細腕二年担任奮闘記②

沖縄高生研の照屋です。先週3月3日~7日、修学旅行に行きました。北海道でスキー・TDR・東京エリアでの生徒たち各自での班行動・スカイツリー見学など、企画が盛りだくさん。生徒たちもそうですが、僕ら引率教員もかなり楽しめた旅行でした。出発の日、沖縄は19℃で北海道は-2℃。マイナス20℃近くの気温差で、生徒たちは初めて見る雪に感激していました。

さて前回の「ドラフト会議方式」の続き。この日は各班と、一年分のHR役員や各役員も同時に決める事にしました。各班の班長・班長、各委員そして三学期までの正副HR長、書記、会計です。全員が何かの係りになるように、という事です。クラスに説明すると、「それでいい」という意見が多かったのでやってみる事にしました。ただ、後になって気付きましたが、この時に一つ大切な事を説明するのを忘れていました。それは「◎各班の班長や副班長になった者はHR役員にはなれない・HR役員は一年で一度しかなれない」という事です。一年時の担任からの情報で、クラス内でリーダーシップを取れる生徒は把握していました。彼らに任せたらいろんな場面でみんなを引っ張ってくれるでしょう。でも、そうすると同じ生徒たちだけが苦労するだろうとも感じました。また周りの生徒たちも「ただリーダーについていく」だけになってしまう可能性もあると思いました。上記の「◎」の考え方なら、少なくとも一年間で全員が何かしら「班やクラス運営に関わる」経験が出来るはず、と思いました。

 

班決めドラフト会議は、ぎこちないながらも何とか進行して六つの班とそれぞれの正副班長が決まりました。次にHR役員決めです。各班の正副班長を除き、1~3学期までの正副HR長・書記男女1名づつ会計男女各1名づつです。これに卒業式実行委員や選挙管理委員も含めると、ほぼ全員が何かの係りをこなす事になります。各班から正副班長を除いた班員が、希望するHR役員を選んでいきます。

うちの学校では4月~6月にかけて遠足・新入生歓迎球技大会・陸上競技大会があります。それらを考えたら、1学期はクラスの雰囲気がある程度作られる大切な時期なので敬遠されるかな?と思いきや案外すんなり決まりました。どちらかといくと2・3学期のクラス役員が敬遠されがちでした。2・3学期のHR役員を決める時、すでに1学期のHR役員になったS(女子・副HR長)が、「先生、1学期にHR役員やったら、2・3学期はHR役員出来ないんですか?」と質問しました。僕はてっきり上記の「◎」を説明したと思いこんでしたので、「うん。出来ないよ」と答えました。3学期までの役員は、

 

1学期の正副HR長→やる気たっぷりの男子&リーダー性あふれる女子

2学期の正副HR長→おとなしいけど、堅実タイプの男子&部活一生懸命女子

3学期の正副HR長→どちらも「貧乏くじを引いてしまった….やりたくないけど、しょうがないからやる」雰囲気の男子YとBの二人組

(でも、3学期にはかなり成長する事になる)

 

といった感じでした。二時間のLHRでなんとか一年間の班と係りが決まり、正直ホッとしました。

 

でも、その日の放課後、役員決めの時に質問したSが教科の準備室に「異議申し立て」にやって来ました。「先生、HR役員は、やる気のある人にやってもらうべきです!3学期はクラスの文集を作ったり、思い出作りとかで忙しいのに、やる気がないYとBに正副HR長は無理だと思います!

私が3学期もクラス役員やります!」と。

僕は、クラス全員が納得した上で決めたと思いこんでいたので、戸惑いました。

丁寧に「①全ての生徒に役割を与える ②一部の人たちだけが苦労しない ③これまでHR役員をやった事がない人にも、あえてさせる事で成長して欲しい・周りの人たちも支えて欲しい」という事を中心に説明したら、納得してくれました。

 

「どんな事でも、全員が納得して承認を取ってから物事を決める」という事の大切さを痛感させられたクラス開きのLHRでした。

次回(4月)は行事について書く予定です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください