日別: 2019年7月26日

一般分科会7  授業 「主体的・対話的で深い学び」とは何なのか?

 滋賀県の西村太志さんと藤本幹人さんが共同開発した教材を使った授業実践報告です。テーマは『「主体的・対話的で深い学び」とは何なのか?』。これまでの一斉授業と一般に行われてきた「参加型」授業を越える試みです。

 目指したのは、自分の意見を出発点に他者の意見を聞き,場合によっては取り入れて,自分の意見を深められるような授業。そのために、現実社会の論争問題を扱い討論によって考えを深め,解決の方向性を見いだす「論争問題熟議授業」を開発。「国立マンション訴訟」の判例を用い、「幸福追求権」と「経済活動の自由(財産権)」という「人権同士の衝突」がおこったとき,どのように解決していけばよいかを生徒たちは議論を通じて深めています。

 限られた時間の中で、どうすれば生徒たちの考えを明確化し、争点化し、有機的に議論ができるのか。班討論・紙上討論(「賛否コメント」と「班回し読みコメント」)・対面討論(ディベート的討論)・小論文(景観論争最終意見)などのいろいろな方法が用いられています。当日は模擬授業形式で進行し、みなさんも生徒の立場に立って、「論争問題熟議授業」を体験しながら実践分析を共同で行おうと思っています。

 子どもたちが「主体的に考える」ためには、どのようなテーマを設定すればよいのか。「対話をしながら考えが深まる」ためには、どのような形態で授業を展開すればよいのか。実践分析をしながら、参加者で共有化できたらと思っています。

世話人 浦崎勇一(熊本)