでいるビオトーププロジェクトの一環として、試験的にメイプルシロップ作りに取り組む事になりました。

舘野公園には楓の大木がたくさんあります。これからメイプルシロップを作って商品化しようという訳です。

今日は天気も良く、気温は10度くらいまで上がりました。とりあえず学校の楓の木でやってみることにしました。残念ながら生徒がいないので、先生たち数人で始めました。

およそ2リットルの楓の樹液を煮詰めて40ミリリットルのメイプルシロップができました。50分1に煮詰めたことになります。最初は強火でも大丈夫ですが、最後は一気に煮詰まるので火加減が難しいということが分かりました。危なく焦がすところでした。
鍋の残りを舐めてみましたが、感動的な美味しさです。 (酒田)

酒田さんの務める高校の地区はメイプルタウンと呼ばれています。でも、道の駅で売っているメイプルシロップはカナダからの輸入品とか。自然の中で生徒が学ぶことは多いはず。そして、自分たちの住む町の素晴らしさを自分たちで見つける取り組み。酒田さんの実践は今後、ますます発展しそうです。こうご期待。

さつき沼ビオトープ化プロジェクト その1

青森高生研は2月8日(土)9日(日)に第100回研究集会を行いました。初日のレポート分析は酒田さんの総合学習の探究の時間に行った「さつき沼ビオトープ計画」。高校生活指導にも掲載している内容です。

レポート発表は、数年後に閉校が決まっている県立高校における「総合的な探究の時間」(以下「総探」)を使った地域貢献の取り組みについてであった。報告者の酒田氏が中心となり、一学年の生徒たちは高校の近くにある沼のビオトープ化プロジェクトを始動した。彼らは、動植物の採取や観察による生態系の調査を行い、ビオトープ化の具体的プランを作成し、調査結果やプランを様々な場所で発表した。このプロジェクトは、その過程で他の教師達や専門家、町の理解と協力を得て遂行されてきた。教師が学校の外の世界ともつながり、様々な人たちを巻き込みながら、子どもたちが地域社会に主体的に参加する場を作り出したダイナミックな実践だった。写真に写る生徒たちの熱心に作業に取り組む様子、満足そうな顔が印象に残っている。この実践は、多くの学校で試行錯誤している「総探」の素晴らしいモデルを示しただけでなく、地域の高校の存在意義という点で、強いメッセージを発している。上級学校への進学希望者が少ない地域の高校において、学校は生徒たちにどんな場を提供できるのかということを深く考えさせられた。

酒田さんの実践は現在も続いています。ビッグニュースも飛び込んできました。そのお話はのちほど。

各県における実践についてのブログ掲載もお待ちしています。