静岡大会 基調発題『なめられる』教師が教育のあらたな地平をひらく

  • 高生研全国大会が始まりました。今日8月5日は全体会。基調発題をもとに話し合いを深めます。①新自由主義に対抗する『なめられる』教師②ケアの相互応答からケアの伝播へ③ケアから自治へ④協働をつくり、ケアが必要な者が放置されない社会へ これらをキーワードに話し合われます。 あなたはなめられる教師をどう考えますか?

静岡でお会いしましょう。

いよいよ明日から高生研静岡大会が始まります。

今年から応援ブログを担当しましたが、なかなかブログ原稿を集めることができなく難儀しました。

でも、ここ数日は一般分科会の担当の方から何本も応援ブログの原稿をいただくことができました。

明日から8月8日まではパソコンを使用することができませんが、8月9日以降、大会に参加した感想をいただけるとありがたいです。

メールマガジン、FACEBOOK、メール等で大会情報を流していますが、双方向の伝達手段にはなっていないように感じています。これからの応援ブログについて、大会期間中に多くのご意見をいただければと思っています。

また、写真やイラストなども多くいれる必要があるのかなと感じています。

全国から静岡に集まるのですから、学びとともに静岡の素晴らしい景色・食・伝統などにも触れてみたいものです。

昨年の夏休みも静岡を訪れました。

静岡県庁別館21階富士山展望ロビーは無料で、静岡市内が見渡せます。運が良ければ富士山も見ることができます。:【平日】4月~12月8:30~20:00、【土日祝休日】4月~12月10:00~20:00、

静岡おでんも再び味わいたいものです。

静岡に来たら会いましょう

静岡に来たら飲みましょう(冷たいお茶も美味しかったです)

皆さん、三日間の静岡での大会を盛り上げていきましょう。

ブログ担当

青森高生研 吉田 雅浩

追伸 昨日のブログで紹介した機関誌の中の特集記事「部活動」に執筆しました。部活動についてはいろいろな意見があると思います。大会期間中にこのことで交流できればと思っています。また、スマホからも応援ブログに記事を書くことができるようです。大会期間中の様子をアップできるかやってみたいと思います。

「初の3年担任③」

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。うちの学校では7月20日に終業式がありましたが、その日から三者面談がスタートしました。1日平均6~7名です(+保護者)。翌日からは夏季講座partⅠが始まり、7月31日にようやく三者面談と夏季講座の前半戦が終わりました。少しホッとしてますが、生徒たちも大変だったと思います。夏季講座中は、連日の最高気温が33~34℃で、最低気温でも29℃という暑さが続き、なおかつうちの学校はエアコンの効きが悪いので、生徒たちから「なんで進学校なのにクーラー効かないんだ!」とか「学校がこんなに暑いなら、夏季講座来たくない…..」との愚痴も聞かされました。それでも、ほぼ全ての生徒たちが毎日講座に出席してました。えらいなぁ….

さて、時間を少し遡って7月14日のバレーボール大会報告。会場には朝早くから生徒たちが

集合して(うちのクラスの生徒も)、パスやレシーブの練習をしていました。三年生なので、「高校生活最後の球技大会・後輩たちには負けられない」ということもあり、男女共に気合い十分でした。

男子はスポーツ万能な子が割といたので、「ひょっとしたら優勝するかも?」と内心思ってましたが、惜しくも予選リーグで敗退しました。女子は、体育系の部活(バレー・バスケット・バドミントン等)をやっていた子が揃っていて、順調に予選を勝ち進み、決勝リーグへと進出!でも、準決勝で負けてしまいました。ただ、男子で優勝したのが同じ英語科クラスだったので、そのクラスが

優勝した時には歓喜の輪に入って一緒に喜んでいました。

この子たちが卒業するまで、これから色んな事が起こると思います。いつか、その報告が出来たらいいなと思います。

いよいよ全国大会が始まります。みなさん、静岡で会いましょう。それでは。

(7月9日。教室前廊下にて。)

機関誌、新刊も到着! 大会会場で手にとって

高生研機関誌新刊、204号が完成しました。夏色よろしくエメラルドグリーンの装いです。

中身は「ここが楽しい!教師の仕事(特集1)」「今、部活動をどうする?(特集2)」という2ほんの特集、静岡大会基調発題最終稿。
教師が現場と向かい合いその自前の教育をどう切り拓くのか、考える材料が満載です。
私などは部活動の問題に関心があったため特集2は興味深く読んでます。名古屋大学の内田良さんの寄稿も得ていて、あらためて広い視野で考えられるように思います。
間もなく始まる静岡大会では、この204号をはじめバックナンバーも多数、書籍販売で取り扱われます。
大会準備に大忙しの静岡高生研ですが、毎年出し続けている実践記録集も新しく全国大会記念号が出来ているようです。
これらの書籍が一同に揃う静岡大会は間もなく開催です。
高生研大会グループ 安藤

一般分科会8 HR「文化祭づくりの中で起きた女子どうしのトラブル」分析に向けて

(1)実践記録の特徴

前半は、文化祭での「アジアン風お菓子屋さん」の取り組みを通してのHR集団づくりの指導。 2人のリーダー理沙と友那の活動を軸に、彼女らを取り巻く活動的な優香、美優、ドアンらが絡む(問題の種も蒔かれる)。販売活動の中心だった友那の文化祭2日目は「開店しない」という決定をめぐって、再討議が行われる。

後半は、文化祭の取り組みと修学旅行の部屋割りをめぐる優香と理沙、沙紀、夏美のトラブルを解きほぐし、一定の和解に至るまでの親密グループの指導。優香は、自分が考えた装飾のアイデアを理沙に横取りされたと感じ、また彼女を裏で攻撃したことをクラスに知られたと思い、学校に来れなくなる。また修学旅行の部屋割りで、人間関係の好き嫌いを不用意に出してしまったことから孤立する。

(2)分析のねらい

文化祭指導に頭を悩ませる担任は少なくない。そもそも、文化祭を通じて何を指導するのか、何を持って「文化祭の成功」とするのか、その観点が曖昧なことも多い。そこで高生研らしく議論を進めるために、文化祭を通じて、石田実践記録の中から「リーダー」「活動グループ」「話しあい」をどう指導したかに着目したい。…中略…

後半、石田さんは、4人の女生徒のトラブルを丹念に解きほぐし、一定の和解と謝罪にまで至っている。「いつも大切に思っていたことは、生徒に寄り添いながら生徒のホンネを引き出そうとすること。該当生徒との対話や話しあいを行う中で解決策を見いだしていくことであった。このやり方であると、苦にならず逆に楽しみながら対応できた」という。その柔軟さ、生徒とともに困難をも楽しんでしまう姿勢は、生活指導教師の面目躍如である。

だが、なぜ、4人の亀裂をここまで修復できたのだろうか。石田さんのねばり強い指導はもちろんだが、文化祭を通じての4人それぞれの成長が、修復に踏み出す勇気や見通しを獲得させたのではないだろうか。4人それぞれの側からこの修復の持つ意味を考えてみたい。

(3)分析の柱

A.議論前半

①理沙と友那がリーダーに成長していく場面をさがしてみる。2人のリーダー性にはどんな違いがあるか、分析してみる。

②優香、美優、ドアンが頑張っている場面をさがしてみる。それらを通じて、どのような関係が生まれたかを想像してみる。

③友那の「明日はやらない」を受けた翌朝の「話しあい」のよい点と問題点を明らかにしてみる。

B.議論後半

①優香と理沙は、修復を通じて、それぞれどのように成長したのか(しなかったのか)

②優香と沙紀は、修復を通じて、それぞれどのように成長したのか(しなかったのか)

③ ①と②の修復に関わって、あなたが担任ならどんな指導言を考えるだろうか。

 

多くの方の参加をお待ちしています。           (大阪 井沼淳一郎)

一般分科会2 HR「ある学級における、学級づくりのあゆみ」

重い障害を持ったS君のいるクラス。他にも数人発達障害を持った生徒がいる。

山本先生は生徒たちをつなごうと、楽しくみんなが参加できるHRづくりを行う。

と同時に生徒の不満や声を丁寧に聞き取りつなげようとする。

しかしS君の世話をしていたH君がS君へ暴力事件を起こす。

山本先生は学年団の支援を元にH君の不満を聞き取り、S君への対応に当たる。

一方文化祭は企画案を丁寧に議論し、クラスとしても楽しめる企画と

なった。S君はごみ捨てでクラスに貢献できたと喜んでいた。

発達障害の生徒へのケアと成長をHR集団の成長とつなげ、

どうように指導していくか、醍醐味のある報告です。

是非ご参加下さい。

 

     運営委員 森 俊二

一般分科会6 生徒会「スノーフェス~新設”冬の遠足”の取り組み~」

「昼間の定時制にいます」と自己紹介すると、大概怪訝な顔をされます。 「定時制?昼間?どっち?」という質問に「定時というのは決まった時間内に必修授業が組まれる形態のことで、就学時間は関係ない」と説明するのですが、一般に定時制は夜間にやっている、というイメージが強く、私や、報告者の長谷川さんの勤務する昼間定時制の意義や役割はあまり理解されていないように感じます。 単位制で自分のペースで学習ができ、全日制のような厳しい校則がなく、教室にいる人数も少なく、多くの高校生が通う昼間の時間帯に通える「昼間定時制」。集まってくるのは、中学まで不登校気味で学校での経験が薄い子や、発達に問題を抱えていたり、知的に遅れがあったりする学習に困難を伴う子、家庭環境に不安を抱える子など、なにかしら心に影を落としている生徒たちががほとんどです。そんな彼らだからこそ、高校という場でしか得られない学びを存分に身に着け、たくましく社会を生き抜くよすがにして欲しいと、教師は強く思っているのですが、実際には「学ぶからだ」ができていなくて、なかなか染み込んでくれない、というのが現状です。生活に不安があったり、人間関係に疲れていたり、使われていることばの意味さえわからなかったりすると、高校の学習どころではないのも仕方がないという気にもなります。学びの前に立ちはだかる、一般的には見えにくいさまざまな障害。それを超える「からだ」を作るために、長谷川さんが取り組んだのは、生徒の思いから始まる行事づくりでした。 「行事を通して生徒は成長する」という実感が、生活指導教師にはあります。しかし、「行事精選、学習時間確保」を謳う多くの同僚に、その感覚をどう伝えれば理解されるのか。「行事」の何が「生徒の成長」につながるのか。感覚だけではなく、ロジックとして提言できれば、もしかしたら、9月からの学校が少し変わるかもしれない。(個人的な思いですが)そんなロジカルな「行事論」「生徒会論」に迫る実践分析を目指したいと思っています。

一般分科会6 運営担当 伊藤香織

一般分科会3 「したがわせる教育から自他の声に耳をかたむける教育へ」

「去年のクラスは割とうまくいったのに、今年はなかなか・・・」

「的確な指導(指示?)のできる先生を生徒は求めているのでは?」

「私は、生徒になめられているような気がする」

「学校の管理的な雰囲気に飲み込まれそう」

「生徒との距離が取りづらい」

そんなことを1つでも考えたことのある方は、ぜひこの分科会へ。

 

報告者の東山さんは、転勤後すぐに1年生を担任します。そのクラスは、東山さんの指導方針をおおむね受け入れ、東山さん自身もなかなかいいクラスになったかなと思っていました。

そして2年目、誰も引き受けたがらないある生徒をクラスに迎え、なかなか彼女との関係が取れません。また、1年生の時に「強い指導」「引っ張てくれる担任」を経験した生徒たちが、東山さんを「なめている」様子。学校は、管理主義的雰囲気が強く、生徒たちも表面法はおとなしくしたがっているように見えます。でも、そんな雰囲気になじめない生徒も出てきます。

東山さんもいろいろ悩み、考え、生徒への接し方を工夫します。そして、生徒たちは・・・。

管理主義的な雰囲気の強い学校で、どうすれば「アメとムチ」ではない指導が生徒に届くのか、参加者で考えます。で、報告者・参加者とともに打開の方向を探りましょう。

静岡でお会いしましょう。大会開催まであと10日。

高生研大会応援ブログをご覧の皆さま

1学期も終わり、少しほっとされていることと思います。

さて、全国大会も、開催まで、あと2週間を切りました。

今年の全国大会のテーマは「『なめられる』教師が教育の新たな地平をひらく」です。

いま学校は、生徒をしたがわせなければならない、なめられてはいけないという強迫観念にとらわれてはいないでしょ うか?

1日目の全体会では全国大会のテーマと同名の基調討論発題をもとに討論が行われます。この基調討論発題のサブタイトルは「『ケアの倫理』に導かれる自治実践を構想する」です。

ケアの倫理とは、生徒のひそやかな声に、そして自分自身のひそやかな声に耳を傾けることだと私は思っています。声にならない声を聞くこと、そこからしか自治は始まらない

ような気がしています。そしてそのようにして教育の新たな地平をひらいていけるのではないかと思っています。全体討論で深めていきましょう。

2日目の一般分科会は、若い先生からベテランまで、生徒をどう育てようとしたか、困難な学校で何をしてきたか、生徒会の指導をどのようにおこなってきたか、グループの授業をどう取り組んできたかなどが語られます。

3日目の問題別はアクティブラーニング、学校づくり、ケアの倫理について深めます。困っていることを相対化するワークショップもあります。

こんな教育でいいわけがないと感じておられる先生!職場でしんどいなと思っておられる先生!とにかく、みんなで 集まって、語り合いましょう!そしてじっくり考えましょう。18歳を市民に。生徒たちを市民に育てたい。そんな教師が、全国から集まる全国大会です。このような場に集うことが、いまほんとうに大切なことだと思うのです。

是非ご参加ください。

申し込みは、申し込みフォームから、詳しい内容は、公式案内をクリックしてください!

2017.7.27 高生研代表 藤本幹人

「トラブルメーカーY子に担任の私が伴走して」(一般分科会HR)

運営担当 池上 聡一(鳥取高生研)

「『安心して言いたいことが言えるクラスにしよう』と伝えた学級開き。そこで出会った嘘つきで攻撃的なY子。関わりの中で父親に自尊心を傷つけられている背景を知る。嘘つきは傷つきの裏返しだという発見、何もできない私への焦りを経て、何もしないが伴走することで見えてきたこと。」

これは、大会リーフレットに掲載された、浦和さん自身の文章(実践紹介)ですが、報告の中に、「顔はにっこりしていたと思うと、般若のような顔つきになる。とにかく(Y子は)顔がコロコロと変わる、」といった記述も見られます。

「父親に自尊心を傷つけられている」Y子の現実が、嘘や攻撃性という形の自己表現につながっているのではないか、というのが浦和さんの直感です。そして現実に、クラスメートへのいびつな自己表現、いびつな関わりは、さまざまな問題を引き起こすのですが、この事例・実践は、参加者にも様々な問題を突き付けてきそうです。例えば・・・

①Y子との関係の中で「傷つけられた」と訴える個人を守り、安心していられる居場所をつくる(安心して居られる関係性ができるよう励ます)にはどのように実践していくべきか。

②Y子が直面していると考えられる現実(虐待され自尊心を傷つけられている現実)を踏まえて、「いびつな関係づくり」を乗り越えていけるよう励ますにはどうすればいいか。

③このような虐待を疑われる事例において、保護者をどのように把握・理解し、どのように関わっていくべきか。

④学級の公的な活動の場で問題があふれ出した時、どのように対処していくべきか。傷つけられた子どもにとって学校は解放と癒しの場になりうるが、生徒同士が対等平等の関係を築いていくために何ができるか、等々。

報告を一緒に分析・検討することで、生徒の様々な現実だけでなく、実践の道筋・ヒントが必ず見出せると思います。ぜひ、ご参加ください。

 

わたしは ダニエル・ブレイク か? その④(最終回)認知の壁、自分の壁

堂々庵

この連載の各タイトルに「○○の壁」という言葉を付けてきました。養老孟司さんの影響なのかもしれません。(『自分の壁』という新書も出ています)
私が書きたいと思ったことは、人それぞれに物事に対しての感覚のズレや認知する違いがあることです。そして、そのズレをいかに埋めるかについて考察したいというものです。

難しい話になることを恐れず語ります。
脳科学のおいて「人は<自由意思>を持つか」という研究が進んでいるそうです。<自由意思>とは、自分の考えで行動しているといいきれる状態を意味します。この研究の脳科学の分野での一定の結論として、外的要因によって行動が決定づけられているといわざるを得ない状況、つまり自身の意思で行動を決めているとはいえないとしているそうです。いってしまえば<自由意思>はないようなのです。
「自分の意思で自分の行動を決めているつもりだったのに、そうではなかったら自分の存在とはいったい何だろう?」などと考えてしまいそうですが、そこはちょっと置いておきます。
ここで、違う側面について考えてみました。
「なぜ人間は社会をつくっているのか?」ということです。社会をつくらなければ生きられない動物なのではないかと考えてみました。たとえ(仮に)<自由意思>がなくとも社会を形成している人間であることは間違いないと思ったからです。

高生研では、<生活指導>を「生活に指導される」という意味に位置づけ、個人や集団の関係性に注意深く考察する中から研究、協議を行っています。ここにある「生活」という言葉を社会の関係性の中でどう生きるかという意味でとらえてみると、人々が形成する世界においてその諸相を分析し新たな関係性を再構築するために、あらゆる局面で生活指導の観点が有効であるように思うのです。この連載でも取り上げた、ダニエル・ブレイクの「福祉国家」についても、また、学校現場、さらには行政サービス窓口やIT・ネット社会との軋轢に対して見過ごせない観点を示しているように思うのです。
改めて自分の周りを見渡すと、「最近、Eメールを開けるのが億劫になった。」と感じている人が多くいるのではないでしょうか。今から10年ほど前はメールのやりとりを大切にして頻繁に行っていたのに、今はPCが重くなって困っているとか・・。PCが調子が悪くなって、その後メールを見る環境が変わってトラブル続きとか・・。
ブログの担当だったので分かるのですが、以前はふつうにできていたメールでのやりとりがまったくスムーズではありません。まるで刺激に対して飽きが来たようなあるいは抗体ができているような感じですらあります。簡単なメールでの意思疎通でも返ってこなかったりしっます。私は一種の「(物理的・人的な)システムの老化」みたいなものだと思っていますが、そう考えると、それらのアクセスをよりスムーズに行うためにはより多くのエネルギーが必要になるのです。(こう考えるのは私が生活指導に依拠する人間だからではないかと思います。)

ダニエルは最後に心臓病が悪化して、社会のセイフティーネットに抱かれることなく死んでしまいます。映画を見るとやりきれない気持ちになる反面、それで終わりではないという闘志のようなものが沸いてきました。「わたしはダニエル・ブレイクか?」と、映画のタイトルを疑問形にしたのは、2つの意味を持たせようとしたからです。「何があっても社会と関わりを持っていこうとするダニエルのようにあるべきだ!」というものと、「死んでしまうような立ち振る舞いでダニエルのように自分を追い込んでいっては元も子もない!」というものです。
はっきりと言えることは、止まっているのではなく前に進もうとする自分を常に問い続けたいという思いを込めてつけたタイトルのでした。

この世界で起こっていることは、目の前の社会とつながっていることです。
静岡大会まであと20日を切りました。是非大会にお越し下さい。

問題別分科会3 「ケアの倫理」と「コミュニケーション」から実践の課題を探る

問題別分科会3の運営を担当する藤本幹人です。すでに報告者の内田理さんから、この問題別分科会のねらいが当ブログに投稿されていますが、そこで触れられているハラスメントについて少し書きます。

 

セクハラ、パワハラなど世の中はハラスメントという言葉であふれています。ハラスメントは学校現場を見るひとつのキーワードであるように思います。

 

それでは、ハラスメントとはなんでしょうか。辞書で引くと、いやがらせと出てきます。内田さんが参考にする『ハラスメントは連鎖する』(安富歩)の説明によると、ハラスメントは、単なるいやがらせではなく、継続しておこなわれる一方的な意思のおしつけです。しかもその一方的なおしつけという意図は隠されているという特徴を持っています。

それは、もっともらしい理由をつけておこなわれることによって、一方的な押しつけであることを隠します。

たとえば、提出期限を守れなかった場合は、その日のうちに家に取りに帰りなさいとか、成績が不十分な場合は、大量の欠点課題を夏休みにやってもらいますなどというような場合、これは、あなたが将来、提出物に遅れない人間になるために、勉強をしっかりやる人間になってもらうため、つまり、あなたのためを思ってやっているのです、というようにです。

 

これらのかかわりは、一見、やり取りがあるように見えますが、コミュニケーションは不在です。

それではまっとうなコミュニケーションとはどういうものでしょうか?また、まっとうなコミュニケーションと学びはどういう関係にあるのでしょうか?安富氏は、まっとうなコミュニケ―ションとして次のような例を挙げています。

 

昼寝から少年が起きたとき、すでに花火大会は終わっていた。翌朝少年はぐずり始めた。母は尋(たず)ねた。「何が悲しいの?花火が見られなくて残念なの?」。少年は何かを考えていたが、しばらくすると再びぐずり始めた。「お姉ちゃんと一緒に行けなかったことが悲しいの?」。少年は再び何かを考えていたが、しばらくするとまたぐずり始めた。「出店(でみせ)でおやつが食べられなくて悔しいの?」。少年はそれまでとちがう反応をした。「そうだ。僕は悔(くや)しいんだ。寝過ごしてしまった自分が悔(くや)しいんだ」。悔(くや)しいという言葉をきっかけに少年は、これ以上、ぐずることがなかった。

 

このように、他者(この場合は母)の力を借りながら、言葉を介して世界に対する自分の情動反応を探(さぐ)り当て、自分の文脈をつくりあげる営みこそが「学び」であり、そのような学びを生み出すやり取りが、まっとうなコミュニケーションだと安富氏は言うのです。

(滋賀県・藤本幹人)

 

静岡大会、7/12(水)現在の参加申し込みの状況です。(受付担当より)

現地の静岡から大会の参加申込状況の連絡が届きました。(7月12日(水)現在)

参加申込み数 72

スタッフ希望 8(学生4名、教員4)

参加数 8/5()65名、8/6()66名、8/7()54

8/6弁当希望 58

くれたけイン宿泊数 8/5()40名、8/6()35

保育希望 なし

  もう一息、めざせ100名。

引き続き、参加組織をそれぞれでよろしくお願いします。(現地受付担当より)

日本列島、北から南まで暑い日が続いています。

暑さに負けぬように、明日の元気と勇気をもらうために、

静岡大会に仲間と一緒に参加しましょう。

ブログ担当

本日33℃の青森から

吉田

 

問題別分科会 2 「いまの学校にもうひとつの在り方をひらく」

本分科会では、教育学者・里見実さん、早川さん、酒田さん、

3人の報告を受けて、今の学校の当たり前を問い直します。

いまの学校に、生徒・教師・保護者や地域の人々の参加を促すことで、

学校のもう一つの在り方がひらかれると思います。

それは、教師がちょっと視点を変えて目の前の生徒や出来事に対することだと考えました。

参加者それぞれの「もう一つ」が紡ぎだされる分科会にしたいと思います。

ぜひ、ご参加ください。

望月一枝

「初の3年担任②」

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先月末から今月末にかけて、期末テストの作成・採点、そして成績処理がようやく終わり、少しだけホッとしてます。これからは一気に学期末モードに入りますが、夏休みになると今度は夏季講座と三者面談が始まります。用意する教材や生徒の志望校の資料等、情報が多くてオーバーフロー気味ですが、踏ん張ります。

さて、前回の続き。始業式での2・3年生担任の発表。僕は5組担任です。1組担任から順に発表されていって、その度に大きな拍手がわき起こりました。4組の時も大きな拍手。「3年5組、照屋淳先生!」……歓声と大拍手!.よかった!…..クラス開きのLHRは30分程度(だったと思う)しかなかったので、今後一週間の予定説明・配付物、そして午後からの卒業式に向けた清掃分担を決めるのが精一杯でした。しばらくは男女共に近しい仲間としか関わってませんでした。その後、4月末に遠足がありました。ビーチでの学級レクと学年レク、そしてBBQを通して、男女の距離が少し近くなりました。そして6月中旬の文化祭。4組とうちの5組、最後の英語科として、2クラス合同でお化け屋敷に挑戦しました。合計80名近くの大所帯なので、人員割り振りに少し手間がかかりましたが、文化祭3回目ということで、「(お化け)役者」・「受付」・「宣伝」・「上映前のPV撮影」・「メイク」・「衣装」・「大小道具作成(他係も兼ねる)」等の係を自分たちで決めて、一部の人だけに負担がかからないようにやりくりしてました(実際には、文化祭実行委員には相当負担がありましたが…..)。最後の片付けも手際よくこなし(お化け屋敷の壁ダンボールは、片付けに一番時間がかるにも関わらず)、余裕を持って後夜祭を楽しむ事が出来ました。

さて、7月。彼らは受験モードまっしぐら!!!……と思いきや、最後のスポーツ行事であるバレーボール大会に向けて、早朝講座開始前から(早いグループは朝7時前から!)思いっきり練習してます。高校生活最後の球技大会なので、気合いが違います。早朝講座前の、全学年あげての練習風景は、うちの学校の風物詩ですが、ああ、またこの季節がやってきたなあという感じです。

さて、結果はどうなる? 追って報告したいと思います。乞うご期待。

 

 

8月7日(月)問題別分科会

九州では大雨で大きな被害が出ています。

また、全国各地で今日は30度を超える熱波。

涼しいと思われている北国でも30度越えの日々がこれから続く予定です。

人生50年以上を経験している人にとっては、こんな異常気象が頻繁に起こるのは

おかしい感じている人も多いのではないでしょうか。

目先の利益を追求するのではなく、

もっと地道にもっとゆっくりと時間を過ごすことが大切なのではないでしょうか。

さて、静岡大会の問題別分科会は以下の4本です。

1 「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニングの視点)をどう捉え、向き合うか。

2 いまの学校にもう一つの在り方をひらく

3 「ケアの倫理」と「コミュニケーション」から実践の課題を探る

4 学校の”困っていること”を読み解く~若い先生の実践を手がかりに~

現場ではなかなか、これらの課題に向き合って職場の仲間と話し合うことは難しいのではないでしょうか。

自分の考えをしっかりと受け止めてくれる高生研の仲間とともに学びあいましょう。

ブログ担当

青森 吉田

8月6日(日)一般分科会(午後)の部

七月になり、北国も真夏の天気です。昨日は、北海道が35度を超えました。

青森も30度近くになり、熱中症が心配です。

札幌大会も暑かったですね。今年の静岡はどうでしょうか?

 

さて、一般分科会の午後の部です。今年は午前、午後通しの分科会はないようですね。

5つの分科会は以下のとおりです。

・生徒会「スノーフェス~新設”冬の遠足”の取り組み~」

・HR「クラスは小さな社会である」

・HR「文化祭づくりの中で起きた女子どううしのトラブル」

・HR「トラブルメーカーY子にHR担任の私が伴走して」

・授業「豊太郎って誰?!~「舞姫」から学んだこと~」

青森では次の土日に文化祭が行われる高校が多いです。

本日、お休みの土曜日ですが、すでに部活動引退した3年生の生徒たちは出校して、クラスビデオづくりや模擬店の準備をしています。

明日から、授業を短縮して準備期間に入ります。

担任や文化部の先生は勤務時間の16時40分をこえ、午後7時半まで生徒たちと一緒に活動。

でも、いつもと違うのは、残業した時間分を夏休み期間に振り替えることができるようになりました。

さあ、皆さん、静岡でともに学び会いましょう。

ブログ担当

青森 吉田

8月6日(日)一般分科会(午前)は5本のレポートです。

高生研の皆様、暑い夏がやってきました。

もうすぐ夏休み、夏期講習や部活動の練習でいつも以上に忙しいかもしれませんが、職場を離れて、自分のからだを別な空間、時間に移動させてみませんか。ともに語り合う仲間、ともに学ぶ合う仲間と出会うことで、夏休み明けに新鮮な気持ちで生徒に出会うことができるのではないでしょうか。

今年の夏の大会は静岡。日本一の富士山を眺め、美味しいお茶を飲み、学びあいましょう。

今年の一般分科会午前の部は5本のレポートです。生徒会、ホームルームが3本、そして部活動です。

タイトルは以下のとおり

「気がつけば、いつの間にか生徒会顧問に」

「ある学級における、学級づくりのあゆみ」

「したがわせる教育から自他の声に耳をかたむける教育へ」

「担任奮闘記~文化祭の出来事を中心に~」

「初顧問の1年間を振り返る」

以上です。

皆様、静岡でお会いしましょう。

ブログ担当 吉田

 

交流会のご案内・・・エバーグリーン藤枝の平和活動の取り組み

知る人ぞ知る空耳子ども会(HP参照)のある藤枝市より、交流会のご案内です。

エバーグリーン藤枝の平和活動の取り組み

アメリカ同時多発テロ後の、2003年「平和をつくるために地元で何かできないか」とたちあげた「エバーグリーン」の13年目の活動報告。教員、市民、高校生、若者が実行委員会を結成し、年に1度の講演会企画(沖縄うりずんの雨)や平和の旅(丸木美術館での埼玉秩父ユネスコ協会との交流)、第五福竜丸乗組員へのインタビューなど様々な取り組みを紹介します。

合い言葉は、「主権者は主催者から」「作って食べてつながって」「めんどうくささをひきうける」。いつも会議のあとは、おいしいものを作ります。

当日(5日)は、藤枝市平和展の会場から、高校生、若者、かつての若者が駆けつけてくれます。全国の皆さんとの出会いを楽しみにしています。大いに語りあいましょう。

藤枝市の隣、焼津市には焼津歴史民俗資料館(第五福竜丸コーナー)や焼津小泉八雲記念館があります。おいしい魚も食べられます。是非この機会に。